悪魔これくしょん -デビこれ-   作:ハーメルンkpx

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幸も不幸もそれを手に入れる手段は、実際には万人に共通である。

疑念を捨てられる者はその瞬間から幸いである。
疑念を捨てられぬ者は一生涯において不幸に苛まれる。

しかしながら、疑問こそが人間の知性の源なのである。
知力とは、疑問力のことである。


MISSION 02 ~ 力なんかよりも、もっと大切なもの ~
MISSION 2-1


翌日

三水戦の部屋・吹雪たちの方

 

 

睦月・夕立

「Zzz...」スー…

 

 

吹雪

「……よしっ」キリッ

 

ガチャ…パタン…

 

 

川内

「ふぁ……」トテトテ…

 

吹雪

「あ、川内さん。早起きですねっ」

 

川内

「え?まさか。これから寝るところ。

 いやー昨日、駆逐艦と他の何人かが帰った後、

 まだ動ける組でずっと盛り上がちゃってさぁ」アハハハ

 

吹雪

「えっ……まさか今までずっとですかっ?」

 

川内

「うん、ついさっきまでね。

 で、さすがにお開きになったんだけど片付けは昼からってことなって皆解散して、

 私も今帰ってきたんだよね」

 

吹雪

「へぇー…そうだったんですか」

 

川内

「あ、駆逐艦は片付けいいってさ。

 パーティの準備、やってくれてたらしいもんね」

 

吹雪

「え、でも私は…」

 

川内

「ゲストだったんだし、当然無しなんじゃない?

 ん、ていうか何、トレーニング?」

 

吹雪

「あ、はいっ。

 少しでもみんなに追いついて、迷惑かけないようにしなきゃいけませんから!

 それじゃあ!」エッホッホッホッ

 

 

川内

「…元気だねぇ……」ファァ…

 

 

――――――

鎮守府軍港・裏

 

 

吹雪

「ハァハァ」タッタッタ

 

 

 

朝日「ペカー」

 

 

 

吹雪

「……わぁー! …よーし、がんばるぞー!

 目指せ、MVP! っ!? うわぁたっ、たたってぁあうわっわ!」コケッ

 

テッテッテ…フラフラ …ビクーンッ ←端でギリギリ状態の吹雪

 

 

???

「…」タタタタッ!

 

 

吹雪

「ふぬぬっ…んぅーっ……う、わっわ、やっぱりだめぇ!? ぅわぁあっ!」

(まずいっ!落ちちゃう!?)

 

―グィ!

 

吹雪

「……へ?」ピターン

(あれ……? 短パン…引っ張られてる……?)

 

…グィー…

 

…トサッ

吹雪

「あうっ。 ……へ?」ポケー

 

 

吹雪

「……はっ! あ、ありがとうございましたぁっ!あはははっ///」スッスッ

 ←短パンを履き直す

 

 

吹雪

「……ん? あれ?」

 

黒い犬

「……」

 

吹雪

「……犬?」

 

・・・・・・

 

吹雪

「えっと……」

 

黒い犬

「……」トテトテトテ

 

吹雪

「あっ……ん?」

 

 

―ピョン

ミ v-ェ・v

[ダンボール] ヒョコッ

 

 

吹雪

(ダンボール……入ってっちゃった)…テテテッ

 

・・・・・・

 

吹雪

「……んー?」←ダンボールを見る

 

["ヒロッテクダサイ"]

 

吹雪

(……ひろって…ください?)

「……この子、捨て犬だったんだ……。 それにしてはなんか……」

 

黒い犬

「……」…スンスンスン…

 

吹雪

「うーん……あっ……この子、よく見たら右目開いてない……」

(かわいそう……。どうしよう……? とりあえず一度、鎮守府に……。

 ……でも、いいのかな……)

 

  v-ェ・v ……

[ダンボール]

 

 

吹雪

(……助けてもらっちゃったし、お礼はちゃんとしないとだよねっ)

「私と一緒に来る?」ナデナデ…

 

  v-ェ-v ..メ ←しっぽふり

[ダンボール]

 

 

吹雪

「あはっ、ふふふっ!」ダキッ

 

 

――――――

戻って鎮守府

三水戦の部屋・吹雪たちの方

 

―ガチャ…パタン…

 

吹雪

(何も考えずにとりあえず一緒に帰ってきちゃったけど……)ソロー…

 

 

睦月・夕立

「Zzz..」スー…

 

 

吹雪

「ほっ……」

(二人はまだ起きてないや……)

Σv-ェ・v …ピクッ

つu u⊂

 

黒い犬

「……」…スンスンッ

 

吹雪

「ん? どうしたの?」コソ…

 

黒い犬

「……」ピョンッ

 

吹雪

「あっ」

 

 

テテテ…ガサガサッ カリカリッ 

 

 

黒い犬は昨日、吹雪たちがパーティから持ち帰った、

ちゃぶ台上のラスクを食べ始めた。

 

 

吹雪

(っ!? しまった、置きっぱなしだった!)

「だ、だめだよそれはっ! こ、こらっ!」アタフタッ

 

 

モゾモゾ …ンゥ…?

zz…ポイー…?

 

・・・・・・

 

黒い犬

「ペロペロ」メ

 

吹雪

「あぁ……全部食べちゃったよ……」

(犬が食べるには甘すぎるからだめだった思うんだけど……大丈夫なのかな……)

 

 

吹雪

「……もー」ダキ

_v-ェ-v ムフーッ

つu u⊂

 

 

ンッ…ンゥー…

 

 

吹雪

「っ!」ビクーン!

 

 

睦月

「吹雪、ちゃん……もう起きてたの……? んー、……あれ……?」コショコショ…

 

夕立

「んー……ふぁーん…………んぅ……おはよぅー……。 ……ん?

 ……犬っぽい?」ポリポリ…

 

吹雪

「あはははー……」

 

・・・・・・

 

睦月

「軍港の裏に?」

 

吹雪

「うん……」

 

睦月

「どうしてそんなところに……」

 

吹雪

「それはわからないけど……。

 あの子、片目しか見えてなくて……」

 

睦月

「え? ……あ、本当……」

 

吹雪

「そ、それにっ」

 

睦月

「それに?」

 

吹雪

「……えっと、……助けてもらったっていうか……?」

 

睦月

「え、あの子に?」

 

吹雪

「う、うん……」

 

・・・・・・

 

睦月

「……そっか」

 

吹雪

「うん……」

 

 

夕立

「大人しいっぽいー」ダキ

_v-ェ-v …z

つu u⊂

 

夕立

「……あれ?」

 

zz…

 

夕立

「寝ちゃったっぽい」

 

 

睦月

「……どうするの?」

 

吹雪

「やっぱり、長門さんに相談かな……?」

 

睦月

「なんて説明するの?」

 

吹雪

「えっと……、どうしよう……?」

 

夕立

「吹雪ちゃんが上目使いでお願いすれば、たぶん余裕で通るっぽい」

 

吹雪

「え」

 

睦月

「夕立ちゃん……」

 

・・・・・・

 

夕立

「とりあえず準備して朝ごはん食べて、授業に行くっぽい」ソ… ←犬置き

 

睦月

「あ、そうだね。とにかく授業には行かないと。

 長門さんには時間ができたら話しに行くしかないね」

 

吹雪

「う、うん」

 

・・・・・・

 

吹雪

「……いい子でお留守番しててね。

 お昼休みには一度、帰ってくるから」ナデナデ…

v-ェ-v z…ピクン…

 

 

―ガチャ、パタン

 

吹雪

「なんて言おうかな……」

 

睦月

「うーん……」

 

テクテクテク

 

夕立

「…………あっ!」

 

 

――――――

提督室・前

 

 

陸奥

(もうすぐお昼だから一応、見に来たわけだけど……)

「……陸奥よ。 起きてるー」コンコン

 

シーン…

 

陸奥

「……ま、そうよね……」

 

 

――――――

提督室・寝室

 

―ガチャ…

 

陸奥

「……」ソロー…

 

 

ダンテ

「Z"zz」

 

 

陸奥

「……んっ」パタン…

(すごいお酒の匂いね……)

 ←昨日は付き添う必要がなさそうに見えたので、一言断って帰った

 

 

陸奥

「……」ススー…

 

ダンテ

「Z"z...」

 

陸奥

(……やっぱりすごいっ……)

「……もう一度だけ」ボソ…

 ソローリ…

 

 

 

「おーいダンテー!! もう起きてっかーっ!!」

「ちょっ 天龍ちゃんてばっ」

 

 

 

陸奥

「」ビクーンッ!?

 

ダンテ

「ンガッ…」z…

 

 

――――――

提督室

 

―ガチャ、パタンッ

 

陸奥

「あらぁ 天龍に龍田じゃなーいっ、どうしたのっ?」アセアセッ…

 

天龍

「お、陸奥さん」

 

龍田

「こんにちは~」

(あの部屋って……。 ……あら~)

 

・・・・・・

 

天龍

「昨日、ここで寝泊りしてるって言ってたから来たんだけど……。

 陸奥さん、見てないか?」

 

陸奥

「えーっと……」

 

龍田

「天龍ちゃん、本当に元気ねぇ~……。私はまだ眠いわぁ~……」ファ…

 ←ずっと宴会参加してた天龍に付き合ってた

 

天龍

「正直、帰ってからもほとんど眠れてねぇけど、まだまだ全然余裕だぜっ!w」

 

龍田

「……そう……」

(今朝も寝ようとしてるときに興奮してる天龍ちゃんに、

 いろいろおしゃべりに付き合わされちゃったから、実際私もほとんど……)ファ~…

 

 

―ガチャ

ダンテ

「騒々しいな……」ファ…

 

 

陸奥

「あっ……」

 

天龍

「おっ!ダンテ!」

 

龍田

「……」

(……へぇ~)

 

 

――――――

授業・午前の部、終了。お昼休み。

三水戦の部屋・吹雪たちの方に向かう途中廊下

 

 

夕立

「うー、宿題がぁ……」

 

睦月

「もう、仕方ないなぁ……。

 見てあげるから、ほら、がんばろ夕立ちゃん」

 

夕立

「睦月ちゃーんっ」ヒシッ

 

 

吹雪

「……」タタタッ ←早足

 

 

―ガチャッ

吹雪

「ごめん、遅くなっちゃったっ」

 

 

v-ェ・^ ―ピクッ

 

 

v-ェ-v スク…

 

テテテ…

 

 

吹雪

「……わぁ」ナデナデ…

 

夕立

「ずっと動かなかったっぽい?」

 

吹雪

「みたい……」

 

睦月

「えらいね。まだけっこう小さく見えるのに……」

 

吹雪

「うん。 ……んふふっ」

つ ナデナデ

v-ェ-v

 

・・・・・・

 

睦月

「それじゃ、長門さんのところに行こっか」

 

吹雪

「うん」ダキ

_v-ェ-v

つu u⊂

 

夕立

「吹雪ちゃん、ぽいーぽぃー」つつ

 

吹雪

「え なにそれどういうこと?」

 

 

――――――

提督室

 

 

陸奥

「どうぞー」

 

つ旦~ コト

 

天龍

「おぅ、すまねぇ陸奥さん」

 

龍田

「ありがとうございます~」

 

陸奥

「いえいえ」ニコ

 

 

―ガチャ

 

 

陸奥

「あら、相変わらず早いわね」

 

ダンテ

「まぁな」ポスッ ←ソファ

 

陸奥

「はい、これ」つ.つ日

 

ダンテ

「あ? なんだそれ」

 

陸奥

「お薬。 いらない?」

 

ダンテ

「uh... ああ、別にいい」

 

陸奥

「そ。 じゃ、こっちね」つ日 ←スポーツドリンク

 

ダンテ

(やたら青いな……)

「huh... thx」つ

 

天龍

「あっ! 陸奥さん、オレもそっちがいい!」

 

陸奥

「うふふ。 はいはい、わかったわ」スッ

 

龍田

「……」o旦 スー、コク…

 

・・・・・・

 

ダンテ

「それで、話ってのはあれか。

 どうすればエモノを強くできるか、か?」ゴク

 

天龍

「おう! つかその話の途中で消えただろー」

 

龍田

(あの後もまともにお話できそうにもなかったものね~)

 

ダンテ

「悪いな。 腹が減ったもんで、ついな」ha

 

陸奥

「……どういうこと?」

 

ダンテ

「uh-m……そう、だな……。

 ムツもいるし、……事の経緯とその辺のことも話しとくか」

 

天龍

「おうっ!」

 

龍田

「よかったわね~、天龍ちゃん」ウフフ~

 

・・・・・・

 

陸奥

「ふう~ん……」

 

ダンテ

「huh...」←目を反らす

 

天龍

「ま、まぁオレも怪我とかはしてないからさっ!大目につーか!」

 

龍田

「元々、天龍ちゃんから仕掛けたわけだしね~」

 

天龍

「うっ……//」

 

陸奥

「……はぁ。 まぁ、もう過ぎたことだし、仕方ないわね」

 

龍田

「あ、ジャケットは明日には返しますね~」

 

ダンテ

「ン、あぁ」

 

陸奥

(……)

 

・・・・・・

 

ダンテ

「――よし、次は……石の特性の話だな。

 まぁ一言で言えば、性格とか性質みたいなもんだ。石に宿ってる悪魔の、な。

 例えばその石の悪魔は元々、腕っ節に自信がある奴で、

 殴り付けるのが好きな奴だったとする。

 もうわかるな、これがそのまま石の特性になるわけだ。

 他にも、斬るのが得意な奴だったり、

 あるいはなんでもかんでもぶっ放すような奴だったり、とかか。

 まぁいろいろあるな」

 

陸奥

「……その特性のある石って、一昨日私たちが回収した物の中にいくつかあるの?

 昨日、あなたが話してくれた内容から考えると、

 その特性のある石は、ある程度大きさがある物のことよね?」

 

ダンテ

「ああ、その通りだ。

 結果から言うと、特別な使い方ができそうなモンはなかったな……。

 多少、他と比べりゃ大きいヤツもあったが、

 あのくらいなら結局はどれも似たようなもんだ」

 

陸奥

「そう……」

 

天龍

「……ん? じゃあ、今オレの刀に埋め込んである小さい石だけじゃ……」

 

ダンテ

「全く使えねぇってことはないぜ?

 ただ、昨日お前さんに教えた技だけじゃ心許ないってことだ」

 

天龍

「あぁ、そうか。 ……なるほどな」

 

龍田

「……ではその大きい石、でしたっけ? それがたくさんあるといいんですね~?」

 

ダンテ

「ああ、そうだ。

 ……実を言えば、それだけでもないんだが……。 ま、それはまた今度だな」

 

天龍

「え?」

 

ダンテ

「実際モノがないとわかんねぇだろうからな。だからまぁそんときだ」

 

天龍

「ふむ……」

 

龍田

「……」

 

・・・・・・

 

陸奥

「了解。今のこともまとめておくわね」

 

ダンテ

「悪いな。後々の報告になっちまって」

 

陸奥

「……うーん、まぁいいわよ、気にしないで。

 あなたには悪いけど、

 こういった話を一遍にしたところで皆どうせすぐには受け入れられないと思うし」

 

ダンテ

「そいつは違ぇねーな」ha ha-

 

 

コンコンッ

 

「ふ、吹雪ですっ!」

「同じく睦月です!」

「同じくっぽいっ!」

 

 

ダンテ

「アン?」

 

陸奥

「あら」

 

天龍・龍田

「?」

 

・・・・・・

 

*昨日のパーティで、吹雪は睦月・夕立に連れ添ってもらって挨拶回りをあらかた済ませてます

 

 

天龍

「こいつ全然吠えねぇんだなぁ」ポンポン

v-ェ-v

 

龍田

「ちょっと天龍ちゃん、怒らせて噛まれるみたいなベタなことはやめてね~?」

 

天龍

「……」ポン、ポン…

v-ェ-v

 

 

ダンテ

「……」

 

 

吹雪

「――というわけなんですけど、それで長門さんに……」

 

陸奥

「なるほどねぇ。 んー……長門だったら、今のこの時間だと……、

 たしかパーティの片付けの指揮は大淀が執ってるはずだから、

 どこかで昼食を摂った後は――」

 

睦月

「……あ、午後の実技演習っ」

 

夕立

「あー、忘れてたっぽい」

 

吹雪

「へ?」

 

陸奥

「例の攻略海域の対策や準備で、

 駆逐艦の授業がほとんど自習休講の扱いになってたんだけど、

 今日から再開されたから、おそらくは、ね……」

 

吹雪

「えっ、長門さんが見に来られるんですか? 私たちの実技演習を?」

 

陸奥

「え、ええ……」

 

睦月

「けっこう頻繁に見に来てくれるんだよっ」フフッ

 

夕立

「ランニング課目のときにはけっこう一緒になって走ってたり、

 ストレッチにはやたらパートナー立候補してきたりするっぽい」

 

吹雪

「…へぇ~」

 

陸奥

「……」

(…………本っ当、何やってるのよ長門姉ェ……)

 

・・・・・・

 

「どうしよう……」

「とりあえずもう先にご飯食べちゃって、そのあと、演習のときに言ってみる?」

「お腹空いたっぽいー」

 

 

陸奥

「……どうしたのよ、あなた。なんか静かじゃない?」

 

ダンテ

「……huh」スタスタスタ

 

 

ダンテ

「ヘイ、フブキ」

 

吹雪

「――あ、はい。なんですか?ダンテさん」

 

ダンテ

「この犬っころ、どこで拾ってきたんだ?」

 

吹雪

「え? えーっと……」

 

・・・・・・

 

ダンテ

「uhm...」

(……)

 

吹雪

「あの……?」

 

ダンテ

「……」スタスタ

 

吹雪・睦月・夕立

「?」

 

陸奥

「……」

 

 

ダンテ

「悪い、テンリュウ。 ちょっといいか」ザッ

 

天龍

「ん? おお」スッ

 

v-ェ・^ …ピク

 

龍田

「?」

 

ダンテ

「……オイ、フヌケすぎだろ。それでTVショーの客が沸かせられんのかよ。

 多少お利口ってくらいじゃ、自慢にもならねぇんだぞ?」スクッ ←腰を落とす

 

v-ェ-v …

 

ダンテ

「……tut」

(忠実な番犬が聞いて呆れるぜ……。

 力どころか記憶まで抜けてやがんな……)スッ ←立ち上がる

 

 

吹雪

「あのダンテさん……?」

 

睦月

「?」

 

夕立

「もしかして知ってる犬ですかっぽい?」

 

ダンテ

「……ああ」

 

・・・・・・

 

吹雪

「け、ケルベロスっ!?」

 

睦月

「」

 

夕立

「ぽい……?」

 

天龍

「っ!」キラーン

 

龍田

「え~? このワンちゃんがですか~?」

 

陸奥

「……えーと、その子供ってこと?」

 

ダンテ

「いや違う。 だからこいつがそうだ。

 ……本当はもっとドでかいはずなんだがな……。

 何があってこうなってるのかまではわからねぇな」

 

 

「「…………」」

 

・・・・・・

 

ダンテ

「フブキ、こいつは俺の方で預かるぜ。 うちのが迷惑かけたな」

 

吹雪

「えっ、あ……いえ……私は別に……」

 

v-ェ-v …テテテ

 

吹雪

「あ、あれ……?」

v-ェ-v …ストン… ←後ろに隠れた

 

 

ダンテ

「……ほぉ、えらく懐いてんじゃねぇか」

 

吹雪

「えぇっ、なんでだろう……」ナデナデ…

v-ェ-v …

 

 

ダンテ

(…………へぇ)

「huh, 悪いな、フブキ。 やっぱそいつ、お前にしばらく任せていいか?」

 

吹雪

「え……は、はいっ。 私は大丈夫ですけど……」

 

ダンテ

「thx. 頼んだぜ」

 

睦月

「だ、大丈夫なのかな……。 噛み付いたりとか……」

 

ダンテ

「あぁ、その辺りは問題ねぇ。

 むやみに吠えたり、噛み付いたりしないように徹底的に仕込んではあるからな。

 身に沁みてたんだろうよ、それくらいはちゃんと覚えてたみたいだぜ」hahaha

 

夕立

「だからずっと大人しかったっぽいー」

 

睦月

「……」ソロー…サワサワ…

v-ェ-v ..メ

 

睦月

「っ……」…フフッ

 

吹雪

「……んふふっ。 あとは、長門さんに確認かぁ……」

 

陸奥

(……)

 

夕立

「とりあえず、名前どうするっぽい?」

 

吹雪

「あ」

 

・・・・・・

 

吹雪

「考えてなかった……」

 

睦月

「そのままの名前だとちょっとアレだね……」

 

夕立

「かわいくないどころか、この見た目だとネタっぽい」

 

Σv-ェ-v …

 

吹雪

「うーん、いざ考えるとなると難しいかも……」

 

睦月

「ケルベロスだから、……えーっと、け、ケ○ちゃん、とか……?」

 

夕立

「睦月ちゃん、それダメなやつだから」

 

睦月

「えっ」

 

天龍

(……ケルベロスだろ? んー……ケルベ……ケルb…………)

「……ん……ケルビ……」

 

龍田

「……」

(天龍ちゃん、それ……)

 

吹雪

「っ……ケルビ……」

 

夕立

「なんかかわいいっぽい!」

 

睦月

「うん、いいねっ」

 

吹雪

「うんうん! その名前、いただいちゃってもいいですかっ?」

 

天龍

「え、…お、おうっ」

 

吹雪

「ありがとうございますっ!」

 

天龍

「……なーにっ、いいってことよっ!」ナハハッ!

 

龍田

(……まぁ気に入ってもらえたならいいけど……)

 

 

吹雪

「ケルビっ!」

 

v-ェ・v _

 

v-ェ-v メ

 

 

ダンテ

「ha. 気に入ったとさ、よかったな」

 

 

吹雪

「本当ですかっ!? わぁー、あはははっ!」ダキッ

_v-ェ-v

つu u⊂

 シ

 

 

陸奥

「……本当にずいぶんお利口さんなのね」

 

ダンテ

「huh...」

(……まぁ元々しゃべるくらいだからな)

 

・・・・・・

 

陸奥

「ふふふ、決まってよかったわね。

 それじゃケルビのことも報告にまとめておくわね。

 長門はまぁ……事後報告でもいいと思うわ」

 

吹雪

「え……大丈夫なんでしょうか……?」

 

陸奥

「大丈夫大丈夫。

 なんとでもなるわよ、あんなちょろ姉」アハハッ

 

吹雪

「そ、そうなんですか……?」

 

夕立

「だから言ったっぽいー」

 

睦月

「もう、夕立ちゃんっ……」

 

・・・・・・

 

吹雪

「あ、そういえばご飯とかはどうすればいいんですか?この子」

 

ダンテ

「あぁ、基本的には何でもいい。ドッグフードでもなんでもな。

 適当に残飯でも食わせてやってくれ」

 

吹雪

「えぇ……」

 

ダンテ

「ha. まぁ、大丈夫だ。

 たまのご褒美に甘いモンでも食わせてやってくれ。

 それで拗ねたりすることもねぇはずだ」

 

吹雪

「甘いもの……それって本当に大丈夫なんですか?」

 

ダンテ

「ああ。いろいろ食わせたりしたこともあったが、

 腹下したり、具合が悪くなるようなことはなかったからな。

 基本は丈夫な奴だ。そんなに気を使ってやることもねぇよ。

 ハニートーストやらケーキなんかが大好物だな。

 ま、ハチミツ漬けのモンなら何でも喜んで食うだろうぜ」hahaha

 

吹雪

「わ、わかりました……」

(ラスクも大丈夫だったんだ……)

 

夕立

「なんかすごい甘党そうっぽい」

 

睦月

「うふふっ、なんだか可愛いねっ」

_v-ェ-v

つu u⊂

  ヾ

 

・・・・・・

 

―パタン

 

「早くしないとお昼食べる時間なくなっちゃうよっ!」

「あわわっ、ご飯どこで食べるの!?」

「購買に急ぐっぽい!」

「……」

 

タタタター

 

 

陸奥

「私達もどうする?」

 

ダンテ

「食堂は使えないんだよな?」

 

陸奥

「ええ、まだ昨日の片付けも終わってないはずだから……」

 

龍田

「たしか、鳳翔さんがもうお昼にはお店を開くって言ってましたよ~」

 

天龍

「あぁ、そういや言ってたな。

 今日の昼はまだ食堂が使えないだろうからって。

 間宮さんもそっちの手伝いに行ってるんだっけか」

 

陸奥

「決まりね」

 

ダンテ

「ああ」

 

 

――――――

 

 

天龍

「陸奥さん、ごちそうさまっ!」

 

龍田

「ごちそうさまでした~」

 

陸奥

「はいはい、どういたしまして」

 

天龍

「そんじゃまたな、ダンテ!」

 

龍田

「いろいろ失礼しました~」

 

ダンテ

「おう、またな」

 

・・・・・・

 

陸奥

「出る前にまとめた報告書を大淀に渡してくるから、あなたは先に戻ってて」

 

ダンテ

「ok.」

 

 

――――――

提督室

 

 

―ガチャ

ダンテ

(……あれが"ニモノ"ってやつか)

「なかなかだったな。 ン?」パタン

 

 

翔鶴

「あっ……」

 

 

ダンテ

「おぅ、報告か?」

 

翔鶴

「は、はい、陸奥さんに……」

 

ダンテ

「hm」

 

・・・・・・

 

ダンテ

(……)

「お前さん、また怪我してんな」

 

翔鶴

「っ……これも掠り傷です。お気になさらずに……」

 

ダンテ

「huh, そうかい。

 ……なぁ、ショウカク。

 ムツが戻るまで、また時間潰しに一勝負でもしてみねぇか?」

 

翔鶴

「……ポーカーですか?」

 

ダンテ

「ああ」

 

翔鶴

「……わかりました。お相手させていただきます」ウズ…

 ←前回勝ち越してるので、若干ハマってきてる

 

ダンテ

「good, そうこなくちゃな」ガチャ ←私室へ

 

・・・・・・

 

ダンテ

「次はお互いで賭けてやろうぜ」

 

翔鶴

「何を賭けるんですか?」

 

ダンテ

(……)

「お前さん、ムツに報告した後はヒマなのか?」

 

翔鶴

「え……ええ、入渠も必要ありませんから、特には……」

 

ダンテ

「ok. よし、とりあえずは3回勝負だ。

 その内、一度でも俺より強い手札が出ればお前さんの勝ちだ。

 貸し分一つ、まぁ何か考えときな」

 

翔鶴

「……私が負けたら、どうなるんですか?」

 

ダンテ

「ムツに報告した後、俺の用事に付き合え」

 

翔鶴

(用事?)

「……わかりました。受けて立ちましょう……!」

 

・・・・・・

 

翔鶴、2連敗

 

 

翔鶴

「……」ズーン…

 

ダンテ

「降参か?」hahaha

 

翔鶴

「……いえ、まだ一勝負あるはずですっ……もう一度っ!」

 

ダンテ

「いいねぇ!」ha!

 

・・・・・・

 

翔鶴

「……っ! フルハウスですっ!」パサッ!

(来た! これならっ!)

 

ダンテ

「悪いな、ロイヤルストレートフラッシュだ」

 

パサッ

 

翔鶴

「」

 

・・・・・・

 

翔鶴

「うぅ……」ガクリ…

(くすん……)

 

ダンテ

「残念だったな」haha

 

 

―ガチャ

陸奥

「ただいまー……ってあら、またポーカー?

 ……今度は何を賭けたのよ?」

 

ダンテ

「別に大したもんでもねぇさ」

 

陸奥

(……)

「ふぅ~ん……」

 

・・・・・・

 

陸奥

「――了解よ。 今日もご苦労様」

 

翔鶴

「いえ」

 

ダンテ

「終わったか」スッ ←立ち上がり

 

翔鶴

「あ、はい」

 

陸奥

「……二人でどこに行くの?」

 

ダンテ

「コウショウだ」

 

陸奥

(……)

「あら、工廠だったら私も用事があるから付いて行くわ。 いいでしょ?」

 

ダンテ

「ご自由に」

 

翔鶴

「工廠……何か装備でも?」

 

ダンテ

「正解だ。 だがまずは試射場の方だな」

 

翔鶴

「?」

 

陸奥

「……」

(また何か危ないことするんじゃないでしょうね……)

 

 

 

 

 

 

 




前に出てた物も買ったことはないんですが、もし村雨汁が出るとしたら、
その色はたぶん、乳白色だろうなーと>1は予想します。
というか希望します!


まぁでも、それも結局は買わないと思いますけどね……(笑)
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