悪魔これくしょん -デビこれ-   作:ハーメルンkpx

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生と死の価値について、思い違いをしている生者のなんと多きことか。

生きること、また生きようとすること。
死ぬこと、また死のうとすること。

実際には、両者においてそれほど意義はない。


この世で最も意義あることは、魂に傷あとが出来るほどの衝撃を受けることである。
これならば、永遠不滅の価値がある。

これを得るために生きる、あるいは死ぬ、ということであれば、生と死にもやっと意義が生まれる。


MISSION 1-5

0730時

提督室前

 

 

陸奥

「……」コンコン

 

シーン…

 

陸奥

「……ま、予想はしてたけど」ガチャ

 

―パタン …コツコツコツ  ピタ…

 

陸奥

「……」

 

 

――――――

寝室前

 

 

陸奥

「起きてるー? そろそろ起きてないとまずいと思うわよー?」コンコン

 

シーン…

 

陸奥

「…………入るわよ?」ガチャ

 

 

 

ダンテ

「Zzz」

 

 

陸奥

「……」…スッ パタン…

 

・・・・・・

 

陸奥

(……仕方ないか。ずっと動いてたみたいだったし……。

 ……んー、時間、少し遅らせるように言った方がいいかしら……?)

 

 

陸奥

「……」ソロソロ…

 

 

ダンテ

「Zz……」

 

陸奥

「……」ジー…

 

ダンテ

「……」

 

陸奥

(……半分は悪魔、ねぇ……。

 見たところ特には……あ、でも体はけっこうすごいわね……。 バスローブはだけてる……)

 

 

陸奥

「……」ア ソー…

 

ツンツン… サワサワ…

 

ダンテ

「……」

 

陸奥

「っ……」

(長門姉もすごい方だと思ってたけどこれは……!

 やっぱり男の人が鍛えると違うのねっ……)ペタペタペタ

 

ダンテ

「……今、何時だ」

 

陸奥

「」ビクーン ササッ

 

 

…ガバ

ダンテ

「……ン」ボリボリ…

 

 

陸奥

「お、おはよっ」

 

 

ダンテ

「おう。 で、何時だ」ファ…

 

陸奥

「え、えっと……今は……7時34分ねっ…」

 

 

ダンテ

「……そうか。 ……悪い、ムツ。水をくれ」

 

 

陸奥

「あ、うんっ。待ってて」

 

・・・・・・

 

陸奥

「はい」つ日

 

ダンテ

「thanks」ゴクッ

 

陸奥

「……けっこう熟睡だったみたいね。 …やっぱりかなり疲れてた?」

 

ダンテ

「ああ、みたいだな」グッグッ… ←背伸び

 

陸奥

(……ばれてない……?)

 

ダンテ

「わざわざ悪かったな。 案の定、寝すぎちまった」

 

陸奥

「いいのよ別に。それに仕方ないと思うわ」

 

ダンテ

「案外よかったな、このフトンてのも。 ありがとよ、ムツ」

 

陸奥

「……気にしないで。これも仕事だから」

 

・・・・・・

 

ダンテ

「……あと20分ほどか」

 

陸奥

「どうする?時間少しずらす?」

 

ダンテ

「いや大丈夫だ。先に向こうで待っててくれ。10分で行く」

 

陸奥

「早いわね……」

 

ダンテ

「男の準備なんてそんなもんだ」

 

陸奥

「ふーん……」

 

 

――――――

提督室

 

―ガチャ、パタン

 

陸奥

(……はしゃぎすぎね)

「ふぅ……」

 

 

陸奥

(考えてみたら、朝の準備とか、そんな何から何まで手伝うのって

 秘書艦の仕事でもないような気がするし……うーん……) コツコツ…ポスン ←ソファに座る

 

 

陸奥

「あ……そういえばあの一件、本当にどうなっちゃうのかしら……?」

 

 

―ガチャ

ダンテ

「……」←白のタンクトップ

 

陸奥

「もういいの? って、あら……」

 

ダンテ

「問題発生だ、ムツ」パタン

 

陸奥

「服ね……」

 

ダンテ

「ああ」ドサッ ←ソファ

 

 

ダンテ

「こっちに来るとき、できるだけ軽くしてきたからな。

 さすがに日帰りできるとは思っちゃいなかったが、

 ……今回の仕事は長くなりそうだからな……」

 

陸奥

(…あたしとしてもちょっと目のやり場に困るわね……)

「……今日、一緒に買いに行く?」

 

ダンテ

「um... ああ、頼めるか? 実際かなり助かるんだが」

 

陸奥

「ふふっ。 ええ、もちろんいいわよ」

 

ダンテ

「悪いな」

 

・・・・・・

 

陸奥

(普通の秘書艦の人がどんなことしてるかなんて、そもそもよくわからないんだし、

 変に拘ったり、考えたりするだけ無意味よね)

「お茶入れるわね?」

 

ダンテ

「おぉ、頼む」

 

 

――――――

提督室前

 

 

―コンコン

長門

「長門だ」

 

 

ハーイ、ドウゾー

 

 

長門

「む」

 

大淀

「あれ?」

 

 

―ガチャ

長門

「……早いな、陸奥」スッ

 

大淀

「いないと思ったら、先に来てたんですね」パタン

 

 

陸奥

「まぁね」つ旦~⊂

 

ダンテ

「……」ズ…

 

 

長門・大淀

「……」

 

 

陸奥

「……何よ?」

 

 

長門

「……いや」

 

大淀

「別に……」

 

 

ダンテ

(あっついなこれ……つーか、にげぇ……)

 

 

陸奥

「……お茶、入れるわ」

 

長門

「あぁ、すまん」

 

大淀

「ありがとうございます」

 

 

陸奥

「あなたは? おかわりいる?」

 

ダンテ

「いや大丈夫だ」

 

陸奥

「そう」

 

 

長門・大淀

「……」

 

・・・・・・

 

長門

「体の疲れは大丈夫か? 丸二日近く動いていたことになるそうだが」

 

ダンテ

「ああ、おかげさんでこの通りだ。

 喫茶マミヤで久々にうまいモン食わせてもらって、寝床も上等だったからな。

 普段の仕事じゃ、こんなことはそうそうないもんでな。

 だいぶ回復したぜ」hahaha

 

長門

「そうか、それはなによりだ」

 

大淀

「……」チラッ

 

陸奥

「……」o旦 スー…コクッ

 

・・・・・・

 

長門

「それで本題なんだが、昨日の――」

 

ダンテ

「あぁ、海のお宝探しはどうなった?」

 

大淀

「相当数の同様の物を回収しました。ダンテさんの仰っていた通りですね……。

 敵は間違いなく多数所持していたようです」

 

ダンテ

「huh...」

 

長門

「ただ、大きさがどれも小さいものばかりだった」

 

大淀

「いくつかほんの少し大きいものもありましたが、

 昨日、ここで見せていただいたサイズほどの物はありませんでした」

 

ダンテ

「だろうな。 で、その他のは今どこにあるんだ?」

 

長門

「工廠で保管している」

 

ダンテ

「コウショウ?」

 

陸奥

「一般的には、陸海軍に直接所属している、軍需品を製造する工場のことよ」

 

ダンテ

「へぇ」

 

長門

「現在はそこでできる限り、調べさせてはいるが……。

 ダンテ、結局あれはなんなんだ?」

 

ダンテ

「……それと合わせて、言っとかねぇといけないこともあるな。

 あれは悪魔の魂やら能力やらが結晶化したもんだ。

 "本業"やってるとよく見かける。普通は悪魔が死んだときに落ちてるんだがな。

 昨日も言ったが、ヤッコさんがあれをどこでどうやって手に入れたのかは

 まだわからねぇ。

 ……だが、もう気付いてるかもしれないが、

 ヤッコさんはあれを直接、体内に入れてるおかげで悪魔の力を使えてるみたいだな」

 

長門

「……」

 

大淀

「……体内に"あれ"を……。

 それで悪魔の力の影響を受けて、あれほどまでに強力な障壁を…?」

 

ダンテ

「その通り」

 

陸奥

「じゃあ、その石を取り込んでる深海棲艦を倒すには

 あなたの、対悪魔の力が必要ということよね?」

 

ダンテ

「言っとかないといけねぇってのが、そこんところの話だ。

 悪魔の力やら壁やらの部分はそうなんだが、

 それを壊した後の、ヤッコさん自身は俺じゃ倒せねぇ」

 

長門・陸奥・大淀

「!?」

 

 

陸奥

「……どういうこと?」

 

ダンテ

「倒せないってのも、少し違うけどな…。

 …そうだな、一言で言うと相性だ」

 

大淀

「……相性、が悪いと?」

 

ダンテ

「そうだ。単純に言っちまえば、硬すぎるってことだけなんだがな。

 俺の銃には銀弾が詰めてあるが、そいつは弾かれるし、俺の剣じゃ刃が通りにくい。

 だから仮に、もし俺一人でやるってんなら、戦い方はだいぶ限られてくるだろうな。

 ヤッコさんの砲弾やらミサイルやらをまんま跳ね返すとか、

 ひたすら斬り付けるとか、か。 まぁ面倒だ。

 昨日、最後のシメで一気にやっちまった雑魚くらいなら、そうでもないんだろうが」

(……まぁその中にも何体かは、"カス"みたいな石が溶け込んでる奴もいたようだが)

 

大淀

「……通常兵器では通用しない深海棲艦……」

 

ダンテ

「俺のエモノも普通ってのとは違うんだが、まぁだから、相性なんだろうな」

 

長門

「あの深海棲艦を倒すには、つまるところは我々艦娘の力が結局は必要になる、

 ということか……」

 

ダンテ

「……そういうことだな。そっちの難しい話は俺には専門外だ」

 

長門

「昨日、全艦隊の一斉射の指示を出したのはそういうことか」

 

ダンテ

「ああ」

 

陸奥

(……ん?)

「……あれ? でも待って。

 さっき、石を体内に入れて悪魔の力が使えるようになってるって言ってなかった?

 それってつまり、その深海棲艦も悪魔みたいなものになったってことじゃないの?

 それだったら結局、あなたの本業と変わらなくなってくるんじゃない?

 ほら、昨日も小さすぎる石なんかは溶け込んじゃうから

 欠片も残らないとか言ってたじゃない」

 

長門・大淀

「!」

 

ダンテ

「…ha. 鋭いなムツ。 そこ気付いたのか」

 

陸奥

「……それでどうなの?」

 

ダンテ

「結論から言うと、ヤッコさんが悪魔になるなんてことはありえねぇみたいだな。

 昨日見た小さい石があったろ。

 あれくらいのサイズでも、後でしっかりと形が残ってるってのはそういうことだ」

 

大淀

「ふむ……」

 

陸奥

「……」

 

ダンテ

「で、次に溶け込んじまうほど小さい石についてだが、

 こいつはもう本当に悪魔の力の残りカスみたいなもんだ。

 これを取り込んだところで、悪魔になったりはしない。

 ……そうだな、多少しぶとくなる程度なんじゃねぇか。

 ヤッカイになったってことには変わりねぇかもしれないけどな。

 まぁ結局のところ、俺の場合は石には関係なく、相手が雑魚なら難なく楽にヤれる」

 

陸奥

「……なるほどね」

 

長門

(……)

 

大淀

(……形の残っている小さい石が多く発見されたのは、

 敵駆逐艦部隊が密集して展開されていたポイント……。

 赤城さんの攻撃で一掃できなかった敵はこれを所持していた、と……)

 

ダンテ

「だが、問題なのはそれより上の奴だな…。

 面倒なんでもう結論を言うが、これも俺の場合、石は関係なく、

 さっきも言ったように、俺がそいつにとどめを刺すのは面倒だ。

 例えば昨日、ボスクラスの奴がいたが、アイツが取り込んでたデカい石、

 あれくらいの石になると悪魔としての力の他に

 特殊能力やら魂やらが宿ってるモンなんだが、

 結局、深海の奴らがその石を取り込んだところで――」

 

陸奥

「たとえ大きくても小さくても、悪魔の石を取り込んだところで、

 やっぱり悪魔にはなれない……?」

 

ダンテ

「そういうことだ。土台無理だったってこったな。

 いくら深海のデビルちゃん達とはいえ、

 本物の悪魔の力を手に入れて完全に同化しようなんざな。

 できて、飲み込んだ石から力の一端だけを無理やり引き出せるって程度だろうぜ。

 悪魔自体になれるわけじゃねぇ。拒絶も当然ある。

 大きい石ほど残ってるってのはそういうことだ」

 

陸奥

「……なるほど…」

 

・・・・・・

 

長門

「……話はだいたいわかったが、

 それでも奴らがその力を手に入れて強力になったという事に変わりはない」

 

大淀

「昨日の作戦記録を見ても、この先、

 私たち艦娘の攻撃が通用しないということも大いに考えられます」

 

陸奥

「あなたの戦い方にも限りがあるみたいだし……。

 まさか昨日みたいな大道芸を毎回やるわけにもいかないでしょうし……」

 

ダンテ

「ha, 海上サーカスか、悪くはねぇな。

 だがそうだな、昨日みたいにいつもうまく出張ってやれるとは限らないしな」

 

大淀

(海上をあれだけぴょんぴょん飛び回れるなら案外問題なさそうな気もしますけどね……)

 

ダンテ

「お前さんらにしてみても、相手が倒せなけりゃ、それだけリスクも跳ね上がる。

 ……庇って出てやるのは構わねぇが、さすがに俺も体は一つだからな」

(厳密に言えば、絶対に一つってこともねぇんだが)

 

大淀

(……ふむ)

「どうすればいいのでしょうか……?」

 

ダンテ

「…そこでだ。試しにやってみようぜ。

 こっちも対マリンデビル用の力を手に入れるんだ」

 

長門

「……それはつまり、我々も悪魔の力を行使する、ということか?」

 

ダンテ

「その通り」

 

陸奥

「え あの石を飲み込むの……?」

 

ダンテ

「ha. まさか。そんな危ねぇことはさせねぇさ。

 そんなことしなくてもちょっとした力くらいは使えるようにするんだ。

 お前さんらの武装に埋め込んでな」

 

陸奥

「それって悪魔と艦娘の能力が合わさった兵器を作るってこと?」

 

ダンテ

「ああ。ただ、ヤッコさんの場合とは違って、

 強固な障壁が張れるようになるわけでもないし、埋め込み先のモノによっちゃ、

 石の能力が元の格より落ちたりするかもしれないけどな」

 

陸奥

「…へぇ」

 

大淀

「でもどうするんですか? そんなの……」

 

ダンテ

「……銃の改造くらいなら俺にもできるんだが、

 お前さんらの装備は俺がいじれるようなもんじゃねーよなぁ」

 

陸奥

「あ、それなら工廠に行ってみる?

 明石と夕張って子たちがいるはずだから、とりあえず話してみたら?」

 

長門

「石について、他に何かわかったかどうかも気になるな」

 

・・・・・・

 

ダンテ

「okay. じゃあ、まずはそのコウショウって所に行ってみるか」

 

長門

「ん、待ってくれダンテ。

 その前に、先の話してくれた内容について、他の者とも共有したいと思う。

 構わないか?」

 

ダンテ

「あぁ、そうだな。

 構わねぇよ、そっちは頼んだぜ」

 

長門

「了解した」

 

大淀

「それでは私は会議用の資料作成と、さっきの内容まとめますね」

 

陸奥

「長門はどうするの?」

 

長門

「……私はこれから少し用があるので、大淀と共に失礼する」

 

陸奥

(…あぁ、あれね)

「わかったわ。それじゃ、私はこの人に付き添うから」

 

長門

(……)

「わかった。そっちはよろしく頼む」

 

大淀

(……)

「陸奥さん、石について何かわかっていたら報告してください。

 それもまとめますから」

 

陸奥

「了解よ」

 

・・・・・・

 

―ガチャ、パタン

 

 

陸奥

「さて、それじゃ私たちも行きましょうか」

 

ダンテ

「あー、ちょっと待ってくれ」ガチャ ←寝室の方

 

―バサッ

 

 

陸奥

「あら? 服……」

 

ダンテ

「昨晩に軽く洗って干しといた。やっと乾いたみたいだ」パタン ←ドア閉め

 

陸奥

「……ごめんなさい。気が利かなかったわ……」

 

ダンテ

「いや。お前さんが謝ることじゃねぇだろ」

 

陸奥

「……これからは私が洗うから出しておいて」

 

ダンテ

「あ? ……huh.

 マジかよ、至れり尽くせりだな」

 

陸奥

「工廠での用事が済んだら、服買いに行きましょ。

 お腹は空いてない?」

 

ダンテ

「朝はすぐには入らねぇな」

 

陸奥

「そ。それじゃそれも後ね。外で食べましょうか」

 

ダンテ

「おー、いいねぇ。うまい店でも紹介してくれんのかい」

 

陸奥

「ふふ。 ええ、期待してて」

 

ダンテ

「オーライ」グィ ←お茶一気飲み

 

陸奥

(……)

 

 

――――――

工廠

 

 

明石

「……ど、どう……?」

 

夕張

「…………いや、どうっていうか……これやっぱりただのガラス玉にしか……」

 

明石

「ですよねー」タハー ペシ

 

夕張

「…んー、ていうか長門代理もけっこういい加減だったしなぁ」

 

明石

「とにかく何でもいいから調べてくれって言われてもねぇ」

 

夕張

「……」つ。ジー…

 

明石

「……何か思いついた?」

 

夕張

「…これ、試しに艤装で打ち出してみない?」

 

明石

「……あー、数はけっこうあったんでしたっけ?」

 

夕張

「ええ。渡された分は一応あそこにまとめて置いてあるわ」

 

明石

「……まぁ、一つくらいなら……」

 

夕張

「どうせこのままじゃ何もわからないしね。 …あ……」

 

明石

「どうしたの?」

 

夕張

「サイズが小さすぎる……」

 

明石

「……」

 

・・・・・・

 

明石

「専用にカートリッジを作ってみるとか?」

 

夕張

「…なんか本当に小さすぎて、カートリッジの厚みがすごいことになりそう……。

 それこそ拳銃でも持ってきて、それで撃ち出した方が早いかも?」

 

明石

「拳銃……あったっけ?」

 

夕張

「…ないわよね…。

 ……提督室……長門代理に聞けばわかるのかもしれないけど……」

 

明石

「……まぁ試しだし、とりあえずは艤装の砲弾用カートリッジで作ってみましょうか。

 もしかしたら、あとで必要になってくるのかもしれないし」

 

夕張

「そうね。それじゃ――」

 

 

陸奥

「明石ー夕張ー。 二人ともどこにいるのー?」

 

 

夕張

「あれ?」

 

明石

「陸奥さん?」

 

・・・・・・

 

陸奥

「この子たちがそうよ」

 

ダンテ

「おう。 ムツから聞いてるぜ。アカシとユウバリだな。よろしくな」つ

(……すげぇスカートだな。パネェな、ジャパニーズガールファッションってのは)

 

明石

「は、はいっ……」つ

 

夕張

「よろしくお願いします」つ

(この人があの……)

 

・・・・・・

 

陸奥

「二人とも、石については何かわかった?」

 

明石

「すみません、まだ何も……」

 

陸奥

(そりゃそうよね……)

「まぁ仕方ないわ。時間もなかったし。長門が無理言ってごめんね。

 ありがとう二人とも、ご苦労様」

 

夕張

「いえ……」

(……)チラッ

 

 

ダンテ

「……」…ニッ ←唐突なニヒルスマイル

 

 

夕張

「」

 

・・・・・・

 

ダンテ

「ムツ、そろそろいいか」

 

陸奥

「あ、うん。ごめんなさい」

 

ダンテ

「いや」

 

明石・夕張

「……」

 

ダンテ

「hm... あー、お前さんらが今、手に持ってる石のことも含めて、

 いろいろと気になることもあるだろうが、

 詳しいことは後で全部、ナガトとオオヨドの方から話があるはずだ。

 ここに来た用件については、悪いがもう端的に言わせてもらうぞ。

 お前さんら二人には新しい武器を作ってほしい。カンムス用のやつだ」

 

陸奥

「あら、新しく作るの? 埋め込むんじゃなかった?」

 

明石

(艦娘用の武器だから……つまりは艤装?)

 

夕張

(埋め込む……?)

 

ダンテ

「試してみたいことがあるのと、

 どこまでのモンを拵えられんのか気になるってこともあるな」

 

夕張

(む……)

「……どういったものを?」

 

ダンテ

「…ha」ニッ

 

・・・・・・

 

ダンテ

「こいつを作ってくれ」

 

―パァ

 

ダンテ

「……お前さんらなりにでいい。

 ただ、構造はできるだけ近づけてくれ」ガシュン ←"衝撃鋼ギルガメス"

 

明石

「なんか物々しい装備がっ!?」

 

夕張

「っ!!」

 

・・・・・・

 

 Sword Master!

 

  -ディバインドラゴン-

 

ズォオオオンッ

 

 

…スタッ

ダンテ

「hu... できることは大方これくらいか」

 

 

明石

「あわわわ」

 

陸奥

「昨日聞いてはいたけど、実際間近で見るとすごいわね……」

 

夕張

「ていうかさっきのライダーキックとかかっこよすぎない!?どうやってるのあれ!!」

(無駄にエフェクトが過剰なだけでしょ)

 

陸奥

「たぶんだけど逆になってると思うわよ。落ち着いてね夕張」

 

 

ダンテ

「ha ha. ほれ」つつ【衝撃鋼ギルガメス】

 

明石

「うぇっ!?」つ【ギル】⊂ カシャン

 

夕張

「っ……」つ【ガメス】⊂ カシャン

 

・・・・・・

 

ダンテ

「どうだ、できそうか?」

 

夕張

「…………フフフフフッ……! やってやるわっ!!」ニヒッ!

 

ダンテ

「ほぉ、いいねぇ。 それなら期待しちまうぜ?」ニッ

 

夕張

「半分は趣味みたいになっちゃってるけど、

 それでもこういうのにはかなり自信あるほうなんだから!

 甘く見ないでほしいわねっ」

 

ダンテ

「Great. そんじゃまかせるわ」

つ クシャクシャ

夕張

「ちょ、ちょっとっ!?」ワタワタ

 

 

陸奥

「……大丈夫? あんな兵装、初めてだと思うけど…」

 

明石

「正直なところ、まだなんとも……。

 構造とかもよく調べてみないとですし……お時間、

 けっこういただくことになるのかも……」

 

陸奥

「そう……」

 

明石

「でも、やってみます。私自身もけっこう興味はありますし。それに」チラッ

 

 

夕張

「―?」

 

ダンテ

「――」

 

夕張

「――!?」

 

ダンテ

「hahaha」

 

 

明石

「……あっちはもうとっくに乗り気みたいだし」アハハ…

 

陸奥

「…ふふふ、そうね」

 

 

――――――

作戦室

 

 

大淀

「……ふぅ、こんなもんですかね」

 

長門

「ご苦労」

 

大淀

「あ、長門さん。そっちの方はどうですか?」

 

長門

「ああ、今は間宮にも応援を頼んで、鳳翔と共にだいぶ進めてくれている。

 誘導の方は陸奥にまかせよう」

 

大淀

「適任ですね」

 

長門

「…ふっ、そうだな」

 

大淀

「それと、陸奥さんから石の報告来てました。

 やっぱり特に何もわからなかったみたいですけど」

 

長門

「……そうか。まぁあの二人にもずいぶん無理を言ってしまったからな……。わかった。

 それでは、朝食の時間の後、皆を会議室に集めてくれ。

 二人はどこにいる?」

 

大淀

「あー……それなんですけど……。

 なんか街の方に行くって言ってましたね……。朝食もそっちで済ませてくるそうです」

 

長門

「なに……。

 ……ふむ、まぁいいだろう。

 二人の方に新しく知らせておくようなことはなかったしな。

 それにうまく遠ざけておいてくれるなら、それはそれで……」

 

大淀

「……アレって、本当にする必要ってあったんですか?」

 

長門

「外国だと基本はそうするものらしい」

 

大淀

「はぁ……」

(また変にこだわって……)

 

 

――――――

アメリカ・某所

 

 

トリッシュ

『それでどうだったの?』

 

レディ

「だめね、全滅。エンツォも災難ね」

 

トリッシュ

『……彼は?』

 

レディ

「くたばったと思う? 昔から悪運だけは強かったでしょ。

 今回も運良く逃げ出してたみたいよ」

 

トリッシュ

『そう……』

 

レディ

「というか貴女またやったわね……」

 

トリッシュ

『……そっちこそ、隠していたでしょう。あんなこと聞いてなかったわよ』

 

レディ

『私だって全部知らされてたわけじゃないもの。文句はあちらさんに言うべきね』

 

トリッシュ

『……不毛ね』

 

レディ

『そうね……。

 そっちでは見つかった?』

 

トリッシュ

『まだよ。 まぁでも予想通りなら、もうあの人がいくつか奪い返してるかもね』

 

レディ

「それもそうね」

 

・・・・・・

 

トリッシュ

『実際にはどれくらいの被害だったの?』

 

レディ

「それがよくわかってないのよねぇ。エンツォも慌てて確認してるわ。

 なんでも、ここのところはずっと、

 情報を売りつけるだけで、多額の手数料でも支払ってくれる上客がいたらしいわ。

 それで羽振りも良くなったから、転売目的で世界中の魔具を買い叩いては、

 まとめて保管してたみたいだから」

 

トリッシュ

『へぇ、エンツォからの情報をねぇ……。

 …だぁれ?それ』

 

レディ

「さぁ? 私もそこまでは興味なかったし、

 あいつも無闇やたらに顧客個人の情報を話したりはしないんじゃない?」

 

トリッシュ

『たしかにそうね』

 

レディ

「それよりも、問題はその魔具の方よ。本当に、相当の数を置いてたみたい。

 本人曰く、あまりにも物珍しいものばかり集まったものだから、

 骨董品ってことにして一度、博物館でも開こうかとも思ってたんですって」

 

トリッシュ

『……今だと笑えないわね』

 

レディ

「まったくよ……。

 過去にもそれで何度か危ない目に遭ってるくせにね」

 

 

 

 

 

*魔具

…魔石(デビルコア)あるいは魔装の状態をまとめて言う。*オリジナル(?)設定

 

 

 

 

 

トリッシュ

『一応、私の方でも進めておくけど』

 

レディ

「まぁ貴女の不始末もあるわけだし……」

 

トリッシュ

『言われなくてもわかってるわよ。"あれ"も並行してよね?』

 

レディ

「ええ、引き続きよろしく」

 

トリッシュ

『了解。それで貴女はどうするの?』

 

レディ

「私はもう少し、こっちで調査と調べ物をするわ。

 あちらさんに聞いても答えてくれそうにないことも多そうだし」

 

トリッシュ

『そうね。そっちはよろしく』

 

レディ

「了解よ。それじゃまたね」

 

トリッシュ

『ええ』

 

―p

 

レディ

「……はぁ、本当に面倒な仕事になってきたわね……」ザッ バルンッ ←バイク

 

 

BRRRRRR-!

 

 

――――――

提督室 

 

ガサガサガサ ガチャ

 

ダンテ

「だいぶ出歩いたな」ガサガサ

 

陸奥

「お疲れ様ー」ガサ

 

ダンテ

「おう、お疲れさん」

 

―パタン

 

 

――――――

提督室・私室

 

ガサガサ

 

陸奥

「もう全部袋から出して、服棚に入れちゃうわよ?」

 

ダンテ

「ん……あぁ、悪いな」

 

陸奥

「いいのよ。

 コートとかベストとかの上着はクローゼットの中で、インナーはその下ね。

 ズボンはさらにその下に入れとくから。あ、下着は一番下だからね」イソイソ パタパタパタ

 

ダンテ

(……)

 

陸奥

「…………あら、……なに?」ガサゴソ

 

ダンテ

「……いや?」

 

 

 

 

 

ダンテ

 

 <CUSTUME>

 

  ・DmCダンテ コスチューム

 

  ・伝説の魔剣士 コスチューム

 

  ・他、一般的なもの 多数

 

 

購入しました。

 

 

…あくまで見た目それっぽいものが偶然、購入できた。

 中世西洋の紳士服や片眼鏡などは仮装コーナーの方にあったのだが、

 暇つぶし程度に寄るつもりが、ダンテに重ねてみたときに陸奥がなぜか妙にツボって、

 面白半分で購入した。

 DmCダンテコスや他多数は比較的、夏に合わせたラフいものが多い。

 陸奥セレクション。

 

 

 

 

 

陸奥

「……あ……ねぇ」ガサガサ

 

ダンテ

「なんだ?」

 

陸奥

「これ」つ【中世西洋の紳士服+片眼鏡】

 

ダンテ

「……着ないぜ?悪いけどな。 あとその片眼鏡は本当にどういうつもりなんだ……」

 

陸奥

「えー、せっかく買ったのにー。

 いいじゃない、一回くらい着てみてよ。片眼鏡もつけてさ」

 

ダンテ

「お前が面白がって買っただけだろ……」

 

陸奥

「いいから、ほらほらっ」ススッ

 

ダンテ

「おいおい……」

 

・・・・・・

 

デーン

 

ダンテ

「……」←中世西洋紳士コス

 

 

陸奥

「あら、いいじゃない」

 

ダンテ

「……どうも」

 

陸奥

「……うーん、でもなんか物足りないわね……。

 あ、そうだ。ちょっとオールバックにしてみてよ!」

 

ダンテ

「それだけは絶対に断る!」

 

陸奥

「なんで急に頑なの!?」

 

・・・・・・

 

デデーン

 

ダンテ

「……」←伝説の魔剣士コス(オールバック)

 

 

陸奥

「……ブッホッ! なんか似合いすぎwwww」バンバンッ

 

ダンテ

「……そいつはよかったぜ、本当にな……」

 

・・・・・・

 

陸奥

「出たゴミまとめたら、捨ててくるわね」ガサガサ

 

ダンテ

「おう」

 

 

――――――

提督室

 

―ガチャ、パタン

 

ダンテ

「huh... あれ暑すぎだろ……」クシャクシャ ←髪型戻し 後、着替えた(ラフスタイル)

 

 

提督室・ドア前

「コソコソコソ」

 

 

ダンテ

「……アン?」

 

・・・・・・

 

「いつまでドアの前でこそこそしてるつもりなのよっ!」

 

「暁が言い出したんでしょ! 暁が開ければいいわ!」

 

「ふぇっ!?」

 

「怖いのかい? 暁」

 

「そ、そんなことないわっ!」

 

「あ、あのみんな……」

 

 

―ガチャ

ダンテ

「ヘイ、リトルエンジェルズ。 かくれんぼでもやってるのか?」ha ha-

 

 

6駆

「!?」

 

・・・・・・

 

「こんにちは」

 

「こ、こんにちわなのですっ!」

 

「こんにちは、ダンテ!」

 

ダンテ

「おう、コンニチハ。 ha

 忙しねぇブリーフィング以来だったか」ha ha-

(ぶっちゃけ、名前なんて覚えてねぇぜ)

 

 

ダンテ

「何してたんd」

 

「出たわね、このペテン師っ!」

 

ダンテ

「……あん?ペテン師だ?」

 

「そうよっ! ていうか日本語もペラペラじゃない!どういうことなのよっ!

 ますますうさんくさいわ!

 それで、あ、悪魔だなんて暁は信じないんだからっ!」

 

「はわわわ……」

 

ダンテ

「あぁ、日本語か。それについてはキリシマにでも聞いてくれ。

 当の俺もさっぱりなんでな」

 

「……?」

 

ダンテ

「もうひとつの方は……huh. そうだなァ」ニヤニヤ

 

「あ、なんか今それっぽいわね」

 

「っ! な、なにっ!? 怖くなんてないのよ!?」

 

ダンテ

「ほぉ、そうかい」hahaha

 

 

―ガチャ

陸奥

「あら、第六駆逐隊の子たちじゃない」ガサッ

 

 

「あ、代理補佐艦。 こんにちは」

 

陸奥

「ええ、こんにちは」

(そっか、もう会議もとっくに終わってる頃よね。それで気になって来た、と)

 

 

ダンテ

「おー、なかなかイカしてる帽子じゃねぇか」

 

「ちょっと!略帽ずらさないでっ! あっ」

 

 

カエシナサイヨー!

hahaha

 

 

陸奥

(なにやってるんだか)

「……ねぇ、あなたたち」ス…

 

「なにかな?」

 

「あ、陸奥さん!」

 

「こんにちわなのですっ」

 

陸奥

「はい、こんにちは。

 ……あの人、食堂の方には行かせないようにしてくれない?

 それだったらどこに連れ回しちゃってもいいから、ね?」ボソッ

 

響・雷・電

「「了解 わかったわっ なのですっ」」ボソッ

 

陸奥

「ふふ、ありがと。 お願いね」

 

 

ダンテ

「そっちは何の内緒話だ?」ポスッ ←略帽返し

 

「わっぷ」ズルッ

 

陸奥

「さぁ、なにかしらね。

 それより……ねぇあなた、この子たちと遊んであげたら?

 私はまとめたゴミとか捨ててくるから。

 あとさっきまで来てた服ももう洗いに出してくるわ。 だから、またあとでね」

 

ダンテ

「huh... ok...」

(……ガキのお守りなんざ、いつぶりだろうな…)

 

「よくもやったわねっ、このこのー!」テシテシ

 

 

――――――

廊下

 

テクテクテク

 

「もうっ!さっきから馬鹿にして!

 暁はもう子供じゃないのよ!立派なレディーなんだからっ!」

 

ダンテ

「レディー?」

 

「――を目指してる、まだまだ途中ってところかな」

 

「ちょっと響!?」

 

ダンテ

「hm. なるほどな。 言ってみりゃ、リトルレディーってところか」

 

「リトルレディー?」

 

ダンテ

「俺の知ってるレディーってのにはロクなのがいないからな。

 別にならなくてもいいと思うぜ?」hahaha

 

「へ? レディーって素敵で大人な女って意味じゃないの?」

 

ダンテ

「どうだろうな……」

 

・・・・・・

 

「それよりも、ねぇねっ ダンテ!」

 

ダンテ

「なんだ?」

 

「長門さんから聞いたわ! 半分は悪魔って本当なの!?」

 

「わわ、雷ちゃんっ……」

 

「た、たしかに海上ではすごかったけど、

 でもだからってそれであなたがまさか悪魔だなんて、

 そんな子供だまし通用しないんだからっ!

 本当だって言うなら、証明してみせなさいよっ!」

 

ダンテ

「証明ねぇ」スッ

 

(む)

「どこに行くんだい?」

 

ダンテ

「外さ」

 

 

――――――

鎮守府軍港・裏

 

 

ダンテ

「いい景観だな」

 

「何をするんだい?」

 

ダンテ

「なに、手品の一つでも見せてやろうと思ってな」

 

「手品?」

 

「ふっふーん、いかにもペテン師っぽくなってきたわね!

 ちょっとやそっとのことじゃ驚かないんだからっ!」

 

ダンテ

「ha ha-」

 

 

―トントン

 

「……?」

(電?)

 

「…はにゃっ?! あ、暁ちゃんっ!後ろっ!」

 

「んー? さっきから何よ、電」クル

 

((†)) フヨフヨ ←リベリオン

 

「」

 

 

  -ラウンドトリップ-

 

 

「……が、がいこつがーっ!?」ガタガタガタッ…

 

「剣が浮いてるわっ!?」

 

「……ハラショー、こいつは力を感じる」

 

「はわわわっ……」

 

ダンテ

「噛み付いたりはしねぇさ。 安心しな」hahaha

 

・・・・・・

 

「こ、これくらいへっちゃらだしっ!」

 

ダンテ

「ほぉ」

 

「なんかもっとこう、悪魔なら魔法? みたいなものでぶわーって感じのないの!?」

 

ダンテ

「……あー、あるにはあるが、物騒な上に面白くもなんともないぜ?」

 

「だから子供じゃないって言ってるでしょ!馬鹿にしないでよーっ!」

 

 

 

 

天龍

「あいつら、会議が終わった途端、飛び出していきやがって……。

 いったいどこをほっつき歩いて…………ん?」

 

龍田

「あ~ん、待ってよー天龍ちゃーん」

 

・・・・・・

 

 

ダンテ

「――okay. そんじゃ、ちょっと下がってな」

 

 Sword Master!

 

ダンテ

「hmm...!」ビリリッ…

 

 

 

「……何をするつもりなのです?」

 

「ハラショー、こいつは実に力を感じる……」

 

「響、さっきも似たようなこと言ってたわよ」

 

「ドキドキ」

 

 

 

ビリビリッ………ビシュンッ!

 

  -ドライブ-

 

ダンテ

「Drive!」バシュンッ!!

 

 

ブゥォォォォ――!!

 

 

6駆

「」

 

・・・・・・

 

「何か赤い刃なのようなものが……」

 

「すっごく大きかったわ!」

 

「それもすごい速さで飛んでいったのですっ……」

 

「あわわわわ」

 

 

シューン…

 

ダンテ

(……やっぱこの海の上じゃ、早く消えるな……)ブンッ ←剣払い

 

 

天龍

(今のなんだおいっ!?)

「や、やいやいやいっ! そこの新参の外人!」

 

龍田

(私にわかるわけないわぁ……)

「ちょ、……ちょっと天龍ちゃん、失礼すぎるわよ……」

 

 

6駆

「あっ」

 

 

ダンテ

「……ン? お前さんらは――」

 

 

天龍

「天龍型1番艦、天龍だ!」

 

龍田

「2番艦の龍田よ~」

 

ダンテ

「ダンテだ。聞いてるかもしれないけどな。

 ……お前さんら、昨日のブリーフィングにはいなかったな」

 

天龍

「作戦自体、外されてたからな……」

 

ダンテ

「へぇ、そうかい」

 

天龍

「い、いいんだよ、そんなことは! それより!

 昨日、チビどもから聞いたぜ!

 そんな馬鹿でかいエモノで、かなりやるらしいじゃねぇか。

 ついさっきも妙な技使ってやがったよなぁっ!」

(ぶっちゃけ、チビどもの話も何言ってるのか全然わからなかったがな!)

 

ダンテ

「……huh. それで?」

 

天龍

「わ、わかんだろ! 勝負だ、勝負!

 右も左もわからねぇだろう新参者をこの天龍様が直々に、

 演習代わりにいっちょ揉んでやろうっていってるんだっ!」

 

ダンテ

「おぉそいつはありがたいねぇ」ha ha-

 

龍田

「ちょっと天龍ちゃん……。 本気~?

 なんかもうどう考えたって、それ絶対的フラグよ~……?」

 

天龍

「う、うるせー! フラグとか言うな! 黙ってろ龍田!」

 

ダンテ

「ha. そんじゃ一つ頼めるかい、先輩?」

 

天龍

「お、おうよっ!」

 

龍田

「……もう、どうなっても知らないわよ~」

(よくもまぁあんな得体も知れない人に臆面もなくふっかけられるわねぇ。

 さすが天龍ちゃんね……)

 

・・・・・・

 

「なんだか大変なことになってきたのです……」

 

「電はどっちに賭けるの?」

 

「えぇっ!? い、電は……」

 

「というか艤装もないこと忘れてないかな? 持ってるのいつものアレだけだよ」

 

「それよねぇ」

 

「と、とうぜん暁はてn」

 

「暁、賭けに勝ったら、今日の夕食に嫌いな具があったら代わりに食べてあげるよ」

 ←今日はバイキング形式だと気付いてる

 

「っ!? え、えっと、そ、それじゃ……ダ、ダンテ……?」

 

「えぇ?

 天龍には普段からお世話になっているというのに、信じてもあげられないなんて

 暁は薄情だなぁ」

 

「」

 

・・・・・・

 

龍田

「……」

 

天龍

「…そんじゃ、いくぜ」チャキッ

 

ダンテ

「ああ、いつでもいいぜ」

 

天龍

「……いや、剣抜けよ」

 

ダンテ

「ン? …あぁ心配してくれなくてもいいぜ?

 これが俺のスタンスだ。どっからでも来てくれ、先輩」

(……よく見りゃこいつ、右鞘だな…)

 

天龍

「……舐めやがってっ…!」ザッ!

 

―シュバッ ブンッ!

 

天龍

「ふっ!!」

(取った! その長剣じゃ、いくらなんでもとっさで受けは無理だろっ!?)

 

ダンテ

「…hm」

 

シュンッ

 

 

6駆

「!?」

 

 

天龍

「んなっ!? どこに!!」

 

 

龍田

「……余所見されてるわよ、天龍ちゃん……」

(…何?今のって……)

 

 

―スタスタ

ダンテ

「今日は天気も良くて、水平線まではっきり見えるよなァ。

 深海の奴らさえいなけりゃ、ここも最高にいいとこなんだろうがな」ン"、ン"ー… ←伸び

 

天龍

「っ……てめぇ……!」バッ! ←振り返り

 

ダンテ

「歓迎してくれんのはありがたいんだがな。 悪いが退屈なのはごめんだ。

 陽気のせいでアクビも出てきやがった。

 ……なぁ、先輩さんよ。せめて掠めるくらいができるのは、いつになりそうなんだ?」

 

天龍

「……ハっ! 上等だ……。

 軽く、のつもりだったが気が変わったぜ。本気でやってやる……!

 掠めるどころか、その剣抜かせてやるよっ!!」ダダッ!

 

ダンテ

「ha! いいね、そいつは楽しみだ」

(…つっても、買ったその日に服をダメにしちまったらムツから大目玉だろうからな……)

 

・・・・・・

 

ブンッ!

―ヒョイ

 

ブブンッ!

―ヒョヒョイ

 

 

 

「ふぁあ~……ムニャムニャ……どれくらいたったっけ?」

 

「むにゅ……」

 

「Zzz」

 

「5分くらいかな。 けっこう続いてるね」ナデナデ ←暁を膝枕してる

 

「よくやるわねぇ。私も眠くなってきちゃったわ」コスコス…

 

「……Zz」

 

龍田

「……」

 

 

 

天龍

「――くそっ! まるっきり当たんねぇ!!」ハァハァハァッ!

 

ダンテ

「huh... もうそろそろいいんじゃねぇか、観客も飽きちまってるぜ?」

 

天龍

「…ぐっ! お前もまず剣使えよなぁ!(泣)」ブンブン!

 

ダンテ

(納得しねぇってか。 まぁガッツはあるみたいだしな。

 ……仕方ねぇ、このままじゃ終わらねぇだろうしな)

「…ok. そんじゃ、使わせてもらうぞ」ヒュン

 

パシッ

 

天龍

「っ!? あれっ!? オレの剣っ……」スカッ…

 

 

 

龍田

「天龍ちゃん!」

 

 

 

ダンテ

「ちょいと借りるからな。 あと、……あんまり動くなよ?」

 

 

天龍

「あ、てめえっ!」

 

 

 

 Game set!

 

  -スラッシュI-

 

 

―シュシュン…

 

 

 

天龍

(なんか構えた!? 居合いかっ!?)グッ…

「なんだっ!?

 …………あれ? なんともない、のか……? お、驚かせやがって!!

 おい、返せよ!それは反則だろっ!」ツカツカツカ!

 

 

ダンテ

「ha! 反則か。 それもそうだな、悪かった」ブンッ ←刀投げ返す

 

天龍

「ったく。 自前の持ってんじゃねぇか、それ使えよなぁー」パシッ

 ←形はどうあれ、やっと抜剣させられてけっこう嬉しい

 

 

龍田

「て、天龍ちゃんっ……下……」タタタッ…

 

 

天龍

「あ?なんだよ龍田」

 

龍田

「だから下! 服っ!」

 

天龍

「へ? ……」チラリ

 

…ハラリ…

 

 

 

「……きゃぁぁああ――っ!!」

 

 

 

「ふにゅ!? な、何っ!?」ガバッ

 

「はうっ!!」ビクン!

 

「んっ……んぅー……にゅ……?」ピク…

 

「……ハラショー」

 

 

 

 

 

ダンテ

 

 <――――――> 

 

  スラッシュI

 

…刀身に魔力のエネルギーを帯びさせ、それを刃として撃ち出しただけの技。

 どちらかと言えば、ソードマスターのドライブの用法に近い。

 今回、エネルギーの媒体として用いたものは、天龍から奪った刀であり、

 当然、"現状のまま"のこの武器では魔力効率は良くないし、

 言うまでもなく、ここでの威力はダンテが意図的に大分抑えている。

 

 リベリオンを用いずに、ずいぶん応用的に繰り出された技だが、

 最早、デビルハンターとして生ける伝説となったダンテにかかれば造作もない。

 しかし、結局は某刀の亜流技であるため、その特質性と最大時威力は当然、

 それの物とは比べるまでもない。

 

 

*天龍の服が容易に裂けた件

艤装は愚か、自慢の得物まで奪われ、

艦娘としての能力が大幅にダウンしてしまっているので、

天龍はほとんど素の状態に近い。

よって着ていた服も本当にただの服となってしまっていたためだと思われる。

*最早適当

 

 

 

 

 

ダンテ

「ほぉ、意外にけっこうなモン持ってるじゃねーか」ph~♪

 

天龍

「お、お前ぇぇえーー!!///」ダキッ ストンッ

 

龍田

「やっぱりただのフラグだったわね~……」

 

・・・・・・

 

天龍

「……ふぐっ…」グスッ…

 

ダンテ

「! ……おいおい、マジかよ……」

 

龍田

「はぁ……」

(実力の差は歴然、ね。 まぁ、なんとなくわかってたけど。

 手加減して、上手く終わらせてくれた方だわ。

 ちょっとやそっとの怪我したくらいじゃ、

 逆にムキになって引き下がらなかったでしょうし、天龍ちゃんも……。

 これはもう完敗ね)

 

・・・・・・

 

ダンテ

「……悪かったな。さすがに考えなしにやりすぎた」

 

パサッ ←上着をかぶせる

 

天龍

「うっ……ふっ…………うぅ……」ギュー

 

龍田

「ほらほら、天龍ちゃん。あの子たちだって見てるのよ?」

 

・・・・・・

 

ダンテ

「すまんな、相方を泣かせちまった」

 

龍田

「いいえ、姉の方からふっかけたことでしたし……。

 こちらもいきなりすみませんでした」

 

天龍

「……ずりぃよ……」

 

ダンテ

「……ン?」

 

天龍

「だってそうだろっ……あんな漫画みたいな技……!

 ずるいっ!! かっこよすぎだろっ!!」ズビー!

 

龍田

「何言ってるの天龍ちゃん……」

 

天龍

「あとあの斬撃みたいの飛ばすヤツ! アレとかもっとずりぃ!!

 あんなもんどう考えたって憧れちまうだろぉ!」ビエー

 

ダンテ

「……hmm」

 

 

ダンテ

「ヘイ テンリュウ、だったな。

 その"飛ばすヤツ"を教えてやるっつったら、泣き止んでくれるのか?」ha

 

天龍

「……え?」

 

ダンテ

「あとお前さんの服のこともムツには黙っといてくれよ、

 それなら、お前さんにも使えるようにしてやるぜ?」

 

天龍

「っ!? ま、マジでか!?」

 

ダンテ

「ああ」

 

龍田

「……えぇ~……」

 

・・・・・・

 

ダンテ

「着替えたらコウショウに来な。先に行ってるぜ」スタスタスタ

 

天龍

「わ、わかったっ! おい、龍田急げ!」ダダダダッ!

 

龍田

「ちょっと天龍ちゃんっ!?

 見えちゃうってば!せめてそれちゃんと羽織って~!」タタタタッ

 

 

 

「……なんか終わってたわね。なぜか天龍が半裸になってたけど」ふぁ~

 

「なのです……」コクリコクリ…

 

「……Zz」

 

「三人とも、眠いなら部屋で寝てきなよ。

 補佐艦からの依頼は私一人でも大丈夫そうだ」

 

「ん…う~ん……」チラ…

 

「……」フラフラ…

 

(電はもう限界かしらね…)

「そうね……そうさせてもらおうかしら」

 

「うん。 暁を頼めるかい?」

 

「わかったわ。それじゃあ頼んだわね、響。 ほら電も」グィ

 

「はいなのです……」ファー… グィ…

 

「……ふにゅ」ズルズル…

 

 

「……さて」

 

 

――――――

工廠・前

 

 

「――それでどうするんだい?」トコトコ

 

ダンテ

「実際にやったほうが早いからな。あいつ待ちだ」スタスタ

 

「なるほど」

 

ダンテ

「他の三人はどうした?」

 

「部屋に戻って寝てるよ。今日は本当にいい陽気だからね」

 

ダンテ

「…そうか。悪かったな、後半ほったらかしになっちまった」

 

「…まぁ仕方ないよ」

 

 

――――――

工廠

 

 

明石

「……ど、どう……?」

 

夕張

「……んー…………レロッ」

 

ギルガメス

「」

 

 

夕張

「……うん、味は普通ね。見た目も普通の金属には見えるんだけどねぇ」シャシャ ←写生

 

 

明石

「…そっかぁ」スタスタ

 

 

ダンテ

「よう、今朝ぶりだな。 進んでるか」

 

明石

「あ、ダンテさん」ピタリ

 

「こんにちわ」

 

明石

「あら、響ちゃんも。こんにちわ」

 

ダンテ

「どんな感じだ?」

 

明石

「まだただ調べてるって段階ですねぇ。

 作製の着手はまだ先になりそうです。すみません」

 

ダンテ

「いや、構わねぇさ。 調べるってのはどうやってるんだ?」

 

明石

「んー、そうですねぇ……。

 こういうのはまず、完成品のイメージをある程度持っておくことが大事なんです」

 

ダンテ

「へぇ」

 

(あ……)

 

明石

「だから最初はイメージつかみですね。

 今朝からずっといじくり回してますよ。今日一日はずっとこれになりそうです。

 具体的には目をつぶって触感を確認したり、何枚何十枚と写生したり、

 ずーっとただ眺めてみたり、舐めてみたり、音を立てたり嗅いでみたり、ですね。

 とにかくまずは"あの子"で遊ぶ以外は何もしませんね」

 

ダンテ

「……へぇ……」

 

「……」

 

明石

「あ、ほら」チラ

 

 

 

夕張

「んー……あーん」ガジガジ

 

ギルガメス

(泣)

 

 

 

明石

「今は噛んじゃってますねぇ」

 

ダンテ

「……」

 

「……」

 

明石

「ところで、どうしました?」

 

ダンテ

「……ん、あぁ――」

 

 

オーイ!キタゼー!

ダカラチョットマッテヨ、テンリュウチャーン

 

 

「あ、来たね」

 

明石

「あれ? 天龍さんに龍田さんも?」

 

・・・・・・

 

*上着は龍田が洗って返すそうです。

 

 

明石

「へぇ、そんなことが……。

 ……ん? ていうかそんな簡単にできちゃうものなんですか?」

 

ダンテ

「本当に簡単なモノならな。いけるはずだ」

 

明石

「へぇ……」

 

天龍

「おいっ!もういいだろ! 恥ずかしい話までしやがってっ///

 早くしてくれよっ」

 

龍田

「待ち切れないのよね~♪」ウフフ

 

ダンテ

「ha, ok. アカシ、集めた石はどこに置いてあるんだ?」

 

明石

「あ、はい。案内しますね」

 

 

――――――

石の保管場

 

 

ダンテ

「…ンー……こいつと、あとはこれでいいか」

 

明石

「……やっぱりけっこう違うものなんですよね?」

 

ダンテ

「まずは大きさによる。

 たが、ここにあるもので、違うモノってのはそんなに数はないな。

 どんな特性の違いがあるのかはともかく、

 大きさはどれも似たようなモンばかりだろ」

 

明石

「ふむ……」

 

「それをどうするんだい?」

 

天龍

「ワクワク」

 

龍田

「うふふふ」

 

ダンテ

「ああ。 アカシ、ハンマーはどこに置いてるんだ。あるだろ?」

 

明石

「それならさっきまで夕張が使っていたので」

 

ダンテ

「……hm. そんじゃ、ちょいとお邪魔させてもらうか……」

 

「……」

 

 

――――――

 

 

夕張

「……うん、うんうん……んー………………あむ」

 

 

ダンテ

「ヘイ、ユウバリ」スタス

 

 

夕張

「むぇ?」クル ←咥えたまま

 

ダンテ

「そこそこの付き合いなんだが、味まではさすがに俺も知らなかったな。

 うまいのか、そいつは」hahaha

 

夕張

「」ポロッ

 

・・・・・・

 

夕張

「こ、これは、そのっ!

 ご、ごめんなさい! 借りたものなのに、いろいろ勝手にっ……

 でも、必要っていうかっ……気になっちゃって……///

 べ、別にいつもこういうことをしてるというわけではっ……///」

 

「はは……」

 

ダンテ

「ああ、アカシから聞いてる。何も気にしてねぇさ。

 それより、なんともなかったのか?」

 

夕張

「へ? いえ、特には……。

 素材の見た目と、味も触感も普通の金属と変わらないって言うか……」

 

ダンテ

「……へぇ」

(……まぁ、こいつは魔具の中でも比較的"大人しい"上に扱いやすい方だったしな)

 

夕張

「……?」

 

ダンテ

「いや、それならいい。 ハンマー借りていいか?」

 

夕張

「? いいけど……」

 

ダンテ

「thx. おい、テンリュウ」

 

天龍

「お、おうっ!なんだ!?」

 

ダンテ

「この石、その刀の先に埋め込んでみろ。丁度いい穴も開いてんだろ」

 

天龍

「え」

 

龍田

「えぇ~」

 

夕張

「?」

 

・・・・・・

 

天龍

「……ここか?」

 

ダンテ

「ああ。軽くハマるくらいの力でいいぜ」つ【ハンマー】

 

天龍

「……わかった! 行くぜっ!」パシッ!

 

カンカンカンッ

 

夕張

「え… なんかそんな簡単に……」

 

・・・・・・

 

龍田

「あら~、見事にすっぽりはまったわね~」

 

明石

「ほぇ~…」

 

天龍

「……本当にこれだけで使えるようになんのか?」チャキ…

 

ダンテ

「一応はな。 よし、もう一度外に出るぞ。

 umm……お前さんらの水に浮くヤツ、なんつったか」

 

「艤装かい?」

 

ダンテ

「あぁそれだ。 テンリュウ、それの足とその刀だけ持って来い」スタスタスタ

 

天龍

「ん、わかったぜ!龍田!」

 

龍田

「はいはい、うふふ」

 

「私も行くよ」

 

ダンテ

「おう。 そんじゃ邪魔したな、アカシ、ユウバリ。また来るぜ」ヒラヒラ

 

明石

「あ、はーい」

 

 

ダンテ

(……いい子にしてろよ?)チラ

 

 

ギルガメス

「……」

 

 

夕張

「……みんな、なんだったの?」

 

明石

「…さぁ? 近々わかるんじゃない?」

 

 

――――――

再び、鎮守府軍港・裏

 

 

天龍

「で、どうやればいいんだよ!?」キラキラ

 

ダンテ

「焦んなよ。まずは海に立ってみな」

 

天龍

「おうよっ!」ピョン パシャ

 

 

龍田

「天龍ちゃんたら、はしゃいでるわねぇ♪」

 

「まぁ仕方ないね」

 

 

天龍

「アレ! アレ教えてくれるんだよな!? 斬撃飛ばすヤツ!なぁ!

 居合いみたいなヤツでもいいけどさっ!」

 

 

ダンテ

「ああ、そうだ。

 もうひとつの居合いの方は、今のお前さんの"ソレ"じゃ無理だからな」

 

 

天龍

「そうなのか?まぁいいや。

 えっと、こうだっけか……?」スチャ ←ドライブ<SM>の構え

 

 

ダンテ

「いや、違う。 お前さんのソレの場合はもっと刃先を下げて、海面につけるんだ」

 

 

天龍

「……ん、こうか?」チャプ…

 

 

ダンテ

「ああ。さっき埋め込んだ石が全部海水につかる程度に刃先を沈めてみな。

 あとはシンプルさ。イメージと勢いだけでいい。

 海水を刀で勢いよく飛ばしてみろ。お前さんの刃を撃ち出すイメージでな」

(その魔石だけなら本当にそれだけだからな。

 特性はないし、石の魔力自体も小さいが、海水を利用すれば多少は使いモンになる)

 

 

天龍

「なんかそれっぽいなっ……! よし、いくぜっ」

 

・・・・・・

 

天龍

「…………ふっ!」ビシュッ

 

ビューン …パシャ…

 

 

龍田

「……」

(……しょぼいわ~……)

 

(こいつはあまり力を感じない……)

 

 

天龍

「……」

 

 

ダンテ

「……ま、そんなもんだろ。初めのうちは」

 

 

天龍

「おぉおおっ」

 

 

ダンテ

「……ん?」

 

 

天龍

「すげぇっ! マジで刃っぽいの出たぜ!?」

 

 

ダンテ

「…よかったな。 だが今のままだとそんなに数も撃てないけどな」

 

 

天龍

「回数制限もあんのかよっ!?」

 

 

ダンテ

「ああ…」

 

 

天龍

「うぉおおお!ますますっぽいな!!」

 

 

ダンテ

「気に入ってもらえたんなら何よりだ。

 数撃つには石に魔力……エネルギーの補給が必要になる。

 さっき埋め込んだ石みたいなヤツを消費するんだ」

 

 

天龍

「なるほどなぁ~!」

 

 

ダンテ

「もう少しイイ石が手に入れば、使い方の幅も広がってくるだろうぜ。

 刀身に力を纏わせる、とかな」

 

 

天龍

「おお!いいじゃねぇかそれっ!!」

 

 

―!!

haha

 

 

龍田

「……あんな天龍ちゃん、この鎮守府に来て初めて見るわ~……」

 

「……ハラショー」

 

・・・・・・

 

天龍

「決めたぜっ! ミズチ……ミズチにする!!」

 

龍田

「もしかして技の名前かしら~?」コツコツ

 

天龍

「ああ! 今はまだまだだけど、こいつはいずれ"リュウ"になるんだ! いいだろ?!」

 

ダンテ

「ほぅ、いいじゃねぇか。なかなかイカしてると思うぜ」hahaha

 

天龍

「っ! だろぉ!? 話がわかるじゃねぇかダンテ!」

 

龍田

「……ふーん……」

 

・・・・・・

 

天龍

「……ふっ!」ビュン

 

―パシャ

 

 

天龍

「あ……打ち止めってヤツか。 うーん……」チャキ…

 

 

ダンテ

「……ヘイ、テンリュウ」スタスタ

 

 

天龍

「ん、なんだよ?」スィー ←堤防に寄ってる

 

ダンテ

「ナガトから、ヤッコさんのことついては聞いてるよな」スッ ←腰落とし

 

天龍

「ああ、悪魔の力のせいでやっかいな壁がどうとかってヤツだろ?

 あとは変な装備も持ってるから、単純に強くなってるとか、だっけか。

 オレもはじめは半信半疑だったんだけどなー。

 実際に見せてもらっちまったしなっ」ナハハッ!

 

ダンテ

「ha. …お前さんのその力についてなんだが、うまく使いこなしていければ、

 この先、断然有利に進められる。敵さんからしてみりゃかなりヤッカイってヤツだ」

 

天龍

「え そうなのか?」

 

ダンテ

「ああ。誰よりも速く前に出て、ヤッコさんが仕掛けて来るよりも早く、

 お前さんが相手の壁を斬り壊してやるんだ」

 

天龍

「オ、オレがっ……?」

 

ダンテ

「そうだ。できそうか?」ニッ

 

天龍

「……あ、あぁっ!やってやるぜ! まかせなっ!!」

 

ダンテ

「ha! great. なら、前衛は任せたぜ。

 リトルズも含めて、しっかりとお前さんの仲間を守ってやってくれ。

 頼りにしてるぜ、"切り込み隊長"」ニッ

 

コンッ ←デコツン

 

天龍

「お、おうっ!//」

(……後衛のための露払いをする役目かっ……!//)

 

 

龍田

「……ふと、思ったんだけどあの技って私でもいいと思わない?響ちゃん。

 私の槍にも同じような穴は開いてるし、

 ほら、海水飛ばすのだって槍の方が要領よさそうじゃない?」

 

「そうかもしれないね……」

(私に言われてもね……)

 

龍田

(……どうしようかしらね…。天龍ちゃんばっかりに危ないことはさせられないし~……。

 私のにも埋め込んどいた方がいいのかしら……?

 少なくともあの石のストックを常備しておくのは必須ね。

 天龍ちゃん、抜けてること多いし)

 

 

 

 

 

天龍

 

 <ARMS>

 

  天龍の後檣刀・水魔(Lv.1)

 

 

開発しました。

 

 

 

天龍

 

 <STYLE>

  

  チャージコマンダー(Lv.1)    

 

 

習得しました。

 

 

 

 

 

天龍

「よし! 石持ってくるぜ!」

 

ダンテ

「新しい石を剣に埋め込んだ石にくっつけるだけでいいぜ。

 ちなみ、大きい石から小さい石へはエネルギーは流れない」

 

天龍

「へぇ。

 ……うーん、大きい石、か……」

 

ダンテ

「大きいやつを埋め込むんなら、その剣を改造するか、新しく作り直すか、だな」

 

天龍

「おおっ、改造っ……!」

 

ダンテ

「エネルギーに関しても、今の小さい石じゃ、見た目ではわからねぇだろうが、

 もっと大きい石ならお前さんらでも見ただけでわかるさ」

 

天龍

「なるほどな!」

 

・・・・・・

 

天龍

「それじゃ、コイツの補給してくるぜ!」チャキ

 

龍田

「あ、天龍ちゃん、私も行くわ~」

 

タタタター

 

 

ダンテ

「はしゃいでんな」

 

「無理もないよ。天龍の性格からすればね」スッ

 

ダンテ

「……ha」

 

・・・・・・

 

「これからどうするんだい?」

 

ダンテ

「そうだな……。

 ムツもいつ戻るのかわからねぇし、俺も昼寝でもするかな」ン"ー ググッ…

 

「いいね」

 

ダンテ

「どっかいいところでも……ん?」

 

 

――――――

少し遠い岬

 

 

吹雪

「……はぁ」

 

 

――――――

 

 

ダンテ

「……huh」シュッ

 

「よかったら、 ……あれ?」キョロキョロ

 

 

 

 

 

 

 




これ(以下の内容↓)は実は知ってて黙っていて、
ツッコミがない限りは黙っていようかなとも思っていたんですが、もう先に書いておきます。


衝撃鋼ギルガメス自体は生物と同化しその体の一部を鋼と化す魔界の金属です。

つまり所有者と同化して、同化した部分を硬質化(鋼化)するという物なわけで、
籠手や具足に見えている物は硬質化(鋼化)されたダンテの皮膚・手足となります。
背中にも変化した翼のような物がありますね。


なので、本編で籠手・具足・翼を一纏めにした、
そのままの魔装具で登場している衝撃鋼ギルガメスは原作の方の物とは
若干の違いがあります。

ただ、デビルコアL(L石)状態時の形状・性質などはほぼ原作の方に準拠です。


まぁ、よくあるご都合設定です。
夕張ちゃんがダンテの手か足か背中を舐めたり甘噛みしてるとかいう、
そんなすさんだ破廉恥行為が行われたという事実は一切ありませんので
脳補の方、よろしくお願いします。



Q.天龍の後檣刀も艤装なのでは?

A.その通りですね……。
 でも持っていた物は本当にそれだけで、フルアーマー天龍ではなかったので、
 そのため、能力値がうんぬんかんぬん



あと、服を買いに街に繰り出すとき、
むっちゃんは上に何か適当な物を羽織ってから行きました。
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