「艦娘グラフティ4」(第8部)「執務室の午後」   作:しろっこ

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蕎麦屋を出た提督たちは大山へと向かうのだった。


第13話<日野川>

「おお~川だ」

 

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「艦娘グラフティ4」「執務室の午後」(みほ8ん)

:第13話<日野川>

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<< 蕎麦屋出発:幹線道路南下 >>

 

私たちは軍用車に乗り込んだ。駐車場を出ようとすると、店員やお客さんたちが総出で手を振っている。まるで出撃するみたいだな……。

 

「すごいですね、お店の人も町の人も親切なのです」

ハンドルを握りながら電チャンは感動している。

 

「そうだね~”地方ならでは”って奴かな~」

秋雲もまざらでもなさそうだ。

 

「……」

寛代は相変わらずだが。

 

車は幹線道路に乗って、大山の見える方向へ南下していく。

 

「このまま大山を目指して真っ直ぐ行けばいいのでしょうか?」

電チャンが確認してくる。

 

「そうだな……いろんなルートはあるけど一番分かりやすい道で行こうか。大きな川を渡るまではずっとこの道を真っ直ぐで良いよ」

 

「はい」

そうは言うものの私も十数年ぶりに車で大山に向かうから、ちょっと不安な面もある……あ、そこで思い出した。

 

「寛代は沿岸部の地形データも持っているよな」

助手席の彼女は軽くうなづいている。

 

「このまま真っ直ぐ行くと日野川を渡って岸本町役場のところから左に曲がる道があるはずだ。基本的には道なりだけど、もし電チャンが迷いそうだったらサポートしてやってくれ」

寛代はうなづいた。

 

「へえ~寛代殿は通信だけでなく道案内も可能ですか~」

秋雲が感心している。

 

<< 幹線道路南下:日野川 >>

 

岸本へ向かう道は妙に真っ直ぐなので比較的走りやすい。個人的にはさっきの蕎麦屋のある辺りから田んぼを突っ切って日野川へ向かうルートが好きだけど道が入り組んでいるから電チャンにはきついだろう。

 

やっぱり新しい軍用車だから乗り心地は良い。将来的には例のリンクシステムとも連動できるオプションは付いているらしいが美保ではまだ先の話だな。でもそうなると寛代あたりはこの車の電装品と一心同体みたいな感じになのかな?思わずコードを沢山ぶら下げた光景を想像したら不気味だった。

 

とにかく天気が良いし、空は抜けるような青空だ。状況が許せばこんな日に大山登山とか良いだろうけど今日はダメだな。また今度、企画でもしようか。

 

真っ直ぐな道をひた走ると道は左に曲がる。その先は日野川だ。

 

「おお~川だ」

秋雲が叫ぶ。一瞬、シャレかと思った。

 

「これは日野川だ。西部地方では一番大きな川だな」

私が言うと彼女は答える。

 

「へえ~都会と違って川との距離が近いですね……ホラホラ、橋の欄干だってすぐに乗り越えられそうな感じだよ」

どことなく秋雲って意外な視点からモノをいう。やっぱり普通の人……いや艦娘と比べても独特な感覚があるよな。

 

「そうだな……夏だったら川遊びも良いかもな」

私は軽く帽子を持ち上げながら言った。

 

「そっか~失敗したな~!こんな良い場所があるなら、もっとチェックしておくべきだった」

残念がる秋雲。この艦娘の場合は単に遊び場所を探すという感じではないところが面白いよな……やっぱりスケッチしたいのだろうか?

 

 




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※これは「艦これ」の二次創作です。
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サイトも整備したいけど~(^_^;)
http://www13.plala.or.jp/shosen/
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PS:「みほ8ん」とは
「美保鎮守府:第八部」の略称です。
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