関係する因果の全てが、本当に憎くて仕方がないんだ」
?
~ Streak 036 ~
- Case 01 -
浜風
「……////」モジモジ…
不知火
「――ええ、そうです。
哨戒任務を次隊に引き継いだ後、我々は母港に帰投し、報告のため、
工厰を抜けて本館へ向かっていました。 そのときの道中に"それ"はありました。
それを、そこにいる陽炎がまず拾って――」
陽炎
「」チーン
- Case 02 -
赤城
「実の所、私も加賀さんも直前の状況は何も……」
加賀
「……そこの五航戦が大声で騒いでいたから何事かと思っただけですので」
瑞鶴
「っ! ……何よ、この元戦艦!! こんなときにまで因縁付ける気っ!?」
??
「モキュ……」
加賀
「"こんなとき"……? ……はぁ、まったく。 これだから五航戦は」
瑞鶴
「はぁっ!?」
加賀
「軍属たる者、平時も非常時もありません。
全てにおいて際限のない準備と用意と心構えに徹し、全ての事態に備えるものです」
瑞鶴
「……えっ、いやでもさすがにこれはっ!」
加賀
「変わりありません。 大方、日頃と同様に何かしら油断でもしていたのでしょう?
今回のことも結局、その結果のひとつに過ぎません。
何? 今日は拾い食いでもしようとしてたのかしら?」
赤城
「」ギクッ
瑞鶴
「~~っ!! 好き勝手言ってぇ……!!」プルプルッ…
??
「キュキュッ……!」クィクィッ…
赤城
「…………」… ←なぜか目を余所にやっている
瑞鶴
「~~あーもうっ! あんたと言い合ってる場合なんかじゃないわっ!
それより! どうやったら翔鶴姉は元に戻れるの!?」
??
「キュ~……」
加賀
「……元に戻る必要なんてあるのかしら」
瑞鶴
「……は?」
??
「……」
赤城
「か、加賀さんっ……」オロオロ…
加賀
「……五航戦の航空戦力なんて、私達一航戦に比べたら……」
瑞鶴
「……何が言いたいのよ?」ギロッ…
??
「……」アタフタ…
加賀
「……はぁ。 皆まで言わないといけないのね。
その姿、私はむしろ丁度いいと思いますよ。
いつ、どこでも自由に持ち運べる携行に適したサイズと重さ。
皮剥ぎと加熱の問題さえ解決出来れば、いざというときには
レーションよりもボリュームのある非常食になります」
赤城
「…!!」
??
「」
瑞鶴
「……な、なっ、何言ってんのよっ!?」
加賀
「立派に役に立てる事ことだと思いますが」
赤城
「そ、それはっ……」…ズルルッ…
瑞鶴
「っ…!?」―バッ!
??
「キューッ…!!」フルフルフルッ…
- Case 03 -
那智
「おーよしよしよし」
―ワシャワシャワシャ
????
「~~~~っ♪」
羽黒
「――は、はい、そうです……。
今日は足柄姉さんは午前の哨戒班の旗艦を務めなければいけなかったので、
代わりに、私に食べ歩きトンカツを買ってきておいてほしいと、頼まれていて……。
買いに行くときには那智姉さんにも一緒に来てもらっていました……」
那智
「昼前くらいから買える食べ歩きトンカツは一人につき2枚までなんだ。
足柄は食べ歩きトンカツを買うときには、予定さえ合えば
いつも私と羽黒を誘って行く。 あいつが4枚食べるときもあれば、
私と羽黒が遠慮したときにはそのまま自分で6枚全部食べるときもあってな。
だからまぁ、羽黒一人分の2枚では足りないだろうからな」
五十鈴・明石
(ど、どうでもいい……)
羽黒
「そ、それでっ………えっと……買った後は、
午前部の哨戒が終了して帰ってくるはずの足柄姉さんとそのまま落ち合うことに
なっていたんですけど……」
那智
「丁度、あいつが工厰を抜けて本館へと向かおうとしていた所で
遠目にお互いに気付いたんだが、私達の所に駆け寄ってくる途中に
何かを踏みつけてしまったようでな」
羽黒
「……それに気付いた足柄姉さんは、足元のそれを拾い上げて
顔に近付けて見ていたようでした……。
それで急に、足柄姉さんが光に包まれて……」
那智
「そうしたらこうなった」
ワシワシ
????
「~~♪」
羽黒
「……あ、あの……どう、すればいいんでしょうか……?」
那智
「もう別にこのままでもいいんじゃないか?」
羽黒
「那智姉さんっ…!?」
那智
「元は足柄のくせに不思議と小うるさくもないしな。
意外に落ち着いているし、躾も出来ているようだ。
こうして見てるとなんだか可愛くも思えてきたぞ」ヨシヨシ
????
「フシュッ」♪
羽黒
「」
- Case 04 -
浦風
「――た、確かに直前はそんな感じで言い争いはしとったよ……?
でも本心なんかじゃないんじゃ! 今日だっていっつもんことじゃて思うて……。
……だって、うちっ……うち、本当はっ……うっ…ウグッ……!」グスッ…
蒼龍
「うん、うん……大丈夫、大丈夫だよ。 ちゃんとみんなわかってるから……」ポンポン…
浦風
「っ……うぇぇええ~~っ……」ギューッ…
蒼龍
「よしよし……」ナデナデ…
鳳翔
「………」キュッキュッキュッ…
飛龍
「……あ、あの鳳翔さん……もう、十分磨いたと思うんですけど……」
鳳翔
「…………うぅっ……」…スリスリ…
つ◇と..
- Case 05 -
如月
「やっぱり、ニンジンとか用意した方がいいのかしら~?」
望月
「あ~……まぁ、ベタだけどそうかもしれないよなぁ……」
弥生
「……いや……本当は、ニンジンはあまり良くない……」
如月
「え、そうなの?」
弥生
「うん……。 ニンジンはうさぎにとっては高カロリーだったりするから……。
それに、本当に好きなのは葉っぱの方……」
如月
「へぇ~そうなのねぇ」
望月
「……」
弥生
「でも、その葉っぱにしても、完全無農薬で育てられたわけじゃないなら……
結局はそれも良くないから……」
如月
「なるほどねぇ~。 う~ん、そうなると~……」
望月
「……ていうか弥生、詳しすぎね?」
如月
「ん~そういえば…」
弥生
「…………卯月が……いつ来ても、ちゃんと迎えてあげられるように、って思って……//」
望月
「…………んっ?!」
如月
「あらあらぁ~♪」
- Case 06 -
神通
「…………」……
川内
「…………えっと……」
五十鈴
(…………空気重っ!!)
明石
(ここにきて一番重い……)
川内
「……あ…そ、それじゃあ、私から説明するねっ。
……事件が起きる前、私達三、人……は…………こ、工厰で艤装の自己点検の
予定だったからっ……三人で、一緒に向かってたんだ……」
神通
「…………」
五十鈴・明石
(…………)
川内
「……三人で一緒にいるとさ、やっぱり私達の中で一番喋るのがあの子なんだよね……。
今日も……そう、でさ……」
神通
「…………っ」…
川内
「……内容は大体いつも一緒なんだけどね。
…………そう、いつもと同じようなことを今日も話してた。
毎日、見せてくれる笑顔と一緒でっ……」
神通
「…………」…フルフルッ…
川内
「……昨日も何々の番組を見てたんだとか、それでまた新しい振付けを思い付いたとか、
……すごく可愛い振付けだったらしいんだけど、でもどこどこが難しいから
もっと練習が必要だー……とか、さ……」
神通
「…………」……グッ…
川内
「…………早く点検を終わらせて、またすぐにでも練習を始めたいなって……
そんなことも言ってたんだっ……。
……私と神通にも見せてくれるって……っ」
神通
「…………ッ……」
川内
「……クッ……ぁ………あはははっ、えっと! ……で、でもさっ!
……そういうのって、三人でいると本当にわりとよくあることだったから
今日は私もちょっと反応悪くてさ……」
五十鈴・明石
「…………」
川内
「…………そしたら、ちょっとふくれちゃって……。
『じゃあ、今少し見せてあげる!』って言い出して、
少し広い所に移動してから踊り出したんだ……。
でも、始まってすぐに動きが止まったから、どうしたのかなって思ったんだけど……」
神通
「…………!」…ワナワナワナッ…
川内
「……どうも、何か踏んづけちゃったっぽいんだよね……。
それで、私と神通からは見えなかったんだけど、
足の下にあったそれを拾おうとして、急に……」
神通
「~~っ!」プルプルプルッ…
川内
「………………はは………私のせいだっ……」
五十鈴・明石
「……!?」
川内
「……私があのときにでもちゃんと話を聞いてあげてたらっ……!
また違う結果になってたかもしれないのにっ……!!」
五十鈴・明石
「っ………」
神通
「………………お願いです…………返してください……あの子をっ……!!」
川内
「っ……神通……」
明石
「…………あ、あの……」つ..
神通
「…………お願いだから返してぇ!! あの子が何をしたっていうんですかぁああっ!?」
五十鈴
「ちょっ…!?」
神通
「確かに日々の生活の中で、目に余るようなことも度々あって、
それで周囲の皆さんから疎まれるということもあったかもしれません……!
ですが、それでもこれはあんまりではないでしょうかっ!?
何もあんなっ………う"ぅっ…………どうかっ! どうかぁぁああ!!」
―ガバッ!
五十鈴・明石
(土下座っ!?)
川内
「っ……」ウグッ…!
神通
「後生ですからっ!! どうかお願いしますっ!!
――っ! …………まさか……悪魔、ですか……?」
五十鈴・明石
(……!!)
川内
「ッ…神通―」
神通
「まさかそれには悪魔との契約が必要ということなんでしょうかっ!?
でしたら私がっ…―! ……もしかして生け贄っ…!? …ではそれも私がなります!!
なんなりと仰ってください! なんでも言う通りにいたしますっ!
あの子のためなら、私はどうなっても構いませんからぁぁあ!!」グワーッ!!
川内
「神通! 一旦、落ち着こうっ!」ガシッ…!
五十鈴・明石
「…………」
- Case 07 -
睦月
「えへへっ! 幸せにゃし~ぃ…///」キュ~ッ
??「アンアンッアンッ!」
ケルビ「………」
夕立
「…………えーっと……話にならなそうだから、夕立から説明するっぽい……。
って言っても、実は夕立もよくわかってなくて、
吹雪ちゃんが工厰に用事があるって言ってたから、夕立と睦月ちゃんも
付いていくことにして、三人で向かってたら途中で何か落ちてるのを見かけたっぽい。
それを吹雪ちゃんが落とし物かもって言って拾ったら――」
- Case 08 -
長門
「――言いがかりだっ! 私はまだ何もやってはいないぞ!? 無実だっ!!」
大淀
「……有罪で」
長門
「っ!??」
五十鈴・明石
「…………」
・・・・・・
明石
「――とまぁ、事件発生当時、近くにいた人達から前後の状況を
いろいろと聞いてみたわけですけど……」
五十鈴
「半分ほどは、気が動転してて要領を得ない感じだったけどね……」
ダンテ
「…………」hm..
??
「ワフッ! ワフワフ~ッ♪」グリグリグリッ!
明石
(……ダンテさんの膝上で縦にぐるぐる回ってる……。 何してるんだろ、あれ……)
五十鈴
「……ねぇ、邪魔じゃない?その子」
ダンテ
「……邪魔つーか……意味不明だな。
何でこんなにじゃれついてくるんだろうな……」haha..
??
「! …キャンキャンキャンッ!」
五十鈴
「……ふ~ん……」…
明石
(………)
ダンテ
(………さて……しかしまぁ話を聞く限りじゃ、今回の場合もやっぱ……)Mmm..
??
「キャンキャンッ!!」グィグィッ!
五十鈴
「……あーはいはい、今は邪魔になるだけだから、少し離れてましょうね~」サッ
??
「!? ギャンッ!!」ガブッ!
五十鈴
「―いった!!? この犬今咬んだんだけどっ!? 誰なのよ!?この犬っ!!」
??
「ギャンギャンギャンッ!!」
五十鈴
「ッ……こ、このっ…!!」
―ワーワーッ!
ギャンギャン!
明石
「……それで、どうしますか?」
ダンテ
「……アカシ、あの場所には居なかった、他のヤツらを全員呼んできてくれ。
それとさっきの面子でも、影響を受けなかったヤツももう一度だ」
明石
「影響を"受けなかった"……?」
ダンテ
「ああ。 さっき、ジンツウが言ってた、生け贄ってのも遠からずだ」
明石
「っ……」ビクッ…
ダンテ
「……全員を元に戻すためには、全員の協力が必要だ」
めすいぬむっちゃん(´・ω・`)
……あ、もしかしてやたら匂いに敏感とかってそういう……
(;・`ー・´)ゴクリ…
定期的にちゃんとエサをあげないとか、
それはもう実際には虐待とほとんど一緒なのです……。
エサはちゃんとあげましょね~。