悪魔これくしょん -デビこれ-   作:ハーメルンkpx

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伝令を果たす使者、Angelos。
中傷誹謗する者、Diabolos。

両者とも言葉を司る意味では共通する。
両者は元は同じモノだったのだ。

違いは言葉の源はどこにあるものか、ただそれだけである。

天使は御言葉を代弁し、悪魔は己の口で誑かす。


MISSION 1-4

作戦室

 

 

大淀

「全艦、帰投完了しました」

 

長門

「入渠が必要な者の手配を進めてくれ」

 

大淀

「了解です」

 

陸奥

「三水戦の子たちだけ?」

 

大淀

「そう…ですね」

 

長門

「私は先に、提督室で帰還した者から報告を受ける」

 

陸奥

「あ、私達も後ですぐ行くからー」

 

大淀

「よろしくお願いします」

 

長門

「ああ」

 

ガチャン、バタン

 

長門

(……さて、どうしたものかな……)コツコツコツ……

 

 

――――――

提督室

 

 

ガヤガヤ…

 

―ガチャ

長門

「……ん」

(……もう集まっていたのか)

 

 

神通

「長門代理……」

 

赤城

「……」

 

加賀

「……すみません、長門代理よろしいですか」

 

吹雪

「あ、のっ……」

 

睦月

「……」

 

夕立

「ぽい……」

 

 

長門

(なるほどな……旗艦の者以外もちらほらいるのはそういうことか)

「……ああ」

 

・・・・・・

 

加賀

「……ブリーフィングでも聞いていなかったことが多かったように思われますが」

 

長門

「……言い訳になってしまうが、私も全てを把握しているわけではなかった。

 すまない、本当に……」

 

加賀

「……はぁ。 ……彼は信用できるのですか……?」

 

長門

「……質問に質問で返して申し訳ないが、逆に聞いておきたい。

 信用できないか? 彼のことは」

 

加賀

「……」

 

吹雪

「…わ、私はっ!」

 

睦月

(吹雪ちゃん……)

 

吹雪

「助けてもらいましたっ……あの人に……」

 

赤城

「……一見、その……す、少し軽薄そうにも見える方ですが、

 その心根には確かなものを持っている人だと、私は感じています」

 

吹雪

「赤城さんっ……」

 

加賀

「……」フゥ…

 

長門

(……)

 

 

―ガチャ

陸奥

「ごめーん、遅れちゃった」

 

大淀

「遅れてすみません。失礼します」

 

 

シーン…

 

 

陸奥

「……あら?」

 

大淀

「なんでしょうねこの空気……」

 

長門

「……大淀、金剛達がまだのようなんだが」

 

陸奥

「え、うそ?」

 

大淀

「……おかしいですね。金剛さん達なら入渠もなかったのですぐにでも――」

 

ー!

 

比叡

「ほらお姉さま急いでください!ダンテさんも! ただでさえ遅刻してるんですから!」

 

金剛

「モーそんなにあせらないでくだサーイ」ダキー

 

ダンテ

「ヘイ、コンゴウ。せめてもう少し力を抑えてくれ。さっきから腕がミシミシいってる」

 

・・・・・・

 

比叡

「遅れてすみません! 金剛、比叡、えっと…ダンテ! 報告に参りました!」

 

金剛

「サクッと終わらせて、約束のデートに急ぐデース……///」ボソッ…

 

比叡

「!?」

 

ダンテ

「ずいぶん集まってんじゃねぇか。

 いいねぇ。祝勝パーティってのは派手じゃないといけねぇからな。

 人が多くて困るってことはねぇぜ」hahaha

 

金剛

「!?」

 

 

加賀

「……」

 

吹雪

「ダ、ダンテさんっ……」

 

赤城

「……」

 

金剛

「? 皆さん、どうしたネ?」

 

比叡

「……」

 

長門

「……」フゥ…

 

陸奥

「あはは……」

 

大淀

(この人がその……)

 

ダンテ

「……huh. いいぜ、エンジェルズ。 何から聞きてぇんだ?」

 

 

 

 

 

~説明中~

 

 

加賀

「……にわかには信じがたいのですが……」

 

長門

(常人離れしているとは思っていたが、まさか……)

 

陸奥

「えーっと……お馴染みの冗談とかじゃないのよね……?」

 

ダンテ

「ああ」

 

赤城

(これは……さすがに予想外ですね……)

 

神通

(あ、悪魔なんてそんな……)

 

睦月

(えっ えっ)

 

夕立

「ぽい?」

 

金剛

「……」

 

比叡

(お姉さま……)

 

吹雪

(普通の人じゃない……? …で、でも……そんなのっ……!)

「あのっ――」

 

金剛

「関係ありマセン。普通の人でないからといってなんデスカ?

 それを言ったら私達だって人ではありマセン。

 でも、人ではない私達は使命ということもありマスガ、

 世界の人々のために戦ってイマス。

 そして今日、ダンテもまた、同じく一緒に戦ってくれマシタ。

 要はそれだけのことで、結局はそういうことデスヨ」

 

 

「「……」」

 

 

ダンテ

(……)

 

 

金剛

「それに今日、ダンテは私達のことたくさん助けてくれましたヨ?」

 

吹雪

「そ、そうです!」

 

金剛

「……」…チラリ

 

 

加賀

「……そう、ですね」

 

吹雪

「……!」

 

加賀

「ですが、ひとつだけ。

 どうしても確認しておきたい事があります」

 

金剛

「……」

 

加賀

「単刀直入に聞かせていただきます。

 あなたのことは本当に信用してもいいのですか?」

 

 

ダンテ

「……表向きは便利屋をやってるが、

 合言葉を知ってる客相手にはその"特別な仕事"を請け負ってる。

 気が乗らねぇのは別だが、どっちも受けたからには手は抜かねぇさ。

 これでもプロだからな。

 今回の仕事はおたくらのお偉いさんから金をもらってる。

 その分はきっちりやらせてもらうさ」

 

加賀

「……」

 

赤城

「加賀さん……」

 

ダンテ

「それに深海の奴らの方が羽振りがいいとは思えねぇしな。

 仮に持ってたとして、そいつはグズグズのくさいドル札だろうからな」hahaha

 

加賀

「……いいでしょう。とりあえずはそういうことで納得しておきます」

 

赤城

「ははは……」

 

 

陸奥

「……とりあえずはよかったわね」コソ…

 

長門

「ああ」コソ…

 

 

吹雪

「……」ホッ…

 

金剛

「……」ジー

 

・・・・・・

 

大淀

「あの……それで気になったんですけど……。

 今回、あなたがここに呼ばれたということは先日の敵も、今回の敵も

 その……あ、悪魔の力の影響で、とかそういうことなのでしょうか……?」

 

ダンテ

「お前さんがオオヨドだな? 会うのは初めてだったな」つ

 

大淀

「あ、すみません、挨拶もしないまま。 よろしくお願いします」つ

 

ダンテ

「ああ。

 ……その先日のってのは俺は知らないが、今回の奴らに関してはそうだ」

 

赤城

「それではあの不可解に強固な障壁も?」

 

ダンテ

「影響はあるだろうな」

 

長門

「やはり……」

 

神通

「ですが、いったいどういう経緯で……」

 

ダンテ

「それなんだがな……。 たとえばコイツだ」つ○

 

夕立

(……ぽい?)

 

睦月

(……あれ?)

 

吹雪

(緑っぽく光ってる……なんかきれいかも……)

 

陸奥

「それは?」

 

ダンテ

「……」

 

―パァ…

 

ダンテ

「……たとえばこうなる」ガシュッ

 

加賀

「っ!」

 

金剛

「オゥー、最後の大爆発のあと、装備していたヤツですね。相変わらずカッコイイネ!」

 

比叡

「……よく見るとそれ、敵の旗艦が装備していた物にも似ていますね……」

 

長門

「まさか……」

 

ダンテ

「どうやって手に入れたのかまではわからねぇけどな。

 いくつか持ってるってことだろうな、ヤッコさんも」

 

赤城

「まさかそんな……」

 

加賀

「……そういえば、敵の駆逐艦の中にも何体かしぶといのがいましたね……」

 

陸奥

「今回の敵は、全員がそういうの持っていたってこと……?」

 

ダンテ

「どうかね。 全員かはわかんねぇが、今回の状況から考えて、

 急にヤッカイになったってんなら、まぁその何体かはそういうことなんだろうぜ」

 

 

睦月

「ねぇ夕立ちゃん……」コソッ

 

夕立

「……うん」コソッ

 

吹雪

(?)

 

 

長門

「……」

 

夕立

「ねぇ、代理さん」クイクイッ

 

長門

「っ……ど、どうした?夕立」

 

夕立

「これ」つ。

 

長門

「っ! ……どこでこれを?」つ。

 

夕立

「作戦海域に浮かんでたっぽい」

 

長門

「……そうか」

(サイズは小さいがまさかこれは……)

 

 

長門

「すまない。少し借りるぞ、夕立」

 

夕立

「どうぞ。というかあげるっぽい。みんなの作戦戦利品よ」

 

長門

「……ふふ、そうだな」

 

・・・・・・

 

長門

「ダンテ。これなんだが――」つ。

 

ダンテ

「……ほぉ…」

 

・・・・・・

 

陸奥

「……なんかさっきのと全然大きさ違うわね」

 

加賀

「では、敵の駆逐艦は少なくともこれを持っていた、ということですか?」

 

ダンテ

「だろうな。

 ……おそらくだが、これより小さい物だともう完全に溶け込んじまってるだろうな。

 バラしても欠片も出てこないと思うぜ」

(まぁその場合は、それはそれでカスみたいな奴ばっかりで取るに足らねぇだろうが)

 

 

赤城

「……」

 

加賀

「……赤城さん、それ飴玉ではありませんからね」

 

赤城

「っ…わ、わかってますってば! なんですかもうっ!」

 

ダンテ

「HAHAHA」

 

 

 

 

 

 <ITEM>

 

  デビルコア S・M・L

 

…なぜか深海棲艦が持っていた光り輝く球体状の石。敵艦を倒すと手に入ることがある。

 比較的、大きさのある物だと、よく形が残っているようである。

 普通、雑魚艦はS、中級艦はM、ボス級艦はLを所持している。

 Sは単純にエネルギーとしての流用に限られるが、

 M以降はそれぞれ強い特性を持っている。

 Lはかなり特異で、例えばダンテなどの"心得"があるのもならば、

 そのコア(魔具・魔石)から真の姿(魔装)を現出させることができる。*オリジナル設定

 

 

 

 

 

・・・・・・

 

ダンテ

「コイツはさっきの海域のとこのだよな?」

 

長門

「ああ。そこの夕立が拾ったらしい」

 

夕立

「ぽい」

 

 

ダンテ

「へぇ。

 フランス人形みたいな嬢ちゃんだな」スタスタ スッ ←腰落とし

 

夕立

「そう? あと名前は夕立っぽい!」

 

ダンテ

「allright. ユウダチ。

 コイツは敵さんを倒した後に浮かんできたんだよな?」つ。

 

夕立

「そうっぽい。 ……そういえば、他にもけっこう浮かんでたっぽい……?」

 

ダンテ

「……なるほどな。 ヘイ、ナガト」

 

長門

「ああ、すぐに確認してみよう。

 陸奥、大淀。手の空いている待機組で調査隊を編成してくれ」

 

陸奥

「はーい」ガチャ

 

大淀

「了解しました。では私達はこれで、お先失礼しますね」スタスタ

 

 

~ちょっとした細かいこと話した後~

 

 

金剛

「……」ソワソワ…

 

比叡

「……」

 

ダンテ

「……悪い。ちょいと用ありでな。俺もそろそろいいか」

 

長門

「ん、ああ……そうだな。 すまない、長時間も……ご苦労だった」

 

ダンテ

「いやいいさ。仕事だからな。

 頼んでたヤツは今持ってるか?」

 

長門

「……あぁ、ちょっと待ってくれ」ゴソゴソ……

 

つ【券5枚】

 

ダンテ

「どうも」

 

長門

「……5枚……誰かと行くのか?」

 

ダンテ

「5枚も使えば、タダになったりするか?」

 

長門

「いや、そうはならないな……」

 

ダンテ

「ha. ただの野暮用さ。約束だったからな」

 

長門

「そうか」フッ…

 

 

―ヘイ、コンゴウ

ッ! ヒャイッ!

…ハァ

 

 

・・・・・・

 

長門

(とりあえず……話を進めるにしても調査の後、だな……。

 皆、疲れているだろうし、彼もさすがにそろそろ休息が必要だろう……。

 それの手配もあるな。ここはもう、一度解散しておくか…)

 

 

長門

「皆、ご苦労だった。先の作戦ことは、だいたいはもう把握している。

 これからを話し合うのは、調査の後にしようと思う。皆、疲れているだろうからな。

 今回はもう報告はいい。各自、休んでくれ」

 

 

「「了解しました っぽい」」

 

・・・・・・

 

ガヤガヤ…

 

加賀

(……結局、あの石を所持した深海棲艦を相手にするためには、

 彼の力が必要不可欠、ということ……?)

 

赤城

「お腹空きましたねー」

 

加賀

「……そうですね……」

 

 

睦月

「吹雪ちゃん、いこ?」

 

吹雪

「うん」

(……ダンテさん達、どこに行ったんだろ……?)

 

夕立

「ごっはん~ごっはん~♪」

 

 

神通

「姉さんと那珂ちゃん、まだかかるのかしら……」

 

 

――――――

 

 

金剛

「ダ、ダンテ!先に鎮守府の入り口の所に行って、そこで待っててくだサイ!」

 

ダンテ

「あ? すぐに一緒に行くんじゃねぇのか」

 

金剛

「す、すぐに済みますカラっ!」

 

ダンテ

「……オーライ」

 

・・・・・・

 

金剛

「……ヨシ、ばっちりデース!」キラリン

 

―ガチャ、パタン

 

金剛

(気を利かせてくれたのか、比叡もいつの間にかいなくなってまシタシ)

「ムフフ……楽しみデース♪」

 

 

吹雪

「……あれ?」

 

 

金剛

「Oh! 今日来た Newface ネ!」テテッ

 

吹雪

「あ、はいっ。えっとっ」

(この人があの金剛さんっ……)

 

金剛

「金剛デース!」

 

吹雪

「……あ、ふ、吹雪ですっ」

 

金剛

「イエス! ブッキーネ!」

 

吹雪

(ブ、ブッキー……?)

 

金剛

「挨拶が遅れてたネ。ソーリーネ」

 

吹雪

「いえ……まぁドタバタもしてましたし……」

 

金剛

「まったくネ!」HAHAHA!

 

吹雪

「あはは……」

(なんだかテンションが高い……)

 

・・・・・・

 

吹雪

「……どこか、お出かけですか? すごく素敵なドレスですねっ」

(真紅のドレス……?)

 

金剛

「サンクス! ……実はこれからデートなんデース……///」

 

吹雪

「デ、デート!? そ、そうだったんですか……。

 ……もしかして、ダンテさんとですか?」

 

金剛

「イエース!///」

 

吹雪

「へぇ……」

(……)

 

金剛

「……ヘイ、ブッキー」

 

吹雪

「……っ! は、いっ……なんですか?」

 

金剛

「さっきの報告会のとき、ありがとネ」

 

吹雪

「……え?」

 

金剛

「口添えしてくれましたヨネ。ダンテのこと、擁護してくれマシタ」

 

吹雪

「……あぁ、いえ、そんな……。

 私は別に……そんな大したことも言えなかったというか……。

 それに、その……助けてもらったのは事実っていうか……」アハハ…

 

金剛

「オゥ、ブッキーも助けてもらってたんデスカ?」

 

吹雪

「あ、はい。

 ……"危ないときはちゃんと助けてやる"って。 そう言ってくれて、それで……」

 

金剛

「へぇ……」

 

吹雪

「はじめは、いつまでも怖がってる私を励まそうとして言ってくれてるって

 思ってたんですけど、でもまさか本当に助けてくれるなんて……」ハハ…

 

金剛

「……そうだったんデスカ」

 

・・・・・・

 

金剛

「あ、すみマセン、ブッキー。そろそろ行かナイト」

 

吹雪

「あ、そうでしたね。ごめんなさい、長々話しちゃって……」

 

金剛

「ノン!気にしないでくだサイ。

 聞いたのは私でしたし、いろいろ話せてよかったデース!」

 

吹雪

「ふふ、私もです」

(よかった、金剛さんいい人だ。仲良くなれそう)

 

金剛

「それじゃ、ブッキー」クルッ

 

吹雪

「……?」

 

金剛

「"お先"デスヨ?」キラッ☆

 

吹雪

「え、ええ…… 行ってらっしゃい……?」ヒラヒラ……

 

金剛

「イエス!行ってきマース!」

 

タタタタッ

 

 

吹雪

「……? ……あっ!二人待たせてたんだった! お財布! 急がないとっ!」テテテテッ!

 

 

――――――

鎮守府 入り口

 

 

金剛

(……居マシタ! …オゥ、そういえば若干、赤と赤でかぶってしまってマスネェ///)

「ヘーイッ!お待たせデース! ダンテー!」ブンブン!

 

 

ダンテ

「おう、けっこうかかってたな。そろそろ限界だったぜ」haha

 

榛名

「お待ちしてました!金剛お姉さま! 素敵なドレスですね!」

 

霧島

「……さ、さすがです!金剛お姉さま!よくお似合いですよっ!」

(こ、これはまさかっ……!)

 

 

金剛

「」

 

比叡

「あはは……」

 

・・・・・・

 

ダンテ

「hahaha」

榛名

「クスクス」

霧島

「……」チラチラ

 

 

金剛

「……」スタスタ…

 

比叡

「……あの、お姉さま…」

 

金剛

「……なんデスカ?比叡」

 

比叡

(……うっ……)

「す、すみません……。

 はじめは断ろうと思ってたんですけど、

 なんでも、長門代理から間宮の割引券を5枚ほどもらったそうで……。

 それでどうせだから、姉妹含めて5人で行こうという流れに……」

 

金剛

「そうだったんデスカ……」

 

比叡

「……あの」

 

金剛

「……」ナデナデ

 

比叡

「っ!?」

 

金剛

「気を使わせてすみませんデシタ、比叡。ありがとうデス」

 

比叡

「いえっそんな……///」

 

金剛

「……そうデスネ……。 私だけ、なんていけませんデシタネ……」

 

比叡

「……」

 

金剛

「ヨーシ!

 せっかくのスイーツデス!楽しまないと損ネ! 比叡、行きマスヨッ!」グイ

 

比叡

「あ、お姉さまっ……」タタッ

 

金剛

「それに姉妹ぐるみの付き合いをしておくというのも大事なことデスシネっ!」

 

比叡

「……ふふ、そうですね! 急ぎましょうか!お姉さまっ!」

 

金剛

「イエス!」

 

 

サンニントモマッテクダサーイ!ダンテー!

ウォ

チョ!?オネエサマ!ダカラソレアブナイデスッテバッ!

オ、オチツイテクダサイ!コンゴウオネエサマッ!

ドレスナノニハシタナイデスヨ、コンゴウオネエサマ…

 

 

――――――

作戦室

 

 

不知火

『――だいたいは回収できたと思います』

 

大淀

「了解です。ご苦労様でした、皆さん。

 回収作業、完了しました。近海にはもう同様の物は確認できないとのことです」

 

長門

「ご苦労だった」

 

陸奥

「集めたのはいいけど、それでどうするの?」

 

長門

「集めた物もそうだが、……彼にいろいろ確認しておきたいこともある」

 

陸奥

「……ま、そうなるわよね」

 

長門

「明日、だな」

 

陸奥

「そうね。

 ……あっ、そういえばどこで休んでもらうの?」

 

長門

「……それもずっと考えていたんだが、やはりあそこかと思う……」

 

陸奥

「あぁ~……うーん、でもあそこって」

 

大淀

「ずっと使ってませんね……。 というか閉めっぱです」

 

陸奥

「必要なかったものねぇ。 ……鳳翔さん、呼ぶ?」

 

長門

「いや、鳳翔には別のことを頼んでいる。 だから、陸奥」

 

陸奥

「私?」

 

長門

「最近、よく出入りしていたじゃないか」

 

大淀

「え、そうだったんですか?」

 

陸奥

「うーん…………まぁね」

 

長門

「よほど楽しみにしていたんだろう」

 

陸奥

「……長門もでしょ」

 

大淀

「じゃあ、もう大方?」

 

陸奥

「そうね、だいたいはね。

 あとはもう軽く掃除しちゃって、お布団さえ入れちゃったら、って……」

 

長門

「どうした?」

 

陸奥

「……お布団…………ベッドじゃないわ……」

 

大淀

「あぁー……」

 

長門

「……」

 

 

――――――

深海基地

 

 

深海棲艦・尽

「……」ギリ…

 

深海棲艦・双

「ヒャッハッ!

 聞イタゼェ? 何モデキズニ瞬殺サレテタソウジャネェカ」ヒャハハハッ

 

深海棲艦・尽

「……」

 

深海棲艦・双

「……ハン、ダンマリカヨ。 マァイイサ。次ハ俺ダゼ」

 

深海棲艦・尽

「待テ、次コソハ私ノハズダ」

 

深海棲艦・双

「今ノオ前ジャ無理ダヨ。指咥エテ見テナ」スタスタスタ

 

深海棲艦・尽

「……」…グッ…

 

・・・・・・

 

深海棲艦・双

(アイツガ瞬殺トハネ……)

「……ヒャハッ! イッタイドンナ奴ナノカネェ……! 楽シミニナッテキタゼッ!!」

 

 

――――――

提督室・寝室

 

 

陸奥

「それじゃ、ここ使ってね」ガチャ

 

ダンテ

「ほぉ、和室ってやつだな。 ……コイツがタタミか」トントン

 

陸奥

「見るのはじめて?」

 

ダンテ

「ああ。 それで、この上に寝るのか?」

 

陸奥

「……それなんだけど、ベッドとかなくて……。 アレなんだけど……」

 

ア   【お布団】

 

ダンテ

「…あぁ」

 

陸奥

「大丈夫? お布団でも」

 

ダンテ

「別に問題ねぇよ」

 

陸奥

「そ? よかったぁ」スッ… サッサ

 

ダンテ

「なんだったら向こうのソファでも十分だったしな」haha

 

陸奥

「ふふ、まぁでもせっかく用意したんだし、こっちを使ってほしいわ。

 ……さ、どうぞ?」ポンポン

 

ダンテ

「Thanks」

 

・・・・・・

 

陸奥

「バスルームとかトイレとかもちゃんとあるから、好きに使ってね」

 

ダンテ

「オーライ」

 

陸奥

「……もう休む?」

 

ダンテ

「ああ、そうだな。 さすがに疲れてきたしな。

 一風呂浴びたらもう休ませもらおうか」

 

陸奥

「了解。 ……今日はお疲れ様。 ……ありがとね」

 

ダンテ

「おう。お前さんらもな」

 

陸奥

「……」

 

ダンテ

「……なんだ?」

 

陸奥

「い、いえっ…………なんでもないわ」

 

ダンテ

「そうかい」

 

陸奥

「…………。

 あ、そうそうっ、長門から伝言よ。明日の8時に向かいの部屋にくるからって」

 

ダンテ

「ok」

 

陸奥

「そのときにいろいろ話すことあるそうよ。

 ……大丈夫? ちゃんと起きれそう?」フフッ

 

ダンテ

「ha. どうかな。もし寝坊してたらお前さんが起こしに来てくれ」haha

 

陸奥

「ふふ、わかったわ。それじゃまた明日ね?」ガチャ

 

ダンテ

「おう、お疲れさん」

 

陸奥

「ええ、おやすみ」フリフリ パタン

 

・・・・・・

 

陸奥

「……」コツコツコツ…

 

 

陸奥

「……もし秘書艦だったら、こんな感じだったのかしら……?」

 

 

 

 

 

 

 

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