平成のワトソンによる受難の記録   作:rikka

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078:頼むからフラグだけすきっぷさせてくれ

「えぇ、えぇ、テレビは観ました。どうやらそちらの方も予定通り進められたようで、私としてもホッとしています……えぇ……」

 

 浅見探偵事務所には最近まで所長室というのがなかったが、最近では鈴木次郎吉の強い勧めで作られている。

 所長の浅見自身の意向で実質全員での会議に使う部屋となっているが、それでも所長室。

 それなりのレベルの調度品で整えられ、大きなテレビが設置されている。

 

 テレビで流れている海外のニュースは――CIA長官の異例の交代劇だ。

 

「直属の組織というのもまたやっかいですね。長くなればなるほど内部の硬直と腐敗が進み、しかしメスを入れるのも容易ではなくなる」

 

 この部屋の主は、流暢な英語で会話を続けている。

 

「えぇ、原版及びそちら側の関与していた証拠は全て……えぇ、彼女から受け取りましたか」

 

 そういって部屋の主は、机を挟んで立っている女性――水無怜奈に目配せする。

 水無は、まず浅見透の会話が信じられないと顔をこわばらせている。

 

「えぇ、はい……では、新たに体制を組み直したCIA、そしてNSAとの協定は……えぇ、では彼女はそのまま連絡員として傍に置いてよろしいのですね? えぇ……ありがとうございます」

 

 そして心の中で彼女(キール)は叫ぶのだ。

 

「それでは、また御用命があるようでしたらいつでもどうぞ」

 

 

 あぁ、どうしてこうなっているんだと。そして、

 

 

 

 

「――大統領」

 

 

 

 

――この化け物を叩き起こした奴はどこの馬鹿なの! と

 

 

 

 

 

 

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

9月21日

 

 随分とすごい飲み会になったものだ。

 ちょくちょく飲む星野さん、前に俺とマリーさんで警護に当たった庄野杏奈さんに沢崎レイナ、緑川くららと、まぁまぁすごい面子だった。

 

 ただ内容が素直に喜べるものではない。

 マスコミ内部で事務所の足を引っ張ろうという動きがあるようだ。ようするにスクープ狙い。

 

 本当にやらかした時はしょうがないが、わざわざそれっぽく加工した写真を作ってまで足引っ張ろうとは不届き千万。

 まぁ、皆さんの所の所属事務所の力でこっそりとそいつらの動きをもう潰してくれたみたいだけど。

 その報告と警告というのが主題だったようだ。

 

 彼女達はともかく、上の方は貸しということだろう。もうこれだからメディア絡みは……必要不可欠なんだけど面倒すぎる。

 

 ホント笑えねぇ。こっちも対策練っておくか。

 

 

 

 

9月22日

 

 今日は紅子が家に来た。

 枡山さんに会ったらしい。

 危ない事は止めなさいって言ったらお菓子とお茶持って来た桜子ちゃんに「透君がそれ言う?」ってジト目で見られた。解せぬ。

 

 それにしても夏美さんなぁ……。

 多分だけど、彼女自身に悪意があるわけではないと思う。

 もしそうなら枡山さん嬉々として仲間に引き入れていざって時の布石にしそう。

 ってことは、彼女の預かり知らぬ事か、外的要因か。

 

 念のために瑞紀ちゃんと、最近よく協力してくれる黒羽君に特別報酬払って彼女の事を調べさせているけど……あの枡山さんがわざわざ警告したって事は、多分彼女本人を調べたところでそう簡単に出ない事なんだよなぁ。ついでに屈折した思いやりとか罠とかそういうのも隠れてそうだし。

 

 とりあえず日課の鍛錬ちょっとハードにしておこう。

 

 

 

 

9月24日

 

 今日はちょっと珍しい事件を解決してきた。

 俺とコナン、沖矢さんが東京で、仕事で大阪に行っていた安室さんと平次君のタッグで暗号を解読する事になった。

 安室さんは大阪府警本部長――平次君のお父さんからの招待で会合に参加したついでに平次君と会っていたようで、平次君の携帯から安室さんの声がした時はびっくりした。

 

 こっちは沖矢さん、そしてコナンと一緒に、新名香保里さんという美人のOLさんの依頼で、ドラマにもなっている『探偵左文字』の作家、新名任太朗とその奥さんを探している所だった。

 

 コナンのアイデアで毎週送られてきているという新作『二分の一の頂点』原稿を調べた結果、末尾のサインが全てコピーだったり、妙な改行があったりする奇妙な原稿を調べ、それ自体が暗号であると突き止めた時に電話が入ったのだ。

 

 犯人――あぁ、犯人だ――の所にはギリギリ間に合った。

 

 

 

 

9月25日

 

 香保里さんが小説家として活躍する事になったとの事だ。今日はそれで早速取材を受けた。

 お父さんが書いていた探偵左文字とは別に、自分自身の新シリーズを書きたいらしい。

 何らかの特技を持った個性的な探偵たちと、それをまとめあげるリーダーの話らしい。

 俺らじゃん。それ俺らじゃん。

 

 この間のカリオストロの件で取材慣れしていたのもあって、割と要領よく話せたと思う。

 内容はこっちもチェックしていいみたいだし問題ないだろう。出版社もノリノリで止めにくいし。

 

 

 

 

9月26日

 

 広域指定暴力団『泥参会』

 まぁ、ぶっちゃけ今まで何度もぶつかりあってきたウチらの敵である。

 例のマスメディアを使った攻撃も裏でコイツラが噛んでいたようで、枡山さんと戦わなきゃなんねーって時に邪魔されると敵わないので潰す事に決定。

 

 堂々と攻めるわけにはいかないのでいつも通り侵入し、内部資料を警察に渡す。

 ついでに手こずりそうな所は山猫隊に強襲させるつもりだ。鈴木系列の会社からヘリも二機購入したし大丈夫だろう。

 元傭兵だけあって実戦経験豊富だし、降下訓練も念のために向こうでやらせていた。

 今日の夜にはこっちに到着するし、明日一日でこっちに身体を慣らせてから作戦に移ろう。

 

 

 

 

9月28日

 

 泥参会の拠点を固めていた構成員のほとんどが死んでいた。

 薬か何かで身動きとれなくした後で拘束したんだろう。その後ご丁寧にノコギリ状のもので首斬られてる。

 斬り落とされた頭部も見当たらない。持ち去ったんだろうけどなんで?

 ともあれ、個人で出来る犯行じゃない。

 

 即座に現場を保存して警察に連絡。

 説明の時が少しめんどくさかったが、元々泥参会絡みの依頼は入っていたからそこらを絡めて高木さんに報告。

 

 山猫隊の方では同じタイミングで密輸現場の方を押さえる手はずになっていたけど、そっちでは銃撃戦が起こっていた。

 銃撃っていうか爆撃か。

 山猫隊が駆けつけた時点では銃声がしていたようだが、突入前に銃撃している奴らの片方――多分泥参会側がぶっ飛ばされていた。拳銃どころではなくロケットランチャーとかそれっぽいもので木端微塵だ。

 

 どうも泥参会と取引をしていた別の組織が、取引のトラブルでやり合ったんだろうって方向で捜査が進むようだけど……。

 

 風見さんから公安もこの件について調べている事を教えてもらった。

 どうにも本格的に事態が動いて俺としては嬉しいんだけどちょっと急すぎません?

 

 

 

 

9月29日

 

 両方の現場からピスコの酒瓶が見つかった件について。

 枡山さんかよ……。いや、正直そうじゃないかなぁって思ってたけど。

 

 なんか気が滅入ったんで美味しい物食べにラーメン小倉に行ったら、ボーイッシュな可愛い子と一緒になった。

 突然フレンドリーに話しかけられたんで驚いたけど、報告にあった例の真純ちゃんだった。

 やっぱ可愛い子じゃん。

 こっちが一目で女の子だって分かった事に驚いていたけど分かる分かる。

 伊達に女にちょっかいかけ続けた訳ではないのだ。いい女は一発でいい女だって分かる。

 

 驚いたって事は言われ慣れてないんだろうなと思って可愛い可愛いって褒めちぎってたら顔押さえてプルプルしだして可愛いなぁもう。

 

 

 

 

10月2日

 

 殺人、強盗、誘拐その他諸々……一日の事件発生回数が徐々に上がってきている件について。

 しかも、現場などで中身入ったままのピスコの酒瓶が北は北海道南は沖縄まで発見されてる件について。

 

 ……やってくれるなぁ枡山さん。

 もう半ば存在が都市伝説化し始めている。

 

 多分枡山さんの一派が手を出してるというかプロデュースしている犯罪にだけピスコの瓶を置いていってるんだろうけど、その情報も意図的に流しているんだろう。

 おかげで他の犯罪者が撹乱の意味でピスコの瓶を現場に残したりして、色々と広がっているんだろう

 

 この嫌な連鎖を止める必要があるけど、その手段が思いつかない。

 マジでどうしたもんか。

 

 そうだ、もう一つ気になる流れがある。

 蘭ちゃんの所に英語教師が新しく入ったらしい。

 ジョディ=サンテミリオンというアメリカから来た人だ。

 

 瑛祐君の時の方式で言えば、多分関係者なんだろう。

 とりあえず手が空いてたキャメルさんに調べるよう頼んでおいた。

 

 

 

 

10月3日

 

 越水の会社設立の情報を、宣伝も兼ねて少しずつ流していたんだけど……まだ設立もしていないのに需要が凄まじい事になっている件について。

 

 とりあえずこの間雇った大嶺さんや、その他引っ張って来た人材を鍛え中。

 ……ぶっちゃけ、CIAの人間何人か混じってるけど。まぁ、使えるもんは使わせてもらおう。

 

 それよりも警察内部の横流しの方が問題だ。

 今は安室さんが神奈川に留まってずっと調査しているんだけど、明日会う予定だったという警察官の一人が事故死したようだ。

 

 枡山さん、こっちの動きも把握してるっぽいなちくしょう。

 仕掛けてくるのが近いのか、あるいは時間を稼がれているのか。

 

 ここらへんはコナンとも話し合ってみた。

 お前の方が詳しいだろってバッサリだった。

 おい主人公。

 

 今日は新しいラーメン屋開拓しようと思って『鉄龍』って店に入ったら、中学生くらいの外国人の女の子に会った。身体弱そうだけど強いって感じる変な子だった。

 

 というか志保――灰原哀に似てる時点で重要人物だわ。

 

 とりあえず声をかけて――ナンパじゃないよ? いくら好みでも超年下とかないからね?――声をかけて繋がり確保。

 メアリーちゃんと言うらしい。

 真純ちゃんもそうだったけど、発音の感じからしてイギリス帰りかな?

 

 とりあえず色々話して、また会えるようなんとか携帯の番号とメアドゲットしてきた。

 というか向こうから興味あった感じだな。ミーハーって感じじゃなく。

 間合いの取り方とか先生に似てるし……

 

 あ、『鉄龍』美味かったです。

 堅実なラーメンとスープを極めた店って感じでグッド。

 店主さんちょっと無愛想だけどまた行こう。

 

 

 

 

10月5日

 

 気分転換に青蘭さんと遊んでなんやかんやで彼女の家に泊まって来た。

 楽しかった。

 

 

 

 

10月6日

 

 ここしばらく色々あって授業出れていなかったので補講受けてきた。

 まぁ、ここらへん何度もやったからあれなんだけど。

 

 後輩の麻美ちゃんが付き合ってくれた。

 元々俺が家庭教師をしていた子で、ウチの大学入ってからはなにかと懐いてくれている子だ。

 ちょくちょくレモンパイ焼いてくれるし。

 

 あー、そうだ。数美ちゃん勉強大丈夫かな。

 事務所の設立があって家庭教師辞めちゃったけど……。

 同じ空手部だった蘭ちゃんからちょくちょく話は聞いてるけど……ひっかけとかステップの多い問題で詰まりやすい所あるしなぁ。

 

 いつ時間が戻るかわからんし、今度菓子折り持って様子見に行くか。

 

 

 

 

 

 

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

「どうしたのかしら、キュラソー?」

「……なにがだ」

「なにって……貴女最近よくボーっとしているじゃない」

 

 怪訝な顔でこちらの顔を観てくるベルモット。そのさますら、今の自分には鬱陶しく感じる。

 

「いや……浅見透からの定時連絡にどう返そうかと、な。勘が鋭い男だ。下手な事を言えば気取られかねん」

「あら、まだ繋がっているのね」

「……ラムからも、あの男との繋がりは出来るだけ絶つなと言われている」

「そう。……あのラムが」

 

 ベルモットと共に、とある港の倉庫街へと来ている。

 ある調査のためだ。

 

「ここは確か、以前リストに上がったロシア系マフィアの拠点でもあった場所だろう? なぜここを調べる事になった、ベルモット」

「ピスコよ」

 

 取り出したタバコに火を付け、ベルモットは肩をすくめる。

 

「あの夜、組織のメンバーを引き抜いて出奔したピスコ――いえ、枡山憲三が好き勝手やっているのは知っているでしょう?」

「――私があの事務所から引き剥がされたのは、その穴埋めだと聞いている」

「そんなにご不満かしら? あの男の傍にいられないのは」

「……そうじゃない」

 

 一々妙な質問をしてくるベルモット。

 本気でその綺麗な顔に拳を突き立ててやりたくなるが、どうにかそれを抑える。

 

「それで? ここと奴に関連が?」

 

 さっさと本題に入ろう。

 そう考え、質問する。

 

「えぇ。どこにいるか分からないけどあの老人、オリガルヒと密かに繋がりを作ろうとしてる様なのよ」

「オリガルヒ……ロシアの新興財閥か」

「そう」

 

 人気のない倉庫街を歩きながら、ベルモットは続ける。

 

「ソビエトの崩壊に伴い民営化の道を辿った多くの国営企業。それらと密接な関係を持ち、手中に収めることで影響力を強めた強欲者達」

「だが、政治的な影響力を疎ましく感じていた現大統領によって根幹となる部分は解体、あるいは乗っとられていると聞くが?」

「その中の残存勢力が、まだ根強く残っているのよ」

 

 そうして辿りついたのは船舶の荷を仕舞っておく巨大な倉庫だ。

 その大きな扉の横、人員用の出入り口をそっとベルモットが押すと、錆びた鈍い音と共にゆっくりと開いていく。

 

「綺麗な善人とは言えない彼らだけど、それでも基本は商人。だけど中には強引なやり方も辞さない連中がいる」

「……マフィアを使おうと?」

「えぇ、そしてあの老人も、どういうわけかそれに目を付けている」

 

 扉を抜け、機材の横を抜け、そして肝心の中身の部分へと辿りつく。が、もちろん空っぽだ。

 荷は何もない。

 

「先日も、ヤクザの勢力を乗っ取ろうとしていたマフィアを、枡山の戦力が後押ししていたようだし……何か密約でもしたのか」

「……枡山が、そのマフィア達を辿ってオリガルヒの一部と繋がりを持とうとしている。そう推理したんだな?」

「えぇ。彼の目的は見えないけど、その中核は恐らく治安の悪化。だから武器を安値でばら撒き、センセーショナルな犯罪をプロデュースしている」

 

 その空っぽの倉庫の一角に立ち、ベルモットはしゃがんで床を調べる。

 自分もそれに倣い、よく観察する。

 そして――発見する。

 

(ガンパウダー。奴ら、ここで取引を……)

 

「なるほど、物騒な手段に頼りたい連中に自らを売り込み、資金を得ようと言うのか」

「日本の警察は優秀よ。下手な暴力団よりも彼が危険な存在だと気付いているのも少なくない」

「当然マークし、動きを掴もうとする」

「そう。だから国内の企業や隠し金は迂闊に使えないでしょう。足が付きやすい」

「……それで海外、か」

 

 あの老人は、ある日を境に不気味な存在へと変貌しつつあった。

 今でも、たまに思う時がある。あの時、自分がどうにか理由を付けて消しておけばよかったと。

 

(……仮に、過去に戻った所で操り人形の自分に何かできるとは思えんが)

 

 それでも、自分でも不思議な事に、後悔という物が自分の胸の中に強く残っているのだ。

 

 ぎゅっと、携帯電話を握りしめる。

 そこには、小さなイルカがついたストラップが、ぶら下がっていた。

 

 

――これ、歩美達が作ったの!

 

 

――なるだけ見栄えを良くしようと、何度も作り直したんですよ。

 

 

――ねーちゃん、携帯になんにも付けてなかったろ? 歩美がストラップにしようって言ったんだぜ!

 

 

 あの日、カリオストロでの後始末を終えて去ろうとした時の事を思い出す。

 バーボンやキールに共に祝われるのはなんだか奇妙な感じだったが、自分の送別会として所長が子供たちと企画したパーティ。

 下のレストランフロアを貸し切って、皆が祝ってくれた。

 下笠の双子、越水七槻、中居芙奈子にアンドレ=キャメルも……。少年探偵団の騒がしい子供達も。

 多くの人間に祝われたのはいつ以来だろうか。

 

 

(……そうだな。確かに、あの場所が私は恋しいのかもしれん)

 

 危険な場所ではあった。

 組織にいた時以上の死地に放り込まれる事が多々あった。

 

 だが、少なくとも誰かが隣にいた。

 見張りだったのかもしれん。

 だが……。

 

 

 

――死ぬなよ、マリー。絶対ここに帰って来い。

 

 

 

 

 

 

――俺は、俺たちはこの街で待っている。

 

 

 

 

 

 

――……子供達(アイツラ)も、な。

 

 

 

 

(結局、奴が何者か掴めなかったな……)

 

 浅見透。

 あの方が気にかける理由は結局分からなかったが、恐れられる理由は良く分かった。

 目的のためならば、強大な力を持つ国家との戦争すら手段の一つとして使いこなす、正真正銘の化け物だ。

 

(なにをどうすれば……あぁなれるのだろう)

 

 個人での技能は自分の方がはるかに上だと言う自負はある。

 おそらく、間違ってはいないはずだ。

 

 だが、勝てるヴィジョンがどういうわけか見当たらない。

 浅見透はそういう男だった。

 

(奴の過去も、知れば知るほど謎しか出てこない。今持っている唯一の手掛かりは……)

 

 携帯を開く。

 一拍遅れて携帯の画面が点灯し、一枚の写真がデジタル時計の後ろに開く。

 私の最後の大仕事の舞台。カリオストロ公国。

 その近くの古びた遺跡で撮った写真だ。

 写されているのは、ごく一部。

 

 ――カリオストロ家の紋章。

 

 

 

『……なぁんか、これっぽいの昔どっかで見た覚えあるんだけどなぁ……どこだっけ?』

 

 

 

(考える事がたくさんあるな……)

 

 まずはピスコ――枡山憲三だ。

 おそらく、あの方やラムは浅見透とのパイプを重視している。

 キールにもその役割を望んでいるのは間違いない。

 

(奴を片付ければ――)

 

 

 

 枡山憲三を殺せば……。

 

 

 私はあの場所に戻れるのだろうか……。

 

 

 

 




 余談ですが、これまで浅見達の大学を決めていなかったのは米花大学か東都大学のどちらにするか決めかねていたのがありますが、今回で東都大学と決める事にしました。

 という指針報告を終えてからのいつもの行きますー


『rikkaの超私見ピックアップ(女優編)』

○庄野杏奈
 file814-815『ブログ女優の密室殺人事件』
 DVD:Part25-10
 コミックス87巻

○沢崎レイナ
file794『ボディガード 毛利小五郎』(アニオリ)
 DVD:Part25-04)


○緑川くらら file512『砕けたホロスコープ』
 DVD:PART17-4

三人とも女優でゴンス。
もっと出したい気もしたんですが……アースレディースとか羽根木りょうとか秋本冴子とか。

ただ、出した所で描写ができないので今回は厳選。
ちなみに、上に出てきた三人の事件で一番好きなのは『ボディガード 毛利小五郎』
こういう、テンポの軽い良作はアニオリならではな気がします。
沢崎レイナと共に出てくるもう一人の女優、羽根木りょうも中々良いキャラで好きなキャラですw

余談ですが沢崎レイナの声優は早水リサさんです。つまり――越水です



○新名香保里 22歳 OL(cv:大坂史子)
 file116-117:ミステリー作家失踪事件(コミックス19巻)
 DVD:Part5-3

rikka的、この人なんで原作で出番少ないんだろうキャラTOP3にランクインするお方です。
ミステリー作家って使い勝手良さそうな気もするんですが……これは金田一脳なのかな(笑)

もっとも、名前だけなら実は結構出てきております。
最近では、怪盗キッドの絡繰箱で本のくだりで出てきましたねw



○ラーメン『鉄龍』
 File483 『消えたお巡りさん』
 DVD:Part16-4

あえて店名で紹介。自分の大好きなアニオリ回ですww
誰も死なない軽い事件が好きな方にはオススメ致しますw
店主の小田原さんも常連の人達も皆大好きですw




○内田麻美
『初恋の人想い出事件』(コミックス18巻)
 file100-101
 DVD:Part4-6

CV:秦由香里
東都大学文学部1年。18歳。

万が一浅見君と一緒になるとあさみあさみになる人です。だからなんやねん。
子供の頃は一番好きだった女性キャラだったりします。

本編中ではまだ事件は起こってなく、おそらくそろそろ出てくるでしょう
工藤新一と恋愛的なあれこれがあった素敵なお姉さん。

こういうエピソードを知らない方も今では多い気がするのでさぁ皆さん、TUTAYAかGEOに行きましょう! ……DVD購入も可!


○塚本数美
 初出:コミックス44巻
 file361-362『帝丹高校学校怪談』
 DVD:Part13-3

蘭に技を教えていた戦犯――じゃない、先輩。
帝丹高校3年の受験生、空手部の前主将である。

なお、初登場時の声優は桑島法子さん。桑島法子さん。
その後再登場した際は倉田雅世さんへと変更になっております。


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