光とは目のことである。また、目とは光のことである。
羊たるヒトの行く末は、かつてのヒトの身にて、かの預言者が神から十の恩寵と
136万5千の祝福を受け、36万5千の光の目を得て、
72枚または36枚の翼によって天上へと至ったように、全て皆同じなのである。
天上へと昇り詰めた暁には、背丈は地に足が着いた状態で神の所に
頭が届くほどの世界の高さに匹敵し、
四九の宝石がはめこまれた王冠と天上の光が埋め込まれたマントを、
その身に授かることだろう。
深海基地
シンカイダンテス
「――フンフンフンフーン♪」ポンポンッ ←愛刀に打粉を当てている
―ノソノソッ
深海棲艦・尽
「オイ!」
シンカイダンテス
(……)
「オヤオヤ、ソンナ怖イ剣幕デ。
何用デスカ?」
深海棲艦・尽
「……トボケルナッ。 ワカッテイルダロウ…!
何故作戦目標ヲ無視シ、ソノ上艦娘ヲ見逃シタ!?
挙ゲ句、目標ノ資材ヲ敵ニ明ケ渡シタダトッ……!」
シンカイダンテス
「少シ語弊ガアリマスネ。 譲ッテ差シ上ゲタンデスヨ」
深海棲艦・尽
「ッ……何故ダ…!?」
シンカイダンテス
「何故ッテ、……フッ。
ダカラ、アノ男ノ前デモ言ッタ通リデスヨ。
アノ程度ノ物ナラ、此方ニトッテハ有ッテモ無クテモ同ジデス」
深海棲艦・尽
「……アソコノ資源ノ獲得ハ、
艦娘ニ利用サレナイヨウニスル意味合イモ有ッタ……!
作戦ガ成功シテイレバ、アソコノ鎮守府デアレバ
今後カナリ不利ナ状況ヘト追イ込メルハズダッタッ……」
シンカイダンテス
「冗談デハナイ。 ソンナコトデハツマラナイ」
深海棲艦・尽
「ッ…!」
シンカイダンテス
「……フッ。
マァ、イイジャナイデスカ。
現在ココヲ取リ仕切ッテイルアノ男モ、特ニ何モ言ッテコナカッタノデスカラ」
深海棲艦・尽
「……」
シンカイダンテス
「……フフフッ。
モットモ、ソモソモ私ハアノ男ニ従ウツモリハ毛頭アリマセンガネ。
好キニヤラセテモライマスヨ。 "愉シミ"モ出来タノデネ」
深海棲艦・尽
「……何?」
シンカイダンテス
「オット。
フフフフ………デハ、失礼」
スタスタスタ
深海棲艦・尽
「……」
――――――
○○鎮守府・提督室
ダンテ
「……冗談だろ?」
陸奥
(?)
「ホントよ? 別にドッキリとかってことでもないし。
この書類はちゃんとした正式な物だし」つ[] ピラッ
ダンテ
「……悪いが、パスだ」
(つーかそんな話、"あいつ"からは何も聞かされてねぇぞ……)
陸奥
「えっ!? なんでよっ?」
ダンテ
「定職とか柄でもねぇ。
前にも言ったろ、週休6日が俺の主義だってな」
陸奥
「……まぁ、あなたのその主義に関係なく、
これは推薦という名の辞令だから、もうほぼ決定なんだけど…」
ダンテ
「何でだよ……。
軍に所属もしてねぇ俺が、ってどう考えてもおかしいだろ……」
陸奥
「あなたなら多分、面倒に思って確認しないだろうから
送られてきた書類全部にあたしが目を通したけど、
それによると、形式上だけでもそうしておいた方が
今回のあなたの仕事を進める上でも、軍と連携を取る面でも
何かと都合が良くなるのよ。 だから、今回の"推薦"ってわけ」
ダンテ
「……」
~~~~~~
レディ
「――言うまでもなく、失敗なんて許されないわ」
~~~~~~
ダンテ
「……huh……」
・・・・・・
カキカキ…
ダンテ
「……ほらよ」
つ[]
陸奥
「はい、確かに。
………ふふふっ♪」
ダンテ
(初日の予感はこれか……)
陸奥
「よーし、それじゃ次ね」
ダンテ
「あン?」
陸奥
「これ。 袖通してみてくれない?」
つ【カッター】ガサッ
ダンテ
「」
陸奥
「まぁ本当は、もうこれは着ないで直接上を羽織ってる人がほとんどなんだけどね。
今は季節が季節だし。 でも一応はね、一応っ」ンフフッ…///
..つ【カッター】カサ…
ダンテ
(……ま、どうせもう何言っても無駄だろうからな……)
「huh...」
…ヌギヌギ
陸奥
「っ!!?」バッ! ←後ろを向く
ダンテ
「……」
カサカサ…
陸奥
「……っ」…チラッ
陸奥
「……っ////」ドキドキッ…
ダンテ
「――着たぞ」
バッ!
陸奥
「あ、うんっ///」…サッ ←振り返る
陸奥
「……っ……ん、いいじゃないっ…?//」
ダンテ
「そいつはどうも…」
陸奥
「……見たところ問題なさそうだけど、サイズ大丈夫?」
ダンテ
「ああ」
陸奥
「そっか。 まぁ、かなり大きめのやつが送られてきてたしね。
……ふむ……」
ジー…
ダンテ
「……」
下から上へ、あくまで確認の意味で見ていく陸奥。
陸奥
「……ぁ」
ダンテ
「どうした?」
陸奥
「髭…」
ダンテ
「…あぁ。 そういや、こっちに来てからはまだ一度も剃ってなかったな」
陸奥
「薄い方みたいだから気付かなかったけど、よく見ると伸びてるわね……。
……剃ってもらってもいい……?」
(この後のこともあるし……)
ダンテ
(……)
「ああ、わかった。 つっても道具がな…」
陸奥
「あっ、ごめんなさい。 洗面台の下の棚に入れといたんだけど、
やっぱりわかりにくかったわよね」
ダンテ
「ほぅ、やっぱあるにはあったんだな。さすがだな。 ha
よし、じゃあちょっと待っててくれ」スッ…
陸奥
(!)ピコーン
「ぁ、待って!」
ダンテ
「ん?」
陸奥
「あたしが取って来るから、あなたはソファで横になって待ってて」スクッ
ダンテ
「………あ?」
・・・・・・
ダンテ
「……」← on ソファ
―ガチャ
陸奥
「おまたせーっ」
陸奥
<ITEM>
・シェーバー
・シェーバークリーム
・濡れタオル ×2
・乾いたタオル ×2
ダンテ
(まさかとは思うが……)
・・・・・・
陸奥
「――それじゃ、始めるわね」← side on ソファ
ダンテ
「へいへい……」
陸奥
「……抵抗しないのね?」
ダンテ
「Huh... 無駄だってわかってるからな……」
陸奥
「……ふふ」シュルッ… ←手袋を外す
ダンテ
「……ン?」
陸奥
「初めてやることだし、感覚がわかりづらいもの。
もし手元が狂ったりなんかでもしたらイヤでしょ?」
ダンテ
「……ま、もう任せるわ」
陸奥
「は~いっ」フフフッ♪
・・・・・・
ペタペタ
陸奥
「……へぇ……」
ダンテ
「……」
サワサワサワ
陸奥
「……ふ…ふふっ……髭ww」
ダンテ
「…オイッ」
陸奥
「あ、ごめんw 今からやるからw」
ダンテ
「頼むぜ……」
・・・・・・
サー… ←剃り
陸奥
「……」
ダンテ
「……」
フキフキ… ←タオルで一度拭き取る
陸奥
「……ねぇ」
ダンテ
「……ン?」
陸奥
「…………その"相棒"の人とは……もう長いの?」
ダンテ
「……ああ、そうだな」
陸奥
「……どれくらい?」
ダンテ
(……)
「……さぁ。 どれくらいだったかな」huh..
陸奥
(……)
「……そう……」
その後は無言のまま行われていった。
ダンテはその間、終始瞑目していた。
・・・・・・
…
陸奥
「――よし。
……うん、キレイに出来たわね」
ダンテ
「……ン………アァ、……終わりか?」
若干、気だるそうに聞くダンテ。
まどろんでいたのかもしれない。
まだ瞑目している。
陸奥
「うん。 あ、でも待って。 タオルで拭くから」
ダンテ
「ン……」
フキフキ…
陸奥
「……ねぇ…」
ダンテ
「……ンー…?」
陸奥
「………今、キスしたら……怒る…?」
ダンテ
「……」
それを聞いて、初めてダンテはうっすらと目を開けた。
ダンテ
(……)
陸奥
「……」
ダンテ
「……まぁ、少なくともオススメはしないな」
陸奥
(!)
「っ……」
ダンテ
「今だとシェーバークリームの味がするだろうからな」hahaha
陸奥
(……)
「……ちゃんと拭いたわ」
ダンテ
「……」
ダンテのその発言の意図を、陸奥がどう解釈し、またそれでどのように思ったのか、
それは陸奥本人にしかわからない。
陸奥・ダンテ
「……」
二人の間に意味深な沈黙が流れる。
――そして、陸奥は、
陸奥
「……」スッ…
ダンテ
「……」
行動に出た。
それに対し、ダンテは特にどうするわけでもなく、
姿勢も変わらないままでいた。
――ゆっくりと。
二人のそれが触れ合いそうになる寸前、
―コンコンッ
「陸奥補佐艦ー! 来ましたよーっ? 機材入れちゃっていいですかー?」
ビクーンッ!
陸奥
「」
ダンテ
「…オ?」
「……あれ? 補佐艦ーっ?」
ダンテ
「知らねぇ声だな」
陸奥
(…ああ、そうだったわ……)
「……紹介するわ」
・・・・・・
青葉
「――とのことだったので、
今回、撮影係を務めさせていただくことになりましたっ!
先ほども補佐艦から紹介がありましたけど、改めまして、青葉です!
以後、よろしくお願いしますっ!」
ダンテ
(写真ねぇ……)
「…なるほどな。
ああ、こっちこそこれからよろしくな」
青葉
「はぁいっ!! もちろんですよぉっ♪」
(ぜひにっ!!)キラキラ☆
ダンテ
(……ン?)
陸奥
(……はぁ)
「……それじゃあ、はいこれ」つ【提督服】
ダンテ
「……さすがにそれは着ないぜ?」
青葉
(……え?)
陸奥
「……どうして?」…
ダンテ
「もういいじゃねぇか、このまま撮ったって。
どうせ形だけなんだろ? 必要ねぇよ」
(写真だけでも面倒なのによ……)
青葉
「……えっと……?」
陸奥
「……一度だけ……それだけでいいから……。
お願い……」
ダンテ
「……」...huh..
青葉
(……おや? これは……)
・・・・・・
ダンテ
「……着たぜ…」←提督コス
陸奥
「あら……」
青葉
「おーっ!」
陸奥
「いいじゃない。
……ていうか、……ふ…ふふっ………頭の上から下まで真っ白……ww」
(というか、男の人って髭がないだけで…………へぇ……)
青葉
「……ww」
ダンテ
(……)
「huh... これでいいんだろ。
次はなんだ?」
陸奥
「もう大丈夫よ。
それじゃあ青葉」
青葉
「はい!」
・・・・・・
青葉
「――じゃ、行きますよー?」
ダンテ
「…おう」
陸奥
(……)…スッ…
青葉
(…!)
―ダキッ
ダンテ
「…ア? おい……」
陸奥
「い、いいでしょっ。 こういう写真でもっ!///」
ダンテ
「……もうどうとでもしてくれ……」huh..
青葉
(……なるほど、そういう…)
「おーいいですねーww
――それではっ!」
カシャ
――――――
鎮守府・グラウンド
長門
「――では、本人より挨拶と一言を賜りたいと思う」←朝礼台の上
―ワイワイガヤガヤッ
長門
「こ、こら静粛にっ!」
ダンテ
「……」
陸奥
「ふふふっ……。
ほら、あなたの番よ?」クスクス…
ダンテ
「……わかってる」
(正直トチった。 "どうとでも"なんて言うんじゃなかったぜ……)
――――――
朝礼台
ダンテ
「……」
「「……」」←グラウンドに控えた艦娘たち
ダンテ
(面倒だな……)huh..
「……あー、……いろいろあって、まぁ"そういうこと"になった。
ナガトが言ったことがほとんどだ。
だが、結局は形だけモンだ。 俺自身、面倒なことはやりたくないし、
細かいことに首を突っ込んでまで、口出しするつもりもねぇ。
ま、これからよろしく頼む。 以上だ」
――――――
瑞鶴
「……みじかー……。
形だけとか、面倒とか、もういろいろぶっちゃけちゃってるし……」
翔鶴
「ふふふっ……」クスクスッ…
瑞鶴
「ん? 翔鶴姉?」
翔鶴
「…あ、ごめんなさい。なんでもないわ。
……ふふっ…」
瑞鶴
(……ん~??)
――――――
暁
「――っ!!」
雷
「すごいわねっ!」
電
「なのですっ!」
響
「……不明瞭なことが多いし、細かい事情は気になるけど、
見方を変えれば、この鎮守府にもやっと司令官が着任したってことなんだ。
これは素直に嬉しいな。 ね、暁?」
暁
「ふぇっ!? そ、そうかもねっ。
……っ♪」
天龍
「……へへっ」ニヤニヤ
…チラ
龍田
(……すっかり元気になったみたいね)…フフッ
――――――
川内
「……うぅ~……眠いぃ……」
神通
「ちょっと姉さんっ、朝礼中ですよっ……。
……もう、また無意味に夜更かしして……」
那珂
「……」
(那珂ちゃん的には、理解あるとまではいかなくても
いろいろ大目に見てくれる人だといいなぁ……)
――――――
ガサ… バリ…
加賀
(……はっきり言って、異例。 前代未聞)
ガササ… バリバリ… モグ…
加賀
(昨日の夕方に、全艦娘の部屋に青葉さんを通じて通達書が配布されたわけだけど……。
……なぜ上層部は、このような采配を……)
ガサッ バリリッ モグモグ…
加賀
(まだあまり素性も知れないはず……。 上はもう詳細に把握している……?)
ガサガサッ バリィッ! モグモグモグ、ゴクンッ
加賀
(……それならそれで、また余計におかしいわけだけれど……。
そもそも今回の一連のことに関しては、上も"皆"も――)
ガサガサガサッ! バッリバッリ! バリリッ! ムッシャムッシャ!!
加賀
「赤 城 さ ん ?」
赤城
「ふぁい?」モグモグモグ
加賀
「……前々から言っているでしょう。
いくら手持ち無沙汰になるからといって、
朝礼に飲食物を持って来てはいけないと……」
赤城
「ご、ごめんなさい……。
昨日、久々の朝礼通達だったので、朝起きた途端に忘れちゃってて……。
丁度食べていたところに、朝礼召集がかかったもので、
慌ててそのままつい持って来ちゃいました……」
加賀
「……飲食を止めなかったのは?」
赤城
「湿気ちゃうと思って……」
加賀
(朝からスナック菓子ですか……)
「……理由はわかりました。
百歩譲ったとして、一先ず理由の方はおいておきましょう。
始めの内は遠慮がちに食べていたじゃない。 その後は……何なの?」
赤城
「堪らなくなっちゃいまして……」アハハ…
加賀
「……はぁ……」
――――――
陽炎
「先日の祝勝会以来よねー。
同じ鎮守府にいるのに、案外すれ違ったりもしないものね。
まぁ私達もけっこう出払ってることが多いからかもしれないけど」
不知火
「そうですね。
聞いたところによると、あの方は提督室のあの奥の一室を
お使いになっているのだとか」
陽炎
「あそこかー。 やっぱりあのドア、開くには開くのね。
じゃあ、あの作戦の日からはずっとあの奥の部屋で寝泊まりしてるわけね」
不知火
「おそらくは」
陽炎
「……あ~、そういえばさー。
先日の祝勝会って言ったら、
あの日は不知火のたかいたかい記念日でもあったわよね?w」
不知火
「っ!? し、不知火に何か落ち度でもっ?!////」
陽炎
「いやぁー別に~?w
…あ、でもさ、あのとき一度降ろしてもらった後に
嬉々として苺を用意しに行ってた不知火ったら、……ふふふっ。
やー、可愛かったわねぇ~ww」
不知火
「」
陽炎
「あはは。
……ん? ……浜風?」
浜風
「……」…フフフッ…
陽炎
(……ふ~む…?)
――――――
龍驤
「どひゃ~……。
……ふ~ん。 なぁ、鳳翔的にはどうなん?」
鳳翔
「うーん、そうですねぇ……。
……煮物が」
龍驤
「……ん?」
鳳翔
「思い切って、お出ししたんですけど、
その……私の煮物を、たいそう気に入っていただけたようでして……///」
龍驤
「……へ?」
鳳翔
「艦娘の皆さんにはよくお出ししますけど、そうではない方、
それも外国の方に食べていただくのは、艦娘になってからは初めてだったので
あれは嬉しかったですねぇ」
龍驤
「……さよか。 よかったなぁ」
鳳翔
「はい」ニコ
飛龍
「……私らって影薄いよね」
蒼龍
「他の空母勢のキャラが強烈だからね……」
飛龍
「……出番、もっとほしいよね……」
蒼龍
「うん……」
――――――
利根
「男前じゃのー」ナハハッ
筑摩
「そうですね」ウフフ…
利根
「…………あやつが如月を助けた」…
筑摩
「…………ええ」…
――――――
望月
「あたしは異論ないなぁ。 なんかいろいろ楽できそうじゃね?」ヒヒッ
弥生
「弥生も、賛成…」
島風
「おうっ!おうっ!」
如月
「鎮守府切っての男の人ね~♪
どんな子がタイプなのかしらぁ?」
吹雪
「本当なんだ……っ」
(本当に、ダンテさんが司令官に、だなんて……!)
夕立
「楽しくなりそうっぽい!」
睦月
「そうだねっ!」
*ケルビはお留守番
――――――
足柄
「~~~~っ!!」
那智
(……)
羽黒
「……あの、那智姉さん……」ボソ…
那智
「っ……ん、あぁ……なんだ?羽黒」ボソ…
羽黒
「足柄姉さんなんですけど……」
那智
「……あぁ。
いや、私にもさっぱりだ。
昨日は珍しく飲みもしないで、いの一番に布団に入っていたしな。
……まぁ、眠れなかったようだが……」
羽黒
「……布団の中でずっとブツブツ言ってましたよね……」
那智
「ああ。 おかげで久々に耳栓を探したよ……」
*たまに、飲み屋ではなく部屋で足柄が泣き酒をする
足柄
「ブツブツブツ……」ニヤニヤ…
羽黒
「……」
(足柄姉さん……)
那智
「……」
(しかし、異国の者が我が鎮守府の司令官とは……)
――――――
明石
「まさかの展開……。
なんか"いろいろと"ありそうな予感が……。
夕張はどう思いm」
夕張
「――でもそれで小さくしちゃうとやっぱり軽くなって、その分だけ
反動が大きくなるし、そうなると照準のズレは無視できなくなってくるしなぁ……。
ていうかそもそもやっぱり、
あの構造で安定して連射ができるようにっていうのがまずねぇ……。
連射も考慮するから弾の大きさも問題だし、これも小さくしすぎると
あの石を取り付けた後、バレルの中で擦れたりなんかでもしたら大変だし、
ていうか薬量減っちゃったら、威力も飛距離もなぁ……。
うーーん……とにかく手頃で持ちやすくて安定してて、かぁ……ぅーんー…ぁあ~~…」
明石
「聞いてない」
明石
(……)
――――――
青葉
(いつお邪魔させてもらおうかなぁー。 しばらくはまだゴタゴタしてるのかなー)
――――――
球磨
「……クマ?」
多摩
「にゃにゃにゃっ?」
北上
「おうおう、これさえ言わせとけばいいだろみたいなキャラになっちゃってるよ。
不憫だねぇ。
……ってあれ、どうしたの大井っち?」
大井
「……お、男っ……が提督に……?」ヒクヒク…
――――――
愛宕
「ハンサムな人ね~。
ね、高雄? ……高雄?」
高雄
(……)
愛宕
(……)
「高雄? ……高雄ったら!」
高雄
(………)
愛宕
「………む~、高雄ちゃ~んっ!」
高雄
(…っ!)
「………え、何?愛宕」
愛宕
「何?、じゃないわよ~……。
……どうしたの? 難しい顔して考え込んで」
高雄
「えっ……そんな顔してた?」
愛宕
「してたわよぅ~。 こーんな」
ノ(`∧´)ヾ
高雄
「絶対してないわ」
愛宕
「うふふっ♪
……何か、心配事?」
高雄
(……)
「……いいえ、なんでもないわ」
愛宕
「……そう」
(………)
――――――
比叡
「ひえー……。
ドッキリとかじゃなかったんだー」
榛名
「通達書もあったので、さすがにそれはないかと……」アハハ…
比叡
「でもこんなことってありえるのかな? 国も違うのに」
霧島
「どうなんでしょう……。
一応は、上層部の決定した正式な辞令なんだそうです。
最近、他の鎮守府では海外から派遣された艦娘が
どんどん配属されていったりもしているそうです。
それを考えると……ん……うーん……? いや……どうなんでしょうね……」
金剛
「そんなことはどうでもいいデース! 国の違いなんて一切関係ありまセンっ!
大事なのはハートデース!! たったそれだけネっ!
私はダンテと同じ鎮守府に居られて、
ここで同じく戦えることを誇りに思いマスっ!!」
―ザワッ …ザワザワザワッ
――――――
加賀
「っ……」
那智
「!!」
明石
(…………ハート……)
響
「たしかに。 真理だね」
大井
「……」
高雄
(………)
――――――
比叡
「っ……お姉さまぁ!!」
榛名
「流石ですっ……榛名、感激ですっ!」
霧島
「……ええ。
この霧島、まだまだ思慮が浅いということを痛感させられましたっ…!」
榛名
「お姉さま! 榛名も同じく誇りに思いますっ!」
金剛
「Yeah!! では一緒にその気持ちをダンテに伝えまショウ!!」
榛名
「はっ はいっ!!///」
金剛
「ダンテーっ!!」ノシ ブンブンッ!
榛名
「ダ、ダンテさぁーんっ!!////」ノシ フリフリッ
――――――
足柄
「!!
……~~っ!」ブンブンッ!
那智・羽黒
「」ビクッ…
――――――
ダンテ
「………あン? ……huh」ポリポリ…
―クル…
ダンテ
「……」ノ ピッ…
踵を返し、朝礼台から降りながら、ダンテはサインを返した。
金剛
「っ!! ほ、ほら榛名、返してくれたネーっ!!///」フンスフンスッ!
榛名
「は、はいぃっ!////」ドキドキッ!
キャッキャッ
――――――
足柄
「っ……////」ニヘラ
那智・羽黒
「」
――――――
川内
「……へぇ。
なんかもう、ステージ終わって降りてくアイドルみたいだね」アハハッ
那珂
「」
神通
「あっ……姉さん……」
――――――
大淀
「あはは……」
長門
「……ふっ」
陸奥
「ま、こんなところよね」フフフッ…
長門
「そうだな。
ある意味、当鎮守府らしいとも言える」
大淀
「ふふふ……ですね。
それでは、もう解散号令をかけますね」
長門
「ああ」
…チラ
陸奥
(………お疲れ様)…♪
ダンテ
「……」スタスタスタ…
高雄
「……」ジー…
愛宕
(……高雄……)
SECRET MISSION 5-3-1
~ 祝! 提督が鎮守府に着任しましたっ!! by 青葉広報 ~
朝礼が終わり、ひとまず各艦、各部屋へ。
金剛型の部屋
つ【青葉新聞のツーショット写真】⊂ プルプルプルッ…
金剛
「~~~ッ! シーット!! なんデスカこれはーっ!!?」バササァッ!
比叡
「お姉さま落ち着いてぇっ!!」ワタワタッ
榛名
「……」…
霧島
「っ……は、榛名……?」ゾッ…
*おまけ ダン提督のイメージ (おおまかこんな感じ?)
{IMG20105}
*おまけのおまけ ~ もしスパーダの血族が海軍提督服を着てみたら編 ~
{IMG20106}