真に導く者   作:挫梛道

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フィーグ戦闘イメージBGM…
Inner Light /VO-off ver.(はじめの一歩) 
ソロ戦闘イメージBGM…
思春期を殺した少年の翼(ガンダムW)
 
マーニャ・ミネア戦闘イメージBGM…
ジプシー・ダンス(ドラクエⅣ)
 
他のキャラは、一部は考え中。
また今度にて。
 



vs.バルザック

殺す。

とりあえず殺す。

兎に角殺す。

確実に殺す。

100回殺す。

殺して殺す。

死ぬ迄殺す。

死んでも殺す。

                  

「ブッ…殺せ!! YEAH!!」

「ちょ…フィーグさん、落ち着いて!

少し冷静になりましょうよ!!?」

あ~、聞こえんな?

…って、いうか、何を言っているのだい、ソロ君や?

大丈夫、俺は至って冷静だよ?

その証拠に ほら?

今の俺は、可~成~り、ぶちキレており、『絶対殺すマン』になっているのだって、普通に自覚確認分析出来てる位だよ?

戦場に於いて、自己を見失う、イコール死に直結するなんてな、幼少時より、鬼祖父や糞親父に叩き込まれており、重々に承知な心算なのだがね?

 

∴「俺は今、平常心だ。だから、殺す。」

                  

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

「どいてソロさん!

そいつ、ぬっ殺せません!!」

「先に、あんたからイワすわよ!?」

うゎ…ミネアさんマーニャさん迄??

                  

どうして こうなった…?

それは僕達が謁見の間の扉を開け、その部屋の奥に有る、玉座に座しているバルザック?…と思わしき人物と対面した時に迄、遡ります。

     

≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪

「あの男!お父様の玉座に のうのうと!

赦さない…直ぐに引き摺り降ろして、コテンパンにしてやる!」

先ず、一番最初にキレたのは、アリーナさんでした。

クリフトさんやブライさんも、キレるまでは いかない物の、かなり入れ込んでいる感じです。

まあ、彼女達の場合、本来ならば自分の父親が、君主が座るべき玉座に、何処とも素性が知れない者が、でてーんと偉そうに ふんぞり返って座っていたのですから、解らない訳でもないですが。

                  

「居た!アイツ!

雰囲気が変わっていても分かるわ!

アイツ…バルザックよ!

お父さんの敵…今こそ取ってやるわ!!

…って、え?」

「あれがバルザック…?

何て…何て禍々しい気なの…!?

…って、えぇ??」

「んあ゙ぁあっ!!?」

そして、マーニャさんミネアさん。

更にはフィーグさんも、キレました。

 

マーニャさん達姉妹からすれば、お父さんを殺した敵らしいので、これまた特別な感情になるのも、仕方無いです。

…が、問題は、そのバルザックの状況に有りました。

 

「…ぷっふぁっあ!!!!?」

「「く、クリフトーーーーーーっ!?」」

先ずは、クリフトさんがダウン。

何故なら、バルザックの周りには、その…

「は、裸の お姉さん達!?」

…そうなんです。

黒をベースにした え、えっちぃな上下の下着に、透け透けなキャミソールという格好の お姉さん達が囲んでいたのでした。 

しかも、その顔触れは何処かで見た様な…

そうです、フィーグさんやホフマンさん御用達な御宝本の肖像画(グラビア)に載っていた、金髪で【Revolution!!】なエルフさん…確か、T・ファニアさんて名前でしたか…を始め、その他、あっちの界隈では かなり有名なモデルさんの そっくりさんが、勢揃いしています。

 

「ソぉローっ!テッメー、あんまガン見してんなー!!」

「あんたも むっ殺すわよ!??」

「ソロさん、不潔です!!」

「ガン…て、み、見ていませんからぁ!?」

…そうなんです。

それだけだったら、フィーグさんならミネアさんに『不潔』と言われようが、涙を流して喜ぶ場面だったでしょうが、その えっちぃな姿の お姉さんの中に、マーニャさんミネアさんの そっくりさんも、紛れていたんです。

その御陰様で、マーニャさん達が 怒(おこ)なのは勿論の事、フィーグさんも完璧にキレッキレです。

 

因みに この やり取りの中、ライアンさんとトルネコさんは巻き込まれたくないのでしょう、気まずそうに目を反らしてます。 

 

「「とりあえず、ソロ…後で〆る!」」

何で僕が…?って、それ、確定ですか!?

 

≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「ふっふっふ…

下等な人間共め、この城に何の用だ?

…ぬ?そうか、貴様等、サントハイム縁の者達だな!

わっはっはっは!よくぞ戻って来た!!

我が名はバルザック。

今の この城の主様よ!」

 

謁見の間に乗り込んで来た俺達に、バルザックが話し掛けてきた。

ハーレム王にでも なった心算か、悦び組を侍らせている その見た目は、王族ぽいローブと王冠を身に着けて、クッソ似っ合わねーカイゼル髭を生やした、人造人間19号。

とりあえずは、先頭に立っている姫さんの素性に気付いたみたいだな。

 

「…ほほう?懐かしい顔も見えるな。

はっはっはっは!

やはり来たか、エドガンの娘よ!

面白い!こうして再び、相見える日が来ようとはな!」

そして、自分の錬金術の師の娘である、お姉さんズ(えっちぃな装備に非ず)の存在にも、気付いた様だ。

 

「何が『相見える』よ!?」

何なのよ?その、私達のバッタモンみたいなのわ!??」

このバルザックの台詞に、マーニャさんが怒りを露わにして吼える。

そりゃそーだ。

恐らくは、マネマネ辺りのモンスターに、変化呪文(モシャス)で化けさせたんだろうけど、その自分のフェイクに、あんな「ぴー」な格好させてた日にゃ、誰だって怒るよね。

 

「あたしの胸は、そんなに貧相じゃないわよ!!」

え゙?そっち??

確かに このマーニャさん擬きのバスト、世間一般的には申し分無いサイズかも知れないが、やはり普段から堪能させて頂いている、本物の御胸様と比べると、余りにも残念過ぎる感があるのは否めない。

 

そして、その件に ついては…

 

「(チラッ)………………。」

「フィーグさん、何か言いたい事があるのなら、はっきり言っても構いませんよ?」

「いえ、別に…」

べ、別に、『ミネアさんは「私の胸は、そんなに きょぬーくない!」ってクレーム憑けないんですか?』…なんて、少ししか、思ってないしー。

 

「大体、ミネアにしても、そーよ!」

ん?マーニャさん?

「私の妹が、こんなに きょぬーな訳がないわ!!」

「むっきーーーーーーーーーーーーっ!!」

OH~yea…俺は言うのを我慢してたのに…

流石はマーニャさん。

姉妹てのも あるだろうが、その辺り、遠慮や容赦が微塵も無ぇぜ。www

                  

そんな内輪な会話をしてると、玉座の男が話し掛けてきた。

「ふん…私は貴様等のコントに付き合ってやる程、寛大では無いぞ?

討ちに来たと言うならば、返り討ちに するまで!」

…それは御尤も。

 

パチン…

そう言って指を弾き、侍られていた悦び組に、臨戦態勢を取らせるバルザック。

そして直後、此方に襲ってきた半裸の美女集団。

正直拙ぃ。

なんだかんだで女相手は正直、遠慮したいもんだ。

 

「シャシャーッ!!」

「!?」

しかも よりによって、俺に飛び交ってきたのが、マーニャさん擬き。

ぶっちゃけ、戦り辛ぇ。

何時かのソロに化けていた魔物とは、勝手が違い過ぎる。

あの時は、原作知識以上に、なんだかんだで所詮は男だったから、迷いが無かった訳でして…。

 

…そんな事を脳内で あれこれと超高速で考えていると、このマーニャさん擬きの体に異変が。

身体全体に深緑の鱗が浮かび被い、肥大化した頭部(かお)に合わせ、唇が縦横に広がり、醜悪で不快感満載な笑みを浮かべる女型の魔物…エンプーサに変化した。

そして、鋭く長く伸びた爪を、真っ直ぐ俺の身体目掛けて突き刺さんとばかり、特攻してきたので、

「…男女平等パぁーンチ!!」

バキィッ!

「ぶっひぃ!?」

そんな正体を晒した魔物女の一撃を、紙一重で躱した俺は、カウンターの左拳の一撃を顔面に御見舞い。

更には間髪入れず、

「真・男女平等ドロップキーぃックぅ!!」

ドゴッ!

オカ〇・カズ〇カ張りのドロップキックを放って繋ぎ、トドメは

「雷光流転槍ぉーっ!!」

ズシャアアッ!!!!

神速の槍の5連突きで締めてみせた。

 

≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫

「ふんぬぉう!!」「でぇいやぁ!」

 バキッ!    ドガっ!!

 

そしてライアンは兎も角、ソロの方も、【綺麗な半裸の お姉さん】から正体を露わにした魔物には、躊躇無く剣を向け、

「てやっ!炎熱拳(ヒートナックル)!!」

ガゴォン!

姫さんも、新装備の【爆神の拳】の機能の1つである、その中に封じられたギラ系の炎を拳に纏わせての一撃を放つ。

 

「ほいさ!」

「ヒャダインぢゃ!」

「ザキ!!」

旦那に爺さん、そして鼻血ぶーから復活したザキ神官も、各々が武器や呪文を放ち、

「「フォーティア・ルフィフトゥーラ!!」」

多分今、俺達の中では一番ぶっちキレているであろう お姉さんズが、合体魔法を放ち、残りの悦び組…エンプーサの集団を殲滅掃討。

そして 此等の屍は、塩の塊となり消滅していった。

どうやら彼女?等も、下のフロアの魔物同様にホムンクルスだった様だ。

 

「ほほう…思った以上に やりよる…」

そして俺達の戦いの様を窺っていたバルザックが、その台詞と共に、遂に玉座から ゆっくりと立ち上がった。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

『I・O!』

DOGGOOHNM!!

「「「うわあっ!!?」」」

「「「きゃあっ!!?」」」

立ち上がったと同時に、バルザックは いきなり爆裂呪文(イオ)を唱えてきました。

しかし それは、私達にダメージが目的でなく、あくまでも牽制の為。

その呪文により起きた爆発で、私達が数歩退いた その隙に、この男は以前キングレオで対峙した時の様に、その姿を異形へと…いえ、あの時以上に禍々しく変化させました。

 

「どうだ!この姿を!見違えたであろう!

既に私は究極の進化を極めた!

この肉体は、神に近い。

最早デスピサロ様…いーや、デスピサロのヤツも、私には及ばぬだろう。」

「「「「…………………。」」」」

その変わり様に、言葉を失う私達。

 

「……………。」

そんな中、フィーグさんだけは、其れ程驚いていない、やや無反応な感があります。

所謂、何時もの『識っていた』というヤツでしょうか?

本当に この人、時々『謎』です。

 

「ふん!この神々しい姿の前に、驚きのばかり、声も出ぬか!!

ふははははは!

そうだろう、そうだろう!!」

…誇らしげ気に語っている その姿は、先程迄の不潔・破廉恥・不快・極まりない格好をしていた女の魔物と同様な、爬虫類の様な紫色の鱗で被われた身体。

頭に生えた無数の角に背中の羽、そして長い尻尾…

元々がトルネコさんクラスな肥満体型だったからでしょうか、変化…あの男が言うには進化ですか?…にしても、その体型が反映されている感じです。

まるまると太った、角と羽持つ蜥蜴と云った形容です。

…あの羽、役に立つのでしょうか?

体の割には、小さ過ぎる気がします。

アレを羽ばたかせた処で、空を飛ぶべるとは思えません。

                  

…そんな風に あれこれと、その醜く変わり果てた姿について考察している途中、

「さあ、エドガンの娘!

さぞかし父親が恋しかろう。

直ぐに父の元へ送ってやるぞ。

そして、サントハイムの者よ!

この城を取り戻したくば、見事、私を倒してみせよ!

喰らえぃ!ヒャダルコ!!」

「「「「「!!?」」」」」

バルザックが唱えた氷の呪文が私達を遅い、遂に戦闘開始となりました!

前回以上に、闇の加護による、恐るべき力を身に付けているのが分かります。

それでも私達は、負ける訳には、逃げる訳には いかない。

父さん…どうか、力を貸して!

                  

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

ドガっ!!

「ひえええええっ!

わ、私、出来れば馬車に戻りたいかなーっと…いえ、冗談です!」

当ったり前だ!

てゆーか旦那、実は まだ余裕だろ?

バルザックの重そうな一撃を、その図体に似合わない軽やかな身のこなしで、旦那が避ける。

                  

≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫

「うおお!!」「せぇいやぁ!」

 ズガッ!  びきっ!!

ライアンと姫さんが、巨体に攻撃を繰り出すが、

「何とぉ!?」「こいつ、硬過ぎるわ!」

想像以上に鱗が硬いらしく、有効打は与えられない様だ。

                  

『ぶふぁあああああ!!』

そしてバルザックは反撃とばかりに、氷の息(ブレス)を吐き出した。

                  

「きゃあっ!?」「ぬぉ?これは堪らん!!」

「姫様!!」「ライアンさん!」

直撃した2人が後方へ撤退、其処に後衛に控えていたクリフトとミネアさんが、即座に駆け付けて回復呪文を唱え、

「行くぜ!」「はいな!」

俺と旦那が、並んで突撃を仕掛ける。

これに対してバルザックは、手にした巨大な棍棒で迎撃の構えを取った。

…が、実は俺達は囮。

棍棒ギリギリの間合いで、各自左右に散った後は、

「これでも喰らってなさい!」

俺達が走り込んでいた その陰で、姿を隠す形となっていた、マーニャさんが、

「メラミ!!」

真正面位置から、巨大な火の弾を、自身の仇へと撃ち放った。

 

 




戦闘イメージBGM…何か良い曲が有れば、参考にします。
活動報告にて募集懸けますか?
 
‡‡‡‡‡‡【次回予告!!】‡‡‡‡‡‡
 
次回:真に導く者『vs.バルザック②(仮)』
乞う御期待!!
 
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