理想主義の問題児が異世界から来るそうですよ?   作:ゆっくり祐一

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次回あたりから恐らく不定期投稿になると思います。掛け持ちってつらいですねw

あ、あとお気に入りが10件。皆さん本当にありがとうございます! あの、UAってなんですか? 動画とかでいうところの視聴回数とかですか?

そんな疑問をもちちつつも頑張ってやっていきますw

あ、ついでにタグを追加しました。今回その要素が少し含まれます。

それでは本編スタートです!



第6話 ギフトカード。コミュニティの惨状

それから何やかんやあって、俺たちは先ほどまでいた白夜叉の私室に戻ってきていた。黒ウサギがギフト鑑定のことをお願いすると、白夜叉は顔を渋らせていた。

 

「どれどれ・・・・・・ふむふむ・・・うん、四人ともに素養が高いのはわかる。しかしこれでは何とも言えんな。おんしらは自分のギフトの力をどの程度に把握している?」

「企業秘密」

「右に同じ」

「以下同文」

「しらんな」

「うおおおおい? いやまあ、仮にも対戦相手だったものにギフトを教えるのが怖いのはわかるが、それじゃあ話が進まんだろうに・・・というか、祐介はゲーム中に話しておったじゃろうが!」

 

面倒だったのでつぶやいたセリフに、ご丁寧にツッコミを入れてくれた白夜叉。

 

「別に鑑定なんていらねぇよ。人に値札を張られるのは趣味じゃない」

「ふむ。なんにせよ”主催者”として、星霊のはしくれとして、試練をクリアしたおんしらには”恩恵”を与えなければならん。ちょいと贅沢な代物じゃが、コミュニティ復興の前祝にしては丁度良かろう」

 

白夜叉はそういって柏手を打つ。すると、俺たちの前に光り輝くカードが現れた。それにはそれぞれの名前とギフトの名前が記されていた

 

コバルトブルーのカードに逆廻十六夜・ギフトネーム”正体不明”

 

ワインレッドのカードに久遠飛鳥・ギフトネーム”威光”

 

パールエメラルドのカードに春日部耀・ギフトネーム”生命の目録” ”ノーフォーマ―”

 

リッチブラックのカードに工藤祐介・ギフトネーム”理想主義” ”拒絶者” ”???神《アンノーン》” ”召喚士” ”遊戯制作”

 

「そ、それはギフトカード!」

「お中元?」

「お歳暮?」

「お年玉?」

「Go〇gle Play カード?」

「ち、違います! と言うか何でみなさんそんなに息があってるのです!? それに祐介さん、それは完璧にアウトですよ! しかも〇をつける場所間違ってます!」

 

ギャーギャー言ってる黒ウサギ曰く、顕現しているギフトを収納できるものらしい。

 

「「つまり素敵アイテムってことでオッケー?」」

「だから何で適当に流すんですか! そうです、超素敵アイテムなんです!」

 

白夜叉曰く、”旗”と”コミュニティの名前”が記されるはずらしいが、俺たちが”ノーネーム”だから絵が味気ないものになってるらしい。すると十六夜が水樹をしまったりして黒ウサギがハリセンで叩く姿が見られた。

 

「そのギフトカードの正式名称は、”ラプラスの紙片”即ち全知の一端だ。そこに刻まれるギフトネームとはおんしらの魂とつながった”恩恵”の名称。鑑定は出来ずともそれを見れば大体のギフトの正体がわかるというもの」

「へぇ? じゃあ俺のはレアケースってわけだ?」

「・・・・・・何?」

 

十六夜の言葉に白夜叉は反応し、十六夜の手にあったギフトカードをひったくるとそれをまじまじと見つめていた。

 

「”正体不明”だと・・・? いいやありえん、全知である”ラプラスの紙片”がエラーを起こすなど」

「なんにせよ、鑑定できなかったってことだろ。俺的にはこの方がありがたいさ」

 

ヤハハ、そういって笑う十六夜に対して白夜叉は考え事にふけっていた。一方の俺はギフトカードじっくり見て、

 

「”理想主義”と”拒絶者”はなんとなくわかるんだけどさ・・・召喚士? ???神? なにこれ?」

「神じゃと!?」

 

今度は俺のギフトカードがひったくられた。

 

「お、おんし・・・神格保持者なのか?! しかし、この???は一体・・・」

「なるほど、神ならさっきの動きとかは納得がいくな」

 

そういって俺を見てくる十六夜に対して、

 

「いや、あれ全部俺の基本スペックだよ? 白夜叉との一騎打ち制した後、まだ力が残っていたことを考えると、恐らく俺の全力がその???神を使った時の状態だろ」

「あれで全力じゃないって!? オイオイ、面白いじゃねぇか!」

 

目を輝かせていらっしゃる十六夜君。いや、今日はもう戦いたくないよ。疲れたし。

 

「それで、召喚士? は一体どんなものなのかしら?」

「うーん、確か昔じいちゃんから聞いた話だと・・・存在した、架空の存在、絵にされているものなら召喚可能らしい」

「・・・なら、試に何か召喚してみて?」

「・・・そうだな・・・」

 

そういって、俺は携帯(スマホ)を取り出した。そしてそこにあったアプリを起動する。それを見た十六夜は、

 

「おっ、パズドラじゃねぇか。お前もやってたのか?」

「まあな。そこそこ強いぜ。じゃあ、ここから何かを・・・」

 

数分考えたのち、俺はスマホの画面に手を当てて目を閉じた。

 

『汝、わが声に耳を傾け顕現せん・・・出でよ! 【絶世の紅龍喚士・ソニア】』

 

すると、スマホを中心に淡い光が現れ、やがてそれは大きくなってあたりを真っ白に染め上げた。そしてしばらくすると、

 

「・・・成功、みたいだな」

「ああ。そうだな」

 

俺たちの目の前に、スマホの画面に映し出されていたモンスター、ソニアが立っていた。

 

「・・・・・・お久しぶりですね。マスター」

「久しぶりだな」

「へぇ、その口ぶりからすると、お前ら前に会ってたみたいだな」

 

俺らの会話に反応し十六夜が俺に興味の眼差しを向けていた。損な十六夜を見て小さくため息をつきながら、

 

「・・・まあそうだな。あったことにはあったな」

「でもおかしいぞ? 少なからずこいつはゲームのキャラだ。現実世界には存在しない架空の存在だろ?」

「・・・それを言うなら遊〇王だってカードのくせして精霊とかいただろ? それに、俺は一度も現実世界であったとは言ってない。あったとしたらそうだな・・・夢の中?」

「ええ。確かに夢の中で一度お会いしましたね」

「ヤハハ、マジかよ」

「話を聞いたとき、俺の”理想主義”のギフトが関係しているって言われたな。理想が現実になったことで、こういう風に現実化してしまったみたいだ」

 

やろうと思えば現実世界にでも召喚できたんだろうが。如何せん周りの目もあるし。そもそもそんなことできることすら考え付かなかったしな。

 

「っと、そんな事より自己紹介したらどうだ?」

「そうですね。――初めまして、私は紅龍喚士のソニアです。以後よろしくお願いします」

「初めまして、私は久遠飛鳥。で、こっちにいるのが」

「・・・春日部耀」

「逆廻十六夜様だぜ」

 

各々ソニアとの自己紹介をが終わって、少し談笑しているときだった。

 

「(祐介のギフト・・・どこかで見たような気が・・・いや、まさかな)」

 

白夜叉が何か考え事をしているようで、しきりにこちらに視線を向けていた。そして俺たちが拠点に帰ろうとした時だった。

 

「黒ウサギ、少し祐介と話がしたいから先に行っておいてくれぬか? 後で地図を渡していかせるから」

「わかりました。では祐介さん。また後で」

 

黒ウサギはそういって十六夜たちを連れ先にコミュニティへと向かったのだった。そしてその場所には俺と白夜叉だけが残った。

 

「んで、何でおれを残したんだ?」

「いや・・・ちとおんしに聞きたいことがあっての」

「ギフトの事ならあらかた話したと思うが?」

「いや、そっちではない。お主・・・・・・」

 

「工藤 浩三に聞き覚えないか?」

 

「っ!?」

 

白夜叉の口から発せられた言葉に、俺は驚きを隠せなかった。

 

「な、何でじいちゃんの名前を・・・」

「・・・その反応、やはりあやつの孫じゃったか」

「・・・そういえば、昔じいちゃんは違う世界で暮らしてたって言ってたな。まさか」

「そうじゃ。工藤浩三は箱庭出身の人間じゃ。それも箱庭屈指の召喚士として名を轟かせておった。お主が召喚術を使った時の言動としぐさが浩三のものと一致しての」

「・・・・・・そうか」

 

俺は顔をうつ向かせた。この先のことをどう説明したものかと考え込んでいると、

 

「マスター? 大丈夫ですか?」

「・・・ああ、大丈夫だ」

 

近くにいたソニアが俺を心配してくれたようでお茶を取り出してくれた。それに手を付けていると、

 

「して、浩三は元気か? 元気なようなら”ノーネーム”に来てほしいところなんじゃが・・・」

「・・・・・・死んだよ。不慮の事故でな・・・」

「っ!? そ、そうか・・・すまぬ」

「・・・別にいいさ。それにしても、じいちゃんが”ノーネーム”所属だったとは」

 

正直驚いていた。これから自分が所属するところがじいちゃんが所属していたコミュニティだったことに。

 

「ああ、あ奴はすごかった。数々のギフトゲームをクリアして、”ノーネーム”の為に貢献してくれてた。しかし、三年前の戦いを皮切りに行方知れずになったと聞いたが、外界にいたとわ・・・」

「白夜叉・・・このことは時期が来るまで黙っててくれないか? 今じいちゃんの名前を出しても逆効果なだけだろうし」

「・・・確かにそうじゃな。わかった。このことは他言無用にしよう」

「感謝する」

 

それだけを言うと、俺とソニアは白夜叉からもらった地図を頼りに”ノーネーム”の拠点へとたどり着いた。しかし、俺たちがたどり着いたときはすっかり夜になっていた。拠点への道を進んでいると、

 

「「っ!?」」

 

視界に広がる光景に俺たちは驚きを隠せなかった。そこには風化した街並みが広がっており、生き物はおろか植物すら育っていなかった。

 

「これが・・・魔王の力か」

「・・・話には聞きましたがここまでとは」

 

その光景に俺たちはしばらく黙ることしかできなかった。だが、

 

「・・・いいね、面白い! ここまで面白いなんてな! 今までつまらない世界にいたんだ、やっぱり箱庭に来て正解だったぜ!」

 

状況を整理した俺は高らかにそういった。恐らく十六夜もこんなことを言ってただろう。あいつも魔王に過敏に反応してたからな。

 

「さて、それじゃあそろそろ合流しますか。行こうソニア」

「わかりました。マスター」

 

これから起こるであろうすべてのことに心躍らせながら、俺はソニアを連れてみんなと合流すべく本館へと向かうのだった。

 




作「あとがきのコーナー」

作「今回のゲストはソニアちゃんです!」

ソ「ど、どうも・・・」

工「それにしても、今回は唐突なパズドラ要素だったな」

ソ「まあ、確かにそうですね」

作「いやー、召喚士ってなんかよくね? って思って思い切って入れましたw」

工「はぁ・・・それにしても、今回はソニアを召喚したんだが、他にもパズドラキャラは追加するのか?」

作「うーん、今のところは決めてないかな?」

ソ「そういえば、今回はマスターの身内の話が出ましたね」

工「そうだな」

作「そのことに関しては追々説明していくよ。それとキャラ紹介もしないといけないね」

工「さて、それじゃあそろそろ閉めようか」

作「そうだね。次回「十六夜の狙い・対ガルド戦」」

ソ「誤字脱字等があれば報告お願いします。」

工「活動報告にてヒロインの投票を行ってます。よければ投票お願いします」

作、工、ソ「「「それじゃあ次回もゆっくりしていってね!」」」
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