ファンキル学園にやって来たフォルカスが、仲間と馴染めてないのを見かねたマスターは、ある試練を用いて彼女とロンギヌスとの親密度をあげさせる決意をする。

その試練とは〔見えない手錠〕と言うもので、ずっと二人で行動を共にしなければならない苛酷なものであった。

二人は無事にその試練を乗り越える事が出来るのであろうか?

さらには、それを乗り越えた後のご褒美をマスターから受けとることが出来たのだろうか?


1 / 1
どうも、お久しぶりです。
またもや、ファントムオブキルの二次創作作品を書いてしまいました。

今回は綺麗可愛いフォルカスが出てきます。
先輩設定のロンギヌスと後輩設定のフォルカスの絡みを楽しんでくれればと思います。

あと、手錠って……なんかイイですよね。



親密度アップのマル秘試練

 

ファンキル学園二階の渡り廊下を二人の少女達が、笑顔でお喋りしながら歩いていた。

その少女達はロンギヌスとミストルティンで、肩を並べて歩くその姿はとても仲が良さそうに見える。

 

ふと、ロンギヌスはミストルティンとのお喋りをやめて、渡り廊下の先のほうに目を向けた。

そちらから何か強い視線を感じた気がしたのだ。

 

そして彼女はそこである人影を見つけて立ち止まって呟いた。

「あ……」

ロンギヌスがそこで見つけたのは、廊下の曲がり角の柱の陰にいる、艶やかな黒髪を腰まで伸ばした細身の綺麗な少女であった。

彼女は大きな瞳でじっとロンギヌスを見つめている。

 

ロンギヌスの隣に並んで歩いていたミストルティンが、突然立ち止まった友達を見て不思議そうな顔で訊ねてきた。

「どうかしたの?ロンちゃん」

「うん……」

ロンギヌスはその廊下の先にいる黒髪の少女と目を合わせながら生返事を返していた。

 

不思議に思ったミストルティンはロンギヌスが向けているその視線の先に目を向けてみた。だが特に変わった事はなさそうに見える。

その時にはすでにその柱の陰にいた少女は、いつの間にか姿を消していたのであった。

 

ミストルティンがロンギヌスの様子を改めて窺うと、少し困ったように眉を寄せている彼女の表情を認めた。

心配したミストルティンはまたロンギヌスに訊ねた。

「何かあったの?」

「うん……、彼女がまたこっちを見つめていたの」

「彼女?」

「うん。……フォルカスちゃん」

それを聞いてミストルティンも少し表情を曇らせた。彼女もロンギヌスとフォルカスの二人のいざこざは、何度も目の当たりにしていたからだ。

 

そのフォルカスと言う少女は、最近ロンギヌス達と同じ隊に入隊した新人のキル姫なのだが、彼女はロンギヌスの気弱なところがどうにも気に入らないらしいのだった。

 

彼女が言うには、ロンギヌスはこの隊の古参中の古参で、いわばこの隊の幹部だとも言えるのに、そういった態度を取らないのはいけない、もっと自信を持って威厳のある態度を取るべきなのだとずっと言い張っていた。

 

それが彼女のロンギヌスに対する愛情や尊敬の裏返しだと皆は分かってはいたが、彼女があまり聞き分けてくれないので隊員達は皆少しばかり困っていた。

そのフォルカスは、つい最近までメタガ練兵所と言う施設に通って訓練の日々を送っていたのだが、数日前にその訓練を終えて、またこの学園に通い始めていたのであった。

 

ロンギヌスは小さくため息をついた。

「……はぁ、いい加減私の事を諦めてくれないかな?フォルカスちゃん」

「諦めるって……」

ミストルティンは少し笑いながら言った。

「ううん。言い方は変だけど、私はあの娘が言うみたいな威厳のある態度はとれないもん」

「うん……ロンちゃんは優しいから」

「う~ん、そうなのかな。でも私達の隊の基本方針はみんな仲良くでしょ?私は昔からそれが当たり前って思ってたから」

 

ミストルティンは口元に指を当てて考えながら言った。

「確かにそうよね。でも、フォルカスちゃんはまだこの隊に入りたてで、皆ともあまり馴染めてないみたいだからね。あと訓練や実戦ではまだしも、こういった学園生活になるとやっぱり少し戸惑うのも分かるよ。私もロンちゃんと仲良くなるまでは、学園内で一人の時が多かったし」

「……うん。私もフォルカスちゃんともっとお話がしたいんだけど、何か彼女は最近、私と目が合うといつも逃げちゃうのよね」

ミストルティンは声を抑えて言ってきた。

「……マスターに一度相談してみる?」

 

ロンギヌスは眉を寄せて少し考えた。

「……でも、マスターを煩わせるのはどうなんだろう。隊のキル姫達の仲の事なら、出来るだけ私達で解決したほうが良いと思うのよね」

ミストルティンはロンギヌスを大きな瞳で頼もしげに見つめて言った。

「さすが隊の幹部は違うね」

「もう」

ロンギヌスは頬を膨らませてミストルティンを睨んだ。

「あは。ごめんなさい」

ミストルティンは笑いながら謝った。

 

二人はどうすればもっとフォルカスと仲良くなれるかを相談しながら再び歩き出した。

 

その二人の背後に、気配を消して彼女達をこっそりと見守っていた男の人の姿があった。ストライプのワイシャツと黒いスラックスを着た教師っぽい出で立ちの男性だ。

彼は背を壁に持たれかけ、腕を胸の前で組んで彼女達を眺めている。

彼は視線を天井に向けると、ぼそりと呟いた。

「……うーん、久々にアレをやるとするか」

 

 

授業の終わりを告げるチャイムが学園に鳴り響いた。

生徒達は皆、いそいそと鞄に教科書とノートを入れて帰る準備をし始めている。

そこに一人の男の人が教室に入って来た。

 

窓辺の自分の席に座っていたロンギヌスが、すぐにその男性の気配を察してそこに目を向けた。

やはりそこにいたのは、彼女が感じた通り彼女自身のマスターだった。

「マスター」

ロンギヌスはそう言ってじっと彼のほうを見つめた。

 

するとそのマスターがロンギヌスのほうを見て彼女を手招いてきた。

それを見るや、ロンギヌスはすぐにマスターの元へと向かった。もしも彼女のお尻に犬の尻尾の様なものがあったなら、それはもうブンブンと小気味よく振られていたであろう。

 

マスターは近寄って来たロンギヌスの頭に手を置いて優しく撫でた。

「やあ、ロンギ。今日も元気そうだな」

「はいっ。マスター」

ロンギヌスは嬉しそうに、その自分の頭に置かれた手の感触を楽しんでいたが、マスターの後ろにいた少女を見て驚いたように目を見張った。

 

ロンギヌスは戸惑いながら言った。

「フォルカスちゃん……」

「こんにちは。ロンギヌス先輩」

フォルカスは冷静な口調で挨拶をしていた。

 

マスターはロンギヌスから手を離すとフォルカスを自分の前へと押し出した。

そして少しすまなそうな口調で言い出した。

「いやな、近々槍のキル姫の特殊なミッションがあってな。そのミッションのリーダー役をお前達二人に任せたいんだが。でもそれにはやっぱり二人がお互いの事を分かってないと駄目な訳で。まあ、その、なんだ、そう言う事だから……」

 

そう言ってマスターは、ロンギヌスとフォルカスの両方の手を取ると、その両方の手を繋がせた。

そして、それで終わりかと思いきや、マスターはその二人の手首に手錠を掛ける真似をした。

「……ガッチャン。そんで、もういっちょ……ガッチャン」

 

フォルカスはポカンとしてマスターのその妙な仕草を見ていたが、ロンギヌスはあっと何かを思い出したような顔つきになった。

 

マスターは二人に説明を始めた。

「ロンギヌスは知っているよな。これは言わば、二人を繋ぐ〔見えない手錠〕だ。これをしている限り二人はもう離れる事が出来ない。……と言う、まあいわゆる設定だな。これは、俺が昔にお前達の親密度を上げるために考案したやり方でな。これを解除するまで、お互いがずっと体の一部に触れていないといけないんだ。何をする時もずっとな。そう、朝起きてから食事や風呂や寝る時までも」

 

フォルカスは少し怪訝な顔になった。

「え?でもマスター。これって、こうやったらいくらでも……」

フォルカスはロンギヌスから手を放して離れようとする。

「はわわ……!」

ロンギヌスは慌ててフォルカスの手を掴んだ。そして今度は彼女に放されないようにしっかりと両手で握りしめる。

 

フォルカスは手を強く握られて少し恥ずかしそうな顔でロンギヌスを見たが、彼女のとても真剣な顔に気圧されてしまった。

ロンギヌスは少し強い口調でフォルカスをたしなめた。

「駄目だよフォルカスちゃん。もう私達の手首には手錠がはめられているんだから。マスターはあえて設定とは言ったけど、言い換えるとこれは命令みたいなものだからね。私達はマスターのどんな命令でもきくって誓っているでしょ?」

 

フォルカスはやっと事の重大さが分かってきたようだ。

「えっ?……と言うと本当に……?」

ロンギヌスは真剣な顔でコクンと頷く。

 

マスターは何か楽しそうな顔で言った。

「そんな訳でよろしく頼む。今回はあまり時間もないんでな。これは多少強引な手段だが、とりあえず二人で3日間もずっと一緒に居ればかなり親密度は上がるだろう。ではな」

マスターはそう言うと片手を上げて教室から出ていった。

 

ロンギヌスとフォルカスは取り残された感じで、黒板の前に佇みしばらく茫然としていた。

 

そこへクラス委員長のシェキナーがやって来た。

彼女もロンギヌスと同じ隊で、隊の昔の事をよく知る者である。

シェキナーはため息をついて言った。

「全くマスターも困ったお人ですね。いきなり〔見えない手錠〕とは……」

だが彼女は途中で思い出し笑いをしてきた。

「でも懐かしいわね。昔はよくやってたもの。特に貴女とレヴァさんとパラシュさんが3人で手錠に繋がれていた時は見ててほんと楽しかったわ」

 

ロンギヌスは不満顔で言い返した。

「もうっシェキナーさん。あれはすごい大変だったんだよ。何をするにもずっっと3人一緒で、ほんとに動きづらくて、いつ誰の手が離れるかといつもどきどきしっぱなしで、最後にはもう皆疲れはてて、しょうがないから紐でお互いを縛りあってたんだから」

「ふふ、でもそれを乗り越えて、今の貴女達があるのでしょう?」

「それはそうなんだけど……」

ロンギヌスはそう言ってフォルカスのほうをちらりと見た。

彼女は何か不思議な表情でその話を熱心に聞きいっている。

 

ロンギヌスは彼女の表情を見て思った。

もう少し呆れるとか嫌がるとかの反応があると思ったけど……。

 

フォルカスはぶるっと身震いをして呟いた。

「やはり皆さんは、マスターに対して本当にすごい忠誠心を持っているのね……。私も負けてはいられないっ!」

フォルカスはロンギヌスの腕を、自分の胸の谷間に挟み込むようにしてぎゅっと抱きしめた。

「私もっ!絶対に、この手は離しません!」

 

ロンギヌスは慌てて説明を始めた。

「待って待って、フォルカスちゃん。一応普通の手錠くらいの距離なら離れても大丈夫なんだから」

だが、フォルカスは真剣な顔で言い返してきた。もうお互いの吐息がかかるほどの、かなりの至近距離である。

「ですが、ロンギヌス先輩。もしも油断してそれよりもっと離れてしまったら、マスターの命令に背いた事になってしまいます」

「そ、それはそうなんだけど」

ロンギヌスは困ったように眉を寄せている。

「それならば、その可能性を排除する為に、出来るだけくっついていたほうが、私は良いと思うのです」

彼女は自信満々にそう言った。何かとても嬉しそうに見えるのは気のせいだろうか。

 

ロンギヌスは確かにそうだとは思ったが、この体勢は少しやり過ぎではないかと思っていた。

これは何か、フォルカスの生真面目で几帳面な性格が、マスターへの忠誠心と相まって暴走してしまっているような感じがする。

だけど、彼女に正論すぎる正論を言われ、ロンギヌスにはもうどうしようもなかった。

 

ロンギヌスが諦めた様子で周囲を眺めてみると、クラスの皆がロンギヌスとフォルカスのくっつきっぷりを遠巻きにして微笑みながら眺めていた。

そばにいるシェキナーは苦笑いをしている。

そして、いつの間にか教室に来ていたミストルティンも目を丸くしてロンギヌス達を見つめていた。

 

学園の帰り道をロンギヌス達が歩いていると、いつの間にか周りに友人達が集まってきていた。

ロンギヌスとフォルカスを中心に、シェキナー、ミストルティンが両脇にいて、その内に同じ隊のレヴァ、パラシュ、カドケウスが物珍しそうに近寄ってきたのだ。

 

レヴァが楽しげに訊ねてきた。

「ねえねえ、何してんの?その格好なに?あれ、この娘、ウチの隊のフォルカスじゃない?」

フォルカスが黙ってぺこりと頭を下げる。もちろんロンギヌスの腕をしっかりと胸に抱えたままだ。

 

ロンギヌスが少し照れたように言った。

「あはは、マスターから〔見えない手錠〕をかけられちゃって」

レヴァは口笛を吹いた。

「ヒュー♪ああ、そう言う事。久し振りだね。それなら……頑張ってね、フォルカス」

フォルカスは張り切った声でそれに答えた。

「はいっ。頑張ります」

 

パラシュも二人を見て言った。

「つらいときもあるけど、それを乗り越えると、また一段と仲良くなれるからね」

「はいっ」とフォルカス。意思の固さが分かるような良い返事だった。

 

カドケウスが二人に近寄って来た。

「二人はいつでもどこでも一緒なんだよね?それじゃあ、秘密も何もかもバレバレになっちゃうのか。何か良いなー、そう言うの」

何となく妖しく微笑むカドケウスだった。

ロンギヌスは背筋がゾクッとした。

「ど、どう言う意味?カドケウスちゃん」

「んー?別にー」

カドケウスは答えをはぐらかしてまた並んで歩き出した。

 

学園の寮に帰って来て、二人はまずロンギヌスの部屋に向かった。

彼女達に割り当てられている部屋は、ベッドと本棚と机だけのとてもシンプルな内装の部屋だ。

各部屋の作り自体は基本的に全部同じなのだが、その部屋に私物として置いてある小物達で、だいぶ与える印象が異なって見える。

 

ロンギヌスの部屋にはベッドに可愛いヌイグルミがあったり、机の上に可愛い小物があったり、本棚に収まりきらない本が部屋の片隅に積んであったりと、なかなか文学少女っぽい雰囲気の部屋だった。

 

部屋に入って二人っきりになると、フォルカスは今の体勢が何かとても恥ずかしく思えてきた。

フォルカスは顔を赤らめて、すっと身を放すとただ手を繋ぐだけの体勢になった。

何となく気まずい沈黙が二人の間に訪れる。

 

一応この試練の経験者のロンギヌスは、まずこの制服を私服に着替える事にした。

戸棚を開けて部屋着を一着取り出す。彼女が手にしていたのは空色の可愛らしいルームウェアだった。

だが片手がフォルカスの手で塞がっているので、これでは着替えようがなさそうに感じる。

 

フォルカスが戸惑ったような目でロンギヌスを見た。

ロンギヌスが説明を始めた。

「あのね、フォルカスちゃん。この〔見えない手錠〕だけど、実はそんなに厳密なものではないの。私達の片手がずっと使えなかったら何をするにも大変でしょう?だからこれは付け替える事が出来るの。今は私の左手首とフォルカスちゃんの右手首にあるから、それを……」

 

ロンギヌスはフォルカスにすっと寄り添うと、自分の左足と相手の右足をピタリとくっ付けた。そしてお互いの手首から手錠を外す仕草をして、それを今度はお互いの足首に掛ける真似をした。

「はい。これで手錠は私達にかけてある状態で、お互いの手が自由になったと言う訳」

 

フォルカスは素直になるほどと頷いている。

「それじゃあ、私は着替えちゃうから」

ロンギヌスは手早く服を脱ぎ出した。さすが彼女はこの試練にかなり慣れていて、フォルカスから全く身を離さずに服を着替え終えていた。

 

「それじゃあ今度はフォルカスちゃんの部屋に行こうか」

ロンギヌスは見えない手錠をまた手首に付け替えてからそう言った。

「は、はい」

フォルカスは少し緊張した声音で答えていた。

「こっちです」

フォルカスはロンギヌスの手を引いて、少しばかり早足で寮の廊下を歩いていた。

すれ違う寮生の視線が何か少しこそばゆい。

 

一つ上の階にフォルカスの部屋はあった。

フォルカスはロンギヌスを部屋に引き込むと一息ついた。

フォルカスの部屋はとても整然としていて几帳面さが感じられる部屋だった。机の上の小物類も綺麗に並べられ、棚の上の本もきちんと高さが揃えられている。それにベッドメイクのほうも皺一つなく完璧にしてあった。あと壁にはかなり達筆な大きな馬の絵が飾られ、愛用の槍が架台にきちんと掛けられている。

 

ロンギヌスは感心したようにその部屋の様子を眺めていた。

フォルカスは恥ずかしそうにしながら、収納タンスの中を色々探して、やっと一着の部屋着を取り出した。その彼女が手にしていたのはロンギヌスが着ているのと似たようなルームウェアだった。

色も薄い青色で、よく見ると形もお揃いと言ってもいいくらい似ている。

ロンギヌスは彼女が似たようなのを敢えて選んだのだと気が付いたが、特に何も言わなかった。

 

フォルカスはロンギヌスの真似をして、見えない手錠を足首にかけ直して、着替え始めた。

だが、慣れてないのと緊張でかなりもたついた着替えになってしまい、一度下着姿でバランスを崩してロンギヌスに支えてもらったりもしていた。

 

次に二人は夕御飯を食べに寮の食堂に行った。

そして二人は同じメニューを頼み、同じ速度で、同じ物から順に食べていった。箸休めを食べる時も、水を口に含むタイミングも一緒だ。もちろん食べ終わるのも同時になった。

 

こうする事でお互いの呼吸が次第に合っていき、戦闘時に有利なデュアルサポートを発生させる事が出来るのだとロンギヌスはフォルカスに説明していた。

 

そしてついに二人一緒にお風呂に入る番になった。

これはさすがに照れるがずっと入らない訳にはいかない。

ロンギヌスとフォルカスは手を繋いだ状態で脱衣場に入っていった。

あまり先客はいなそうだ。

二人はお互い顔を赤らめて服を脱ぎ出した。

 

しかしこれだけ身体を寄せあっていると、つい相手の肌に目がいってしまう。お互いが相手の胸の大きさや、お尻の形などを横目でチラチラと盗み見ている。

最後には二人共が相手の裸にしばし見とれてしまっていた。

ロンギヌスはふと我に返ってフォルカスの手を引いて言った。

「い、いこっ」

フォルカスもはっと気がついて返事をした。

「は、は……はいっ!」

照れて顔を真っ赤にした二人は、揃って浴室に駆け込んでいった。

 

洗い場でまず身体を洗うのだが、二人寄り添った状態で身体を洗うのは、何か変に気持ちが良かった。

相手の柔らかい体が石鹸のぬるぬると相まって、何度も何度も自分の肌に触れてくるからだ。

わざとではないがその感触がとても気持ち良くて、敢えてそれをやってしまっているのではないかと思い始めてきた。

二人ともがもう、自分ですら自分の行動がよく分からなくなってしまっていた。

 

二人はこの魅惑的な体洗いを終えてやっと湯舟に入る事が出来た。

ほぅと大きなため息をつきつつ、二人並んで手足を伸ばして湯の中でくつろいでいると、何やら奥のほうから風呂桶がすい~っと水面を漂って来るのに気が付いた。

二人がなんだろう?と思ってそれをじっと見ていると、いきなりその風呂桶の下から水面を割って、裸の少女がザバッと立ち上がってきた。

 

ロンギヌスは驚いて小さく悲鳴をあげたが、すぐにそれが誰だか分かった。それは赤い髪でショートカットの小柄な少女でもう見間違いようがない。

「きゃ……あっ、カドケウスちゃん!」

イタズラが成功して満足したような表情のカドケウスが、風呂桶を頭にかぶったままの状態で、ロンギヌス達の目の前に立っていた。

 

「ビックリした?」

カドケウスは笑顔でそう言うと、再び湯につかって近付いてきた。

「もう、カドケウスちゃんやめてよね」とロンギヌスは文句を言った。

「あはは」

カドケウスは笑ってそれには答えず、フォルカスのほうに目を向けて彼女をまじまじと見つめていた。

 

フォルカスはそれにどう反応してよいのか困っている様子だった。

その内にカドケウスが言い出した。

「んー、フォルっちは結構、胸あるんだね」

「え?あ……そう、ですか?」

フォルカスは片腕で自分の胸を隠す仕草をした。

「ロンギもやっぱりそれくらいは欲しいよね」

「え?うん、まあ、そう……だね」

ロンギヌスはこの流れはまずいと思ったが、カドケウスにやっぱり言われてしまった。

「ところでロンギ、もう体操はやったの?」

「ちょ……!」

ロンギヌスは慌ててカドケウスの口をふさごうとしたが、見えない手錠が枷となってすぐには彼女のそばに行けなかった。

 

そしてカドケウスがだめ押しのように言う。

「駄目だよロンギ。あの体操は毎日欠かさずやらないといけないんだって自分で言ってたよね」

「はう……」ロンギヌスはぶくぶくと半分顔を湯に潜らせていた。

 

目をぱちくりとしたフォルカスが、不思議そうな顔で訊ねた

「……体操……ですか?」

カドケウスはあっさり頷いて言った。

「うん、そう。バストアップ体操。シェキ姉のお墨付きの。胸が大きくなるんだって」

フォルカスは興味を持ったように言い出した。

「へえ、そう言うのがあるんですね。……ロンギヌス先輩、私もやってみたいです!」

「はわわ……」

ロンギヌスは初めはあわてふためいていたが、覚悟を決めたような表情になった。

 

確かにこれは、自分の胸を揉みしだく行為もある体操だが、別に変な事をしている訳ではない。

それにこの体操は、お風呂に入りながらやるのが、一番効果があるのは確かだし、自室でフォルカスと二人っきりになってからやると言うのは何かかなり抵抗がある。

それならば、もうこの場で堂々とやってしまおう。

ロンギヌスはここまでを一瞬で考えていた。

 

「それじゃあフォルカスちゃん、一緒にやってみる?」

「はいっ。よろしくお願いします」

二人は揃って体操を始めた。

いっちにーさんしー、いっちにーさんしー。

抑え目な掛け声が浴室に小さく響き渡る。

 

じっーとその二人の様子を見ていたカドケウスが、その場で一緒になってやり始めた。

それはカドケウスが、いつもロンギヌスを観察していて、ほんとにあの体操で彼女の体が引き締まってきて胸が何となく大きくなってきたのが分かったからだった。

 

3人でせっせと体操をしていると、いつのまにか湯舟のふちにケーリュケイオンが座って、その姿を眺めてきていた。

彼女はタオルを脇に置いて、特に裸を隠さずに足を組んで座っている。

「カドケウスもやり始めたの?」

「あ、お姉ちゃん。うん、何か楽しそうだったから」

「ふーん」

ケーリュケイオンは体をピタリと寄せあっているロンギヌスとフォルカスのほうを見て言った。

「そう言えばロンギヌスさん、いま丁度相方がいるならば良い情報があるわよ。その体操なのだけど、自分の胸を揉む仕草の時に、他の誰かに頼んで、代わりに自分の胸を揉んでもらうと効果がだいぶ上がるみたいよ。どうやらホルモン分泌量の関係らしいけど」

「え?」

ロンギヌスとフォルカスは、誰かに胸を揉んで貰うと聞かされて、顔を一瞬見合わせると慌ててすぐにそらしていた。

 

さらにケーリュケイオンは話を続けた。

「それに貴女達は今〔見えない手錠〕の試練の途中でしょ?〔見えない手錠〕は親密度を上げるための試練だから、もし今それをやっておくと一石二鳥の成果があると言う訳ね。それは何故かと言うと、胸と言うのは人体の最大の急所である心臓に一番近いから、相手の胸に手を触れるというのは精神的にも特に意味があるのよ。相手に自分の一番の急所を委ねると言う事で、お互いの心と心が一段と近くなると言う訳ね」

 

「はう……」

ロンギヌスは唸った。

ロンギヌスだけではそう言われても恥ずかしさが勝ってしまい、とても実行は無理そうだったが、理論派のフォルカスは違っているようだ。

親密度を上げるためと言われては、もう黙ってはいられないのだろう。

彼女の目はきらきらと煌めき、何かそれをとてもやりたそうにロンギヌスを見つめている。

 

うー……。

ロンギヌスは大きなため息をつきつつ、諦めた様子でフォルカスに背を向けて言った。

「じゃ、じゃあ……お願いします……」

「はいっ」

フォルカスはその背中に近寄り、彼女の腋から両手を差し入れてきた。

彼女の手がロンギヌスに胸にそっと触れる。

ロンギヌスの吐息が口から漏れるような声が聞こえた。

 

ケーリュケイオンとカドケウスは、そこでもう退散することにした。

 

誰もいない湯舟の中で、彼女達の体操はしばらくの間、ずっと続いていた。

 

ロンギヌスとフォルカスはのぼせる程の長いお風呂からあがり、ロンギヌスの部屋に行った。順番として今日はロンギヌスの部屋で寝ることになったのだ。

ロンギヌスが先にベッドに入り、その隣に枕持参のフォルカスが横になった。

並んで寝るとやはりこのベッドは少し狭いので、〔見えない手錠〕は抜きにしても、体をくっつけざるを得なかった。

精神的にもだいぶ疲れていたのだろう。二人はどちらともなく身を寄せあって、お互いの温かい体温と柔らかい肌の感触を感じながら、すぐに眠りに落ちていった。

 

 

次の日の学校も二人は手を繋いで登校し、授業もマスターの権限を使って机をつなげて仲良く並んで受けた。

その頃にはもう二人は周囲の目は気にならなくなっていた。

 

そして、武術の授業になった。

体操着のブルマに着替えたロンギヌスとフォルカスは、手を繋いだまま、もう片方の手に長い槍を持っていた。

このような槍は、片手だけでは扱いにくくてしょうがない。

フォルカスは何度か槍を振り回してみたが、その度に槍を落としてしまっていた。

 

この試練を経験しているロンギヌスが言い出した。

「フォルカスちゃん。私達のような槍使いには片手だけで武器を扱うってやっぱり無理があるんだよ。軽い剣や斧なら片手でも扱えるけど、短くて軽い槍だとしてもやっぱり結構難しいよね」

フォルカスはこくんと頷いて言った。

「はい。でも、それならどうすれば……。!!あっ、そうか!〔見えない手錠〕の掛け変えですね?」

フォルカスはすぐに気が付いたようだ。

 

ロンギヌスは頷いて説明を始めた。

「そう。お互いに槍を振るう時は足首に〔見えない手錠〕を移して、そしてその場から移動する時は、また手首に移すの。その繰返しを重ねて戦闘をこなさなくてはならないのよ」

「む、難しいですね」とフォルカスは眉をひそめた。

「うん、慣れないと難しいよね。相手との息もピタリと合ってないと無理だし。それと戦闘時には〔見えない手錠〕の掛け変えの仕草はいっさいなしで。手から足へ、そしてまた手へと、一瞬でそれが移動するような感覚でお願いね」

「はい!やってみます」

フォルカスは真剣な顔で答えた。

 

二人はまず演舞から始めた。

槍を振るってから数歩移動して、そしてまた槍を振るうと言う、かなり単純なものなのだが、なかなか上手くいかない。

フォルカスの槍が何度もロンギヌスの体のどこかに当り、フォルカスの足がロンギヌスの足を踏んだり引っかけたりしていた。

 

休憩時間になってフォルカスは意気消沈してロンギヌスに謝っていた。

「ごめんなさい!ロンギヌス先輩。何度も痛い思いをさせてしまって……」

ロンギヌスは首をぶんぶんと振って否定した。

「ううん!大丈夫だから。初めはしょうがないよ。私も最初はひどかったし」

「相手の動きを見なければいけないと言うのは分かるのですが……」

フォルカスはかなり落ち込んでいる。

 

ロンギヌスは考えながら言った。

「そうね、フォルカスちゃんは少し〔見えない手錠〕に囚われすぎてる感はあるかな。こう言っては何だけど、手錠なんて本当は無いものだから、少し位離れても良いのよ。ただそうなってしまうと、マスターとの誓いを破ってしまったと思って何か胸が痛いだけで」

フォルカスはそれを聞いてとても嫌そうな顔をした。

「でも、それだけは避けたい……」

ロンギヌスはクスリと笑った。

「ふふ、フォルカスちゃんはマスター大好きだもんね。でも後ろにマスターがいて、それを守る戦いだと思えばどう?」

「う……、そう考えると手錠の事は気にしてられないって言うか。でもそれじゃあ手錠で縛る意味が……」

「うん。そうよね。私が言いたいのは創造力が大事だと言う事。気持ちの持ちようで私達はいくらでも変われるんだから」

ロンギヌスはそう言って、ぐっと背伸びをした。

 

フォルカスは考え込んだ。

そう。確かに私の今までは、手錠の事を意識して、ロンギヌス先輩の動きを意識して、お互いの槍の動きの軌跡を意識して、敵の動きを意識して……。

何か全ての感覚が後手に回ってる感じがする。

 

ロンギヌス先輩はたぶん違う……。ロンギヌス先輩のあの流れるような滑らかな動き。あれは私の動きを見てから私に合わせているのではない。そう、あれはまるで私の動きを先読みしてから、それに合わせてそこに自分の体の動作を起こしているかのような……。

 

フォルカスの身に電流が走ったような気がした。

……そう!そうだわ!

昨日、今日とロンギヌス先輩と私はずっと一緒にいて、ロンギヌス先輩は私の動きや考え方はもうかなり分かってきているはず。

そうよ、考え方一つで動きが変われるんだとしたら……。

もし私がロンギヌス先輩の意思を完全に読み取れるのだと心から信じる事が出来れば……!

 

フォルカスはロンギヌスをじっと見つめた。

ロンギヌスはニコリと笑ってフォルカスを見返してきた。

 

休憩時間が終わり今度は実戦訓練になった。

ロンギヌスとフォルカスが身を寄せあって槍を構える。

その二人に級友たちが勝負を挑んできた。

 

ロンギヌスが槍を振るい一人をまず倒した。

だが、その脇からすぐに新手が襲いかかってくる。

それを瞬時にフォルカスが槍で防いだ。

それを見るまでもなくロンギヌスは、その相手に槍を突き出していた。それはフォルカスが自分を守ってくれると信じて疑わないような動きだった。

 

二人で寄り添っていて絶対に動きづらいと思われるロンギヌス達が、次々と級友たちを倒していくのを見て、面白がった級友たち全員が総攻撃をしかけてきた。

 

しかし二人は怒濤のように押し寄せる全ての攻撃を滑らかにいなし、次々と級友たちをなぎ倒していく。端から見ると槍を持った二人が、華麗に舞い踊っているかのように見えた。

 

フォルカスは自分に驚きながら槍を振るっていた。考え方は一つでここまで違うとは。

ロンギヌス先輩ならこう動く。

ロンギヌス先輩ならこう避ける。

ロンギヌス先輩ならこう槍を突き出す。

そう思って自分が動くと相手は本当にそう動いてくれていた。

 

それに自分に敵の姿が見えなくても、ロンギヌスとずっと触れあっている箇所の微妙な押し引きの感覚で何となく敵の動きが分かるのだ。

敵があっちから近づいている。

敵が向こうから攻撃してくる。

私が向こうに向かうからあっちを頼む。

そんな事まで分かり合うほどになっていた。

 

持っている槍がとても軽く感じる。

ロンギヌスに背を任せていると怖いものは何もなかった。

「この刃に散れ!」彼女は高揚して叫ぶ。

フォルカスは立ちはだかった全ての者を倒していた。

 

フォルカスはロンギヌスと二人で寄り添う事で、お互いの命中、回避、必殺回避の数値が上がっているのがすごく実感出来ていた。

 

かくして級友たちを全員倒して武術の授業は終わりになったのであった。

 

 

それから7日の月日が流れた。

昼休みのファンキル学園の学生食堂にロンギヌスとフォルカスの二人の姿があった。

二人はその時、フォルカスともだいぶ仲良くなってきた友人達のシェキナーとミストルティンとカドケウスとケーリュケイオンと共に一緒のランチをとっていた。

「フォルちゃん」

ロンギヌスが醤油差しをフォルカスに手渡した。

「はい。ありがとうございます」

フォルカスは水をロンギヌスのコップに注いだ。

「どうぞ。ロン先輩」

「うん。ありがとう」

彼女達はまだ体をくっつけたままであった。

 

彼女達の意志疎通はもう完璧で、お互い何も言わなくても相手の希望が読み取れるまでになっていた。

 

彼女達がワイワイと食事をしていると、彼女達のマスターがふらりと食堂にやって来た。

あの日〔見えない手錠〕を彼女達にかけてから、ずっと彼女達を避けて、姿を見るとひたすら逃げ回っていたマスターだ。

 

ロンギヌスが即座にそのマスターの気配に気が付いて、フォルカスに目配せをした。

フォルカスもマスターの存在を知りそっと頷き返す。

フォルカスもこの数日で、マスターのその見事すぎる逃走スキルはもう嫌と言うほどに分かっていた。

 

二人はすっとテーブルの下に身を潜め、気配を消し、腰を屈めた状態で食堂内を素早く駆け抜けた。

そして背後から音もなく一気に近づき、ついにマスターを捕まえた。

「うおっ!何だ何だ……?って、げっ!ロンギとフォルか……!!」

ロンギヌスはぐっとマスターの腕にしがみつく。

「やっと捕まえましたよ、マスター」

「あ、あはは……」

マスターは笑ってごまかそうとしていた。

だがフォルカスもマスターのもう片方の腕を完全に封じて動きを止めている。これではもう逃げようもない。

フォルカスはマスターの手を引いて、マスターの注意を自分に向けさせた。

「マスター、もう逃がしませんよ。この〔見えない手錠〕のご褒美、これできちんといただきますからね」

フォルカスの目が真剣さを増している。

 

マスターは背中に冷や汗をかき始めた。

 

この〔見えない手錠〕と言うのはマスターに従う姫達にとってもなかなかにつらい試練であり、それにマスターへの忠誠心が幾度となく試されてしまうので、何か凄いご褒美がないととてもじゃないがやってられないような試練なのであった。

 

だが、ただその試練を無事に終えたからと言って、そのご褒美が無条件で受け取れると言う訳ではなく、ある条件を満たしたら貰えると言った、厳しい制約があった。

それはマスターの課した日数を超えて、まだその〔見えない手錠〕状態を二人でやり続けていたら、その〔見えない手錠〕の効力をキル姫達自身が自由に使えると言うものである。

 

そう、すなわちこの〔見えない手錠〕をキル姫達がマスター本人に掛ける事が可能になるのだ。

これはもう、マスターが大好きなキル姫達には垂涎のご褒美と言えよう。

 

ロンギヌス達の場合、マスターが課した日数は3日間だけであり、それを過ぎたら別にやめても特に問題はなかったのであった。

普通ならば、マスターを追って少しの間粘ったとしても、ついには断念してやめてしまうものなのだが、ロンギヌス達は違っていた。

マスターに強制された日数の倍以上を二人で執念で粘ってついにマスターを捕らえる事が出来たのだ。

 

フォルカスはこれまでの苦労を思い出し、何か感動で涙が出そうになっていた。

 

しかし、マスターはこれはかなりまずいと、この場から何とか逃れる言い訳を喋りだした。

「待て、フォル。俺に手錠つけてもつまらんぞ。そうだ、お前に何か買ってやろう。何でも良いぞ~。お!良いこと思い付いた。新しいコスチュームなんてどうだ?良いだろう、欲しくないか?一生物だぞ。な?ロンギも一緒にどうだ?」

 

フォルカスはそんなマスターを呆れた目で見つめた。

そしてロンギヌスに目を向けてお互い頷きあうと、声を揃えて言った。

 

「「……ガッチャン!」」

 

ロンギヌスはマスターの右手首に手錠をかける真似をして、フォルカスは左手首に手錠をかける真似をした。

 

「はい、これでマスター逮捕♪」

ロンギヌスは心から嬉しそうに言った。

「これで今日から3日間、マスター成分取り放題ですね♪ロン先輩」

フォルカスもとびきりの笑顔だった。

 

はしゃぐ二人の間でマスターは大人しくうなだれていた。

これでこのマスターはロンギヌスとフォルカスの両方に〔見えない手錠〕で繋がれて、自分が彼女達に課した日数である3日間を、ずっと一緒に過ごさなくてはいけなくなったのだ。

 

そう、その「ずっと」とは、あの時マスター本人が言った通りの、朝起きて食事や風呂や寝る時までの間のずっとである。

 

彼女達とのそんな魅惑的な長期間の束縛に、彼の精神がどれだけの理性を保てるのかは、まさに神のみぞ知ると言ったところであった。

 

 

 

{終わり}

 

 

 

 




……さて、このマスターは耐えられたのでしょうか?
このロンギとフォルの二人に挟まれたら……自分にはもう無理ですね。
しかも一瞬ではなく3日間ですから(笑)。

今回もまた長々とお付き合い下さりありがとうございます。(またもや14000文字とか)

次回も何か書くつもりでいるので、その時はまたよろしくお願いします。

ではでは。m(._.)mペコリ

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。