放浪する者が皆迷っているとは限らない。
年老いても強いものは枯れない。
深い根に霜は届かない」
ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン
騙されるな。常に本質を見よ。
真実と本物の価値は、虚偽と偽物とを比べたとき、どちらを良しとするかを差し引いて考えてみても、いずれの局面においても、実に強力なのである。
真実において、真に恐れるべきは、その効力と潜在的な危険性である。
「馬鹿には優しい言葉で嘘を吐いてやれ。
それだけで簡単に騙せるし、洗脳まで出来る」
?
人は言葉の真偽よりも、言を発したその者の素性や素行によって、あるいは複数人のその比較によって、事の真偽を図る傾向にある。
ただし、これは凡百の愚衆にのみ当てはまる。
実際にはこれは別に、特に取り立てることの事実でもない。
例えば、中国においてははるか昔にその逸話を元にした訓言もあるほどだ。
他にも、過去の歴史においてはこんな話も実存した。
ある一介の天文学者に過ぎない者はこう言った。
「地球は太陽の周りを回っている」と。
しかし、教会は、いや、当時は世界そのものであろう者たちはこう言った。
「太陽が地球の周りを回っている」と。
後に、どちらが凡百の愚衆であったかは、最早語るまでもないだろう。
実はこの出来事は、完全に過去のものとなったわけではない。
現代においても、そこかしこにこういった現場は見ることが可能なのである。
詐欺師がこう言ったとしよう。
「1+1は2です」と。
それに対して、少なくとも詐欺師でも嘘つきでもない人がこう言ったとしよう。
「1+1は3です」と。
すると不思議なことに、凡百の愚衆は『1+1は3』だと思い込んでしまうのだ。
これを"凡百愚衆の迎合心理"とでも称しよう。
以下のケースでも同様のことが起こる。
粗野で乱暴者で過激で口の悪い者が「1+1は2だ!」と答えても、
穏やかで親切で優しく言葉遣いも丁寧な者が「1+1は3です」と答えれば、
凡百の愚衆はやはり、『1+1は3』だと思い込んでしまうのだ。
これは嘘でも何でもなく、事実としてある現象である。
他ならぬ、詐欺師がこれで生計を立てているのだから。
詐欺師は優しい態度を装い、甘いマスクと甘言を以て、嘘をつくという訓練を怠らない。
愚かな心理に囚われた凡百の愚衆を欺くために練習をするのだ。
だからこそ、甘い言葉には気を付けろ、などという戒言が存在する。
そして、これらのことから、さらに注意を傾けるべきことがある。
大した身分でもないし、粗野で乱暴者で過激で口の悪い者が発している言葉についてだ。
どうしてこうも、その者は過激的で暴力的に、ときには悪口すらも織り混ぜながら、必死に訴えるだろうか。
なぜそこまでなりふりも構わずに全力なのだろうか。
凡百の愚衆に、間違いなくはっきりと言っておく。
その者にこそ、真に耳を傾けなければ、お前たち自身が危うい。
その者がたとえ、性犯罪者であっても、略奪者であっても、侵略者であっても、殺人鬼であっても、殺戮者であっても、狂人であっても、過激な者であっても、テロリストであっても、圧政者であっても、独裁者であっても、暴君であっても、語る内容が正しいのであれば、それは正しいと認められなければ、凡百の愚衆からは決して抜け出せない。
聖人であろうと悪人であろうと善人であろうと罪人であろうと、
たとえどんな人間が発言したとしても、事実は事実のままである。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
教育とは洗脳である。
そのため、教育とは最も中立的で、最も真実に近く、偏向性のない内容が子供たちにすべからく施されるべきだ。
最終的な判断と選択は、教育を受けた将来の子供たちがするはずで、おしなべて、そのようでなくてはならない。
中立的ではなく、真実にも遠く、偏向性のある内容が子供たちに継承された結果がどうなるかは、共産系国家や特亜三国の将来の国民を見れば明らかなことだ。
正しく、認識されるべきである。
教育とは明らかに洗脳の側面を有する。
そのため、教育者とは次代の子供たちに対して、真摯に教育を施すべきであり、怠けずに励むべきである。
いい加減な教育や内容が継承されてはならない。
また、教科書が誤っているのならば、これも速やかに是正されるべきである。
~ Streak 026 ~
工廠・魔石保管庫(一部)
ダンテ
「……hm, なるほどな。 この石か」
夕張
「うん……」
明石
「突然光だして、それで……」
むつ
「……」
ダンテ
(……)
・・・・・・
○..
ダンテ
「……しゃーねぇ、壊すか」
「「!」」
明石
「そ、それっていいんですかっ?」
ダンテ
「ああ。 コイツの仕業だってンなら大元のコイツを叩くだけだ。
けっこうデカい石だが、まぁ仕方ねぇな」
夕張
(ていうか壊すだけで元に戻れるのね……)
むつ
(……)
・・・・・・
ダンテ
「ちょっくら海に出てくるぜ。 ユウバリ、あのシューズ出しといてくれ。
俺は部屋に置いてきた得物やらを取ってくるわ」クルッ
○..
夕張
「あ、はーい、了解」
○.+
明石
(…ん?)
「…………っ!」
むつ
「……ぁっ」
ダンテ
「……アン?」
―パァー!
・・・・・・
明石
「どどどどっ」
夕張
「おおおちっおち」
だんて
「……」
むつ
「……」
明石
「こんなのいったいどうすればぁ?!」
夕張
「私に言われたってわかんないわよっ!
え、ていうか何っ!? あの石って本当にロリショタ化させる石だったの!??」
明石
「ご丁寧に服まで変わっちゃってますけどね!!
陸奥さんのは制服が縮んだだけですけどダンテさんのh」
夕張
「半袖短パン!」
明石
「こってりしすぎィ!」
だんて
(……)Mm..
むつ
「……」…ペタッ
だんて
「…あ?」
むつ
「……」ペタペタ
だんて
「……なにすんだよ、ムツ…」
むつ
「……ん、いや。 だっていつもは近くに行くと
見上げないといけないくらいだったのに、今はなんか同じくらいだから。
…………えへへ///」ペタペタペタ
だんて
(hm..)
「…………つか、そうか。 なるほどな」
むつ
「?」
だんて
「おまえのその服、ちぢんだあとに小さいサイズの制服に着替えたのかと思ってたけど、
おれは服のデザインまで変わってる」
むつ
「あ、うん。 ……似合ってるよ?w」
だんて
「……そいつはどうも…。
ってそうじゃなくてだな、"トリック"がちょっと見えてきたってことさ」ハ
むつ
「え、ほんと?」
だんて
「ああ。 ……さて、」
むつ
「……こわしちゃうの…?」
だんて
「それのが手っ取り早ぇんだけど、このカラダじゃそれはちょっとムリだな……」
むつ
「……」
だんて
「……だからま、ノッてやるしかねぇよな」ニヤリ
むつ
「…?」
テクテク
だんて
(……)…パシッ つ○
「「!?」」
だんて
「……さぁ、おまえからさそってきたんだ。 見せてくれるんだろ?
……いい"ユメ"を、よ」
…トサッ
明石・夕張
「…!」
むつ
「っ…」タタタッ!
途端にうつ伏せに倒れてしまったダンテ。
急いで陸奥は駆け寄り、ダンテを揺する。
むつ
「いったい、どうして……っ」
―ポスン…
すると、今度は陸奥までもが気を失い、ダンテの背中に重なって倒れてしまった。
明石
「……えぇ……」
夕張
「もうどうすんのよこれぇ……」
・・・・・・
・・・
・
そこは広い庭園だった。
周りは草花が生い茂り、立派な樹木もあった。
そして、奥には大きな屋敷が見える。
だんて
「…………"美しい時"、か……」
むつ
「……ど、どこ? ここ……」
だんて
(…!)
「……おまえっ…入ってきたのかよ……」
むつ
「っ……あ、あたしだって何がなんだか……て、それっ!」
だんて
「…うん?」
―テテッ!
むつ
「ほっぺのところケガしてる!」
だんて
「……は?」
むつ
「もしかしてさっきうつ伏せにたおれちゃったときに、切っちゃったんじゃ……」
だんて
(……おれがケガだって……?)
むつ
「とにかく手当しないとっ……」スッ…
だんて
「あ、おいっ…」
・・・・・・
だんて
「……」
むつ
「……ん……血は止まったかも…」つЛ..
だんて
「……わるいな、持ってたハンカチ汚しちまって…」
むつ
「ううん、いいの。 というか水道がひねれる所があってよかった……」
だんて
(……"幻"のくせに、いやにリアルにしてきやがるもんだな……)
むつ
「……でも、めずらしいよね。 いつもなら、それくらいのキズならすぐに……」
だんて
「ん、あぁ……」
(…………ケガ、か……」
~~~~~~
「――うわっ!?」ドサッ
「どうした、もうへばったのか? こうさんでもいいぞ」フフンッ
「っ……うっせ! つーか今のホンキだったろ?!」
「ぼろぼろだな」ハッ
「~~っ!!」
~~~~~~
だんて
「…………ハハッ……」
むつ
「……?」
・・・・・・
むつ
「それにしても、ほんとにここっていったい……」
だんて
「あぁ、ここは――」
―バタァンッ!
「しぬっ! まじでジョーダンじゃなくてしぬぅーっ!! ――う"おっ!?」
「おい早く出ろっ!後ろから来ている! つっかえるな!!」
「木剣が引っかかったんだよっ! ちょっ!?いってぇよ!?」
むつ
(!!?)
「……えっ……あ、あれ……? あなたがふたり……じゃなくて、さんにん……??」
だんて
「…………」
長編のため、以下同様にSt-30までマウント。
いつか……(笑
→ DMC I'm home ←
という動画があるのですが、よろしければ先にそちらの方を見ておいてもらえると、
後の話が想像しやすいかと思います。大分描写は省いていくつもりですので。
*DMC原作未プレイの方はネタバレにご注意ください。閲覧は任意でお願いします。
~ Streak 027 ~
屋敷内
「いってぇ……本当にしぬかと思った……。 あんなのぜったいケイコじゃねぇ……」
「手加減もなしだったからな……」
「もうあの人ったら……。 後で私の方からもう一度叱っておくわね」ナデナデ…
「!?」ビクッ…
屋敷から二人の少年が飛び出してきた後、
その後ろから中世時代の西洋紳士のような服装をした男性が出てきた。
そして、さらにその後からは落ち着いた雰囲気の服を身に纏った女性も出てきて、
紳士服の男を叱りながら屋敷の中へ引っ張って行く。
呆気にとられていた陸奥だったが、そうしていても仕方がないので
陸奥とダンテは、一番始めに飛び出してきた二人がそろそろと屋敷の中へ
入っていくのを見届けた後、それに続いて行った。
むつ
「…………」
だんて
(…………)
二人の少年は女性から軽い手当を受けた後、頭を撫でられて安堵していた。
反対に、男の方はおどおどしている。
「……さて、アナタ?」
「……はい……」
むつ
「…………本当なんだ、幻って……」
だんて
「……ああ」
屋敷に入る前、陸奥は一応大声で断りを入れたが、
屋敷主であろう者達からの返答はなかった。
そのとき、ダンテは陸奥に説明する。
今、見聞きしているのものは全て幻に過ぎないのだと。
「……いや違うんだ……つまりだね……。
なんというのか……非常に難しいわけでね……」オロオロ…
「……んー?」ニコォ…
「ッ…!?」
「……くははっ…」ニシシッ
「……ふぅ……」ヤレヤレ…
だんて
「…………」
むつ
「…………」
(…………幻……そうは言うけど、でもこれはおそらくは記憶……。
……だれの記憶か……それは言うまでもない…よね……)
「やっぱ、母さんがサイキョウだよなー」ハハハッ
「ふっ…………ん? どうした?腹を押さえて」
「え……あぁ、いや……」
「……」…グィッ
「あ、おいっ…」
むつ
「!!」
だんて
「……」
片方の少年が、もう片方の少年のシャツを断りもなく捲る。
捲られた方の少年の脇腹辺りが細長い模様状に青く変色していた。
「っ……」
「……どうしてこれをさっき母さんに見せなかった?」
「……だって、これはさすがにすげぇ心配するだろ……」
「……扉の所で打ったヤツか……」
「……」
「……少し待ってろ。 打ち身用の塗り薬があったはずだ。 塗ってやる」スッ…
「えっ、おい……」
「大丈夫だ、こっちの方は見ていない。 いつものようにまだしばらくはかかるさ。
動くなよ? それは俺のせいでもあるんだ」
「………」
むつ
「……兄弟、いたんだ」
だんて
「……ああ……」
「………」ヌリヌリ
「~~っ、くすぐってぇって…!」プルプルッ…
「ガマンしろ」ヌリヌリ
「……~~っ!」クフッ…!
だんて
「………」
むつ
「………青いシャツを着ている方がお兄さんなのね」
だんて
(!?)
「…………よくわかったな、兄貴だって……」
ダンテは横にいる陸奥に首だけを少し向けて反応した。
目線の先の光景は見逃さないまま……。
むつ
「……わかるよ。 だって、そんな感じの目をしてるもの。
あなたを見る、お兄さんの目」
だんて
「っ…!!」
先程まで、片時も目を離さずにその"幻"を見つめていたダンテだったが、
陸奥のその言葉に、途端に顔を伏せてその光景から目を反らしてしまう。
だんて
「……ッ…」…グッ…
むつ
「…………」…スッ…
―ギュ…
だんて
「ッ……!」
俯き、身を震わせるダンテに、陸奥は後ろから静かに抱きついた。
だんて
「…………やめろ、はなせっ……」ググッ…
むつ
「…………」…ギュッ
ダンテは陸奥の腕を払おうとするが、その力は弱かった。
後ろの陸奥が何かを言うことはなかったが、返答の代わりとばかりに
抱きつく力が強くなっていくのをダンテは感じていた。
むつ
「………」…
だんて
「………はなせ、よっ……おれはっ……」グッ…
次第に、ダンテは腕を上げる力すらも入らなくなっていった。
だんて
「………」
むつ
「………別にいいじゃない、泣いたって。 何もおかしいことなんてないよ」
だんて
「ッ……」
むつ
「………"大切だった家族"との大事な思い出……。 "誰"だって、そうなると思う」
だんて
「………………グ…ウッ…………父さん……母さんっ…………バージル……!」
むつ
「………………」…ナデナデ…
・・・・・・
・・・
・
―ガチャ パタン…
だんて
「……」
むつ
「……よかったの? もう出てきちゃって……」
だんて
「……ああ」
むつ
「……お父さんとお兄さんといっしょに三人でお夕飯をはこんでたみたいけど、
……本当に見ていかなくていいの……?」
だんて
「……人がメシ食うのなんか見て何がたのしいんだよ……。 ハラがへるだけだろ」
(前の水道の水だって、結局は幻だしな……)
むつ
「………そっか……うん……あなたがそう言うなら、わかったわ」
だんて
「………」
むつ
「………ところで、……ねぇ」
だんて
「?」
むつ
「あれって、あなたのお母さんの得意料理?」
だんて
「ん………あ~……まぁ……そうだな。 よく作ってはくれたかな」
むつ
「ふーん……」
だんて
「それが?」
むつ
「……帰ったら作ってあげよっか?」
だんて
「!! まじでっ?」バッ!
むつ
「あ、けっこういい反応」
だんて
「っ………なんだよ、からかっただけかよ……」
むつ
「あっ、うそうそっ。 そんなつもりじゃなかったからっ。
ちゃんと作ってあげるってば」
だんて
「………まぁ、楽しみにしとく…」ポリポリ…
むつ
「……ふふふっ。 うん、期待して待ってて」
だんて
「……ああ」
むつ
「…………ね、」
だんて
「……ん?」
むつ
「…………昔に帰りたいとかって、思う……?」
だんて
「……」
むつ
「……このままここに残ってずっと……とか……」
だんて
「……言っただろ、ここで今見えてる物も聞こえてる声も全部がウソみたいなもんだって」
むつ
「……」
だんて
「見えてても幻覚で、聞こえても幻聴なんだ。匂いもな。 意味はねぇよ。
……仮に、次はさわれるようになったってそれは一緒だ。
実際にあったかいわけじゃねぇ。 そう"感じさせられてる"ってだけだ」
むつ
「っ……で、でもっ……それじゃ、あのごはんとかは……」
だんて
「……」
むつ
「……せめて、あなただって少しくらいっ……」
だんて
「……それにしたって同じさ。 ここで食えるメシがいくらウマかったとしても
それで本当にハラがふくれるってわけでもないんだ。 ごまかせるってだけで」
むつ
「……」
だんて
「……つーか、ついさっきおまえが言ったんじゃねぇか」
むつ
「え……?」
だんて
「……おまえが作ってくれるっていうメシ、おれもけっこう食ってみたいし……」
むつ
(…!)
ダンテは少しだけ視線を泳がせながら、そう言った。
むつ
「…………帰ろっか」つ スッ…
だんて
「………っ!」
手をさしのべる陸奥のその姿は、ダンテにはかつての光景とが重なって見えたのだった。
むつ
「ねっ」つ
ダンテ
「…………ああ」つ
ギュ…
~ Streak 028 ~
むつ
「――といっても、帰り道はどうすればいいんだろう……」
だんて
「……実際に戻れるようになるのは、まだ少し後だな」
むつ
「え、そうなの?」
だんて
「ああ」
二人が話していると、周りの景色に変化が現れた。
ダンテを見ていた視界の端でそれを捉えた陸奥は驚嘆する。
むつ
「あっ…!?」
だんて
「…………」
周りの景色の全てが歪んで混ざり始める。
しかし、次第にその色は霞んでいって、
最後には無地の真っ白な背景に全て変わってしまった。
むつ
「…………全部、本当に幻……」
だんて
「…………ああ、オレのユメはもう終わりだ」
むつ
「……っ」
だんて
「……ムツ」
むつ
「ぁ、……なに?」
だんて
「今度はお前の番だ」
むつ
「え……あたしの……?」
だんて
「そうだ。 ……それで、ここからは一つ約束をしてくれ」
むつ
「約束……?」
だんて
「"止まれ"って言葉と"時間"、この二つを続けて言うフレーズをしゃべるのは禁止だ。
いいな?」
むつ
「う、うん……わかった……」
(……?)
二人の会話の終わりに、丁度、また周囲の景色に変化が現れる。
その"霧"は徐々に晴れ、やがて一面に澄み渡った青空を映し出す。
むつ
「――わぁっ……!」
だんて
「……へぇー……」
そして、下には海。すかさず、さらに木面色の地面が現れた。
二人の足はほんの少しの落差を感じながら、その地面に着地する。
―コトッ
だんて
「……っと、こいつは…………もしかしてフネ、か……?」
むつ
「…………」キョロキョロッ
だんて
「…………ムツ?」
むつ
「…………これ、あたしだっ……」
だんて
(……まぁ、そうだろうな……)
―ガヤガヤ
だんて
「……ん? なんか騒がしくなってきたな」
むつ
「…………」
こつ然と周りに人が現れ始める。
艦の上から見渡せる下の方には寄港場もあり、
そこにも人が大勢この艦を囲うようにして集まっているようだった。
二人でその光景に目をやっていると、突然、音楽が聞こえ始める。
―パァーパッパ パララッパ パパパパパー♪
だんて
「……あん?」
むつ
「…………やっぱり、そうなんだ……。 これはあたしの……」
その演奏は艦の下から聞こえてきていた。
・・・・・・
・・・
・
―ガヤガヤガヤ
だんて
「――ぉっと……マジに多いな……」
むつ
「ふっふーんっ! そうでしょっ?」フンスッ
だんて
「……」
むつ
「ほんとうにすごかったんだからっ! いろんな方面からのおえらいさんたちが
ほんとにいっぱいいーっぱい参加してくれたのよっ!」ムッツーン!
だんて
「……へぇ」ハハッ
むつ
「それでさらにはっ――」
―ブォォォオオオーーンッ!!
むつ・だんて
「!!!」
多方向から、重なり合った轟音が鳴り響く。
だんて
「ッ……なんだ、汽笛ってヤツか?今の…」
むつ
「っ……そうだ、たしかこのあとっ」
先程からもずっと興奮覚めやらぬ状態の陸奥が、また次の何かを話そうとしていると、
急にまた周囲の光景が歪みだす。
むつ
(…!?)
「…………あ、あれ……?」
だんて
「…………多分、艦内じゃねぇか?これ」
むつ
「え……なんで急に……」
―ドゴォォオンッ!!
むつ
「きゃあっ!?」グラッ!
だんて
「ッ……」サッ
―ダキッ
むつ
「ぁ……ありがと…///」ギュッ…
だんて
「……ああ」
「ぱんちゅに被弾っ!!」
「操手系統がっ……」
「何やってんねん!! はよしろや!」
「大丈夫かぁぁああっ!? 調子はどうだぁぁああーーっ!?」
「どのような訓練を受けたのだっ……!!」
「ちょっと待ってくれ、かたじけない……」
「駄目だ!」 「駄目だァ!」 「駄目だ!!」 「駄目だっ!」
だんて
「…………まさか、こいつは……」
むつ
「……交戦中っ…!?」
「まぁじかよォ……」
「しっかりしろ! 貴様なら出来るっ!!」
「――うっ…へぇぁああぁーっ!?」
「甲板に被弾っ!!」
「生きとるかっ!? 無事かぁ!?」
「敵索敵内ニ侵入、警戒シテクダサイ」
「目標、接近」
「敵さんのお出ましだぜぇ!」
むつ・だんて
「!!」
「了k…ちがァァうっ!!」
「クソォォォッ!!」
「およそ三○キロメートルぅ」
「厳重警戒! 繰り返す、厳重警戒せよっ!」
「突入せよぉぉぉ!!」
「突撃ィィィィ!!!」
「了解!」 「了解!」 「了解!」 「いざ参るっ!」
むつ・だんて
「……」
「離れるなァ!」
「方位、300」
「了解」
「あそこに居るぞ!」
「いくぞォォォォ!!!」
「直ちに撃沈せよ!」
「援護射撃を頼む!」
「りょーかぁぁあーーいっ!」
「攻撃だ! 捻りつぶせぇ!」
むつ・だんて
「…………」
「…ッ! 気を付けろ!」
「あぶなぁーいっ!」
「にゅうううう!?」
「ぱんちゅに被弾っ!!」
「ぱんちゅ大破ぁぁぁ!!」
「どこから撃たれた!? 報告せよっ!!」
「巡洋艦大破ァ!!」
「敵は右側です!!」 「敵は左側です!!」
だんて
(どっちだよ……)
「敵艦だらけだ!」
「畜生、どっから湧いて来るんだ……!」
「集中してかからねば、生き延びるのは難しいっ……」
「敵にゃああっ!? 多すぎにゃあああっ!!」
「いいか貴様ら、一歩も引くな!」
「了解!」 「了解!」 「了解!」 「やだぁーーー( ´ ・ω・ ` )」
「貴様ァ!!」
むつ
(……)
だんて
「……ムツ、移動するぞ」
むつ
「え……?」
だんて
「ここに居たって仕方ねぇだろ? 何か出来るってわけでもねぇぜ」
むつ
「ぁ………うん……」
トテトテトテ…
――――――
艦内・廊下
トテトテ…
むつ
「……」
だんて
「……」
(……まぁ、こいつの過去だってんだから、当然そういうこともあるんだろうが……。
つーか、大半がそうか? ……ま、それにしたって妙だけどな。
もしオレだったら、"普通"はやらねぇ。 ……とすると、だ……)
むつ
「……」…
だんて
「……」
<この戦いの行方は、我々にかかっている
<ハイ!
―ピタッ
だんて
(……?)
むつ
「……?」…ピタリ…
―――
作戦室
―キィ…
だんて
「……」
むつ
「……」…パタン…
「――各員、奮起せよ!」
「ハイ、ワカリマシタ!」
むつ
「」
だんて
「……」
「――追撃しろ」
「コ○セ!」
むつ
「……」…イラ…
だんて
「……ハッ。 残りたいって思うか?ここに」
むつ
「……じょーだんでしょっ!」
だんて
「ハハハハッ」
むつ
「うぅ~~っ……」
なぜか気に障っている陸奥だった。
ダンテにとって一番大切で、とても暖かく、愛しく、真に美しかった時間とは
いったい何時のことだったのでしょうか。
それは本人にしかわからないんでしょうけど、どうやら、かの道化は
ダンテに例のセリフを何としてでも言わせたいようです。
あと一応、ダンテの過去編が終了したら陸奥の過去編もやって、
そのあとはうんぬんかんぬんです。
これは本編にも関わりが出てくるものとしてちゃんと消化していきたいですね。
・海上+シューズに関する技能について
スタイルではなく、"アビリティ"です。
ダンテほどの体捌き&体術センスの持ち主であれば、
わざわざスタイル系にまでして昇華させる必要はないと>1は思っています。
プラウドソウル0ポイント代償の基礎・基本能力で十分です。
>1が思うに、スタイル系は大なり小なり魔力を使用・消費しているものと考えています。
当ss時点のダンテは全部で6つのスタイルを体得しているわけですが(例外的には7)、
その内のお馴染みの4つのスタイル、
*トリックスター・ソードマスター・ガンスリンガー・ロイヤルガード
これらはゲームのシステム上、魔力が消費されるといったようなことは
ありませんでしたが、見た目(演出)上は形質変化されたダンテ自身の魔力が使用されて、
表現されているように見受けられました。
残りの2つのスタイルに関しては、ご存知の方々には説明不要ですね。
*いずれこれらについても説明します。必要になるので。
そして、海上+シューズに関する技能の"アビリティ"についてですが、
これの運用に関して、ダンテが自身の魔力を使用・消費するということはありません。
そんな感じの兵装です。
なので、スタイルの定義には当てはまりません。
・艦娘のスタイル、また体得について
ネタバレになるので、これはまたいずれ。
悪魔バルバスの魔石、登場決定です! 唐突ですが……(笑)
この悪魔も無理矢理にこじつけていけば、DMC的にも"一応は"遠縁に当たるのかも。
St-22 かあるいは M5-9 が更新出来れば、わかる人にはわかってしまうのかも?
*魔装:鎖鎌バルバス
まぁ話自体はシンプルな物にする予定です。
なんらかの経緯で魔石の力を悪用して、誰かさんをストーキングしようとする艦娘が
現れて、その主役を張るという感じ。病的なまでの行為にひた走ります。
いったい誰をストーキングしようというんですかねぇ……。
・以下、登場予定の魔装
双刃双節棍ウァラク
無想棍マルコシアス
破砕大牙ハゲンティ
参刀・龍人虎ブネ
旋拐砲棍セーレ
大半月鎌フルカス
大両斧サブナク
毒槍・薙刀アスモデウス
双小太刀アンドラス
一閃中刀バティン
両鉄槌ウィネ
ぶっちゃけ暫定的なものではあります。どんな兵装か、描写で表現できるほどの技量はないので、また別の方式で公開します。よろしければそちらもどうぞ。
*装備者とセットでの公開なので、その辺はネタバレになります。注意です。