感応能力者の学園生活   作:こうさん

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うん、仕事忙しかったです


第六感応

放課後、特に親しくなった友人もいないので真っ直ぐ寮の自室に帰る。

本来なら篠ノ之さんと二人部屋だったのだが、織斑くんが入学することになったからなのか彼女が彼と同部屋になり、私が一人部屋になった。私としては一人部屋は嬉しいことこの上ないのだが、年ごろの男女が同じ部屋で寝るのもどうなのだろうか。織斑くんがあらぬ事をするような人には見えないけれど、よくはないと思うんだ、うん。

 

ガチャッ

 

とドアを開ければそこは高級ホテルを彷彿とさせるほど豪華な内装の部屋があった。これが日本国民の血税で賄われていると知ると思うところが無いわけではないが実質的に家なき子な私としては嬉しい限りだ。びば、一人部屋。

私の部屋は1081号室。一学年約90室×3学年の270室+aでIS学園の寮は構成されていて、常時使用されるのは約80室。残りの10室前後は来客や教職員部屋として使われている。一クラスが大体20人編成で二人一部屋の振り分けなので私の部屋は実質的に角部屋になるという素晴らしい、まさに奇跡の部屋割りであった。ありがとう山田先生。

鞄を机に置き、制服から部屋着に着替える。寮生活をしていると女子も貞操観念が薄くなるというか、下着だけで彷徨いたりするのが普通になるからこわい(斯く言う私も大きめのTシャツにショートパンツだったりするのだが……)

 

ズゴンッ!

 

なんだか遠くの方ですごい音と織斑くんの声が聞こえてきて外が騒がしくなってきたが1日”声”を聴きすぎて疲れたので寝ようと思う。

明日も平和に過ごせますように…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『(がゃがやがやがや……)』←(みんなの心の声の集合体的なのと思ってください)

 

 

人の声で目がさめる。昔は能力のせいで眠ることが出来なかったがその能力との付き合いもかれこれ16年目だ。慣れたというか、慣れないと死ぬから慣れるしかなかったと言うべきか。オンオフ機能が欲しい。ひとまず、この超サイヤ人みたいな寝癖を直さないと外に出られないけどね……

 

 

 

 

 

 

 

「というわけで、ISは宇宙での作業を想定して作られているので、操縦者の全身を特殊なエネルギーバリアで__________ 」

 

 

今は3時間目。今日はオルコットさんが織斑くんにケンカを売る事もなく、昨日とは打って変わってすごく平和な時間が流れていた。いいね。さすが倍率1万倍とも言われる超難関の試験をくぐり抜けてきた子たちなのか内心織斑くんが気になりつつもしっかりと山田先生の授業を受けていた。

 

 

「先生、それって大丈夫なんですか?なんか、体の中をいじられていらみたいでちょっと怖いんですけども……」

 

 

やや不安げな面持ちで尋ねるクラスメイト。

 

 

「(大丈夫だよ。”彼女たち”はそんなことしないから)」

 

 

なんて事を心の中でいいながら話を聞いているとまた山田先生が一人で暴走していた。ブラジャーのサイズがどうたらこうたら、男の織斑くんはつけていませんよね、とか……クラス中にむず痒い雰囲気を作り出していた。みんなの胸中真っ赤だ。あのオルコットさんも少し赤くなっている。

 

 

「んんっ!山田先生、授業の続きを」

 

 

(織斑先生)が助け舟を出した。ご苦労様です。

その後なんとか授業を立て直した山田先生は彼氏彼女発言に頬と心中をピンクに染めつつも授業をやり遂げ休み時間となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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