悪魔これくしょん -デビこれ-   作:ハーメルンkpx

35 / 71
4つ目の若人の特徴

・さそり座と、いて座との関連性。
・自死率が最も高い。これまでの悩みの集大成の時期でもあるため。これが最たる特徴である。
・冗談ではなく、このレベルの魂を持つ人物が家族にいる人は、この者の一挙手一投足には是非とも注意されたし。若くして自死してしまうことが本当に多い故。20~40代辺りが危険年代である。
・富、名声、財などの非本質的・表面的価値に最も心が囚われてしまう時期。その本質にも気付けないことが多い。
・表層的、数字・数量的価値に信頼を委ねがち。絶対の価値だと思っている。
・プライドが高い。相手に対しては、まず実力からの判断ではなく、年齢や肩書、キャリアなどのフィルターを通して査定を行う。年下のくせに、などといったバイアス思考も少なくない。
・やたらと外見やにおい、体裁などを気にしたり、本質とはあまり関係のない部分に最もとらわれやすい時期。そのため、そういった方面の精神的ストレスも少なくない。心理的負荷に極限まで追いつめられることもある。自身の目立つ行動や身内の何かしらの行動などを恥ずかしいと感じることが多く、羞恥心が強い。上記の理由もあり、基本的にメンタル的な脅威・リスクが相対して多い時期。精神病が極まることも非常に多い。
・力の一形態に過ぎないものに最も惑わされやすく、力の本当の意味・正体・本質に生涯気付くことがないことも多い。
・整形にも並々ならぬ関心を持つ者が多い。
・スタンフォード監獄実験などにも見られるように、立場や肩書に、その虚弱で脆弱な精神を浸食されてしまう者がほとんど。力の本質ではない、表面的なものにいつも惑わされてしまっているため。己の中に、確固たる信念や信条、ポリシーがない者ほど、その空っぽの精神の中に、容易に侵入を許してしまう。驕れる立場であれば、驕れる者となり、卑しき立場であれば卑しき者となる。これは、強靭な精神力で己を律することが出来ない人間にも共通する。精神的空虚者。己を持たぬ者。
※お金を持つと豹変するタイプなどが好例。ようつばや成金によく見られる。立場や肩書き、お金で精神が豹変してしまうタイプならば確実にこの魂のレベル以下の人間であり、豹変から逃れられる者はほぼほぼいない。豹変後、叩き落とされると、そこから反省と学びを得て、成金によくある精神性から脱却し、地力で這い上がったお金持ちの経営者が過程で得てきた精神性と似たような精神を得る者が現れる可能性が極々微少でありうる。
※逆に、己の中に確固たる物(信念・信条・ポリシーなど)や自分というものを持つ魂ならば、例え一国の王であろうとも、傲慢な人間になることはなく、または酷く貧しい生活環境にあったとしても、高潔で気高い精神を維持することが可能なのである。さらに言い換えると、この精神的浸食に拮抗し耐え続けうるには、人間的精神を超越していなければならない。弱き人間・悪しき人間・俗物的な人間からの脱却、つまりはそれこそが精神的超人である。
※そもそも、魂が超高齢になって、格が上がってくると、環境や周りの影響を受けにくくなる。その魂自体の傾向が結局はいつも勝つ。生まれがお金持ちであっても傲慢な人間にはならないし、貧乏な生まれでも、卑しい、あるいは浅ましい人間には育たない。しかし、この4つ目の魂程度ではまだこの境地(超高齢の域)には至らないので当てはまらない。
・上記側面を持つが、それゆえに、求める物に対しては純粋でもある。このレベルの魂には、経営者や富豪、資産家が多い。成金もこれに該当するケースが非常に多い。
※スタンフォード監獄実験に関して、この現象は白人至上主義や黒人差別にも通ずる話で、未熟な魂であるが故に、白人至上主義に傾倒したり、黒人差別をしてしまう。周囲や肩書に染まってしまうのだ。子が親に習うようになるが如く。
※よっぽどの精神性と素養を持って生まれてこない限り、人種差別は遺伝する。子の世界は狭く、親が世界の全て。子供は親の背中を見て育つから。
・下から数えて4つ目の魂と見ると、それなりに高位の魂に思えそうだが、はっきり言ってまだまだ未熟な魂であり、これまでの、下から数えて3つ目以下の魂と比べると、純粋さが失われて(犠牲にして)いるので、局面的に3つ目以下の魂以下であることもある。精神が侵食されてしまうと、下品さ、粗暴さ、卑怯、姑息、矮小さが垣間見えることが多々ある。
・競争意識は比較的高めである個体が多い。
・孤独に耐性がない点が目立つ。下手をすれば、最も孤独に耐性がないレベルの魂。

※注意
残念なことだが、"自分本意な自死"にはペナルティが明確にある。
天道が求めることにおいて、人(生命)は天寿(運命律的設定時間)を全うすることが原則であるため。
自分本意な自死による、生のステージの早期繰り上げや、生のステージ期の問題からの逃避が過去に横行した。
そのため、自分本意な自死を行った魂にはある罰を負うことが課せられるようになった。
単純に、ステージ数が膨大に増やされることと、その際に不利なものが纏わりつく。
転生までに非常に時間がかかるし、その間にも罰がある。
まずは最低でも、本来定められていた寿命分の時間、〇がある。
ずるはできない、ということである。
世論とは受け取られ方が明確に異なる。魂の真理と管理者の観点からは、自分本意な自死は明確に"ずる"な行為なのである。
生前にも死後にも、魂には作業・修行・気付きのためのステージがある。終わりはない。
真の終わりは、人間としての魂が終了したとき、と言える。6つ目、7つ目の魂に至ったときがそれに近い。



天道・天命(時間的に定められたレールのきまりを含む)に背くとき、ペナルティが発生する。
一例として、例えば、本来は誰しもが自分自身の寿命を知らない。この寿命を何かしら、あるいは誰かから、によって知り、その寿命を確信したとする(確信限定)。
このことは、その人が天寿全うの際(死ぬ直前)に寿命を知るという時と、時間的に矛盾が発生することになる。寿命が90歳であるとして、その死ぬ時に寿命を悟るはずなのに、25歳で寿命の確信を得たとすると、65年分の時間的矛盾が発生する。天道はこの矛盾を解消しようとする。つまり、寿命の確信を得た者の残りの寿命をあと0年にして、矛盾を無くそうとする。
またこれは、他人の寿命を漏らした者にも時間的矛盾のペナルティを課すことになっている。
他の例としては、その年(あるいはその魂のレベル)で本来知るべきでない真理の知識を得たときも(確信限定)、その本人、あるいは至らしめた他人に対し、同様に天道は修正力を働きかける。



自32全般にペナルティがあるというのは実は違う。自32のときの動機もちゃんと勘定に入れてくれるようになっている。他人を想って自32した人も少なくなかったから、以降、ちゃんと考慮しようとなった。先駆者はお釈迦様。


・次の段階に進むためのフラグは、他者のために、自分の○を投げだす、捧げること。


MISSION 5-7

工廠

 

 

明石

「――っと、最後はTVですか」

 

陸奥

「ええ。新聞とかでもいいとは思うんだけど、あの人、読むかわからないし……。

 それで、ニュースとかなら気軽に見れると思うし」

 

明石

「あ、ああ、なるほど……」

 

陸奥

「それで、執務室に置きたくて……配線もお願いしたいんだけど、出来る?」

 

明石

「大丈夫ですよ。執務室には元々、室内線出てましたし。

 ケーブルで繋げばすぐ映ると思います。

 TVの発注だけですね。じゃあもう申請しちゃいますね♪」

 

陸奥

「ありがとう。お願い」

 

明石

「はーい♪ あと、ニュースってことでしたらラジオもおすすめですね。

 目が離せない作業のときとかは。私も作業中はよく流してます」

 

陸奥

「あら、それもいいわね。じゃあそれも――」

 

明石

「はい♪ 毎度どうもです!」

 

「「ふふふっ」」

 

 

鎮守府・グラウンド

 

 

金剛

「今度は私の番デスっ!」

 

天龍

「いやちょっと待ってくれよっ、今はオレが借りて――」

 

金剛

「もう大分汗だくじゃないデスカっ!

 具体的にどんなことをしていたのかまではわかりマセンけど、

 これ以上、ダンテとくんずほぐれつするなんて許せんデス!!」

 

天龍

「何言ってんだオマエっ!?////」

 

ダンテ

「Huh...」

 

・・・・・・

 

ダンテ

(……)

 

天龍・金剛

「ぐぬぬぬ」

 

ダンテ

「コンゴウ」

 

金剛

「っ! …あ、ハイ! 何デスカ?ダンテっ」

 

天龍

「っておい! 話はまだ」

 

ダンテ

「丁度ヒマしてるってんなら、お前さんもちょいと混ざってみねェか?」

 

金剛・天龍

「……え?」

 

 

――――――

工廠・開けた場所 ~隔離エリア~

 

 

金剛

「言われた通り、着けて来マシタけど……」グッグッ… ←E.ヴァルキュリス

 

天龍

(……こんなとこあったんだな。 人もいねぇし)

「何するんだ?」

 

 

ダンテ

「単純だ。 二人いっぺんに相手してやろうと思ってな」

 

金剛・天龍

「!?」

 

ダンテ

「huh.

 遠慮はいらねぇぜ? 二人とも全力でかかってきな」ha ha-

 

 Royal Guard.

 

 

天龍

「……おもしれぇ…!」

 

金剛

「え……あ、アレ……?」

(何か忘れているようナ……?)

 

 

―――

 

―コツコツ…

比叡

(最後の頼みの二度目の工廠は、と。

 ……ここで私の担当は終わりだから、

 ここがダメならあとはもう、また部屋で集まって……って、あれ!?)

「お姉さまもダン………ん……?」ピタリ…

 

・・・・・・

 

ダンテ

「……」

 

 

天龍

「……」

 

金剛

「……」

 

天龍

「……ん、これってもう始めていいんだよな?」

 

 

ダンテ

「ああ。 いつ、どっからでもな」

 

 

天龍

「……わかった、行くぜ」チャキッ…

 

金剛

「エっ!? さすがに無防備なのに殴りかかるというのはっ…!

 ダ、ダンテ! せめて構えるくらいは」

 

天龍

「んなこと言ってる内は、多分一発もまともに入れられないと思うぜ?」ダッ!

 

 

金剛

「アっ! 天龍っ!?」

 

 

ダンテ

「…ha!」

 

天龍

「…ふっ!!」フォン!

 

 

金剛

「ダンテっ!」

 

 

―ガァンッ!

 

天龍

「…なっ!?」ギギッ…

 

 

金剛

「っ!!?」

 

 

 

明らかな異音。

それは、剣を剣で受けたような音ともまったく違っていた。

 

 

 

グググッ…!

 

天龍

「…ッ!」

 

ダンテ

「……」ニヤ…

 

天龍

「ッ…」バッ!

 

 

 

咄嗟に後退する天龍。

 

 

 

ダンテ

「…Huh. 相変わらず勘はいいな。

 それに関してなら毎度褒めてやれるぜ」ha ha-

 

 

天龍

「……ヘッ、そいつはどうも。 光栄だぜ、大将」

(目の錯覚でなけりゃあ、今……)

 

金剛

「……す、素手でっ……!」

(どうやったのかはまるでわかりマセンが、

 間違いなく武器だけは持っていなかったはずデスっ……)

 

 

 

ダンテ

「……これでわかっただろ、コンゴウ。 本気で来い。

 心配しなくても、俺もお前と同様にけっこう丈夫な方だからな」

(……ま、初日のときは"ブロック"程度じゃ割られちまったけどな)

 

 

金剛

「えぁっ……えぅ……デモ……」

 

 

ダンテ

「……huh, じゃあ、こうしようぜ。

 もし俺に一発でもマトモに入れられたら……そうだな。

 もうすぐ俺の手元に日本円で一度ギャラが入るらしくてな。

 それが手に入ったら"前"の貸し分を含めて、マミヤでまた――」

 

 

金剛

「エっ!? 何でも言うことを聞いてくれるんデスカっ!!?」

 

天龍

「……え……」

 

 

ダンテ

「………ああ、聞いてやる。

 入れた分だけ何言ってもいいぞ」

 

 

金剛

「!!

 そ、それってウソなしの本当ネーっ!?」

 

 

ダンテ

「ああ」

 

 

天龍

「……」

(……いろんな意味で都合のいい耳してんな、金剛……。

 "もし"入れられたら、か……。 オレはどうすっかなぁー……)

 

 

天龍

「……いやちげぇ……」

(そうじゃねぇな……。

 ……入れてやるっ……! 少なくともちっとくらいは本気出させてやる……!)チャキン…!

 

 

ダンテ

「……いいねェ」ha!

 

 

―――

 

比叡

「……」

(……お姉さま……)

 

・・・・・・

 

金剛

「――ハァハァハァッ…!」

 

天龍

「――ゼェヒィッ…ハァハァッ!」

 

 

ダンテ

(休憩は挟んだつっても、テンリュウの方はもう今日は限界だな。

 ……こんなところか)

「……よし、そろそろ終いだ」

 

 

天龍

「……っくっはぁッ…!」ハァハァッ!

 

金剛

「ハァハァッ……け、結局っ…一つモ……!」ヒィヒィッ…!

 

 

ダンテ

(……もうこの際だしな)

「そのままでいいから二人ともちょいと見てな。

 特にコンゴウ、お前はよーく見とくんだ」

 

 

金剛

「え……あ、ハイ……?」ハァッ…フゥー…

 

天龍

(?)ハァッ…ハァッ…

 

 

ダンテ

「……ヒュゥー…」

 

―ズズッ…

 

金剛

「ッ…!!」

 

天龍

(なんだあの黒いオーラっ…!)

「…………やべぇ……」ハハハ…

 

 

ダンテ

「……hmmm!!」

 

―フォボォ!

 

 

金剛・天龍

「!!?」

 

 

 

ダンテが一声を上げると同時に、それは具象する。

 

 

 

金剛・天龍

「」

 

 

 

――ドレッドノート。

それは、ダンテ自身の内なる魔力と蓄積されたフラストレーションとを

練り合わせて具現化された物理的な魔気の鎧。

 

具現化させておける時間に限りがあったり、その鎧の維持のために

単純に走るなどといった行為は出来なくなる等の制限はあるが、

この鎧を身に纏っている間、ダンテは絶対的不可侵の完全無敵の存在となりうる。

あらゆる攻撃のダメージを受けず、また怯むこともなくなる。

ウルトラアーマー(ノーバック、ノースタン、ノーダウン、ノーダメージ)。

 

 

*参考:ウルトラアーマー>ハイパーアーマー>スーパーアーマー

1ハイパーアーマー

 …比較的長い時間か常時において、あるいは外的攻撃に対して複数回の

  ノーバック・ノースタン・ノーダウンの効果を持つ状態。

  例外的な所もあるが一応、ダンテのDTがそれに当たる。

 

2スーパーアーマー

 …特定タイミングにおいてのみ、あるいは外的攻撃に対して1,2回程度の

  ノーバック・ノースタン・ノーダウンの効果を持つ状態。

  ガードリリースがそれ(意味がわかる人だけでおk)。

 

 

 

―ボシュ…

ダンテ

「……」

 

 

金剛

「……き、消えたネっ……!」

 

天龍

「いやいやっ! なんだ今の!?」

 

 

ダンテ

「……悪いが細かい説明は省くぜ。

 コンゴウ、お前には今のを使えるようになってもらうぞ」

 

 

金剛

「……ぱ、ぱぁどぅん?」

 

天龍

「……マジで?」

 

 

―――

 

比叡

「っ……す、すごいっ……!」ゴクリッ…

 

 

「――あっ、見つけました! ……比叡お姉さま?」

 

 

比叡

「っ!? は、榛名……!?」ビクーンッ!

 

榛名

「はい、榛名です。

 金剛お姉さまも比叡お姉さまも一次集合のお帰りが遅いので、

 どうしたのかと思いまして……。

 霧島は部屋待機で、私はお姉さま方の最後の担当エリア側からお迎えに参りました」

 

比叡

「あ、ごめん……」

 

榛名

「いえ…。 ところで、どうしたのですか? そんな隠れて覗き見るみたいにして……。

 いったい何を見て――あっ」ヒョイッ

 

比叡

「! ちょっと待って、榛名」

 

榛名

「え、あ、はい……?」

 

比叡

「……もう少しだけ……ここで一緒に見てよう?」

(今邪魔するべきでもないと思うし……)

 

榛名

「は、はい…」

(……?)

 

 

・・・・・・

 

―チィンッ

金剛

「ひんっ! ダ、ダンテっ!

 いくら大丈夫とは言ってもこれはちょっと……いやかなり心臓に悪いデースっ!!

 これ本当に大丈夫なんデスカーっ!?」ヒーン!

 

 

 

ダンテ

「ああ。 そうやってずっと"噴かして"さえいりゃ弾は通らねぇさ」

(本当ならジャストで決めてほしいところなんだがな……)

 

 

 

天龍

「……」

(……すげぇなぁ……もう本当に何でもありだな、悪魔の力ってやつは……。

 金剛から今度はピンクいオーラみてぇなの出てっし……)

 

 

 

―シュンッ

金剛

「ひっ!? ダンテ!!

 今なんかメッチャ近かった気がしマス!

 だんだん弾が反れにくくなってませんカっ!?」

 

 

 

ダンテ

("もう"か……。やっぱ全体的に、それもずっとじゃ早くもなるわな)

「"ガス"が少なくなってきてるな。

 悪い、テンリュウ。 石取ってきてくれ」

 

 

 

天龍

「え…ああ、わかったっ」…スクッ

(……そういや、あの銃も何で弾切れ起こさねぇんだろうな……)

 

テクテクテク…

 

 

金剛

「まだ続けるんデスカー!?」

 

 

 

ダンテ

「少し休む。 あと次はやり方を少し変える」

 

 

 

金剛

「……えぅ~……」

(構ってもらえたのは嬉しいデスけど、まさかこんなことになるなんテ……)

 

 

―――

 

榛名

「……特訓、のようなものでしょうか?」

(ここに来る前に、先に探しに行ったグラウンドにいらっしゃらなかった金剛お姉さまは

 ダンテさんは発見して、こちらの方にいらしていたのですね……)

 

比叡

「みたいだね……。

 さすがに、それを邪魔しちゃうのは悪いと思ってさ……」アハハ…

 

榛名

「そういうことでしたか…」

 

 

・・・・・・

 

天龍

「……」

 

 

 

石を金剛に手渡した後、近くに腰を下ろしてまた静かに様子を見守る天龍。

 

 

 

金剛

「……っ」ググッ…

 

 

 

ダンテ

「……いいか、さっき言った通りだ。

 俺は必ず、今上がってるお前の左腕武器の所に弾を当てる。

 そこ以外は狙わねぇ。 だからお前が読むのはタイミングだけだ」

 

 

 

金剛

「……銃弾が左腕の兵装に当たる寸前、そのタイミングに合わせて、

 左腕の兵装部分にだけエネルギーを一瞬だけ噴出させる……デスネ?」

 

 

 

ダンテ

「そうだ。

 まぁ大丈夫だ。 失敗しても、元々銃弾を通すほどヤワなモンじゃねぇしな。

 それに、案外出来ると思うぜ?

 今のお前の目なら、もうだいぶ"見える"ようになってきてるからな」ha

 

 

 

金剛

(…!)

「わかりマシタ……! やって見せマスっ……!」

 

 

 

ダンテ

「So Great. ……いくぜ?」

 

 

 

金剛

「ハイっ!」

 

 

 

天龍

「……」

 

 

 

金剛

「……」

 

 

 

ダンテ

「……」

 

 

…バンッ!

 

 

金剛

「っ…!」グッ!

 

ビシューンッ!

―チィンッ

 

 

天龍

「っ!?」

 

 

 

ジャストタイミングで行われた金剛の"それ"によって、銃弾は弾かれ、地に落ちる。

 

 

 

ダンテ

「……やるじゃねぇか、金剛」ニッ

 

 

 

金剛

「っ……デキタ……?

 …………や、やったデースっ!! ダンテぇっ!」タタタッ!

 

 

ダンテ

「ああ、完璧だったな」hahaha

 

 

 

天龍

(一発で決めたのかっ……)

「……」

 

 

―――

 

比叡・榛名

「おぉっ……!!」

 

 

「――なるほど。

 前々回の作戦では、あのような特訓が功を奏した、と」クィッ ←メガネ

 

 

比叡・榛名

「」ビクーン

 

霧島

「……入れ違い対策のつもりだったので、

 そこでさらに私が動いてしまっては意味がないとは思いましたが、

 捜索に出た榛名までもがあまりにも遅いので、仕方なく出張ってみれば……」

 

榛名

「き、霧島……」

 

比叡

「あはは……」

 

霧島

「……まぁ、もう事情はわかったのでいいですけど……」チラッ… ←金剛たちを見やる

 

比叡・榛名

「……」…チラッ…

 

 

・・・・・・

 

ダンテ

「わりと飲み込みが早いな、コンゴウ」

 

金剛

「んふふっ! マァネ~////」

 

 

ツカツカ…

天龍

(……)

 

 

ダンテ

「さっきのは、要はデカく飛ぶヤツの応用みたいなモンだな」

 

金剛

「Hum.. ナルホドネー。

 ……やってみて思ったんデスガ、もしかしてこれって

 けっこうイロイロなのが防げたりするんデスカ?」

 

ダンテ

「ああ。

 タイミングを合わせて、一気に一瞬の勢いで噴かせばな。

 ミスさえしなけりゃ、たいていのモンはいけると思うぜ?」ha

 

金剛

「OH!!」

 

天龍

「本当にすげぇな。

 金剛の左腕ンとこからピンクのガスの塊みてぇなの出てたし」

 

金剛

「そういえば落ち着いて見られませんデシタけど、キレイだったネ!」

 

ダンテ

「ピンクのカラースモークみたいだったな」hahaha

 

金剛

「たしかに、そういえばそうネっ」HAHAHA!

 

天龍

「カラースモークって、あれか。

 空軍が式典とかで戦闘機飛ばすときに使ってるやつか」

 

金剛

「Yeah!

 別に Airforce に限らず、海外だと Ceremony でも Festival でも

 よく使われマース!」

 

天龍

「ふ~ん」

 

ダンテ

「ガス噴きが上手く扱えるようになったら、

 今度のパーティーのときにでも披露してみたらどうだ?」

 

金剛

「Good idea! それはかなり面白そうネー!www」

 

「「HAHAHAHA!!」」

 

天龍

「」ビクッ…

 

 

―――

 

比叡・榛名・霧島

「…………」

 

 

霧島

「……最早、大道芸ですね……」

 

比叡

「どうなることかと思ったけどね……」

 

榛名

「綺麗でしたっ!」

 

比叡

「だねっ」アハハッ

 

霧島

「……しかし、よろしいのですか?」

 

比叡

「う~ん……。

 まぁでも、そもそもの大目的はこれはこれで達成出来てるんじゃないかなぁ。

 なんだかんだでお姉さま、すごくかまってもらえてるわけだし」

 

霧島

「ふむ……まぁたしかに、それもそうかもしれませんね」

(今割って入っても邪魔になって――)

 

榛名

「…え……あ、あれ? あ、あの…………あれ……?」

 

比叡・霧島

「?」

 

榛名

「……あ、あのっ……! は、榛名も……その………お、お茶会っ……」 

 

比叡・霧島

「え? ……あ」

 

榛名

「////」

 

・・・

 

霧島

「――では頃合いを見て、ということで」

 

比叡

「うん」

 

榛名

「よ、よろしくお願いしますっ…///」

 

 

・・・・・・

 

ダンテ

「――っと。 コンゴウ、最後の仕上げだ」

 

金剛

「あ、はい。言ってましたネ。

 あの、なんか見た目がすごいやつですよネ……?」

 

天龍

「……」

 

ダンテ

「ああ。 ただお前の場合、あんな風なるとは限らないと思うがね。

 まぁその辺はやってみねぇとだな。 とりあえず、始めてみるぜ」

 

金剛

「は、はいっ…!」

 

天龍

(あんなの、いきなり出来るもんなのか……?)

 

・・・・・・

 

金剛

「ふぬぬぬ……!」

 

 

ダンテ

「お前は形にするイメージだけでいい。それを相棒に送ってやれ。

 必要なエネルギーやらなんやらが揃ってるんなら、

 あとの細かいことは"ソイツ"がなんとかやってくれる」

 

天龍

(対話ってやつか…)

「……って、そのなんやらってのは? それも気になンだけど……」

 

 

金剛

「ふぅぬ~っ……?」

 

 

ダンテ

「……要は心だ。 強い"もの"を送って伝えてやるんだよ。

 魂だとか信念だとか、そういうのだ。 あるだろ、お前らにも。

 なぁ、コンゴウ?」

 

 

金剛

「私、の……?」

 

 

ダンテ

「そうだ。 お前にとって、腹の一番奥の大事なとこにおいてある"モノ"だ。

 そいつだけは、いつ・どこで何があっても変わらねぇ。

 自分の中に、常に絶対のものとしてある。

 ……そういう腹の内に決めてるやつのことだ」

 

 

金剛

(……)

 

 

ダンテ

「……どうした、コンゴウ。

 まさか忘れちまってンのか?」

 

 

金剛

「……」

(……私にとって、一番大事なもの………私自身の信念………それは…)

 

 

ダンテ

「そんなショボいモンだったのか?」

 

 

金剛

「っ…! チガっ……私は……!」

 

 

ダンテ

「……俺の方はお前と出会った初日にもう聞かせてもらってるけどな。

 お前の妹達も、ここに住んでる娘っ子共も、日本も世界中の奴らも、

 皆守ってみせるって言ってたよな? ……そのための盾になる、ともな」

 

 

金剛

「……」

 

 

天龍

(……金剛……)

 

 

ダンテ

「それがお前の信念で、それに迷いもないってンなら出来るはずだ。

 そういう心の強さが本当に大切なものなのさ。

 ……そしてそれが、"人"が持ってる元々の強さだ」

 

 

―――

 

榛名

(!!)

 

比叡

(……お姉さまっ……)

 

霧島

「………」

 

―――

 

 

天龍

(信念……)

 

 

金剛

(元々持っている……心の強さ……)

 

 

ダンテ

「……huh. ま、人が持ってる強さってのはそれだけじゃないけどな。

 とにかく、一番大事なのはそいつ自身の魂だ。

 それさえ"本物"なら、持ってない奴のどんなのが相手だろうと、負けねぇさ」

 

 

―――

 

比叡・榛名・霧島

「………」

 

―――

 

 

金剛

(……)

 

 

天龍

「……――なのか……?」

 

 

ダンテ

「Hm?」

 

 

天龍

「……その"本物"のっ………その魂を持てるようになれば、

 本当にっ……どいつにだって負けないのかっ……!?」グッ…!

 

 

ダンテ

「……ああ。

 逆に、その魂を腐らせちまってる奴は、どんな力を手に入れたところで

 "本物の魂"を持った奴には適わないけどな」

 

 

金剛

「本物の魂……それって……」

 

 

ダンテ

「……"心"がある奴なら誰だって持てる。

 それには悪魔なんかよりずっと強い力がある」

 

 

金剛・天龍

「っ…」

 

 

―――

 

比叡・榛名・霧島

(……)

 

―――

 

 

ダンテ

「相棒に教えてやれ。 見せ付けてやるんだ。

 お前ら自身の"強さ"を。 その源の"誇り高き魂"って奴をな」

 

 

天龍

「っ……」

(オレ自身の強さ……)

 

金剛

(……私にとっての誇り……魂…………艦娘として目覚めて、

 妹たちと再会出来たあの日から……ずっと私の心にあった、私の信念……)

「…………っ」…ググッ…!

 

 

ダンテ

(……)

「……huh. ま、それが認められれば、ソイツらが力を貸してくれる」

 

 

―――

 

榛名

「……」

 

霧島

(……あの特殊な兵装に宿っている悪魔からさらなる力を得るためには、

 その悪魔から認められることが必要……?)

 

比叡

(……)…ゴソゴソ…

―スチャ

つoo⊂ <……スピィ~……ズピッ………ムニャムニャ……Zzz..

 

比叡

「」

 

 

・・・・・・

 

 

金剛

「……」…

 

 

天龍

「……」

 

 

ダンテ

(……)

 

 

金剛

「…………フゥー……」……スッ…

 

 

 

 

 

――――私は……

 

 

 

 

 

 

 




以上、本編中の金剛のドレッドノート・ショックでした。


アーマーの種類についてですが、
一般的にパイパーアーマーなるものはメジャーとは言い難く、
ほとんどがスーパーアーマーという名称で呼ばれています。

ただ、格闘ゲームなどにおいては区別されることもあるようです。
*というか多分、ハイパーアーマーは格闘ゲームから、その効果区別と名称が生まれた?
元祖"スーパーアーマー"の元ネタは某キャラの特殊能力からだそうです


また、本編で出てきたウルトラアーマーに関しては
完全にオリジナル名称で、当然広まってもいません。

カ○コン系列で、本当はアルティメットアーマーにするのも
ありかなぁーとは思ってはいたんですけどね。

多分、別で出していくかも。
てかまぁ出ますけどね。もうぶっちゃけ。

意味的には、両者との間にはほとんど差はないはずですけどね。


本編中に少し注釈として出た、ガードリリースについてなんですが、
一応、動画をあげておきました。
興味ある人だけどうぞ。

→ ガードリリース ニアリリース ←

*→←内を検索エンジンにコピペすれば出てきます
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。