平成のワトソンによる受難の記録   作:rikka

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登場人物紹介、名前だけじゃなくて一言二言説明文入れていくべきか
アニオリキャラが増えるとさすがに分かりづらい気がしてきた。

……いや原作に出ててもゲストキャラ増えるとさすがに尾えないか
ルパンもそろそろ出てくるしなぁ


120:遠い昔の真実の欠片

 

 

 

 

「まさか、本当に誘拐犯直々に出迎えてくれるとはね」

「あ、あの、初穂さん。その、誘拐というか……キースさんにも理由が――」

「ちょっとの間お嬢ちゃんは黙っててくれ。善意にせよ悪意にせよ、起こった事実は無視するわけにゃいかないのさ」

 

 大体アンタが日本で中途半端に仏心出しちまったからこんなことになったんだろうに。

 そこんとこ分かってんのかね……。

 

(あぁ、やっぱアタシは善人と相性悪いねぇ。嬢ちゃんよりも、わかって待ち構えていた伯爵様の方が好感持てるあたり自分でもどうかしてると思っちまう)

 

 その伯爵さまは、不敵な顔を崩さず椅子に腰かけて足を組んでいる。

 

「ええ、おっしゃるとおりです。私は私の目的のためにルールを破った」

「ルール破りは犯罪でも、悪かどうかは周りが決める事さね。大事なのは善だろうが悪だろうが筋を通して、周囲を納得させることさ。それが裏か、表かはともかくね」

「まったくもって、その通りだと思います」

 

 現状、自分にはどうすればウチらの利になって、何をすればコイツらにペナルティを与えられるか判断が付かない。

 

「話はウチのボスと交渉役が付ける。その話し合いを事態が邪魔をするっていうんならウチらが片っ端から蹴り飛ばしてやるさ。そちらが交渉のテーブルにつかずに強権振りかざすような真似をしなければ、だけどね」

「……私はヴェスパニア王家に仕える者です。女王の決定には従います」

「逆に言えば、女王がいない今はアンタが好き勝手やるって?」

「そのようなことは決して」

「前科ありすぎんだよ、アンタは」

「返す言葉もありませんね」

 

 そう言う割には伯爵の顔色に変化は全くない。

 

(どっちだ? 今のところ全部コイツの手の内なのか、あるいは覚悟が決まっているのか)

 

 とにかく、必要なのはヴェスパニア王家が賠償交渉のテーブルに着くという確証だ。

 

(クッソ、日本にいるハズの王女をこっちの手で確保できていれば優位に立てたんだけどねぇ)

 

 事務所内でもっとも高いドライビングセンスを持っているキャメルを手こずらせるほどのバイクの腕前を持ち、かつ坊やと真純を翻弄出来るくらいの機転を持ち、銃も使う。

 

 動かせる人員が少ない上に、トオルブラザーズに沖矢という浅見探偵事務所三大怪獣がいない上に警察が動けないのならば手を出すのは徒労に終わると思ってあえて放置したが……。

 

(あ~~、やめだやめだ。手にしないと決めたブツを後悔するなんざ破滅の第一歩さ)

 

 王女の所在はコイツが掴んでいるのはおそらく間違いない。なら、このままいこう、

 

 ボスからさっき連絡があった。

 日が変わる前にはウチの怪獣軍団がここに到着するだろう。

 

 仮に交渉が進まなくても、厄介なコイツの足止めと分析はそれなりに意味があるはずだ。

 

 事件の方は、ウチの探偵グループに任せるさ。

 

 

 

 

 

 

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

「それで、パレードが行われるルートはここでいいんだね? パパ」

「おっきい建物がいっぱいだねぇ。パパならどこから狙うの?」

「だあああああ! 揃って俺をパパと呼ぶんじゃねぇ!!!」

 

 透てめぇ! このガキ共おめぇん所の人間なんだろうが! さっさと色々片付けてこっちにこい!

 相手が誰だろうとお前が本気で銃握れば大体どうにかなるだろうが! 国だろうがなんだろうが踏みつぶせ!

 

 この十六か十七くらいの嬢ちゃんはことあるごとに挑発じみた発言でこっちを試そうとするし、ガキにいたってはぶりっこぶりやがって気色悪ぃったらありゃしねぇ!!

 

「そうは言ったって、そういう設定だからしょうがないじゃないかパパ」

「うんうん。キースさんから、親子連れっていう形で捜査しろって言われたんだし、パパもそれが仕事だから仕方ないよね?」

「なに可愛いぶってんだテメェら! 坊主は降りろ!」

「あ~~~っ」

「なに子供らしくしてんだ!」

 

 肩車していた――というかさせられていた小僧を引き剥がして降ろす。

 ったく、コイツら……面倒くせぇな。

 

「ねぇ、答えてよ~。あのたか~いビルなら狙いやすいよね、パパ?」

「そうだねぇ、あそこなら逃走ルートの確保も楽そうだと僕は思うけどどうかなパパ?」

「俺は殺し屋じゃねぇ! どこから撃つかなんてわかるか!」

 

 このガキ共……下手に出てりゃ……っ。

 

「へぇ、そうかい? でもパパの手、僕らがよく知っている人の手みたいに右手の人差し指の第二関節と左の手のひらにタコがあったんだよねぇ」

「うんうん。それって、相当リボルバーを使い慣れた人ってことだよね。僕や世良の姉ちゃんの知り合いと同じでさ!」

「やり口が陰湿なんだよテメェら。……というか、いつ俺の手を見た。普段はポケットの中に入れているハズだ」

「さっき王宮の中でチラっと!」

「僕はさっき煙草を取り出して火を付けた時だよ」

 

 なんっっっってメンドくせぇ奴らだ!

 

「おいお前ら!」

「なにパパ?」

「どうしたのパパ?」

「そのパパっってのを止めろ! 蕁麻疹が出てきそうだ」

「え~~~~~」

「え~~~~~」

 

「え~~~、じゃねぇ!」

 

 ホントに勘弁してほしいぜ、まったく。

 

 とりあえず、仕事だ。

 ルパンはあの王宮の地下金庫に仕舞われているクイーン・クラウンとかいう王冠を盗むつもりだとか言っていたが、奴にしちゃあ熱が薄い。

 わざわざロシアの厄介ごとに首突っ込んだことと言い、カリオストロの時のように訳ありと見るべきか。

 

 ルパンめ、少しは懲りるってことを覚えろ!

 

(ま、とにかく仕事だ。一応、この国のトップの暗殺なんざ大事やった奴の面は一度しっかり拝んでみたいしな)

 

「とにかく、これからどうする。やっぱり嬢ちゃんの暗殺を防ぐつもりか?」

 

 妙にずるがしこい二人にそう声をかけると、さっきまでニヤニヤしていた二人はわずかに顔を曇らせる。

 

「うーーん、万が一の時の防衛策は大事だけど……なぁ? コナンくん」

「うん、やっぱり大本の事件を解決して、真実を突きつけて先に煽ってる人を押さえた方がいいと思う」

 

 となると、どうしても現場を見る必要が出てくるか。

 

「やれやれ、仕方ねぇ。とりあえず一旦休憩だ」

「飲みに行くんでしょ」

「……よくわかったな嬢ちゃん」

「店を開けてるバーを見つけた時の動きが完全に透兄(とおにい)と一緒だった」

「浅見さん、お酒好きだもんね」

「……そうか、そうだな。アイツ、もう酒が飲める歳になってたか」

 

 月日が流れるのは、早えもんだ。

 

「なぁ、奴は――浅見透は、普段どんな酒飲んでる?」

「だいたいビールだよ。ね、コナン君」

「そだね。ちょっと前に遊びに行ったとき、越水さんからこまめに空き缶片付けなさいって怒られてた」

 

 ……ビール、か。まぁ、しょうがない。

 アイツは真面目な20歳(ハタチ)だ、酒を飲み始めたっていうんなら大体そんなところ――

 

「あとはウィスキーと日本酒か。よく飲むの」

「そうなの? 下の事務所で小五郎のおじさんと飲む時はビールばっかりだけど……」

「ビールと焼酎以外の安い酒はあんまり合わなかったんだって。ウチに来た時、よく自分でお酒と氷持ち込んで飲んでるよ」

 

 ……ほう。

 

「おい嬢ちゃん。ちなみにアイツ、ウィスキーはどんなやつを?」

「えぇと、銘柄はちょっと……。バーボンが少し多かったかな? 次にアイリッシュ」

 

 透の野郎、若ぇのに分かってるじゃねぇか。

 やばい奴になったのは違いないが、同時にいい男に育ちやがった。

 

「……今度のヤマ片付いたら、五右衛門も誘ってアイツと一杯やるか」

 

 五右衛門も、透がいると言ったら飛んで駆け付けるとか言っていたし気にしていたんだろう。

 一度、あの時森の中で過ごした三人で飲むのも悪かねぇ。

 

 ……ルパンも誘うか?

 勘だが、アイツらロシアの一件にケリ付ける頃にゃあ割と話せる仲になっている気がする。

 

 本当に出会ったことがないのか不思議なくらい、どことなくアイツら似てやがる。

 

「で、おじさんは飲みに行くの?」

「こんな昼間から」

「昼に飲む酒は旨いとか言い出したら完全に浅見さんだね」

「仕事をやり遂げた後にはウィスキーのロックが一番とかいつも言ってるなぁ、透兄(とおにい)

 

 しょうがねぇだろ。奴はそういう男になっちまったんだから。

 そもそも俺はアイツに飲ませたことは一度もねぇよ。怪我してるガキに飲ませるか。

 

「ほら、小銭をくれてやるからお前らも適当にジュースでも買ってこい」

「……やっぱり飲むんだ」

「しょうがねぇだろ。そもそも俺が悪いんじゃねぇ。こんな時間に――」

「こんな時間に開けてるバーが悪いんだ?」

「あ、透兄(とおにい)よく言ってるね。あるいは、お昼の時間だけアルコールが安くなるファミレスとか」

「この時間にこんな狡いサービスやってる店が悪いんだ。とかよく言うよねぇ」

「それで安室さん巻き込んで昼から飲んじゃって――」

 

「いいからお前ら行ってこい! 一杯飲んだら合流だ! わかったか!?」

 

 透、おめぇ、こんなじゃじゃ馬連中をよく飼い慣らしてたな!!

 

 

 

 

 

 

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

「あの人、やっぱり次元大介だよね」

「だよなぁ。ってことは、小さい頃の透兄を育てていたってのは本当っぽいかぁ」

「うん。浅見さんの事、ちょっと気にしていたようだしね」

 

 初穂さんが日本からこっちまで追いかけてきてくれた。

 正直な話、心強い事この上ない。

 蘭の側には護衛としてキャメルさんが付いていてくれるし、その指揮を執っているのは初穂さんだ。

 そして捜査に協力してくれるのは世良、と。

 

 いつだったかの、蘭が記憶を失くした時の事件の時を思い出す。

 あの時は恩田さんも手伝ってくれたっけか。

 

「考えてみると、浅見さんの事を僕よく知らないんだよね」

「そうだよね。僕も、透兄(とおにい)の事は……事務所設立してからの事は大体聞いたし関わってるけど……施設にいた頃の話はちょっと聞きづらいしねぇ」

「大学にいた頃の話はふなちや越水さんから色々聞いてるけど……確かに、子供の頃の話ってあんまり聞かないね」

 

 正直に言えば、浅見が家族と共に巻き込まれ、両親を失くしたという交通事故と、一度あの家が火事で燃えたという日が被っているのが少し気にかかっていた。

 

 詳しい話を聞いてみたい所だったのだが、ここ最近は向こうの事務所も忙しかったし、それでいくつかの事件がおっちゃんの方にも回されてこっちも忙しかったからと後回しにしていたら、あのスコーピオンの事件が起こった。

 

「……ロシアの方は大丈夫かなぁ」

 

 つくづく思うが、大きな事件になるとどうしても浅見に頼らざるを得ない。

 というか、個人では出来る事にどうしても限界がある。

 

 そういう意味で人脈も自前の組織も持っている浅見が味方でよかったと思う反面、どうしても浅見の身になにかあっては困るという思いもある。

 

「電話は来てるんだろ? 今回は透兄(とおにい)、えらくマメだよね。普段なら走り切った後にフォロー入れるタイプなのに」

「世良の姉ちゃんの所にも電話来てる?」

 

 そういえばさっきの話で気になることもあった。

 浅見が世良に家を貸しているっていうのは前に聞いたことがあったけど、わざわざ世良の家に行ってまでアイツが酒飲むかな。

 

 家を訪ねる理由。まさかアイツが世良に手を出すわけないし……考えられるのは、他に誰かいる、とかか?

 

「うん。……というか、事務所でのバイトが入ってる時にかかってくることが多いかな。瑛祐君とかもそうだね。よく電話を受け取っているよ。近況報告とか、学校での出来事とか話してる」

「へぇ」

 

 そっか、そういえば事務所の方に来ていたっけか。

 考えてみれば世良は女だし、例の記憶喪失の女優の世話役というかお目付け役としても妥当だ。

 普段着ならともかく、制服着てれば一発で女と分かるし。

 

(事務所のスーツだと世良は完全に男に見えるしなぁ)

 

「ま、ジュースでも飲んで切り替えよう。コナン君はなにを――おっと、先客か」

 

 見つけたジュースの自動販売機に駆け寄ろうとした世良が立ち止まる。

 

 

 

「――ちっくしょう、デンジャラスボーイと別れた後はお姫様二人の世話役かよ……。五右衛門の奴もわざわざ別行動しやがって……逃げやがったなぁ?」

 

 

 

 その自販機の前には、目立つ赤いジャケットを着た男が立っていた。

 

 

「ちくしょう、トオルの奴と別れるんじゃなかったな。アイツに二人の世話任せ……でも不二子がいるしなぁ」

 

 

 ……トオル?

 

 

 

 

 

 

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

「……なら、可能ならばもう一度浅見探偵事務所に潜り込めと、そう言うのね? ジン」

『あぁ、ベルモットの様子を見るのにバーボンだけじゃあ正直不安だ。奴は頭はキレるが、秘密主義が過ぎる男。ラムはそれでいいと言っているが俺は気に入らねぇ』

 

 ロシアでの一戦は、実にあの事務所らしいものだった。

 香坂夏美を何者かとの取引に使おうとしていたアメリカのマフィアと、彼女と同時に自分たちの根城を奪還しようとする武装した新興宗教勢力の抗争の真っただ中に潜入し、彼女を救出する。

 

 事態こそ日本にいた時よりも大きい物だったが……ああ。

 恩田遼平が裏から手を回し盤面を整え、バーボン――安室透が指揮を執りながら潜入し、瀬戸瑞紀が侵入ルートを探し攪乱し、私が沖矢昴や山猫と共に陽動し、新顔の遠野みずきが援護する。

 

 浅見探偵事務所だ。

 まさに浅見探偵事務所の仕事だ。

 

 ほんの半月ほどしか離れていないというのに、懐かしく思えるあの空気だ。

 

 組織でも滅多にない滅茶苦茶な仕事、彼らの――我々以外に誰ができると言うのか。

 

 戻れと言われて悪い気はしないが……。

 

「キールは? 浅見透との関係は良好だし、動きを探るのには最適だと思うけど」

 

 一度出て行った自分だ。うかつに戻れば怪しまれると思うのだが……。

 

『奴は潜入先の性質上、あの男に常に張り付いていられるわけじゃない。今回はたまたま浅見透と動きが被ってヴェスパニアにいるが、な』

「? 彼女、ヴェスパニアに来ているの?」

『新女王の戴冠式の取材と撮影ということだ。逆に言えば、こういう時にあの女は自由に動かせない』

「それで浮き駒の私を使うと?」

 

 他にも人員がいるじゃないかと思ったが、考えてみれば日本で動ける面子はベルモットを除けば、そういった細かいことが得意な奴が見当たらない。

 

 強いて言えばウォッカだが……一人で行動させるのも不安か。

 

『近々、奴らのセキュリティを突破するために一つ仕掛ける作戦がある』

 

 ……それはつまり、あの事務所に手を出すという事か?

 

「危険じゃないのか? 万が一にでも組織の情報が洩れれば、瞬く間に喉元に噛みつかれるぞ。ロシアの件は知っているだろう」

 

 まさに今、メディアではロシア内部でのクーデター未遂事件で大騒ぎだ。

 東西分断を狙った一部財閥の暗躍、核の問題。そして事態を解決した浅見探偵事務所。

 

(……今頃警視庁のいつもの面子は大騒ぎだろうな)

 

 よく浅見透と麻雀やカラオケに出かけている面々を思い出し、頭が痛くなる。

 そういえば、辞表を書いてまで強攻捜査をしようとしていたと浅見透が言っていたな。

 自分があの事務所に戻るとなれば、目暮警部や長介あたりが上手く抑えてくれていると信じたい。

 

『ああ。さすがにあの連中を相手にやり合う気はない。勝ち負けは措いても、損害がとんでもない事になるのは避けられない。ラムもそう読んでいる』

「……ラムが」

 

 やはり、組織はかなり浅見透を警戒している。……あるいは、恐れている?

 

(少なくとも、あの男を後ろから刺せと言われるようなことはない、か)

 

 あくまで現時点では、という言葉がつくが、それでも多少の気休めにはなる。

 あの男と戦うなど、考えたくもない。

 知れば知るほど、決して敵にしてはならない相手だと確信してしまう。

 

「それで、計画は?」

『近々、奴らや鈴木財閥が一枚噛んでいるゲームの発表会がある。その時に、万が一に備えて奴らが警備に当たるそうだが、ついでにご自慢のセキュリティも使うつもりらしい』

「……ノアズアークか」

 

 ジンやベルモットの仕掛けたクラックを何度も防いでいるという話だ。

 ベルモットは「まるでリアルタイムで成長しているようなシステム」だと言っていたか。

 

『あの頑丈な事務所の外に出てくれるんだ。仕掛け方も色々出来る』

「……うかつな真似は勘弁してよ、ジン。下手な真似は私やバーボンが危険になるのだから」

『ほう? 奴の身の心配とは……優しくなったものだな、キュラソー』

「黙れジン。貴様のおちょくりは不快以外の何物でもない」

『そうかい。クックック、そいつは悪かったな』

 

 ……なんとかコイツを失脚させる方法はないものか。

 手腕は認めるが過激すぎる。

 

『しかし、あの浅見透がベルモットの庇護者になるとは……皮肉にも程があるな』

「皮肉?」

『なんだ。お前は知らなかったのか?』

 

 

 

『浅見透の幼い頃の交通事故。あれはベルモットの仕込みだ。家を燃やしたのはテキーラだがな』

 

 

 

 

 

 

 

 

「……なんだと!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




〇ジョドー、金塊をカリオストロに輸送完了。

〇ジュディ=スコット、浅見探偵事務所にとある依頼の更新を考え出す。

〇クリス=ヴィンヤード、瑛祐と共に少年探偵団と遊びに行く。





〇FBI,その隙にクリスを確保しようと動く。――が、数名が気が付いたら銃を紛失。急遽計画をキャンセル。


〇源之助、黒くて固くて物騒な物をいくつか海に咥えてダイナミック不法投棄。
 何食わぬ顔で家に戻って猫缶を桜子に催促する。




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