インフィニット・ストラトス~異世界に降り立つは魔王と呼ばれし精霊~ 作:ガーネイル
「ここから出なきゃいけないわけだけど、イオンは何か知ってる?」
「うーん、実は分からないの。ねりこさんになら何か知ってるんじゃないかな?」
「そうだね」
「それじゃ、行こうか」
エミルはイオンとともにねりこの元を訪ねる。現実世界に戻る戻らないで一悶着あったが、何とか落ち着いた。ねりこはエミルに覚悟があるかを聞いた。エミルは胸を張って頷く。イオンは顔を赤くしてたが、エミルはそれに気付かなかった。
外に出たとき、エミルはタットリアという少年と出会う。話してる中、イオンの悲鳴が聞こえ、悲鳴が聞こえた方へ走っていく。エミルはイオンを庇うように前に立つ。そしてこの世界においてエミルの体はジェノムと同じようだ。
協力して戦闘を終えた後、エミルは混乱しているイオンに自分のことを話す。
それからは早かった。タットリアが住んでいる『ほのかの』という町へ行き、そのあとバイオス屋と言われる場所に行ってジェノメトリクスと呼ばれるイオンの精神世界にいった。そこでまたねりこと会った。数日の間は『ほのかの』で過ごした後に鉄道に乗り
「所詮他人事なんでしょ」
――と。だからエミルは話した。自分が本当は地球ではない、別の世界から来たということを。そこでかつての自分がやったことを。なんでそんなことを伝えたかなんてエミルにも分かっていない。でも、ここでイオンから逃げたらいけない。そう感じてのことだった。そして帰れることを教えた。イオンは否定するが、エミルはそれを切り伏せた。
「だって僕は画面の向こうから来たんだよ?」
エミルはジェノメトリクスから出てイオンと話をした。エミルがここに来た方法なら何も犠牲にする必要がないことも。だから伝えた本当に帰りたくないの? と。全部が終わった時にまた聞くから考えておいてとも伝える。
二人でサーリの元を訪ねたとき、エミルは思い出した。シムルグがいることを。
エミルは二人の目の前でシムルグを召喚する。二人は驚いていたが、エミルが後で詳しいことを話すと言ったら納得してくれた。そして二人はソラヘ移動する。到着した場所はすごく穏やかな場所だった。これがデートだったら。と思うイオンだが、エミルはそれに気付く素振りを見せずに進んでいく。端末の前に到着後、いじるがアラームが鳴り出す。そして間もなくプリムとネロが立ちはだかる。プリムの様子がおかしい。言っていることが支離滅裂としている。そしてイオンが謳うことを決め、謳いだす。プリムはエミルに勝負を持ちかける。どっちが壊れるのが先か、負けた方が消えるという敗者必滅のゲームを。エミルはそれを承諾する。そしてエミルはこの世界に来て初めてISを起動する。プリムたちのことを牽制しながら降り注ぐレーザーを掻い潜る。詩は無事謳い終り引き分けとなるエミルはISを解除し、二人の前に立つ。二人は引き返して姿が見えなくなったとき、エミルは意識を放した。
エミルが目を覚ましたのはネィアフランセ。もともとデルタのお店だったのをネイが強奪し、改名した店だ。そこには和解した時のメンバーとカノンがいた。
エミルが目を覚ましたことに気が付いたイオンは真っ先に胸元に飛び込む。エミルは困った表情を浮かべながらイオンの頭を撫でる。イオンが落ち着いたところでサーリが単刀直入に説明を求めてきた。元々そういう約束だったからエミルとしても別にごまかすことではない。一から十とまではいかないが、簡単に自分のことを話す。小さくしたフェンリルを召喚した際、驚愕で全員の口が開いていた。最もイオンは楽しそうに笑っていた。
ひと段落したところでエミルとイオンは天領伽藍へ向かいコーザルと面会を果たした。そしてコーザルはもう一度人間を信じてくれるとのことだった。もう一度
その日の夜、イオンはターミナル広場にいた。イオンは白鷹とレナルルのことを心配していた。が、今は希望的観測しか言えない。会話がひと段落したところでサーリのもとへ向かう。そこでプリムの居場所が分かるかもしれないということだが、サーリの通信相手、ドクターレオルムとやらが口を閉ざし続けているようだ。どうやらプリムとネロは取り返しのつかないところまで来ているらしい。さらにレオルムとネロ、プリムは一緒の施設にいるらしい。自殺覚悟で何とかしようとしているらしい。助けたくとも、場所が分からない。通信が切れる。エミルはイオンに一言告げて外に出て人がいない場所に行く。巨大魔法陣が現れる。そしてドラゴンやフェニックスといった神話に登場し、空を飛べるものを大量に召喚し、ネロとプリムの姿を教え散開する。この世界の人をこれ以上殺させるわけにはいかない。全員を救えないのはかつて世界を旅したエミル自身が知っている。でも、それ以上に知っている。自分の想い人に二度と会えない辛さを、体が引き裂かれそうなほど切ないことを。だからレオルムを助けたかった。レオルムの声の中にはサーリのことを心の底から思いやる優しさと想いが込められていた。会えないまま離れ離れになんてさせない。
はるか遠くから戻ってきたのはシムルグ。長い階段を経て一番上にステージのようなものがある場所と教えてくれた。その場所はエミルも知っていた。それはイオンがかつて皇帝としてラシェール・フューザーを謳った場所――謳う丘。エミルはサーリのもとへ戻り、サーリたちがどこにいるかを伝えた。魔物とのネットワークを持つエミルには造作のないことだった。
エミルはシムルグに頼み、三人で謳う丘へ飛んでもらう。謳う丘内部で降ろしてもらう。内部構造は時が止まったかのように変わっていない。
奥へ進んでいくとネロとプリムがいた。
そしてそこにはレナルルがいた。どういうわけか今はイグジットと名乗っている。なぜこの場所がばれたのか驚いている。だが、一歩遅かったようだ。アルノサージュ管とのファーストハーモニクスを終えてしまったらしい。があれ以来変貌してしまったプリムの言いように再びラタトスクが顔を出し、所詮屑の仲間は屑と吐き捨てる。その時、サイレンが響き渡り、アナウンスが入る。内容はバーストがこっちに飛んでくるとうこと。間もなく強い揺れがこの場を襲った。緊急退避の指示が出る。すると、二人がこの場から離脱を図り戦闘となる。攻撃を何とか退けたが、二人は離脱。その後どこかにレオルムがいるはずだとサーリが言い捜索を始める。時間との戦いだ。が、場所は簡単に分かった。一か所だけ解放されていない場所があった。エミルは装置の中にISを装備したのちに入る。そして回線をサーリにも繋ぎ、ロックを解除し侵入すると、部屋の真ん中で一人の男性が眠っていた。サーリがそこから突き飛ばしたことでその男性は目を覚ます。そしてそれが白鷹だということが判明する。ネロたちが逃げたことを伝え、攻撃をやめてもらう。落ち着いたところで白鷹と話を始める。その中でレオルムが白鷹だったことを告げられる。どうやら名前を名乗らなかったことは事情があったらしい。白鷹から詳細な説明を聞いたのちにレナルルを元に戻すことになった。レナルルのもとへ向かうとすでに目を覚ましていた。何か余計なことをされそうになる前に一度強制的に眠らせる。そして世界パックと呼ばれるものでレナルルの記憶を取り戻すことにした。
そして侵入してきたときと同じ場所に行くとそこにはまだネロとプリムがいた。そこでプリムがインターディメンドとされていることが分かり、ネロはイオンにあなたがやっていることも私と変わらない。考えを押し付けているだけだという。そこでプリムが口を挟もうとした瞬間、ラタトスクが再び顔を出し、てめぇは関係ないんだから口を挟むなと先に言う。そしてラタトスクはネロに向き直り、以前、イオンにジェノメトリクスで言った時と同じように帰れる方法があることを伝える。自分はそれで来たことも伝え、全てが終わるときにどうしたいか教えてくれ。とだけ言い、エミルの中に戻っていく。その後ネロとプリムは飛行艇に乗りどこかへ行く。エミルも再びシムルグを呼び出し、フェリオンへと戻る。
デルタはターミナル広場にいた。エミルはデルタに声をかける。デルタはエミルに心の内を吐露する。
「感覚を失ってくのも記憶がなくなっていくのも怖い。でも、キャスを失う、守れない方がもっと怖いし辛い。だから、キャスを守るためなら俺にできることなら何だってやる」
エミルはそっと笑って後ろを見る。そこにはキャスと隣には何故か笑顔のイオンがいた。エミルはキャスにデルタはこう言ってるけどどうする? と目で問う。
「外の力なんて借りないで自分の力で守ってよ。格好悪いわ」
とキャスは言う。
「格好つけて守れないよりずっといい。だからキャス。インターディメンドを受けていいか?」
デルタがそう言ったところでエミルが口を開く。
「そんなことしなくて大丈夫。その為に僕が来たんだから」
そのままデルタにラタトスクの騎士になるかどうかを問う。この場にいる三人がハッとする。つい先日エミルの過去を聞いていたのを忘れていた。かつてエミルが旅を始めた当初、ラタトスクの契約により力を経て戦ったことを。デルタは頷く。そしてエミルとデルタの足元に魔法陣が浮かび上がる。こうして契約が完了し、デルタはインターディメンドとは違うまた別種の戦うための力を得た。その後ネィアフランセに戻る。そして、デルタとキャスはこの日は一日フリーということになり、イオンとサーリ、エミルはタービンルームへと向かい、レナルルに向けに改造した世界パックを作り、ジェノメトリクスに入る。レナルルの記憶を修復しようとすると、面をつけた女性に阻まれる。別の所に行くと巨大な目玉が浮かんでいた。エミルはそれを攻撃した後に向かうと先ほどの女性はいなくなっていた。その間に記憶の修復を開始する。
修復はすぐに終わった。エミルはジェノメトリクスから出て、ヒュムネスフィアにいるレナルルの元に行く。到着した時にはサーリは先に来ていた。そして本題に入る。どうやら記憶の修復は正解したようだった。その後、PLASMA本部に戻り、話をした後に飛行艇を使い、かつて惑星ラシェーラが存在していた場所。センターオブラシェーラに向かう。そしてネイが歌を紡ぐ。デルタとキャスを五千年前、移民させようとした惑星に送るための詩を。
そして二人の姿が目の前から消える。上手くいったのか心配だが、どうやらそれも杞憂で二人とも無事なようだ。
その後PLASMA本部に戻り話をする。ひと段落した後、イオンとエミルがレナルルに今まであったこと、何故ネイがあそこまで卑屈になっているのかを話す。そしてネイが皇帝として姿で民衆の前に立ち現状を教える。力を貸してほしいと願うもその願いは届かなかった。どうやら外も暴動寸前ということらしい。
エミル、イオン、ネイはカノンとコーザルの元へ行くもその場にはカノンしかいなかった。どうやらコーザルは唯我の森という場所にいるらしい。四人はそのコーザルがいるという
ネイとカノンは詩を紡ぐ。事態が収拾してからイオンとエミルはネイの元へ行き、ネタ晴らしをする。当然ネイは怒った。その最中でサーリが顔を出し、フラスコの水位や効果も無事元通りになったということだった。
次でサージュシリーズは終了です。まぁ色々違うところはありますが、ご覧になってる端末さん。どうかお見逃しください。