マハトマ・ガンディー
すべての知識は不滅であり、記憶は常に虚空の貯蔵庫の中から取り出せる。
魂に届くほどの衝撃の傷痕は万年でも億年でも残る。
この星の円環の呪縛の中にある我々の魂は、その循環から抜け出すために
この星にて、苦行の修練を永劫とも思える時間の中で重ね続けなくてはならない。
魂に傷跡を残すほどの、精神的に、衝撃的で刹那的な痛み、あるいは継続的で慢性的な痛み。
それは魂の経験と記憶になり、高次へ至るための糧となる。
受肉を経た今生においては唯一、たったそれのみが価値がある。
財も富も名声も、1億年以上の経験と記憶を蓄積し続けることが出来る魂に比べれば、無きものに等しいだろう。
誠に汝らに告ぐ。
道理に暗き者や心の弱き者ほど、権や富や地位や衆目を求めるもの。
しかし、そのようなものはすべて例外なく無意味であり、無価値に等しい。
たかが百年、二百年、数百年程度を生きることが実質可能な人類でも、それほど価値はない。
数千年ほど生きて、はじめてわずかに価値があるといえるかどうか、その程度のものだ。
天龍型の部屋
―ガチャ…
龍田
「……天龍ちゃん?」
シーン…
龍田
「……」
――――――
中庭ティータイム(夕方)
金剛
「――そこで! 私は言ってやったわけデスっ!
"もうそれは猿の笑い方じゃないヨ!"ってネ!」
ダンテ
「HAHAHA! まったくだな!」
比叡
「あはははっ!」
(お姉さまのご機嫌が良くて何よりですっ!
どこがお話のツボなのかは、正直私には全然わかりませんけど!)
霧島
「ふふふ」つc▽ スー…コク…
(……しかし、敵の腰巾着に入っていた三つの青い玉から具現化した
犬・猿・雉のような存在、ですか……)
榛名
「……」
ダンテ
「しっかし、わりとヘビーな奴らの相手をさせちまったみたいだな。
出張ってやれなくて悪かった。
思い出してるのか?ハルナ」
榛名
「! い、いえっ、そうではなくて……。
……あの、報告会のときにお話がありましたけど……、
榛名がダンテさんから戴いたあの香水のような物は
本当は、榛名が思っていたよりもとても貴重な物で……その……」
ダンテ
「あぁ、そんなことか。 …huh. 気にすんな。
あれはパーティに参加できなかった俺の代わりの祝い品みたいなモンだ。
役に立ったようでよかったぜ。
むしろハルナ、上手く使ってたみたいじゃねぇか。 大したもんだ」ha ha-
榛名
「そ、そんなっ……榛名にはもったいないお言葉です……////」
比叡
(あれは……衝撃的でしたね……)
ダンテ
「ま、どうせ俺が持ってても使わないだろうしな。
今回持ってたのもたまたまさ。 前の仕事のときに道中で拾った程度のもんだ」
比叡
(アメリカってあんな物が道端で拾えるものなんですかっ!?)ガビーン
金剛
「ハイハイ! 私も敵に見事命中させマシタ!」ビビッ!
ダンテ
「ああ、そうだったな。 やるな、コンゴウも」hahaha
金剛
「ヘヘーン/// まぁあれくらいはお手の物ネー///」
――――――
提督室
長門
「――なんとっ……」
大淀
「ビッグニュースじゃないですか!
ではもう近日中には詳細な書面と合わせて、正式な辞令が?」
陸奥
「ええ。そういう話だったわね♪
というか、書面に関しては明日の朝早くにはもう届くみたいだから、
明日の当日にはもう行えるわね♪」
長門・大淀
「おおっ……!」
――――――
ダンテ
「つい、また長居しちまったぜ。
早い目にとっとと戻った方がいいだろうな……。
……ン?」
天龍
「……」テクテクテク…
ダンテ
(……)…スタスタ…
龍田
「――天龍ちゃん、いったいどこに…………あら……?」タタタ…ピタッ…
――――――
鎮守府・波止場
―ザァ…
天龍
「……」
―ザ…
ダンテ
「思いの外、落ち込んでるな。
そんなキャラには見えなかったぜ」haha
天龍
「……わりぃかよ」
ダンテ
「…いや」huh..
天龍
「……」
ダンテ
「……」
龍田
「……」←遠くから覗いている
・・・・・・
天龍
「……」
ダンテ
「……そうやってひとしきり落ち込んだら、お前さんは満足できるタチで
今日の夜はもうぐっすり眠れるのか?」
天龍
「っ…! そんなわけないだろっ……!」
ダンテ
「ok.
そうするとお前は今、悔しいってことなんだな?」
天龍
「…ああ、そうだっ…!」
ダンテ
「…alright.
つまりお前は、諦めてなんかいないってことだな」ha
天龍
「……ああ!」
ダンテ
(……)
「上等だ。 "それでこそ"、だからな」
天龍
(…………ん?)
ダンテ
「ついてきな」クル スタスタ
天龍
「え?」
ダンテ
「せめて今日の夜はぐっすり眠れるくらいにはしてやるよ」ニッ
――――――
鎮守府・グラウンド
天龍
(……うーん……?)
「艤装着けて、波止場じゃないのか?」
ダンテ
「いや、こっちの方が後でわかりやすいからな」
天龍
(??)
「……ふーん…?」
ダンテ
「よし。 とにかく、いつも握ってるソレでかかってこい。いつでもいいぞ」
天龍
「え…あ、ああ、わかったっ…。
…………いくぜっ!」ダッ!
龍田
「……」←またも遠くから
・・・・・・
―キィンッ! カキィ!
天龍
「はぁはぁっ!! …でやぁっ!」ブォンッ!
ガキィンッ!
ダンテ
「huh」
天龍は何度も力強い一撃を繰り出して、ダンテにヒットさせようとするが
ダンテは逆手に握ったリベリオンで、それら全てを捌いていた。
天龍
(これだ! この感覚……!)ハァハァハァッ!
ダンテ
(……)
天龍
「っ……くそっ! だぁああっ!!」ブンッ!
ガァンッ! ギギッ…カァン!
天龍
(!?)
「あうっ!」グラッ…ドサッ
ダンテ
「…ま、こんなとこだな」
天龍
「……え…?」ハァハァッ…
渾身の一撃も難なく弾かれ、尻餅をついてしまう天龍。
ダンテの突然の発言に呆然とする。
ダンテ
「俺たちの足元を見てみろ、テンリュウ」
天龍
「足元…? ……っ!」
龍田
(……)
・・・・・・
足元、つまり二人がいたグラウンドの地面には
主にダンテを中心に、小さな円をかたどったダンテの足跡があり、
さらにその同心円上に、大きな円をかたどった天龍の足跡があった。
天龍
「……っ」
ダンテ
「ミーティングでお前さんの話を聞いた限り、だけどな。
シンプルだが、こういう種明かしさ」
天龍
「……」
ダンテ
「お前さんの剣は良くも悪くも"真っ直ぐ"だからな。
相手からしてみれば、こうやってその場で小さく回ってるだけで
むしろお前さんの剣を誘導しやすくなる」
天龍
「…!!」
ダンテ
「対してお前さんの方は必然的に、外周で大きく踊らされることになる。
相手に比べて、すぐに息が上がっちまうのも当然だ」
天龍
「ぁっ……」
ダンテ
「……まぁ、周りで見てくれてる奴でもいりゃ、普通に気付けるんだろうがな」…チラ
ピク…
龍田
(……)
・・・・・・
天龍
「……どうすればいいんだ?」
ダンテ
「…huh. さすがに、こういうモンを一日や二日でってのは難しいかもな。
お前さんの場合、癖のこともあるし、スタイルに関係することだからな」
天龍
「っ……」
ダンテ
「……だが、空いてるときなら相手くらいはしてやれる。
それでいいか?」
天龍
「! ああ、頼むっ!」
ダンテ
「ok.
よし、そんじゃ続けるか?」ha
天龍
「おうっ!!」
龍田
(……)…クル
龍田
「……♪」コツコツコツ…
――――――
夜、提督室
―ガチャ
陸奥
「…あら、おかえりー」Φ カキ…
ダンテ
「ん……おう。
……お前1人か?」
陸奥
「ええ」
ダンテ
(……)
「……そうか」
パタン…
・・・・・・
陸奥
「けっこう遅かったわね」Φ カキカキ
ダンテ
(……)
「……ああ。
テンリュウにちょいと、な」
陸奥
「……ふーん、そっか」Φ カキカキ
ダンテ
「……」
陸奥
「…………ねぇ」Φ カキカキ
ダンテ
「……なんだ?」
陸奥
「明日の朝、ちょっと早いんだけど、
準備が出来たらこの部屋で待機しててくれない?
時間は8時を予定してるんだけど…」
ダンテ
「…okay, 了解だ」
陸奥
「ありがとっ♪」フフフッ
ダンテ
(……)…
陸奥
「……あら。 なに?//」
ダンテ
「…あぁ、悪い。 なんでもねぇ」
陸奥
「そ?」
ダンテ
(……いったい何がスイッチなのか、さっぱりだな……)huh..
SECRET MISSION 5-2-1
~ ………… ~
夜、天龍田の部屋
…ガチャ…
天龍
「……」
龍田
「……」…スー…
天龍
「……」…ノソノソ…
…ポフッ…
龍田
「……」
天龍
「…………ンガッ………スピー……」zz..
龍田
「……」
(……驚いたわ~。 もう寝付いちゃったのねぇ……。)
天龍
「スピュー……ピュルルッ…ズビッ! …フガッ? ……スピー……」Zzz..
龍田
(すごいイビキ……。 よっぽど疲れたのね……。
……ふふふっ♪)
天龍
「……ッンフー……」Zzz...