「それじゃ お姉さんズと姫さん、迎えに行っか~。」
「はい。」「うむ。」
【ファトラウェン】を出発して1週間と数日、フレノール、テンペ、その他の町や村を経由して、漸くサランに着いた。
道中はソロの退魔呪文(トヘロス)や聖水、匂い袋アンチをガンガン使って、まさかの戦闘回数0(ゼロ)。
町や村に着いても、極力 宿泊施設は利用せず、必要な物資のみ買い足しては素通り、夜は野宿(キャンプ)で過ごしていた。
サランの宿にチェックインした後、俺とソロ、ライアンの3人で、エンドールにて、ネネさんの師事の下に家事修行(断じて花嫁修行に非ず)をしているであろう、女性陣をルーラで迎えに行く事に。
何故、この3人かと言うと…
理由①…俺が行かないと、絶対に拗ねる お姉さんが居るから。
理由②…ヅァジム親方の隠れ武器屋に製作依頼していた、武具の受け取りの為。
特に俺達3人は、発注したアンダーのサイズ確認しないといけないから。
理由③…旦那を連れて行くと、確実に1日お泊まりコースとなり、時間ロスするのは分かっているから。
特に理由③が重要だ。
例えネネさんから「何故に主人を連れて来ないっ!?」って怒られようが、時間の無駄は避けたいのだ。
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そんな訳で、到着しました、エンドール。
先ずはマーニャさん達を迎えに、ネネさんの店へ。
「こんちは~。」
「はいは~い♪あ、フィーグさん…って、……………。」
玄関の扉を開けて、ひょっこり顔を出したネネさん、俺達メンバーを確認した途端、
「チェンジ。」
パタン。
「「「…………。」」」
これこれネネさんや、それ、女性の台詞じゃないですから。
「…それで、マーニャさん達の家事修行は、成果が見られましたか?」
「…………。(¬_¬)」
何故に其処で、無言で顔を下に向け、目を逸らす?
その何かを誤魔化すかの様な、口元をひくつかせた、乾いた笑顔は何?
いや、まぁ…察したけどさ。
「きゃあっ!」
「ひえっ!?」
「ぎょえーっ!!?」
「「「「!!!?」」」」
…と、その時、店舗の奥側から、何だか聞き慣れた様な、女性の叫び声が。
凄く嫌~な予感がしつつも、ネネさんを含む俺達は、叫び声の聞こえてきた…自宅側の台所へと走っていった。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆うにょうにょうにょうにょ…
「くっ…凄いコシ…引き千切れないわ!!」
「ちょ…ミネア!あんた また、変な物を勝手に入れたりしてないでしょうね!??」
「し、失礼な!隠し味に少しだけ、○ンドラゴラの粉末を入れただけです!」
「「それだあっ!!」」
…俺達が台所に駆け付けた時、其処で目の当たりにしたのは、沸騰した鍋の中から涌き出てきた、触手系の謎生物と化した無数の饂飩(パスタ)が、マーニャさん達の身体、手足を縛り付け、天井近く迄持ち上げている光景だった。
全く…何をやってんだか…
「はぁ…ソロ、ライアン、行こか…」
「は、はい…!」「承知!!」
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「全く、ミネアさん…?
どうして貴女は、レシピに載せた以外の食材を混ぜようとするの?!」
…あの後、饂飩系モンスターのォウ・ドゥーン(俺命名)は、俺達男衆の活躍で辛くも退け、マーニャさん達の救出は成功、現在、ネネさんが事の張本人である、ミネアさんに説教中だ。
「う…スイマセン…何となく、更に美味しくなるかと思って…」
話を聞いた限りでは、それは食材でわなく、占いに使う触媒を混ぜた様にしか思えないのですが。
占い師ってゆーより、黒呪術師だぜ。
「良~い、『蛇足』って言葉、知ってる?」
「???」
ネネさん、この世界の人は、『中国』の故事は知らないと思います。
仕方無く、事の由来となった話を、俺とネネさんで説明する事に。
さあ、古文の勉強の時間だ。
「…以上な出来事に因んで、余計な物、要らない物の事を、『蛇足』と表現する事があるんだ。」
「「「「ふむふむ…成る程。」」」」
因みに この話、ミネアさんだけでなく、いつの間にかマーニャさん、姫さん、ソロにライアンも、真剣に聞き入っていた。
「…尤もミネアさんの場合、足どころか、角や羽まで附いてきたからなぁ。」
「そんな、酷い!」
あらら…ミネアさん、orzっちゃった。
「全く、本当に よくorzるコねぇ~。」
ん?よく?…ってーと?
「昨日、ミネアと私が、ポポロと一緒に お風呂、入ったんだけどね…」
「ちょ、ちょっと姉さん、余計な事、言わないでー!」
あー、察し。
そりゃポポロ(6)は、恐らくは毎日、あのネネさんのを見ているだろうからねぇ…
本人からすれば、悪気は全く無いんだろうけど、素直な感想を弩ストレートに言ったんだろうねぇ…
無邪気故の残虐な迄の破壊力よ…(笑)
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いきなりですが此処で、参考迄に…
【分かり易い?対比表・公式設定版!】
ネネさん>雷の巫女>マーニャさん≧紅髪の滅殺姫
ツインテ悪魔祓い≧ホイミン≧姫さん>金髪シスター
紅瞳の爆裂娘≧ミネアさん>赤髪で糸目の親父駄女神
ん。ネネさん最強。閑話休題。
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因みにネネさん曰わく、意外にも?マーニャさんは料理は兎も角、掃除や洗濯は、ソツ無くこなしていたらしい。
「意外とわ失礼ね!
駆け出しの頃は、楽屋の掃除や、先輩ダンサーの衣裳を洗ったりしてたわよ!」
おぉ、地味に納得な理由だわ。
※ネネさんの採点表※
【マーニャさん】
裁縫…〇
掃除…〇
洗濯…◎
料理…△
【姫さん】
裁縫…Х
掃除…〇
洗濯…△
料理…△
【ミネアさん】
裁縫…〇
掃除…〇
洗濯…〇
料理…ХХХ
おぉ!これまた意外にも、3人の中で、マーニャさんが成績トップじゃないの!
…でも、旅するに於いて、一番肝心な…てか、それが一番の目的でネネさんに預けた筈の、料理スキルは3人揃ってダメダメじゃないの…orz
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そんなこんなで、マーニャさん達と合流した俺達は、次の目的地である、ヅァジム親方の工房へ。
「応、よく来たな、ボーズ共。」
今回は店に顔を出した瞬間、親方が出迎えてくれた。
早速、店の裏側の工房へ案内される俺達。
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
「先ずは…其方の嬢ちゃんの、専用として造った…」
コト…
テーブルに置かれたのは、ガーデンブルグにて強d…もとい、譲り受けた、炎の爪…それを加工した、姫さんの新しい装備。
3本の爪と拳を包む鉄甲部分は取り外し、代わりにミスリル鋼糸で編んだ手袋(グローブ)を取り付けた、籠手型の武器。
3本爪は、折り畳みスライド式の2本爪として改めて組み込み、任意で使用可能に。
発注の際の姫さんのリクエストで、元から秘められていた炎の魔力は、単に撃ち放つだけでなく、発動後は拳部分に留める事も可能。
更に新たに爆裂(イオ)の概念が秘められる魔石を取り入れた事で、打撃ダメージを与えた瞬間に、使い手の意志で、爆裂のダメージも一緒に附加する事も可能となった。
赤色ベースだった本体も、蒼に一新。
「名付けて、【爆神の拳】だ。」
続いては、鎧の下に着込む、アンダーウェア、3人分。
爆神の拳のグローブ部分同様に、ミスリル鋼糸で編まれた この服、分かり易く言えば、聖闘士が聖衣の下に着込むアンダーに、長袖を加えたイメージだ。
丁寧に着色までしてくれていた。
ソロは薄い翠玉緑。
ライアンは黒。
そして俺は、ターバンに合わせての深紫。
「どうぞ、ソロさん。」
「あ、あああ…ぁりがとぅござぃます!」「??」
工房随一の機織り職人のフェザーから、この闘衣を受け取る、しどろもどろなソロ。どうやら、まだ気付いてないみたいだ。
「ねぇフィーグ、あの人って…男よね?」
「シィーー!姉さん黙ってて!そっちのが面白いでしょ!」
「…了解♪」
一応、フェザーの名誉の為に言っておくが、彼はアッチ系の趣味は持っていない。
只単に、凄く誤解されやすい容姿な美丈夫なだけなのだ。
「次は、ボーズの頭防具(ヘッドパーツ)だな。
全く…我が儘なデザイン画を寄越しやがって、若い奴等、ブーたれていたぞ。」
そう言って渡されたミスリル製の頭防具(それ)の造形は、所謂 天馬星座の聖衣の頭部品(ヘッドパーツ)。
プロテクターに合わせて漆黒に仕上がった頭防具の額部分には、加速(ピオリム)の概念が込められた紅い魔石が埋まっており、更に1本の黒く長い羽根が附いている。
真夜の仮面、紫麻のダーバン-ver.V、そして新たに【天馬の冠】…
「頭周りの守りは完璧だな。」
「何だか、より悪役っぽくなってます。」
…一応は自覚あるので、放っておいて下さい。
因みに最初は、正しく【天馬星座の聖衣】のオブジェ形態と分解・装着図の手描きイラストを職人達に見せ、「こんなの作れる?」ってダメ元で聞いてみたら、やっぱり構造的に無理が有り過ぎた様で、「巫山戯るなテメー!」って、集団で怒鳴られた(笑)。
尚、この様な品の受注をしてきたのは、俺が2人目だとか。
やはり作製は無理と断ったが、まるで『2人の人間が背中を合わせた様な形のオブジェ形態の、黄金色の全身鎧』を注文してきた その人物、クセのある長い黒髪に、血走ったかの様な真紅の瞳な男だったとか。
…もう良い、誰の事だか分かったよ。
その後も、依頼していた装飾品等(全て魔法概念込み)を一通り受け取った。
更には武器屋店舗にてライアンが、パーティーのオカン(但し、料理はダメダメ)、ミネアさんに、前回同様にDOGEZAして拝み通してたが、この前、カジノで そこそこ儲けているのを知られている為に結局は却下され、自らの『お小遣い(笑)』で【メタルキング鎧】と【力の盾】を購入。
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さて、一通り、すべき事は済ませたから、皆でサランに戻りますか…と、ルーラを唱えようとした時、エンドール城の兵士隊…その中の、鎧の飾りからして、かなり上の役職に就いているであろう兵士に呼び止められた。
「し、失礼…其方の女性は、サントハイム第1王女のアリーナ様とお見受けするが、間違い無いであろうか?」
ォウ・ドゥーン撃破後の、フィーグxマーニャの再開→イチャコラは、今回は全面カットしました。(笑)
決して その様な展開が、無かった訳では無い。
否、マーニャ的に、無い筈が無い!!(爆)
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【フィーグ装備】
※武器
方天画戟
※身体防具
黒曜石のプロテクター
ミスリル闘衣
※頭部防具
真夜の仮面
紫麻のターバン-ver.V
天馬の冠
※装飾品
星降る腕輪
‡‡‡‡‡‡【次回予告!!】‡‡‡‡‡‡
次回:『突入前日(仮)』
乞う御期待!!
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