悪魔これくしょん -デビこれ-   作:ハーメルンkpx

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ANOTHER STORY THEATER
PROLOGUE


「…………はぁ」

 

 

玄関前。

少年は俯いて、ため息をついていた。

 

 

…ガララ

 

「……ただいまー」

 

 

「…あら。 信太おかえりー」

 

 

「んー」タタタッ

 

・・・・・・

 

「……」ムスー

 

「なに、またいじめられたの?」カチャカチャ ←料理

 

「! だからいじめられてねぇって!

 アッチからやたらカラんでは来るけど、負けたりはしねぇしっ!」

 

「あーそうだったわね。

 …手は出してない?」

 

「……出してない。 つーか、アイツらのパンチなんてまず当たんねぇし」

 

「あはは。 そっか」

(……なるほど、まぁそうよね…)

 

「……なぁ、母さん」

 

「んー?」カタンッ

 

「おれってさ、どう見てもハーフだよな?」

 

「……」ピタッ…

 

「ん?」

 

「……そこに気づくとは、あんたやはり天才……!?」

 

「いやわかるだろ。

 おれ、母さんにもぜんぜん似てねぇし」

 

「……まぁ、たしかにあんたは父親似ね。

 またそれでいじられたの?」

 

「……ま、今はもうただのとっかかりみたいなモンになってるけどさ」

 

「そっか……」

 

「……おれの父さんてさ」

 

「…うん」サクサクッ

 

「どこの人だったの?」

 

「……んー……どこだと思うー?」パカンッ

 

「ノルウェーとかフィンランド?」

 

「ぷwwwなんで?ww」

 

「なんとなく。いや、てかググった。 銀パツとか多いらしい」

 

「へぇ、そうなのね。 でも不正解。 アメリカ人よ」パタンッ

(一応は、だけどね…)

 

「へぇ~。

 じゃあ、おれのこれってアルビノってやつなのかな?」

 

「また難しいことを……。

 アルビノねぇ……。 どうだったかしら、聞いたことなかったわねぇ……」ピッピッ

 

「…ふぅ~ん」

 

・・・・・・

 

「あぁ~もう。 だったらいっそ名前も外人ぽかったらよかったのに。

 この見た目で、今の名前だから余計目につくんじゃねーかなぁ……」

 

「え…ひどい……なんかそれ傷付くわぁ~……。

 あんたの名前はあたしがけっこう考えて、いいな、って思ってつけたのに……」

 

「えぇー……母さんセンスねぇ」

 

「う、うるさいわね! いい名前じゃない、信太!」

 

「……なんかちょい古いような? 母さんの名前もちょっと古い系だしさ」

 

「ちょ」

 

「そもそもこの名前って、どっから来てんの?」

 

「……あんたのお父さんからよ」

 

「えっ? おれの父さんて、日本人ぽい名前だったのか?」

 

「あぁ…えーっと、そういうわけじゃないんだけどね……」

 

「?」

 

―チーンッ

 

「あ、出来たわね」

 

「スンスン……うぉ!! この匂いっ!」

 

「そ。あんたの大好物ね♪」

 

「やった!」

 

「うふふ。

 いつものデザートもちゃんとあるわよ?」

 

「!! ストサンっ!?」

 

「ええ」フフフ

 

「やりぃ! 最高だぜっ!」

 

「はいはいw さぁ、手洗ってきなさい?」

 

「オッケー!」タタタタッ

 

 

「……まったく…」フフ…

 

 

 

 

 

 

 




載せないとか言ったな?
あんなものはうそだ。


なんかもう、気分で行きます。
スレでもウソつきまくりだったし。


でもこれはたぶん続かないです。
単発妄想たのしー。







予備設定






信太
…自身の中にある信条を重んじ、その不動の信念がずっと曲がることのないように。
 また、とても我慢強いタフな子に育ってほしいという、
 母の願いの元にその名が付けられた。
 出生は A○M○RI 。


 見た目のせいで、いじめっ子らに絡まれることが多かったが、
 母の言い付けを固く守り、手は出さずに毎回軽くあしらっていた。

 そのいじめっ子ら対しては力を誇示するわけではなく、その都度、
 飄々と軽く交わして、手を出せない代わりの発散として、
 小馬鹿にして済ませていた。

 そのため、いじめっ子らの間で、恐怖の対象となることはなかったが、
 "生意気で憎たらしいヤツ!"という認識が固着し、
 いじめっ子らのフラストレーションを助長し、
 いじめをどんどんエスカレートさせていく。


 いつしか、いじめっ子らの溜まりに溜まったフラストレーションは
 彼の関係のない範囲にまで及んでいく。
 ある日彼は偶然、気弱な女の子がその者達にいじめられている現場に遭遇する。
 その場を目にした彼は突如逆上し、彼はついにその者達に手を上げてしまう。


 校内では問題としてそれなりに大きな事態となり、彼の母親も呼び出されて、
 教員と母子で三者面談が急遽開かれた。


 口を固く閉ざし、詳しい事情がわからない教員と母親だったが、
 その場に現れた、いじめられていた少女の証言で、内情が判明し、
 いじめっ子たちのこれまでの行為と、またいじめっ子達のケガも実際には
 それほど大事には至らなかったということで、各人の親の間でこの一件は
 穏便に処理された。


 その日の夜、家に帰って彼は、母親に叱れると覚悟していたが、
 母からは"立派だった"と褒めてもらった。



 15歳の頃には、まだまだ未熟ながらも、早くに母の身長を越し、
 肉体基盤の基礎部分が出来上がってきていた。

 また、年齢が上がるにつれて、当然人間関係も広がっていくわけで、
 その中の、彼のことをまだよく知らないごく一部の者達にとっては
 やはりなぜか鼻につく、ということも少なからずあるようで、
 信太は相変わらず、たまに絡まれるという日々を送っていた。


 その頃、

 20年前、日本の海域で起きたとある事件以降、
 日本では不可解な謎の傷害事件が半年に数回程度の頻度で起きていた。
 初めの内こそ事あるごとに騒ぎ立てて報道がなされたが、
 毎回、犯人は愚か、容疑者が挙がることも稀で、暴力事件であるのにも関わらず、
 意外に一命を取り留める被害者が多かったこと、
 また被害者の証明がどれも荒唐無稽過ぎたこともあって、
 いつしかそういった事件に関する人々の感覚は、一般人、
 やがては公人においても麻痺が広がり、慣らされていった。
 ついには報道自体も惰性的で、人々に飽きられるようになっていった。


 ある日、突然周囲の人間には感じられていない、
 どうやら自分だけが覚えた感覚に襲われる。
 その日をきっかけに、彼は不可解な事件の真相を知ることになる。


 以降、彼はその感覚が来ると、誰に言われたわけでもなく、
 野放しには出来ないと、一人で秘密裏に
 感覚の正体を"解消"しようと奮闘していくようになる。
 

 彼のスタイルは己の肉体のみを活かしたものであり、
 テレビやネット、漫画、またこれまでにいろいろ絡んできた者達の中には
 "覚え"のある者もいたので、それを一度切りでも見ただけの
 見様見真似の技を組み合わせたものだった。

 ただ、手を使っていたのは本当に初めの内だけで、すぐに専ら足技だけになる。
 というのも、あまり得体も知れない相手に不用意に触りたくないのと、
 手よりも足技の方が、まだ服を汚さないように戦いやすかったからだった。

 彼からすれば服を汚すと単純に母に小言を言われるかもしれなかったし、
 何か深読みされるようなことは、可能な限り避けたいと考えていたからである。



 19歳になったとき、母のとある一言をきっかけに、
 またそんな言葉を口にした母を不憫に思い、アメリカへ一時旅立つことを決意する。

 目的は三つ。
 どこをふらふらしてるのかも分からないが、その薄情野郎を必ず見つけ出すこと。
 顔面に思い切りドロップキックをかまして、蹴り飛ばしてやること。
 引きずってでも日本に連れ帰ること。


 半ば怒りに任せた決意の旅立ちだったが、
 その先で、彼は思いがけない出会いと経験、そして波乱に巻き込まれていく。




 身体もほとんど出来てきて、カッコいい靴を集めるのやストックするのが趣味。
 "事"ある毎に汚して、涙目になってしまうことも多かったことがきっかけ。
 その戦い方のスタイルゆえに、どうしてもブーツなどの靴をダメにしてしまうことが
 多く、また"事"後に付く汚れなどには、母親に悟られないように
 最大限気を使っていた。
 必然的に複数の靴を所持して履き回す必要が出てきて、靴を集めているうちに
 それがこうじて趣味となる。

 生まれ持った身体能力の高さと体捌きのセンスの良さで
 まるで、半ばパルクールのようにも見える立ち回りを得意とし、
 それに我流の足技を組み込んだ格闘体術を用いる。
 マザコン。





少女
…信太にいじめっ子から救ってもらって以降、
 ほぼ毎日彼と関わるようになり、幼馴染みのような関係を築く。
 信太と過ごした生活と、彼自身の影響が大きく、
 まだまだ幼く気弱だったころとは打って変わって、明るく強く成長した。
 生まれは A○M○RI ではない。小学低学年のときに引っ越してきた。


 二人でいるときや、学校、学外行事のイベントのときなどでも
 度々、"用事が出来た"などと言って、または何も言わずに
 ふらっと突然居なくなる信太に長年、不満と心配を募らせている。

 初めの内は問い質したり、不満をぶちまけることもあったが、
 "用事"も続いてくると服がひどく乱れていたり、
 ケガをして帰ってくることも稀にあったため、
 心配の方が次第に大きくなっていった。

 当然、彼女も理由を訪ねるが、はぐらかされて答えは得られず、
 彼がいつしか、自分も追えないはるか遠くへ
 行ってしまうのではないかという不安も抱えていくことになる。


 アメリカ行きの一件もまたいつものように、例のごとく置いていかれた。




 信太と関わるようになった幼少の頃から、
 度々募る不満の解消法として、彼ゆかりの物を収集するという趣味を持つ。
 心配や不安を紛れさせるために、集めたものを独自の方法で
 堪能するというのが彼女にとっての精神の安定方法である。
 信太が着れなくなった衣類や履かなくなった靴は、頃合いを見計らって
 彼の母から、男物ながらも、お願いしてもらい受けに行っている。
 信太から直接もらった誕生日プレゼントはずっと大事に保管してある。
 ほんのちょっぴり☆ストーカー気味。





信太の母
…昔、自身にとって最も縁深く、由来とも関係する A○M○RI に帰郷し、
 その地で出産を果たした。
 姉と多くを協力しながら、そのときの子供・信太を片親ながらに育てた。


 幼少の頃から、息子とよくいた少女のことはどことなく、
 他人とは思えないようなそうでもないような、そんな風に感じていて、
 "何かと"協力してあげている。



 ある時期からの信太の不可解な行動については気付いてはいながらも
 本人の口から語られることもなかったので、
 自分の方から触れようとすることはしなかった。
 最も、信太が隠そうとしていた事については、
 薄々気付いていたかのような節はあるが……。




 信太がまだ赤ん坊だった頃は姉と協力して、信太の面倒と
 家庭を切り盛りしていた。今、その姉は週に一度訪れる程度である。
 非常に気さくで明るく、人付き合いもとても良いため、
 ご近所でも評判の美人な――――。
 信太の父親の事については、信太自身からもあまり尋ねられることが
 なかったため、彼女の口から直接多くが語られることはなかった。
 シングルマザー。







みたいな感じの設定をざっと。
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