明日香とかジャックとかってパラレルワールドの人だと知りショックな作者
という訳で38話です。
万丈目が明日香とデュエルをしている時、英知はトメさんと一緒に熱いお茶を飲みながら談笑していた。
「いや~ごめんね~手伝ってもらっちゃって」
「いえいえ、ほっとけなかったんで気にしないで下さい」
申し訳なさそうに言うトメさんだが英知の言葉を聞いていつもの朗らかとした顔に戻る。
「ありがとね、重い段ボールを何往復もしてもらって、最近調子が悪いのよーあの車、前も手伝ってもらってねー」
お茶を飲みながら車の不調を嘆くトメさん。
多分、校長に頼んだらすぐ、新しい車に変えてくれるよ。あの校長、ブラックマジシャンガールのコスプレしたトメさんの写真買ってたからな。
それにノース校との対決で勝った学校の校長はトメさんにほっぺたをキスしてもらうっていう賞品があったらしい。
どんだけ好きなんだよ校長達、トメさん人気過ぎるだろ。
こんな校長達のアイドルトメさんなのだが今のこの世界では珍しくデュエルのルールをまったく知らない。
モンスターが攻撃されて可哀想だね~と心を痛めているほどだ。そんな純粋さが校長達の胸に突き刺さったのだろう。
「聞いてるかい、英知ちゃん?」
「・・・っえ!?あっはい、聞いてます!」
「それじゃあ手伝ってもらったし新しいパックをあげるわ」
そう言うとトメさんは俺に遊戯王のパックを3パック渡した。
パックを開封してみたんだけどトメさんは女神だったらしい。
キラキラとトメさんの目を見ながら無言で両手で握手しぶんぶんと手を振った。
最近パックを開けても【カエルスライム】ばっかりだったけど俺の引きが弱かったのかもしれない、今度ドローパン食べよ。
そして、引いたカードは【ベビー・ドラゴン】城之内さんのカードだ。
【千年竜】も【ドラゴンに乗るワイバーン】も持っていたのだが素材になる【ベビー・ドラゴン】は持っていなかったんだよ。
【融合】も持っていないからどちらも召喚出来ないんだけどね。
【ベビー・ドラゴン】
風属性 ☆3 ドラゴン族
攻撃力1200
守備力 700
こどもドラゴンとあなどってはいけない。
うちに秘める力は計り知れない。
後の2パックを開けたが気になるカードと言えば【キーメイス】だけかな。あのヴァンデッド・キースさえも心を開くのかと思ってしまった位だからね。通常モンスターって実力以上のテキストやデュエルモンスターズ界の事が書かれてるから面白いよな。【逆転の女神】とか【スカゴブリン】とか。
【キーメイス】
光属性 ☆1 天使族
攻撃力400
守備力300
とても小さな天使。
かわいらしさに負け、誰でも心を開いてしまう。
【逆転の女神】
光属性 ☆6 天使族
攻撃力1800
守備力2000
聖なる力で弱き物を守り、逆転の力を与える女神
【スカゴブリン】
闇属性 ☆1 悪魔族
攻撃力400
守備力400
完璧な「スカ」の文字を極めるため、日々精進するゴブリン。
その全てを一筆に注ぐ。
「ありがとうございます、トメさん!これ俺が欲しかったカードです!トメさんあなたは幸運を運ぶ女神です」
「そうかい、それはよかったね~でも、女神なんて照れるわね~」
子供のようにはしゃぐ英知をトメさんは孫を見ているかのような温かい目で微笑んだ。孫はいないが、トメさんはデュエルアカデミアにいる生徒みんなを孫だと思って優しく接している。
「英知ちゃん、そういえばとてもデュエルが強いそうじゃない、先生方が言ってたわ~、座学はもうちょっと頑張って欲しいけどとも言ってたけど」
上げて落とすトメさんの言葉により英知の顔が喜びから嫌そうな顔に変わる。
「でも、少しぐらい抜けている方が可愛げがあるわ」
とウィンクをしながら英知の事を上げるトメさんを見て英知は背後に小悪魔なトメさんを幻視するのだった。
そんな英知たちだったが突然部屋が揺れ始めたことで和やかな雰囲気が壊れる。
「トメさん、机の下に!」
揺れが収まるまで机の下に隠れていた英知とトメさんだったが地震が収まった瞬間、外が暗くなったことに疑問を感じ外の様子を伺う。
「なんだ、この黒雲は?」
台風なんて近づいていただろうか?それにしては、雨などは特に降ってないみたいだけど。
それに、7つの建造物から光が放たれているのはなんだろうか?デュエルアカデミアのイベントとしてはやりすぎな気もするけど・・・ただ、潜水艦とかコロッセオとかあるからな~
セブンスターズは全員倒しているはずなのでまさか、セブンスターズが行ったとは夢にも思わない英知だった。
「新堂君!」
そんな英知を思考の淵から引っ張り出したのは第三者の声だった。
「あら、あら、鮫島校長どうしたんだい?」
「トメさんを助けに来たのです、後、新堂君に私と一緒に来てもらいたいのです」
と歯を光らせながら(金歯や銀歯ではない)笑みを浮かべた。
英知は、あれ?俺ついでじゃね?と思いながらも、まあ人命の方が大事だし、しょうがないよね!と考え今デュエルアカデミアで一体何が起こっているのかを聞いた。
「それは、現場に向かいながら話そう」
そういうと英知と鮫島はトメさんを安全な場所へ送り、幻魔が復活している場所へと向かった。
鮫島校長SIDE
私はデュエルアカデミアの校長、鮫島です。今日行うべき仕事を終えた私は、折角なので愛しのトメさんに会いに行くべく購買部に向かっていました。
購買部についた私は中から聞こえるトメさんと誰かの笑い声を聞いて思わず自動ドアの横に隠れてしまいました。
「トメさんあなたは幸運を運ぶ女神です」
ぼそぼそとしか話声は聞こえませんでしたがトメさんと話している男のその口説き文句だけは、ハッキリと耳にしました。
トメさんとのライバルはノース校の市ノ瀬校長だけだと思っていたのに、まさか、こんなところに伏兵がいたとは・・・考えもしなかった。
デュエルで決着をつけたいがトメさんは負けた方に寄り添うだろう。デュエルで負けてトメさんを手に入れても負けた感じがする。二人きりでデュエルを行い勝ってトメさんを受け入れる・・・・誰だか知らないがサイバー流の師範として負けませんぞ!
この後、地震が起こり、鮫島校長は恋敵と思わしき男子学生、新堂英知と邂逅する。
とりあえず最強カード
【ベビー・ドラゴン】
風属性 ☆3 ドラゴン族
攻撃力1200
守備力 700
こどもドラゴンとあなどってはいけない。
うちに秘める力は計り知れない。
エグゾディアをバラまかれた船で遊戯と交換したカード。長い間城之内によって使われた。
【時の魔術師】によって【千年竜】になったり【ワイバーンの戦士】に乗られたりもする。
必殺技は『ドラゴンブレス』
ベビーフレイムじゃあないのかと思ったがベビーフレイムと聞いてアグモンが瞬時に出てきたので『ドラゴンブレス』でいいのだろう。ドラゴンなら誰でも使いそうな技だからこそベビードラゴンの必殺技なのだろう。