それとボカロファンの皆様、今日は初音ミクの誕生日ですね。おめでとうございます(?)今年でボーカロイド初音ミクが誕生して10年くらい経つんですかね?(間違ってたらスイマセン・・・)
長文で遅くなりましたが、本編をどうぞ。
空高く舞い上がるマンションの薄暗いエントランスにて、俺と衣玖の勝負が突然始まった・・・のだが、開始早々衣玖は何も仕掛けてこない。俺からの攻撃を待っているのだろうか。
「なあ衣玖・・・こんな事に、なんの意味があんだよ?」
「・・・さぁ、なんででしょう」
「諦めて一緒にうちに帰ろうぜ」
「総領娘様から時間稼ぎを頼まれていますので、帰しませんし帰れません」
「・・・はぁ」
もうどうでもいいや・・・何がしたいんだあいつは。何がなんでも通路に入ってやる。これでも鍵は一応持ってるんだ。
電源が入ってなくてドアを開けられないなら、壊せばいいだけだ。
衣玖を無視してドアに近づくと、俺はもらったナイフでガラス張りのドアをぶっ叩いた。
しかしやっぱりあれが再び来た。
バチッ!
「痛ってえええええっ!!」
静電気だ。衣玖が放った電撃が漏電してやがったんだ!
「言ったでしょう、通しませんと」
クソぉ・・・管理人室入ってブレーカを付けるか、電撃をくらいながらドアを壊すしかないな。
「何度言っても懲りないようですね。じゃあ仕方ありません」
「・・・ッ?」
なんだ、この空気は?よくわからない何かが目に浮かんでる・・・?あれは衣玖か・・・!?
「今動けなくしてあげます」
「見えたっ!!」
別にパンツが見えたわけではない。衣玖のする事が読めたのだ。
手に持っているナイフで衣玖の首を突こうとした俺だが、衣玖に触れてしまい俺全体が痺れてしまった。
「あまり私に触ると死にますよ?」
「やめろ・・・まだ死にたくねえんだよ俺は!お前に手なんか出したくないんだよっ。わかってくれよ・・・っ!」
「怖気づいたんですか?ふふふ、これだから人間は・・・」
「クソっ・・・」
なんだ、この半端なくムカつく感じ・・・。衣玖に対する怒りなのか?いつの間にか俺は、無意識に刀の柄を握っていた。抜刀しようと思えばできる。
「その刀で私と戦うつもりですか。いいでしょう、かかってきなさい」
刀をゆっくりと鞘から抜き取り、左手にナイフ、右手に刀を持った。これも二刀流の一部に存ずるのかな?
こんなんじゃ戦いにくいので急いでナイフをしまうことにした。
この時、衣玖は俺を無理矢理怒らせて本気を出させようとしていたのは言うまでもない。煽るに煽ってくるのだから、そんくらいわかってた。要は相手の気持ちを利用している事を実感した。
「すあっ!」
変な叫び声を出しながら、俺は衣玖に突っかかった。俺が振り回す刀を次々と素早く避ける衣玖であったが、少し焦りを感じていたような顔をしていた。
ここで一旦攻撃を止め、相手にスキを作らせる。
案の定、衣玖は止まっていたので・・・。
「しゃあ!」
しかし俺、何故か倒すはずの衣玖の肩に刀を置いてしまった。勝った!と思った瞬間、これは妖夢と練習してるわけではない事を思い出し、すぐさま刀を引こうとしたが遅かった。
刀はいつの間にか羽衣に覆われて引っ張り出せなくなっていた。そして衣玖の方から刀を伝って電撃が飛んできて、俺はまたそれを受けてしまう。
あまりの痛さに刀から手を離し、それと同時に羽衣で突き飛ばされ、俺は壁に背中を強く打った。
す、すげえ・・・あの羽衣ってなにで出来てるんだよ!?
ゆっくりと俺は立ち上がって、落ちているだろう刀を拾おうと思って歩き出したが、なんと衣玖が刀を握っていた。
「おっお前・・・そんなのありかよ!?」
超能力使えるクセに、武器なんか持ちやがって!
「
「意味がわかんねえよ!いいから返せ!」
「返せと言われて返す馬鹿は、果たしているんですかね?」
「~っ!げ、
ナイフだけじゃまともに戦えない!
「いいでしょう。じゃあ返すので取ってください」
そう言って衣玖は俺に向かって、刀をブーメランのように思いっきり投げた。取れるわけがねえ・・・取れたとしても指切られてるわ。
いつか刀が壁に突き刺さってくれると思って避けたままから動かなかったが、なんと刀は壁から跳ね返ってきた!
それが止まることなく何度も続き、取ろうにも取れなかった。どうやら俺の体力を削るためらしい。
避けてるうちにわかってきたことだが、何故か知らんが、刀が俺を追いかけてるような気がする。もしそうなら、誘導できるのだが。
走って走って、壁に跳ね返ってくる刀の挙動を調査すると、やはり俺を追尾していた。じゃあ、あれをやるしかない・・・。
「いつまで追いかけっこを続けるつもりなんですか?」
俺はついに衣玖の真正面に立ち、そこから全速力で真っ直ぐ衣玖に突っ込んでいった。
「これでも喰らいやがれえぇぇぇっ!!!」
因みに俺が住んでたマンションのエントランスのポストは剥き出しになっていて、衣玖は丁度そのポストの前に立っている。その衣玖の前に俺がいるというわけだ。・・・あとはわかるな?
衣玖は俺を避けようとしたが、タイミングをミスったらしく俺にあっけなく捕まる。それでも強引に俺を引き離そうとしたが、刀は既に近くにまで迫っていたため、俺はすぐさま衣玖にしがみつきながらしゃがみこんだ結果─────
グチャ!
衣玖の方から、そんな音がした。慌てて下から衣玖を見ると、ヤツは平気そうな顔をしながらこう言った。
「───私ったら、変な期待をしていたみたいです・・・」
これには意味があるそうなので、次話で述べることにする。
衣玖は腹の痛みを堪えていた。ここでとてつもない罪悪感が襲ってきた。
「お、おお、おい大丈夫かよ!?い、今すぐ抜いてやるからな!!」
「あ!それはやめて!抜かれると余計・・・うぐぐ」
「一瞬だけだ!」
「抜くと血が出るでしょ!?」
知ってるよそんなこと!!あとは適当なとこから救急箱なり持ってきてやるからよ!
「・・・俺・・・これ(刀)がないと、アイツに会えねえんだよおっ」
「じゃ、じゃあ!ゆっくり抜いて、ね?」
「わ、わかった・・・!」
こうして俺は刀を掴んで、ゆっくり慎重に引き離す。
「ぐっ・・・・・・ああっ!ああぁぁっ!うううぅぅ!!!」
痛みに耐えてる衣玖を見ると、まるで赤ちゃんを産む親を見てるようだった。
「っだあ!」
全部抜けきり、刺した箇所から出血した。衣玖は急いで手で出血を抑える。
「待ってろ!今包帯とか持ってきてやる」
「いや、いいの。妖怪はほっとけば治るのよ。そういう仕組みなの・・・」
もし衣玖が人間だったら、こんな事言って力絶えるんだろうな。
「マジか?信じるぞじゃあ。・・・でさ」
俺は衣玖にひとつ気になることを質問した。
「天子はどこだ?」
さてどこでしょうかねぇ・・・と衣玖。
現在パソコンの調子が悪くて、スマホから執筆・更新を半年くらい前から続けていますが、執筆のときに欠かせないキーボードはスマホのやつはやはり使いづらいですね汗
小文字にしようとすると指位置ミスって「ま」と打ってしまうことってよくありませんか、フリップユーザー!