そこかしこに広がる硝石、その向こうには全くというほど景色はなく、ただ″地″平線が広がるだけ。
かつて存在した建造物の残骸に混じっていたガラスの破片、文明をいっさい感じさせないただただ広がる荒野。
かつてはそれこそ全面積のおよそ70パーセントが水、つまり海に覆われていたその星にはもう海どころか、一片足りもの命を感知出来ない星となっている。
いや違うかただ一つだけこの星に命がある。もっともそれは至極当たり前であり、誰もいないなら、そもそもこの話は誰がしているのか、となってしまう。
だがしかし、私以外に人がいないならこの話は誰に話しているのだろうか。私もとうとう気がおかしくなったのか。
……………………それとも、愚かにも私はまだ他に人、いや、命があると思っているのだろうか。だとしたら滑稽だ、そもそもこの状況の全責任は私にあるのだから、
そうだな、誰が聞いて入れるかも解らないが誰
かが、なにかが、まぁそれこそそこいらに広がる塵にでも話をしよう。変人でも狂人でもない、そんな風に私を定義する人はもう私しかおらず、私は何か意味があってはなしているのだから。 多分、…。
だがしかし、これは全く持って不幸な話であり、意味の無き愚痴であり、全く救いようのない、
バッドエンドである。
よし、まずは事の発端から話そうか。
私がこの星に生まれたのは15年前、そしてこの星に破滅が訪れたのは1年前。ちょうど1年前に私がすべてを終わらせたのだ。
当時の私は、明るく、平等で、誰にでも優しい多くの人に好かれる人間であった。そんなわけだから友達や親友、恋人と呼べる人もいた。リアルが充実していたのだ。加奈子、美咲、達也、大和、忍、拓人。彼らはそのなかでも特に仲のよかった仲間たちだった。
私達は放課後になると部活動をほっぽりさり、いつもどこかに遊びに行っていた。金銭は私が負担していたが、特に私が有能で自分が稼いだ金、というわけではなかった。そういう特技とか能力でいったら、彼らの方が上だった。加奈子と達也はいっつも学年首位を争っていたし、美咲、大和、忍はそれぞれバレーボール、サッカー、陸上でジュニア大会や全国大会に行っていた。拓人に至ってはアイドルグループに所属していて容姿端麗で通っていた。まぁもちろん、道徳性では私が一番であった。
そんな仲間を手に掛けたのは他でもない私だったのだが。
あの日のことはよく覚えている。まぁ覚えていないのであれば私はとんでもないろくでなしになる訳なのだが私はそんな人間ではないのでふつうに覚えている。
テスト終わりの日で次、次々の日が休みだったのでキャンプに行くことにした。テストでは余りよい点の取れない私には両親に説教を食らうのは必須だったので、気晴らしにでもと思ったのだったか。そうやって突発的に遊びに行くことはしょっちゅうあったので、準備なんてものはしなくても常に備えてあった。
確か遠出することになって隣の県のキャンプ場にいったんだったか。この日はいつもの仲間だけでなく、ほかのクラスメイトも誘っていた。送迎はバスを使い、車中は盛り上がっていた。キャンプ場に着いたらまず荷物を降ろし、テントを立てて、とおおよそふつうのキャンプを楽しんだ。
一日目は…。
ちょっと休憩しよう。ひさびさに喋ったからつかれてしまった。そうだな、ちょっと一服、なんてな。
タバコは20から。
さて、バカをやったらやる気がでてきた。
今度は最後まではなすとしよう。
その日の夜から全てが始まり、次の朝には終わっていた。
みんなで三々五々になってテントに入り就寝した。といってもそんな中でも起きていて、カードゲームをしたり、ペチャクチャと喋っているテントもあった。私の仲間達もその一つで、トランプをした後物足りなかったらしい大和の意見で肝試しに行くことになった。先頭を突っ切って行った大和の後ろについて美咲、拓人、達也、忍、私、加奈子となって、森の中に入っていった。
最初農地は意気揚々と?肝を試していた。
忍が回り込んで美咲を驚かしたり、拓人が怪談が苦手だったという意外な一面を見せたり、達也が加奈子に抱きつかれてトップ争いをしている二人が意気投合したりとかなり楽しくしていたが、あまり体力の無い加奈子がしんどそうにしてきたので、引き返すことにした。そもそもかなり登ったアグレッシブな肝試しだったのだ、さらに時計をみたら、一時間経っていた。
結構な傾斜の坂道を降っていった。
そ し て
こけた。後ろからみんなを見守っている気分でいて注意をおろそかにしていたからだろうか。どうだったにせよそれがすべての終わりだった。
私に引っかかって下に落ちていく加奈子を見て仲間達はパニックに陥った。そんな中道徳性あふれる私はその信念の
《平等》
という概念に乗っ取り至極当然に思ったわけだ。
〔ホカノヒトニモ ビョウドウニ〕
そこからは早かった
私の持てる力をすべて使い、全生命を切り取ったのだ。
どうだい、ほら、誰も特をしない自分勝手で自分勝手なエゴを振りまいただけの最低な物語。
痛い、風に飛ばされたゴミが顔に当たった。
何だ?不満でもあるのか?あぁ、そういえば、私の名前を行っていなかったね。
でも想像が付かないかい?
みんなに優しい、平等で、絶大な力を誇る存在。
神様だよ。
あとがき
読了ありがとうございました。
初めての作品で至らない所があるというか、それ以前だと思います。
あれです、きっと中学生の神様もいるです。
また気が向いたら書いてしまうので気が向いたら気分悪くなりに来てください。