「おろ、久しぶり。いや、平蔵さん経由での依頼だったからいるんじゃないかと思ってたけど」
「おぉ、浅見さん! 顔を合わせるのは四国の時以来やなぁ!」
大阪府警本部長、服部平蔵さん直々の依頼で訪ねたのは鈴木家に匹敵する名家、長門家だ。
ぶっちゃけ、前に依頼で長門家の会社――長門建設をこっそり調べた事がある。結局やましかったのは長門家側ではなく依頼者側で、俺たちを利用する気満々だったからマスコミフルで煽って徹底的に潰させてもらったけど。
「あの時は世話になって…………。でも越水に飛び移りチクったのは忘れねぇからな」
「いやだってアンタあばらにちっとヒビ入っとったやんけ。そら説明せな……なぁ?」
「いやいやいや……内臓外に飛び出たとかなら分かるけどさぁ」
「前々からテレビでアンタ出るたびに思うとったけど、ホンマにアンタ探偵か?」
依頼人の希望する事柄を調べ上げて、出てきた事実を上手く使って依頼人と調査対象のイザコザ(婚約破棄一歩手前とか闇取引とか浮気とか産業スパイとか)を上手く収める(場合によってはどちらかか両方をシバく)のが俺たちの基本業務。……探偵じゃん。どっからどう見ても探偵じゃん。
「浅見さん、最近変な方向で有名だからね。現代に現れた007とかイーサン=ハントとか」
付いて来た――というか平次君から電話もらってたんで連れてきたコナンが俺の隣でボソッと呟く。
スパイじゃん。それ全部アクションモリモリの武闘派スパイじゃん。
おかしいって。俺探偵だよ? 探偵事務所の所長だよ? 間違ってるって、激しく間違ってる。
「いやなにも違わねぇよ」
なんでや。
「しっかし、噂に聞く長門家も随分とややこしい状況みたいだね」
「ええ、現当主の道三氏は病気で病弱で寝たきり。その後をあからさまに狙っている人間に、訳ありのような息子さん達……なるほど、興味深い。」
「そういや、アンタらは? 見ない顔やけど……」
今回、同行してもらったのは真純と沖矢さん、そして恩田先輩。真純はちゃん付けしたら止めろって言われた。解せぬ。
恩田先輩には、今敷地内の詳細をチェックしてもらっている。時間のかかる仕事だとついつい焦りがちになる所があるから、その矯正も兼ねてだ。
「あぁ、ごめんごめん。自己紹介がまだだったね」
「我々も浅見探偵事務所の者です。彼女はパートタイムですが……」
服部君が信じられないと言う目で真純を見ている。もう分かってる。真純と知り合ってからもう飽きるくらいみたやり取りだ。
「彼女って――アンタ女なんか!!?」
なぜ分からん。体型とか目元とかちょっとした仕草で分かるだろう。良い香りもするし。
あれか、この世界だと分かる方がおかしいのか?
あと沖矢さん笑いすぎ。
「ほ~、元マジシャンの助手に女子高生探偵……アンタの事務所、相変わらず色んな探偵がぎょーさん集まるなぁ」
「まぁ、私は助手というよりはお手伝いでしたが」
元々は単に瑞紀ちゃんから紹介されただけだったが、どういうわけかそうなった。
そうだね。そういや恋人さん今マジックの練習中だもんね。当然あなたも仲良く練習してんでしょうね。くっはぁ……。
「それで? どうするんだいボス」
ウチでの仕事を一緒にやる時は、真純は俺の事をボスと呼ぶ。最近では日常ですら。
そして、なぜか初穂さんも俺の事をそう呼び始めた。……なんかマフィア感半端ないんでやめてもらえませんか駄目ですかそうですか。
帰って来てから記憶を失くしていた蘭ちゃんを巡る事件の報告を受けた時、初穂さんから真純の勧誘を勧められていた。
いやどっちにせよ高校生探偵は迷わず勧誘するよ。しかも蘭ちゃんみたく格闘技が出来るタイプ。
戦力を求めてというよりも、迂闊に突っ込んでピンチを招きそうで怖いから手元に置いておきたかった。
まぁ、それで初穂さんと一緒に真純を誘ったら二、三日でOKもらった。
あれかな、親御さんとかに相談してたのかな。ウチで預かるんなら挨拶しておきたいけど、どうやら訳ありっぽいしなぁ。
勧誘といえば、メアリーちゃんもメールとかから切れ者って感じがするし――というか携帯のアドレスや番号、受信記録から居場所割り出そうと思ったらひょいひょいっと逃げられたし――是非とも欲しい人材なんだけど。
まぁ、連絡だけはなんだかんだで切らさないから向こうも俺に何らかの利用価値を認めてくれているんだろう。また改めて交渉するとして――
「とりあえず……真純、俺と一緒に会長の所へ。中には本部長も来てるんだろう?」
「おぉ、オトンもアンタに会いたがっとったからの」
「真純の顔見せにちょうどいい。お世話になっている人だし、お世話になる人だからな」
真純はウチのスーツ――もう着こなしてるなぁ――の襟元を整えながら、笑って「そうだね」と肯定の言葉を返す。
コナンは平次君と動くだろうし……。
「沖矢さん」
「なんでしょうか?」
「恩田さんと一緒に周辺の確認。狙撃や襲撃も想定した上で危ない所や怪しい所を塗りつぶしておいてください」
「おや、随分と物騒な命令ですね。ただの人探しの依頼だったのでは?」
いや、コナンと平次君がいて名家の家に来て何もねぇわけがないんで。
「念のためにです。必要だと思ったら事務所に残ってる人員を呼びだす事も許可します。なにかが隠せそうな場所、不自然な地形、なんとなく気になった場所や部屋、オブジェクト。……とにかく念入りに」
「後で侵入できそうなルートも?」
「無論です」
ないとは思うけど、後々何らかの方法でこっちに忍び込む事になる可能性もある。
そういうと沖矢さんは、ニヤリと笑う。
あの、その怪しい笑い止めてくれません? なんか悪の組織のボスっぽい気分になるんですけど。
ほら、真純とかなんか首をかしげてるじゃん。
「ま、それはさておき……行くぞ、真純。失礼のないようにね」
「ああ、任せてくれよボス!」
そういって胸を張る真純を引き連れ、屋敷の中へと入っていった。
――なお、一時間もしないうちに恩田先輩と沖矢さんから、埋められている死体の発見報告が入って来た件について。
――泣けるぜ
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
11月2日
これまで何度も車で跳ね飛ばされたり撃たれたり刺されたりぶち抜かれたりしてきたけど、今度は危うく燃やされる所だった。というか燃えた。ごめん燃えた。
軽い火傷で済んだのは運が良かったよマジで。顔も大丈夫。
はい、つまり今日退院してきました。
胸とか背中に痕は残るだろうけど美人救った勲章だ。これは誇りにしても許されると思うんだ。男として。
いや、完全に俺が悪かったんだけどね。自殺しかけていた美人さん助けようとしたら俺が炎に巻かれるっていうね。
まぁ、こう言ってはなんだけど犯行前に片付けたおかげで、手を汚させなくてよかった。
恩田さんと沖矢さんが長門家敷地内で発見した死体は、昔の罪を悔いて自殺した長門家長男の
詳しい事は省くが、彼が自殺した際に残した遺書が決定打となり、一つの殺人計画が立てられていたのだ。
うん、フライング気味に俺たちが解決してしまったけどね。
計画が起こる前に関係者を確保。あの美人さんも、死体遺棄等で罪に問われるだろうけど理由が理由だし、大丈夫だろう。妃先生の所に金とジゴバのチョコレート持って土下座しに行ったおかげで弁護引き受けてくれるし。
越水とふなちにも心配かけたなぁ。志保にはなんか呆れられてたけど。
11月3日
病院に監禁されていた間も外部とのやり取りはできる。
その間に前から進めていた病院の実質買い取りが完了した。いや、買い取ったのは俺じゃなく次郎吉の爺さんだけど。
しかもその病院、将棋仲間の黒川さんの病院。ある意味、俺の最初の事件の関係者でもある。
将棋クラブに顔出さなくなって久しかったけど、やはり院長であるお父さんが亡くなってからの立て直しに苦労していたようだったので、こっちで手を回させてもらった。
一応黒川さんを院長に据えた上で、こっちのわがまま色々聞いてもらっている。
今病院は改装中だが、ついでに脱出路にこっそりつけた地下室に研究設備を設置するように手配している。
これで志保も研究が出来るようになるだろう。
例の薬もそうだが、他の関係も自由に研究できるようになるだろう。使い方は全部志保に任せよう。
11月5日
研究設備関連の話を志保にしたらめっちゃ喜ばれた。ここまで御機嫌になった所は初めて見た。
お酒の量を一日二缶から三缶まで譲歩させた。
これは俺の完全勝利と言ってもいいのじゃないだろうか。
11月7日
第3回『瑛祐君に水無さんの事をどう説明しようの会』を開催してきた。
新体制のCIAの立ち位置にもよるのだが、正直に全てを話してもいいのかどうかが微妙な所である。
もういっその事ふわーっとした説明で全部終わらせちゃダメかな?
瑞紀ちゃんの説明なら多少力技でも納得すんだろって言ったら瑞紀ちゃんにぶん殴られた。めんご。
11月10日
香坂さんとデートしてきた。二日前に。
香坂さんが気になっているパティシエの新規店舗の試食会にいって、その先でコナンと蘭ちゃん園子ちゃん、真純ちゃんと出会って周囲警戒して殺人阻止して刺されてきた。んもう。
今日御見舞いに来てくれた香坂さんにその後の話を聞いたけど、俺が意識失う前に残した言葉通り事故扱いというか隠蔽してくれたようだ。サンキュー安室さん。
香坂さんと行ってきた店『ル・トレゾール・ド・フリュイ』は、有名なショコラティエ
結果、殺意を抱いた真悠子さんが殺人を計画してあぁもう。
いやもう気持ち分かりすぎるから手を汚させたくなくてまた無茶してしもうた。
結婚まで考えてたらしいから説得の言葉も思いつかず、刺されながら抱きしめるくらいしか出来なかった。
こういう時、恩田先輩とかキャメルさん、あるいは初穂さんなら上手い事説得出来るんだろうけど……。
沖矢さん? 安室さん? 前者は当然、後者はなんだかんだで迷わず制圧するだろうから参考外。
それにしても……なんかもう最近この病室が俺の部屋なんじゃないかと思えてきた。泣ける。
11月15日
真悠子さんもやっぱり躊躇いがあったらしく、浅い傷だったために退院。
なんか検査に大勢の医者が来てざわめいてたけど何だったんだろう。
辻元はとりあえず放置。いや俺はもう潰す気満々だったんだけど、真悠子さんにそれは止めてくれと言われたので処刑の鎌を振り落ろすのはちょっと保留。
正々堂々、辻元の店を超える店を作ることで勝ちたいそうだ。
まぁ、あの店もう完全に鈴木家からの出資はないだろうし評判も悪いだろうから別にいいか。こういう時の園子ちゃんの行動力は本当にすごい。
あぁ、そうだ。香坂さん――もとい、夏美さんから叱られた。無茶をしちゃいけませんとの事だ。
ぶっちゃけ皆からそれ言われてます。これ書くちょっと前にふなちと七槻からダブルサバ折り喰らいながらそれ言われた。
ごめん。本当にごめん。反省はしてるけど止まる気なくてホントごめん。
あ、今日は青蘭さんの所に泊まります。
11月17日
先月から調査していたとある詐欺組織叩き潰して来た帰りに紙幣偽造団ぶっ飛ばしてきた。志保から連絡来てなかったら元太達危なかったかも。
と書いてて思ったけど大丈夫だったかも、コナンいたし。
カリオストロを潰してから偽札を作ろうとする連中増えてんなぁ。
偽札といえばジョドーさんやっぱり頷いてくれない。堂々と動く山猫隊と潜入などで動く旧カリオストロのカゲの部隊の二面体制で行きたかったのだが……。やっぱり時間かかりそうだなぁ。
事務員は少しずつ増やしているけど、やっぱり現場戦力も増やしたい。
恩田先輩という例があるし、人材の育成も考えなきゃいけないけど……
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「それで、何の話?」
「ナンパの話」
「……お前という男は……」
世の中には、密会用の料亭というものがある。目立たず分かりにくい出入り口や、他の人間と会わないような中の間取りや案内などをしっかり確立させている特殊な店だ。
当然高い。やっぱり高い。でも役に立つ。
掘り炬燵になっている席の向かい側に座って時々咳き込んでいるメアリーちゃんの顔を見ながら、俺はそんな事を思っていた。
「真面目な話、君が欲しいんだ。これまでのやりとりで十分分かっている。君は、これまで俺が見てきた中でもとびっきりの切れ者だ。しかも強い」
今まで色んな女にボコられてきたけどメアリーちゃんが一番スゴい。一瞬で、痛みもなく気絶させられる。
畜生、コナンのスーパーシュートでも最近耐えられるんだけどなぁ……。両手がしっかり使えて真正面から向き合ってるんなら二回に一回はキャッチできるくらいまで目を鍛えたのに。
「無論、このままじゃ平行線だ」
「そこは理解しているのだな」
「あぁ、だから取引材料持ってきた」
とりあえずはこれだ。
用意していた鍵束を取り出して、俺とメアリーちゃんの皿の間にポンっと置く。
今更だけどメアリーちゃん箸の使い方上手いよね。日本人と付き合いあったんだろうな。
「それは?」
「まだ使っていないセーフティハウスの鍵。米花町と杯戸町にそれぞれ5つずつ」
いざという時の避難所――例えばマスコミや追手などから逃げる際、あるいは付き纏いやストーカーの被害者を一時的に匿うために、いろんな所にアパートやマンションの部屋、場所によっては一軒家を購入している。
その中でまだ使っていない奴で、誰にも――安室さんはもちろん七槻にも教えていない所をまとめてきた。
「メアリーちゃん、逃亡中だろ?」
「…………」
確信を持っている俺の問いに、メアリーちゃんはじっと――というかジトーっとした目で俺を睨む。
「これまで私を誘っていたのは、私がどこまで警戒しているかを探るためか」
「交渉の基本だろう?」
「確かにな」
静かに湯呑みを啜る姿すらどこか絵になっている。
姿勢だな。姿勢がいい女はそれだけでも美しく見える。それが綺麗な子なら尚更だ。
「それで、その中の一つをくれると?」
「いや、全部」
野菜の煮物へと向かっていた箸が止まる。
「……小娘一人に、随分と豪勢だな」
「いい女には貢ぎたくなるのさ」
しかも超有能。何かから逃げてるなんてどう考えても物語的にキーマンだし、単独行動も可能な人間となると正直現状の自分には喉から手が出るほど欲しい。
「財布の紐が緩い人間を信用しろと?」
「固い方だと思うんだけどなぁ」
使う額とか機会は確かに増えてるけど、やむを得ずって事が多いし。
「まぁ、ぶっちゃけこれは前菜的なヤツで……本命はこっち」
持ってきていた鞄から本命を出して、メアリーちゃんに差し出す。
メアリーちゃんは少々怪訝な顔をしながらもそれを――留めてある紙の束を受け取る。
そして、顔色が確かに変わる。
かかった。
「……貴様、どこでこれを?」
「そこら辺はご勘弁を。ただ、これで協力し合える立場だというのは理解してもらえたと思う」
志保に、この薬を使われた人間が多くいるという話は聞いていた。
工藤新一の名前が載っていたリストがあると言う話だったし、その数も膨大だと。
ならば絶対、こういう人間いると思って作ってもらっておいた。
「メアリーちゃんの体、元に戻すための解毒剤研究の定期報告、および完成品の譲渡」
しかもあの薬ってば毒薬扱いだったから、あれ飲まされている時点であの組織の敵対者であるのは確実。
連中と敵対する俺からしたら、それだけで安心度合いがかなり違う。
……あれ? 結構ギリギリこっちも危ない所まで踏み込んだいい取引だと思うんだけどなんで微妙に敵意が籠ってるんですかねメアリーちゃん。
「俺が今用意できるのはここまで。無論他に希望があれば可能な限り応えるつもりだ」
「……浅見透」
はいなんでしょう。
「私も今まで色んな人間を見てきたが」
はいはい。
「お前、中々の悪党だな」
解せぬ。なんでや。
メアリーちゃんは深いため息を吐き、
「私に何を求める?」
と、実質了承の意を示してきた。
「お前はすでに、十分力を持っているだろう」
「表はね。問題は裏の方なんだけど……あぁ、裏っていっても危ない意味じゃないよ?」
安室さんやキャメルさんは信頼してるし信用してるけど、その上で向こうの都合でどうしても敵対せざるをえなくなる場合も考えられる。
安室さんは例の組織。キャメルさん、それに一応沖矢さんもFBI。水無さんはCIA――まぁ、こっちは実質俺が首根っこ押さえてるけど。
恩田先輩や初穂、双子も有能だけど、万が一彼らと相対する事になったらヤバいだろう。
「いざという時のための、俺自身の切り札が欲しいのさ」
万が一組織とかに狙われたら、越水やふなちが狙われる可能性は高いだろうし。
「――で、受けてくれるかい?」
さて、どうだろう?
ぶっちゃけ、あの解毒剤が欲しい人間ならば手を結んだ上で、どこにいるか分からない研究者のために俺の周りを守らざるを得ないと思うんだが……。
たまに咳をしながら何度も書類――というか報告書に目を通すメアリーちゃんは、テーブルの上で書類をトントンと整える。
そして、また小さくつぶやくのだ。
「この悪党め」
解せぬ。
rikkaの超私見事件ファイル
○名家連続変死事件
アニメ:File77-78
コミック:15~16巻
DVD:PART3-7
そういえば最近あまり見ませんね。顔を包帯で隠した犯人。というか黒タイツ以外の犯人。
この事件、原作でもかなり印象深いお話でした。
平次とコナンが協力して謎を解き明かす展開はやはり良い。
そしてこの話では、コナンの探偵としての信念というかスタイルが語られる所でもあります。
かなり完成度が高く、かつ本編ストーリーとしてかけてはならない話だと個人的に思います。古い作品のため知らない人も多いでしょうが、是非観て欲しい。
○ ショコラの熱い罠(アニオリ)
アニメ:File658
DVD:PART21-2
今回はアニオリをもう一本。
科学的な仕掛けを駆使した本格トリック、殺人に至った犯人の切なさとやるせなさ。
クオリティの高いアニオリ作品の中でも個人的に上位に来る一作です。
基本アニオリは軽いノリの方が好きなのですが、この作品はちょくちょく観返したくなるくらいよく出来てる。
チラッと日記の最後の方に出た偽札作りどもは、灰原哀登場回に出てきた連中でございます。
勘の鋭い方ならお分かりでしょうがw