理想主義の問題児が異世界から来るそうですよ?   作:ゆっくり祐一

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前回の投稿後に、投票してくれた方がいました。本当にありがとうございます!

今のところはこんな感じです。

・黒ウサギ 1票

・春日部耀 1票

・レティシア 0票

まだまだ投票は募集しています。また、これ以外でもヒロイン候補がいればぜひコメントしてくださいね!

と言うことで本編スタートです!


第2話 箱庭とギフトゲーム

「あ、あり得ないのですよ・・・まさか話を聞いてもらうために小一時間も消費してしまうとは・・・学級崩壊とはまさにこのような状況を言うに違いないのデス」

 

黒ウサギはorzポーズをしながらそう口を開いた。

 

「いいからさっさと進めろ」

 

十六夜の強い口調によって、ようやく話が始まろうとしていた。

 

「それではいいですか、御四人様。定例文を言いますよ? 言いますy「さっさとしろ」・・・ようこそ、箱庭の世界へ! 我々は御四人様にギフトを与えられた者たちだけが参加できる『ギフトゲーム』への参加資格をプレゼントさせていただこうかと召喚いたしました!」

「ギフトゲーム?」

 

聞きなれない言葉に俺を含めた四人は一斉に首をかしげる。

 

「そうです! すでに気づいていらっしゃるでしょうが、御四人様は皆、普通の人間ではございません! その特異な力は様々な修羅神仏から、悪魔から、精霊から、星から与えられた恩恵でございます『ギフトゲーム」はその”恩恵”を用いて競い合う為のゲーム。そしてこの箱庭の世界は強大な力を持つギフト保持者がオモシロオカシク生活できる為に作られたステージなのでございます!」

「・・・まずは初歩的な質問をからしていい? 貴女の言う”我々”とは貴女を含めた誰なの?」

「YES! 異世界から呼び出されたギフト保持者は箱庭で生活するにあたって数多とあるコミュニティに必ず属していただきます」

「「嫌だね」」

 

俺と十六夜の言葉が偶然被った。それに黒ウサギは怒りながら、

 

「属していただきます!そして『ギフトゲーム』の勝者はゲームの”主催者”が提示した商品をゲットできるというとってもシンプルな構造となっております」

「・・・・・・”主催者”って誰?」

「様々ですね。暇を持て余した修羅神仏が人を試すために試練と称して開催されるゲームもあれば、コミュニティの力を誇示するために独自開催するグループもございます。特徴として、前者は自由参加が多いですが”主催者”が修羅神仏なだけあって凶悪かつ難解ななものが多く命の危険もあるでしょう。しかし・・・見返りは大きいです。”主催者”次第ですが、新たな”恩恵”を手に入れることも夢ではありません。後者は参加の為にチップを用意する必要があります。参加者が敗退すればそれらはすべて”主催者”のコミュニティに寄贈されるシステムです」

「・・・・・・」

 

黒ウサギはそういった事を淡々と説明していく。しかしなぜだろうか、先ほどから異様に眠気が襲ってくる。後少し時間が掛るようなことがあれば、俺はすぐにでも意識を手放してしまいそうだった。

 

「後者は結構俗物ね・・・チップには何を?」

「それも様々ですね。金品、土地、名誉、利権、人間・・・そしてギフトを賭けあうことも可能です。新たな才能を他人から奪えばより高度なギフトゲームに挑むことも可能でしょう。ただし、ギフトを賭けた戦いに負ければ当然――ご自身の才能も失われるのであしからず」

 

飛鳥の質問に黒ウサギは淡々と答えていくが、この時ばかりはその顔に黒い影がうかがえた。まるでおれたちを挑発しているかのような・・・

 

「そう、なら最後にもう一つだけ質問させてもらっていいかしら?」

「どうぞどうぞ♪」

「ゲームそのものはどうやって始められるの?」

「コミュニティ同士のゲームを除けばそれぞれの期日内に登録していただければOK! 商店街でも商店が小規模のゲームを開催しているのでよかったら参加してくださいな」

「・・・つまり、『ギフトゲーム』とはこの世界の法そのもの、と考えてもいいのかしら?」

 

驚いたかのように明日香を見る黒ウサギ。しかし小さく咳払いをする。

 

「ふふん? 中々鋭いですね。しかし、それ八割正解で二割間違いです。我々の世界でも強盗や窃盗は禁止ですし、金品による物々交換も存在します。ギフトを用いた犯罪などもってほのか! そんな不逞な輩は悉く処罰します――が、しかし! 『ギフトゲーム』の本質はまったく逆! 一方の勝者だけが全てを手に入れられるシステムです。店頭に置かれている商品も店側が提示したゲームをクリアすればタダで手にすることも可能だということですね」

「そう、中々野蛮ね」

「ごもっとも、しかし”主催者”はすべて自己責任でゲームを開催しております。つまり奪われるのが嫌な腰抜けは初めからゲームに参加しなければいいだけの話でございます」

 

一通り話し終えると、俺たちを一回見渡してから、

 

「さて、皆さんの召喚を依頼した黒ウサギには箱庭の世界におけるすべての質問に答える義務があります。が、それらすべてを語るには少々時間が掛るでしょう。新たな同士候補である皆さんをいつまでも野外に出しておくのは忍びない。ここからは先は我らのコミュニティでお話しさせていただきたいのですが・・・よろしいですか?」

「・・・そもそも野外に呼び出して俺たちを溺れさせようとしたのはお前の所為だろ?」

 

俺はそういって黒ウサギに聞いてみる。黒ウサギは少し申し訳なさそうに

 

「それは・・・私に言われても何とも言えないです」

「ならせめて水辺じゃないところにしてくれよ・・・」

 

俺は呆れながらそう返答する。黒ウサギは再び質問はないかと聞いてると、

 

「待てよ。まだ俺が質問してないだろ?」

「あ、そういえば俺もしてないな」

 

今までほぼ口を開かなかった十六夜が口を開いた。それに俺も黒ウサギに対して質問をしていなかったな。まあ、恐らく質問の内容は十六夜と同じだろ。

 

「・・・どういった質問です? ルールですか? ゲームそのものですか?」

「そんなものはどうでもいい。腹の底からどうでもいいぜ黒ウサギ。俺が聞きたいのはたった一つ、手紙に書いてあったことだけだ」

「俺も言いたいことは十六夜と同じだな」

 

「「この世界は・・・面白いか?」」

 

『――――――」

 

俺たちと同様に飛鳥と耀も黒ウサギの返答を待っている。少し時間がたったとき、

 

「――YES、『ギフトゲーム』は人を超えた者たちだけが参加できる神魔の遊戯。箱庭の世界は外界の世界より面白いと、黒ウサギは保証いたします♪」

 

 

 




はい、少し短いですが今回はここまでです。1巻の内容は果たして何話で終了するのでしょうかねww

ヒロインの投票はまだまだ受け付けますので、どんどん投票していってください。

※ご指摘がありまして、活動報告にてアンケートを実施しております。そちらの方で投票してください。なにぶん始めたばかりなのでこういう事を指摘してくれるとありがたいです。

次回「水神とのギフトゲーム。コミュニティの現状」

誤字脱字等があれば報告お願いします。

次回もゆっくりしていってね!
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