「あ〇゙し!!」
「〇じゃぱー!!」
「た〇ば!!」
「ひで〇゙!!」
「うゎ〇ば!!」
…どうも、フィーグです。
ブランカ入りして、とりあえずは久し振りに実家に顔を出してみたら、俺達を母さんと祖父(ジジイ)が笑顔で お出迎え。
特に、マーニャさんに向けてる、笑顔の優しさが半端ない。
親父…喋ったな…。
今日は祖父っちゃん、城勤めは非番だったみたいだけど、何かを察した様に、俺達と共に王城の訓練所に。
「ふははははははははははは!!
どうした小童共が!5人掛かりで この儂1人に遅れを取る様では、地獄の帝王を討つ等、夢の また夢!!」
…そして現在、俺、ソロ、姫さん、ライアン、クリフトの5人で、この人間最終破壊兵器に、実戦さながらの組み稽古されているけど、このジジイ、改めて人外。
此方の5方向からの同時攻撃を物とせず、逆に纏めて吹っ飛ばされ、冒頭の世紀末な断末魔(一部違う)に至る。
「くぬ…グレイグ殿の武勇は、ベア将軍から聞き及んではいたが…」
ライアンも、祖父っちゃんに係れば小童(こわっぱ)である。
「うぅ…」
「あわわわわゎゎゎゎゎ…」
そして 先程の一撃で、クリフトがダウン、ソロも以前に襤褸雑巾にされた記憶がフラッシュバックしたのか、実質戦闘不能状態に。
「ちぃ…!ライアン、姫さん!」
「うむ!!」「えぇ!」
スタッ…
俺の呼び掛けに2人が応え、3人でジジイから散開する様に距離を取り、
「「「…っ!!」」」
アイコンタクトでタイミングを計り特攻、
「地走り!」
「ラッシュ・デ・ライノセラス!」
俺とライアンが、滑走系槍技と突撃系大剣技を同時に仕掛けるも、祖父っちゃんには軽く受け止められるが、コイツは囮。
本命は…
「銀河火弾拳!!」
姫さんの必殺の一撃だ。
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
ちーん…
結局は姫さんの渾身の一撃も捌かれ、後は屍の山が出来上がるのに、そう時間は掛からなかった。
「まあ今日は、こんなもんだろう…」
「「「「「……………。」」」」」
………………………………………。
はっきり言ってさあ、ソロやクリフトは兎も角、姫さんやライアンも居たんだよ?
俺だってさあ、今の旅、ブランカを発つ前にハスターと2人掛かりで挑んで、フルボッコの返り討ちに遭った時より、かーなーり、レベルアップして強くなった心算はあるんだよ?
それを、その自信を粉々に…
ウチのジジイ、キラーマジンガ様以上のトラウマメーカーだぜ。
「あ、そーそー。
明日は、フランベルジュの連中との合同訓練じゃけいのう。」
………………………………………。
それだけ言うと、未だダメージ大で動けない俺達を残し、鬼祖父(ジジイ)は訓練場を後にした。
…因みに他のメンバーは、王城魔法兵団の訓練に参加していたとか。
何故か旦那も。
この日は一日中、瞑想による精神集中の鍛錬だったとかで、ミネアさん、爺さん、旦那は普通にこなしていたけど、1人だけ…邪念の塊な お姉さんだけは、肩口をビシバシと木製張扇でシバかれていたとかwww。
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あれから、全身図他襤褸になった身体を無理矢理に起こし、帰宅。
俺ん家てさ、一応はジジイや親父がアレだから、それなりに広くてさ、メンバー全員が泊まれるくらいの部屋はある訳よ。
そーゆー訳で、メンバー全員が我が家へ。
…で、帰ってみると、親父も帰っていたから、マーニャさんとの話…メダリオの酒場で話した件について問い詰めてみると、
「いや~悪い悪い、酒の勢いで、つい、口が滑っt(バキッ)びぐざむ!!」
…やはり あの夜、このクソ親父に話したのは間違いだった様だ。
此方とら、「俺、この旅が終わったら、故郷(くに)に帰って恋人と結k(以下略)」な、ベタな死亡フラグを立てない様に必死に努力していると云うのに。
この日の夕食は、人数が多いからか、普段より賑やかだった。
親父に祖父っちゃん…そしてライアン、旦那は元より、ブライ爺さんまで、普段は余り飲まない酒で盛り上がる。
更にはマーニャさんが普段なら、その酒の席の中心に真っ先に加わり、場を盛り上げるのに、今回は猫を被った様な汐らしさでジジイや親父に酌をしたりして、「良嫁」っぷりをウチの家族にアピール。
「ふわーはっはははははは!良ぇのう!
やはり、綺麗な娘さんの酌は良ぇのう!!」「うむ!父殿、全くですな!」
「あら そんな、綺麗だなんて恥ずかしいですわ~、義祖父様も義父様も~♪」
「「フィーグよ、でかした!」」
黙れ、酔っ払い共!騙されてるぞ!!
「ねぇフィーグ、母さん、初孫は女の子が良いわ~。」
…お願いだから黙ってて。
「それにしても、プピレさん…フィーグさんの お母様って、何てゆうか…本当に お若いですね…」
「おう、昔から、未だに兄妹みたいだって言われてるよ。」
「僕も一番最初は、妹さんかと思っていました。」
「ある意味、ネネさんがトルネコのお嫁さんって初めて知った時と、同じくらいに驚きだわー。」
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「…フィーグさん、不潔です。」
「いや…だから、俺に言うな。」
夜も進み、皆が床に就く時間帯となり、メンバーそれぞれが客間寝室に案内された。
何故か俺も自室でなく、母さんに背中を押される様に客間に連れて行かれると、そこには双子の お姉さんズ、そして床には3組の布団が繋がる様に並べて敷かれてあった(ブランカは布団とベッドの普及率が五分五分、我が家は布団派なのだ)。
だ・か・ら・マーニャさんは兎も角、ミネアさんは違うって、あれだけ説明したのに…
因みに更には何を勘違いしたか、姫さんとクリフトを同室にセッティング、やはり布団を並べて敷いていたとか。
お母様、ナイスに御座います。
しかしながら、本来それは、俺とマーニャさんの仕事(ジョブ)…
いや、細かい事は言いますまい。
俺達に出来ない事を平然とやってのける!
そこに痺れるぅ!憧れるぅっ!!
姫さんとクリフト、その状況に2人して顔を赤くし、はわわ状態になったとか。
しかし結局は、ミネアさんと姫さんが同室となり、クリフトは1人で寝る事に。
…で、俺は御約束の如く?マーニャさんと自室へと足を運ぶ次第となった。
ただ、今夜に限っては、互いに かなり消耗しきっていたので、ナニ事も無く、添い寝しただけですけどね。
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「若、お久しぶりです。」
「坊ちゃん、懐かしゅうございます。」
「御子息、マジにマーニャさんと…
くそ、リア充死ね!」
「わーい!生マーニャ様だー!」
「サイン頼んでいいかな?」
翌日、城の訓練場に顔を出してみたら、本当に居ましたよ、親父の部下、フランベルジュの傭兵達。
団長(ボス)の息子である俺に、律儀に挨拶する者、生マーニャさん(笑)を見て感動する者等、対応は様々。
今回のブランカ入りは元々、傭兵団フランベルジュの拠点(ホーム)での鍛錬が目的だったけと、丁度、王城兵団との合同訓練の日程と重なったらしく、俺達も その流れで参加する事に。
ん…王城兵団のハスターやマリーさんは…居ないか…。
どうやら まだ、遠征途中みたいだな。
「ぶぷっ…若…坊ちゃん…www」
…因みにソロは この後、俺からダブルアームスープレックス→ローリング・クレイドル→パイルドライバー(み〇る式)→ロメロ・スペシャルのフルコースを喰らう事になるが、それは大した問題じゃない。
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
「よし、それじゃ始めるかの。」
「「「「「…………………!!」」」」」
この祖父っちゃんの一言で、今迄ざわついていた王城兵と傭兵達が一気に静まり返り、空気も やや冷たく感じる様になり、周囲に緊張感が走る。
規格外人外と最強傭兵の、最悪親子の指導の下、ブランカ王城兵団とフランベルジュ傭兵団の、地獄の合同訓練が始まった。
因みに今日は、お姉さんズ、旦那、爺さんは見学である。
そして…
「おい、其処のバカ息子、それから緑色の髪の小僧と お姫様は、この儂が自ら手解きしてやろう。有り難く思え。」
「え゙ぇっ!?」
「はい!よろしくお願いします!!」
「…ふん!」
死亡フラグが立ちました!(特にソロの)
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そして、午前中の訓練が終了した。
「…あ?大きな星がついたり消えたりしている…あっはは!大きい!彗星かなぁ?
いや、違う、違うな…
彗星はもっと…バァーッて動くもんな…
暑っ苦しいなぁ…此処…
出られないのかな?
おーい、出して下さいよ。ねえ!」
「そ、ソロさん?!気を確かに持って!」
\(・ω・\) (/・ω・)/
ソロの正気値、衰弱減少、命の危機(笑)。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
そして午後の訓練開始。
最初のプログラムは、集団戦を想定した乱取りだ。
俺とソロの前には、剣やら槍やらを持ち構えた男達…王城兵・傭兵トータルで、総勢20人と対峙している。
「若…本当にマーニャさんと…」
「まさか、マジに団長の言った通りだったとは…」
「あの時は酔っ払いの戯れ言と、完璧にスルーしていたぜ…」
「時事通の記事は、てっきりゴシップとばかり思ってたのに…」
「これは、如何に坊ちゃんでも、赦される事では有りませんぞ!!」
「「「「「有罪(ギルティ)!万死!!」」」」」
…………………………………。
あー、何だか前も、こんな光景って見た事あるなー。
思い出した、メダリオのトーナメントの予選だ。
あの時は、前日の詩人祭のノリが原因で、俺とホイミンについて、愉快な勘違いしてた奴等に一斉に襲われたんだったよなー。
今回はマーニャさんの絡みか…
コッチは残念ながらマジだから、仕方無いちゃ、仕方無いが…
ソースは酔っ払いのクソ親父だな…
それにしても、流石はモンバーバラのトップダンサー。
姉さんのファン率、高いねー。
しかし、そうだとしても、奴等の殺気はマジにパねぇぞ?
「あれは休憩中に、フィーグさんがマーニャさんに膝枕で、お弁当『あーん』してたからだと思います。」
…そうなのか?
「「「「「リア充、死すべし!!」」」」」
そんな中、親父が一言。
「お~い お前等、このバカ息子、昨夜はマーニャ嬢と子作りに励んでいたぞ~!」
「「「「「「「はぁあっ?!」」」」」」」
火にガソリン投入するから、慌てて弁解する俺。
「ば…バカヤロー、このクソ親父、捏造(つく)ってんじゃねー!
昨夜は単に、添い寝しただけだよ!!」
「「「「「「「あ゙っぁん!?」」」」」」」
「フィーグさんの お馬鹿ーっ!!
更にヒートアップさせて、どうするんですか、アナタわっ?!」
別に、そんな心算は無かったのだが…
「「「「「「添い寝だけで、十分、万死に値する!!リア充、死すべし!!」」」」」」
何処から取り出したのか、目の周りに嫉妬の炎の縁取りが施された、お揃いの白覆面を被った集団が襲い掛かってきた。
「「「「「うおぉおぉぉ~っ!!」」」」」
「ひえっ!?」
しかし…
ブゥンブゥン…
「…雑魚がぁっ!!」
ズバキャアァッ!!
「「「「「ぎゃぴりーん!!」」」」」
無双乱舞で、それを一蹴。
「僕の出番が…」
「お前は 〇っと団の前に畏縮して、身動き出来なかったじゃねーか!」
「…仕方無いな、少年よ。
でわ、貴様は改めて、この儂がマンツーマンで相手してやろう。
そもそも お前さんは、戦い方が綺麗過ぎる手合いがあるからな。
どら、此処は1つ、この儂が喧嘩の やり方を教えてやるわい!!
さあ、何処からでも挑んでくるが良い!」
「(」゚O゚L)い、いやぁああぁぁあ~っ!!」
悪(やさし)い笑みを浮かべ、紅い刀身の大剣を構えた男の登場に、絹を引き裂いた様な少年の悲鳴が木霊した。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
それから1週間、俺達はブランカ城の訓練場とフランベルジュの拠点(ホーム)を交互に通い続ける事になる。
そして1週間後。
「いよいよ開通か…!」
速報発刊された時事通信のトップに、大地震で塞がれていた、ガーデンブルグの山岳街道の復旧作業が終了、陸路での出入りが可能となったという内容の記事が報じられていた。
本編とは関係ない話ですが、ドラクエⅦに『水面蹴り』って特技があったんですね。
知らなかった…若しくは忘れていた(笑)