悪魔これくしょん -デビこれ-   作:ハーメルンkpx

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金と人間。この二つの材料さえ用意できれば、悪魔は量産できる。


悪魔を作るのに必要な材料はたった二つだけであり、それは人間とお金である。
備考として、作成の際には、お金の比率が大きければ大きいほど、上質な悪魔が作れることを述べておく。


Streak 014-015

 ~ Streak 014 ~

 

 

 

グラウンド

 

 

吹雪

「――はっ、はっ、ふっ、はっ」タンタンタンッ

 

 

夕立

「――96! 97! 98!」

 

睦月

「ふぇ~……」

 

v・ェ-v ……

 

 

吹雪

「ふっ、はっ!」タンタンッ! ←縄跳び

 

 

夕立

「99! 100! すごいっぽい! ほんとに100回いっちゃったっぽい!」

 

睦月

「わぁーっ!」パチパチパチッ!

 

v・ェ-v …ウズッ…

 

 

吹雪

「はっ、はっ、はっ!」タンタンタンッ

 

 

睦月

(!!)

「ってまだ続けるの!?」

 

夕立

「すごいスタミナ……吹雪ちゃん、ほんとにナイスガッツっぽい……」

 

睦月

「私だったらこんなに続かないよ……。

 絶対もっと早く足に引っかかっちゃってるもん……」

 

夕立

「ふ~む…」

(私はどうだろー…?)

 

ケルビ

「……」…タタッ!

 

睦月・夕立

「!」

 

 

吹雪

「…っ!」タンッ!

―ヒョイッ

ケルビ

「…フシュッ」ピョンッ

 

 

睦月

「ぁっ…」

 

夕立

「……吹雪ちゃんの前に入っちゃったっぽい」

 

 

吹雪

「はっ、はっ」タンタンッ

ケルビ

「……」ピョンピョンッ

 

 

睦月

「息ぴったり……」

 

夕立

「……そういえば、吹雪ちゃんが飛び始めてからしばらくして

 ケルビそわそわしだしてたっぽい。

 もしかしたら、一緒に飛びたかったのをずっと我慢してたのかも……」

 

 

吹雪

(……)

「はっ、はっ、はっ」タンタンタンッ

ケルビ

「……フシュッ」ピョンピョンピョンッ

 

 

夕立

(……楽しそうっぽい)

「いいなぁ~…」

 

睦月

「なんか二人とも可愛い…///」

 

夕立

「えっ ……あ、うん……」

(……二人……?)

 

 

吹雪

(ケルビ……)

「はっ、はっ……よーっし! ケルビ! 合図したら次は二重跳び行くよ!

 はっ、ふっ…ほら、大ジャンプっ!!」タンッ!

ケルビ

「フシュッ!」ピョンッ!

 

 

睦月・夕立

「おぉーっ!」

 

 

 

 

 

 

 ~ Streak 015 ~

 

 

 

開発室

 

 

明石

「――じゃあやっぱりこれって、マズルブレーキみたいなものなんですねぇ……」

 

ダンテ

「ああ。 "コイツ"だと正しくはコンペンセイターだな。

 初めて見たのか?」ha

 

明石

「ええ、まぁ……。

 海軍で一般的に携行されるような拳銃では見ないですし……」

(……ふむ……)

 

 

明石

「わかりました。 それじゃ、もう少し調べさせてもらいますね」

 

ダンテ

「おう」

 

 

ダンテ

「……暇になったな」

(昼寝でもして時間潰――)

 

 

「またーっ!?」

 

 

ダンテ

「……アン?」

 

・・・・・・

 

夕張

「もー……なんか今日は調子悪いわねぇ……」チョキチョキ…

 

―スタスタ

ダンテ

「……なんだそりゃ?」

 

夕張

「あ、来てたのね」ワサワサ… ←ペンギン人形ぽいものに綿ぽいものを詰めてる

 

ダンテ

「ああ。 ……何やってたんだ?」

 

夕張

「あー……うん……。

 開発をしてたのよ。 でもご覧の有り様ね」つ ピッ     【?????】

 

ダンテ

(……どんな材料であーなるんだ?)

「……それで、出来合いの物でそれ作ってんのか?」

 

夕張

「そー。 勿体ないしねぇ」チクチク…ヌイヌイ…

 

ダンテ

「Hmm...」

 

夕張

「……っと、出来た。 ……うん…」モフモフ…

 

ダンテ

「……納得の出来か?」ha

 

夕張

「わりとね。 はいっ」ポーンッ

 

ダンテ

「……あ?」…ポスッ

 

 

…モフモフ…

ダンテ

「……もふもふだな……」

 

夕張

「ええ、もっふもふよ! いいでしょうっ!?」

 

ダンテ

「……」モフモフ…

 

夕張

「初めて作ろうとしてみたけど、けっこう良い感じねっ。

 まぁでも、ふっくらしすぎてなんか若干エト○ンぽくなっちゃったけど」

 

ダンテ

「……」ジー…

 

夕張

「さて、と……少し休憩してこようかしらー……。

 そのあとでまた開発を再開して……あ、それあげるから」

 

ダンテ

「…ア?」

 

夕張

「それじゃまたねー」テクテクテク

 

 

ダンテ

「……どういうつもりだよ……」

 

 

――――――

鎮守府内・廊下 提督室までの道

 

 

ダンテ

「……」スタスタスタ

 

 

「またぶつかっちゃったのね……」

ナデナデ…

「うぅ……いたいのです……」

 

 

ダンテ

(……?)

 

・・・・・・

 

「電はそういうことがわりとよくあるのよ……」

 

「ぐすっ……」

 

ダンテ

「へぇ……」

(……!)

 

 

ダンテ

「……ha」ニヤリ

 

雷電

「?」

 

ダンテ

「そんなによくぶつかるってンなら、

 もうヌイグルミを抱いて歩いた方がいいかもな。 ほれ」サッ

 

「っ……わぁっ」

 

「どこに持ってたの?それ」

 

・・・・・・

 

「もふもふしててかわいいのですっ……///」モフモフ

 

「いいの?」

 

ダンテ

「ああ。 俺が持ってたって仕方ないからな」hahaha

 

「あの、ありがとうなのですっ!」

 

「私からもお礼を言うわ!」

 

ダンテ

「どういたしまして」ニッ

 

 

 

 

 

 

 


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