理想主義の問題児が異世界から来るそうですよ?   作:ゆっくり祐一

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最近なぜか体が疲れてまともに編集できていない状況です。でも、できる限り早く投稿するように努めます。

あ、あと今回からあとがきコーナー的な回をやっていくつもりです。

それでは本編スタートです!


第5話 理想を現実にする力

結果的に言えば、三人の試練は見事にクリアできた。耀が、グリフォンの背中に乗って湖畔を舞うというギフトゲームに挑んだ。最後の方はヒヤッとしたのだが、彼女がグリフォンの力を身に着けたことに問題児と黒ウサギは多少驚いていた。十六夜は最初から知っていたようだったが。

 

そして今、俺と白夜叉の決闘が始まるのだった。

 

 

「ギフトゲーム名 白き夜の魔王との決闘

 

プレイヤー名 工藤 祐介

 

クリア条件 白夜叉を討伐・屈服・降参いずれかの条件を満たしたとき

 

敗北条件 プレイヤーが戦闘不能・降参いずれかの条件を満たしたとき

 

宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名のもと、ギフトゲームを開催します。

 

                              ”サウザンドアイズ”印」

 

 

「今一度確認するが、本当にいいんじゃな?」

「何度も言ってるだろうが。俺は決闘でいいって」

 

白夜叉の言葉に面倒くさそうにそう返す俺。先ほどから同じセリフを何度かつぶやいていて正直ウザったい。

 

「ふむ、ならば後悔するなよ――!」

「っ!?」

 

瞬間、白夜叉の強烈な一撃が俺に向かって放たれる。とっさのことに反応が送れた俺は

 

「ぐっ!?」

 

何とか両腕でガードするも、その一撃で俺の腕はすでに悲鳴を上げていた。

 

「どうした? 威勢の割には大したことないのう!」

「・・・はっ! まだまだこんなもんじゃないさ。それに、自分の攻撃した腕を見てみたらどうだ?」

「何? ――――っ!?」

 

白夜叉は自分の攻撃した腕を確認する。そこには無数の切り傷によって血が流れていた。

 

「・・・おぬし、一体何をした?」

「・・・この際だし言っておくか。今のは”俺の理想を実現した”だけだ」

「理想を・・・実現じゃと?」

「ああ、俺は自分の理想をほぼすべて現実にすることが可能だ。今のは自分の周りにッ見えない刃物を展開させた。そして・・・」

 

そういうと、俺は頭の中にあるものを思い浮かべた。すると、

 

「「「「「なっ!?」」」」」

 

その場にいた全てが驚いていた。あの十六夜ですらな。だって、今俺の頭上には・・・

 

「ば、バカな!? なぜおぬしの頭上に太陽が!」

 

そう、太陽だ。まあ、あくまでもこれは理想だ。”俺は太陽を創り操れる”と言う理想が現実になったのだ。つまりここにあるのは疑似太陽。きわめて本物に近いが本物ではない。

 

「さぁ、白夜叉。果たしてこの一撃をまともに食らっても立ててるかな?」

「・・・くはっ、くはははははは! 面白い! 実に面白いぞおぬし!」

「取り敢えず、喰らえ!」

 

おれはそのまま太陽を白夜叉に向けて放った。白夜叉はそれをかろうじて防ぐが、

 

「くっ! あの時あ奴が言っていたことは本当のようじゃな・・・なら、私も本気を出そうかの?」

「っ! 驚いたな。疑似太陽を破壊するとは・・・」

 

白夜叉は肩で息をしながらも疑似太陽をねじ伏せた。それを見た俺はそう声をあげるが、外野はすでに開いた口が塞がらない状態だった。

 

「まあ、これでも4割も出してないんだがな!」

「何!? あの攻撃でも4割じゃと!?」

「・・・とんだ化け物じゃねぇか」

 

俺の爆弾発言に驚きを隠せない白夜叉と、戦いたくてしょうがなさそうな十六夜がそう答えていた。

 

「さて、どうやら相手も本気になったみたいだし、俺も本気で行きますか。それじゃあ、ここにいる全員を新たなる”ゲーム盤”へと招待するぜ!」

「なっ!?」

 

白夜叉は驚きを隠せていなかった。まさか普通の人間がゲーム盤を持っているとは考えられないのだろう。

 

「まあ、ぶっちゃけ今考えたんだけどな~。さて、行きますか! 【遊戯制作】《ゲームクリエイト》!」

 

刹那、視界が爆発した。皆の視界が晴れるころには先ほどまであったゲーム盤ではなく、いかにも魔王が居座るような玉座の間が広がる世界があった。

 

「まさか、私のゲーム盤を上書きしたと!?」

「まあな。この能力はさっきの能力で作られたものだ。ともかく、俺はゲーム盤も作れるということだ」

 

そういうと、再び理想を現実にする力で西洋でよく見かける両刃の剣を作り出す。

 

「さぁ、行くぜ白夜叉!」

 

繰り出される攻撃はすべて衝撃波となって白夜叉に襲い掛かる。だが、白夜叉はそれを回避しながら俺に距離を詰める。

 

「そこだ!」

「甘いっ!」

 

俺の剣は白夜叉をとらえることはできず、代わりに白夜叉の攻撃が俺の眼前に迫ってきた。

 

「ぐはっ!?」

 

その攻撃をかわすタイミングを誤った俺はそのまま後方へ吹き飛ばされた。近くにあった瓦礫が俺の頭上に落ちてきて、俺はそのまま生き埋めにされた。

 

「・・・まさか、ここまで力を使わされるとは思わなかったぞ。さて、これで私の勝利じゃな? 黒ウサギ?」

「・・・え、えーっと・・・勝者、白y「まだ勝負は終わってないぞ?」っ!?」

 

黒ウサギが勝利宣言をしようとしたのを俺は無理やり阻止した。その姿を見た5人は驚愕していた。

 

「お、おぬしなぜ傷がついておらん! あの瓦礫の中にいれば少なからず傷がつく筈じゃ!」

「・・・いやー、意外と成功するもんだな。もう一つの能力。”すべてを拒絶する”能力が」

「拒絶・・・じゃと?」

「ああ、何で傷が付いてないかだって? それはその能力で怪我をしたことを拒絶(否定)したんだよ」

「・・・まるでチート級ね」

 

耀が小さくそうつぶやいていた。まあ、ぶっちゃけ言えば俺の能力は”すべてを拒絶して理想を現実にする”そんな感じだな。ようは理想主義?

 

「くっ! なあおぬし、提案があるんじゃが?」

「なんだ? 降参か?」

「おぬし、私と一騎打ちをせぬか? 最後までたっていた方が勝者と言うことで」

「・・・まあ、そうだな。このまま続けても無意味だろうし。一気に決着がつくならそれでいいぜ」

 

白夜叉の提案を快く受け入れた俺は、手に持っていた剣をしまった。そして、再び白夜叉に向き合うと、

 

「「―――っ!!」」

 

ほぼ同時に動き出す。そして、拳と拳がぶつかったとその時、あたりに大きな爆発音と共に土煙が舞った。

 

~三人称視点~

 

「祐介さん! 白夜叉様!」

 

黒ウサギはその方向に向かって駆け出そうとする。しかし、

 

「待ちな」

 

それを制すかのように十六夜が右手を出した。

 

「なぜ止めるんですか!」

「必要がないからだよ。そして勝ったやつも分かるし。とりあえず、黙ってみてな」

 

十六夜の言葉に黒ウサギは渋々従い土煙が晴れるのを待った。それ以前にまだゲーム中なので、黒ウサギは介入できない。そして、だんだんと土煙が晴れていくと、そこには

 

「・・・はぁ・・・はぁ。あー疲れた」

「やっぱり、お前が立ってたか。祐介」

 

酷く息を切らしながらもその場に立っていたのは工藤祐介だった。

 

「いやー、大丈夫か白夜叉?」

「・・・おぬし、まだまだ余力があるんじゃな」

「・・・正直限界だよ。もてる力をすべて出した結果がこれだ。そういうそっちこそまだ余力があったんじゃないのか?」

「そんなわけないじゃろ。私も本気を出したんじゃ。この私を倒したことを誇りに思うがい」

 

そんな会話をしながら、祐介は白夜叉に手を貸してその場に立たせた。その時、ゲーム盤は自動で消滅して元の私室へと戻ってきた。

 

『勝者、工藤祐介』

 

それからしばらくしてから、白夜叉を倒した男として彼の名前が下層に知れ渡ったのだった。

 




作「あとがきのコーナー」

工「今回のゲストは白夜叉だ」

白「よろしく頼むぞー」

作「さて、今回は主人公と白夜叉の戦いだったんだけど。個人的には話を大きくし過ぎたなって思ってます」

工「だな。何でゲーム盤まで作れるんだよ・・・」

白「しかも祐介の力はチート過ぎるじゃろ」

作「いや、能力自体はもとから考えてたんですよね・・・まあ、問題児の中ではトップの強さと言うことです」

白「そして私は全力を出しても勝てなかったと」

工「もうあの戦いは御免願うぜ。あの後30分ぐらいまともに腕動かせなかったんだから」

作「まあ、取り敢えず祐介君は規格外と言うわけで、そろそろ閉めましょうかね」

工「次回「ギフトカード。コミュニティの惨状」だぜ」

白「誤字脱字等があれば報告を頼むぞ」

作「それと活動報告でヒロインのアンケートをやってるので、投票をお願いします。」

作、白、工「次回もゆっくりしていってね!!」
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