第三次スーパー宇宙戦艦大戦―帝王たちの角逐―   作:ケット

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GAの、黒白以外の月の能力などは独自設定です。念のため。


ギャラクシーエンジェル2/時空の結合より3年4カ月

 第一次タネローン攻防戦が終わった〔UPW〕では、技術の爆発が起きた。何度目かわからないが。

 技術により、すでに持っていたが手がつけられなかった技術の解析が進んだ。

 コンピュータやレントゲンが進歩して、古文書の解読ができるようになるようなものだ。複利、指数関数のようなことになった。手に入った利子も投資するのを繰り返せば、とんでもない金額になってしまう。新しい技術を、さらに新しい技術を生み出し、ロストテクノロジーを解析するのに使えば、もっとすごい技術が生じるのだ。

 

 まずウィルの技術。〈ABSOLUTE〉のセントラル・グロウブの、天文学的なエネルギーを秘めた素材に代表される。何度もたわむれに宇宙を創造しては破壊してきた存在だ。

 ダイアスパーの技術もすさまじい高さだ。

 そしてクリス・ロングナイフがもたらした三種族の技術。

 シャルバートやイスカンダルの技術も解析が進む。ディンギルの技術も手に入れた。

 ゼントラーディが持つプロトカルチャーの技術もある。

〈惑星連邦〉から、策略でパルパティーン帝国を撃退した返礼として、生活水準を高めるレプリケーター・ホロデッキ・トリコーダー・転送の技術も届けられた。

 ミレニアム・ファルコンに乗る程度ではあったが、ドロイドやハイパードライブの技術も入手される。

 圧倒的な物量を誇るモーロックの技術も加わった。

 バーゲンホルムなど銀河パトロール隊技術も高水準。彼らが手に入れた悪のローダン2が保有する、アルコンなどを由来とする技術も高度だった。

 またバルマー帝国など、鋼龍戦隊の敵から奪った技術も、特に魔法と技術の融合が極端に優れていた。

 魔法やフォースが技術に加わったことも、まだ影響は小さいが今後は大きな変化になると言われている。

 

 なかでも、ダイアスパー技術・六色の月・ウィル技術の融合はすさまじいものがあった。

〈白き月〉は人間の奇跡を信じる。魔法にもかかわる。

〈黒き月〉は規格大量生産、機械をつかさどる。

〈青き月〉は計算と情報。ナノマシンも操る。

〈緑の月〉は生命・化学を駆使する。

〈黄の月〉は時空を織りつむぐ。

〈紅き月〉はエネルギーとエントロピーの支配者。

 そのどれもが、自らよりも技術水準を桁外れに高めた新しい〈月〉……文字通り月サイズ、直径3000~5000キロメートルの巨大工場をいくつも生み出した。

 それは〔UPW〕の母体であるトランスバール皇国はもちろん、コーデリア盟約によってローエングラム銀河帝国やガルマン・ガミラス帝国、銀河パトロール隊、さらに五丈や智・バラヤー・メガロード連合、デビルーク王国にも分け与えられた。

 

 短時間で、何百キロメートルもある宇宙要塞が次々に作られる。

 それは億単位の人間の衣食住をまかない、膨大な艦船を生み出すことができる。

 不毛の惑星を短時間でテラフォーミングすることもできる。

 

 

 まだ戦いのくすぶり火は残るものの、多くの世界は戦艦や無人機をどう量産するか考え始めていた。

 高い技術を得た人々が考えること。また新しい技術がすぐ入るのは考慮の上で、今の技術でできる限り。拡張性を高く。何よりもゼロベースで試行錯誤することが求められる。

 たまたま優れた指導者がそろっている。懐疑と試行錯誤の重要性をよく知る、進歩を求める指導者が。

 

 時空ごとに、さまざまな個性がある。

 特に重大なのは、以前からある艦船を近代化改修するか、それともゼロから新造するか、だ。

 これは〈共通歴史〉でも、多くの国が苦しんだ。蒸気機関、スクリュー、ドレッドノート、空母、イージス……財政官僚にとっても海軍にとっても技師にとっても、君主にとっても外交官にとっても、そして海軍将兵にとっても、悪夢である。

 

 

 最初に〈ABSOLUTE〉を再発見したトランスバール皇国は、以前の艦数も少ないため新規艦の量産に抵抗が少ない。だが反面、軍人の人数も少なく無人艦・バガー頼りがひどい。

〔UPW〕とトランスバール皇国では主に、大型化した量産紋章機にバガーを脳直結で組み込んだような半無人艦が多数作られている。特に量産能力に優れた〈黒き月〉と、女王が多数の卵を産み、食糧さえあればすぐに育って体内アンシブル器官で集合頭脳とつながるバガーの長所が組み合わさり、まさにユルゲン博士の理想そのもの、高い量産性能と全機一体の集団機動が両立された。

 ちなみに、魔法が盛んなマジークでは、魔法を使うための人型機も作られ始めている。

 

 ローエングラム帝国は、ゴールデンバウム帝国・自由惑星同盟・ゼントラーディ三者の比較的低い技術の旧式艦を多く持つ。また実戦経験豊富な軍人の数が圧倒的。

 旧式艦を多く持ち、有能な軍人が多いのはガルマン・ガミラス帝国も同様だ。

 特殊な局地戦に特化して進化し、有能な軍人が多い《宇宙の戦士》の時空もそれに近い。

 銀河パトロール隊も圧倒的な艦数・軍人数を誇る。だが超光速航行技術がバーゲンホルム頼りでやや異質、また計算能力が低い。艦数が多い分、近代化改修か新造かの悩みは深い。もっと痛いのは、戦争に応じて中途半端な近代化改修をしてしまった旧式艦がやたらと多くあることだ。

 捨てるには惜しい。だが、最先端の性能には遠くこれ以上の近代化改修は、めちゃくちゃに増設した旅館のようなもの、最悪は誰も全体像を理解できない代物になる。第一醜い。

 それらの時空は、

「武装を潰し民間に払い下げて新造したいなあ……民需が何千倍もないかなあ……」

 が正直なところである。

 

〈百世界〉〈知性連合〉〈ワームホール・ネクサス〉など、時空の門ができるまでは自力超光速航行が不可能だった時空では、近代化改修が無意味……単なる気密生活器具でしかなく、砲火どころか光速に近い機動にも外宇宙の放射線にも耐えられないことはわかりきっていた。

 設計能力もなく、〔UPW〕の旧式艦をもらうぐらいだ。

 

 智は例外的。かなり低い水準からいきなりダイアスパーと接触し、力技の近代化改修を受けた艦船を多数運用している。それまでの技術が特異だった分、最先端改修が妙にやりやすかった。

 ダイアスパーの同胞たちが置いて行った艦船のサルベージも多く保有している。

 だが、ゼントラーディの技術をダイアスパーが改修した、自己増殖性全自動工廠ができた以上、最初から新造艦を使うほうが楽だろう。

 

 規模が小さいヤマト地球は、

「多数の艦を新造する」

「難民が逃げこみ人口が増えて工業力も増しつつあるイスカンダルから輸入する」

「ガルマン・ガミラス帝国やローエングラム帝国の旧式艦を安く買う」

「最新性能のバラヤーから買う」

 のどれがいいか、地球そのものの今後の工業力、外交関係、予算そのものなど多くの問題をすり合わせて議論をしている最中だ。

 

 新西暦……《スーパーロボット大戦OG》の地球は、まだ〔UPW〕に正式加入できる段階ではない。〈ABSOLUTE〉に通じる門はバルマー本星近く、そこから地球にまともな連絡路ができてさえいない。

 鋼龍戦隊は、ハガネもヒリュウ改も最新最強に修理改装され、最新鋭人型機のテストパイロット集団と化してバルマー帝国と戦う準備をしているが、

「あいつら、地球連邦政府に所属してると言えるんだろうか……」

 と言われれば誰もが肩をすくめるのが正直なところだ。

 

 

 ここで注目すべきこと。機動歩兵や、ハガネ・ヒリュウ改、メガロードなどの技術が集まったことで、

『(可変)人型機』

 の概念が広く共有されるようになった。

 また紋章機の活躍や、エンドアの戦いの情報など、少人数の個人戦闘艇・戦闘機が戦争自体をひっくり返す可能性を見せてくれた。

 

 人間型には、前から指摘されるように問題は多くある。まず前方投影面積の大きさ。関節が多く、その分部品点数が多くなる。高価になり、量産ペースが遅くなり、整備マンアワーが増え、信頼性が下がる。

 ローエングラム帝国の時空では、小型エアコン技術の低さや、大きくしても加速度に中の人が耐えられない=慣性補正装置がないという理由で低性能の装甲宇宙服しかなかったほどだ。

 だが、脳=コンピュータ直結という技術と人型は相性がいい。ショベルカーや戦闘機、巨大なタコやムカデの体を脳直結で使うより、大きい人間の体のほうが直感的にわかりやすい。たとえ読み書きも九九もできない貧農でも、二本の手と二本の足を動かすというとんでもないソフトが入った大型コンピュータが入っているのだ。

 教育水準の低い大人口を抱える時空にとっては、手軽な戦力増になる。

 脳直結を嫌がる者もマッスルスーツは抵抗なく使う。それだけでもかなりの能力増になる。

 また、人間型には意外な、大きい利点があった。魔法を使うのには人間型が向いているのだ。ルーンエンジェル隊の紋章機スペルキャスターという例外もあるが、それももし人間型であればより高い性能だったろうと言われている。

 

 

 もう一つ忘れてはならないのが、エンジンごとのサイズ。

 バーゲンホルムは人間大から惑星大まで幅広い。

 ハイパードライブが10メートルからとコンパクト。フォールドも技術を進めれば20メートルに収まる。

 波動エンジンは、最小の駆逐艦が100メートル強。

 クロノ・ストリング・エンジンは、最小限である紋章機が60メートル級、普通に運用するには200メートル欲しい。クロノ・ブレイク・キャノンは波動砲よりかなり巨大だ。

 エネルギー量と生産性のバランスが取れているのが、多数のクロノ・ストリング・エンジンと波動エンジンだ。

 ちなみに『虚憶』のローザー線技術により、推進剤はもう必要ない。

 

 

 どの時空も悩む課題は、主砲と人型機。

 対空砲はシャルバート技術を改良した、特上のものが手に入った。エンジンやシールドも進歩し続けている。

 それで、何を主砲とするのが最善だろう。

 人型機はどのようなものにすべきだろう。

 

 戦艦の主砲には、水上艦の頃からいくつも問題がある。

 水上艦、特に火砲が発達を始めたナポレオン戦争時代の木造帆船時代は、小型の旋回砲(スイブルガン)以外は舷側に撃った。マストが邪魔であり、艦体にも負荷がかかり、砲が後座するスペースも必要だったからだ。

 蒸気機関と長砲身ライフル砲がドレッドノートを可能とした。だが、艦橋や煙突は必要だったため、左右は180度より少し広い範囲、上下は水平から斜め上。球面を考えれば、四分の一程度の面積しか撃てない。

 だからドレッドノートの後裔である大和=ヤマトも、後ろにも主砲がある。前進しているときには無駄。舷側方向が主砲9/9+舷側ミサイルと通常の最大火力、艦首方面には主砲の6/9または主砲を使用不能にして波動砲、という阿呆なレイアウトになっている。どちらを敵に向けたいんだ、艦隊で動くときにはどうするんだ、と聞きたくなる。

 ゴールデンバウム帝国・自由惑星同盟双方の、巨大な主砲にエンジンがついただけの直線艦は、集団で撃ち合うだけだ。技術が停滞していたからその形で固まっただけであり、戦場でショートジャンプできる敵とぶつかれば即座に全滅していただろう。戦いながら艦隊ごと方向転換することができない……やらかして壊滅し、ラインハルトに無能とさげすまれた提督は何人もいる。

 そう考えればギャラクシス級に代表される赤道環球形艦は、とても優れた解だ。全方向に砲門をちりばめ、どの方向にも即座に射撃できる。ついでに方向転換モーメントが最小だ。艦隊全体が戦いながら方向を変えることも容易だ。だが、常に半分の砲しか敵に向かない、ついでに常に前方投影面積が大きいというデメリットがある。砲身冷却が必要なトランスフォーム砲を主武器にしているからこそだ。

 

 そして、主砲として普及しつつあったショックカノンは威力も見劣りしつつある……二連装ガスト式や多連装ガトリング式にして、連射速度を高める工夫はしているが。

 波動カートリッジは威力はあるが、実体弾なので倉庫と兵站が必要になるというでかいデメリットがある。

 

 第一次タネローン攻防戦では、波動砲搭載の小型無人艦を主砲にする、という無茶も普及した。

 だが必殺兵器とされてきた波動砲は、今の技術では「遅い」「短距離兵器」でしかない。戦役の後半では、バーゲンホルム装備のボスコーン艦によけられることも多かった。たかが光速でしかないのだ……バーゲンホルムの前ではカタツムリである。特に即時通信機入りの無人機が濃密に散布されていれば、確実に発射の前兆を見られよけられる。

 確かに威力もあり、時空崩壊を含み次元数も高いため多くのシールドを破れるが、近接兵器にしかならない。

 カウンターを食らわないためには、波動エンジンに加え二種類以上の超光速航行エンジンをつけて、敵の至近距離に出現する・波動砲発射・超光速航行で逃げるの三手をできる限り短時間でやるか、超光速高機動の巨大人型機の巨大光剣にしてぶった切るかしかない。

 また波動砲は、従来の設計では艦首方向にしか発射できないという欠点もある。波動砲搭載の小型無人艦を随伴させ、強力な牽引ビーム・圧迫ビームで操って強引に可動砲塔がわりにする技術も採用されたが、図体がでかい分砲身旋回は遅い。ついでに普通に無人戦艦として使えるものを単なる砲塔にするのはもったいないという批判もある。

 

 火炎直撃砲や、瞬間物質移送機を用いたミサイル、ハイパードライブ搭載のワープミサイル、光子魚雷、バーゲンホルム搭載のハイパー放射ミサイルなども有効だ。

 が、火炎直撃砲や瞬間物質移送機は、前兆を探知されればよけられる。バーゲンホルムは実体網でも止められる。仮想敵の索敵能力も高いので、ゆっくり放つ余裕がない。

 敵から鹵獲して今研究中のトランスフォーム砲……弾は核融合ではなくクロノ・ストリング・エンジンなどの暴走自爆なども研究中……も、弾速の限界、冷却など欠点がある。

 ちなみに魔法兵器も意外と有用だ。特に逃げ道を封じ、敵の攻撃を予知することができる。だが使える人間がとても少ない。

 分子破壊砲も改良は進んでいるが使い勝手が難しく、弾速が光速と、遅い。

 ブラックホール砲は必要な設備が巨大で、出が遅いので逃げられがちだ。はまれば強力だが。

 超大型艦から発射する、複数の巨砲を複合した砲も威力は圧倒的だが、やはり発射前に探知されてよけられるリスクがある。

 

 今のところは、高速ですれ違いながら撃つような戦いになるとされている。

 昔の歩兵で言えば、隊列を組み長銃を持って密集した歩兵が撃ち合い大砲で援護される戦いから、テレポートと千里眼と高速飛翔がある超能力戦士が街中を『跳び』回りつつ拳銃で戦う……相手の位置をとらえ、死角に出現し、高速で奇襲して至近距離から撃つような戦いになる。

 それに適合した、できるかぎり素早く狙いをつけて放てる、できれば弾速も速くシールド貫通能力も高い主砲がいる。準備中から発射後しばらく動けないなど論外だ。

 また敵のミサイルを確実に撃墜し、攻撃機と応戦できる迎撃機も欲しい。

 

 

 人型機というものも、いろいろなサイズがある。

 小は人間よりもかなり小さい、人を助ける無人ドロイド。

 人間が着て、人間用の設備で共に生活する宇宙服やその拡張。

 中は戦闘機同様に運用され、修理にも用いられる可変機や人型機。

 大は波動砲すら運用する、大型個人戦闘艇。さらに大型のアームを持つ、艦船水準の運搬・土木工事機材。

 

 最小サイズ、それこそ人間の子供より小さいサイズのドロイドが、意外なほど重要になった。

 用途は、低技術水準の人を高度機械生活に迎え入れるときの、ボディーガードや指導者などを兼ねるものだ。

 智の民。ローエングラム帝国の、特に旧領土の読み書きすらできない農奴。バラヤー帝国にも教育水準の低い山村民は多数いた。

 超光速航行も持たない地球のある時空とも接し、極貧生活に固定されている人々や虐殺される難民を何百万人も都市宇宙船に受け入れた。そのうち十億単位にもなろう。

 都市船での生活を始めた人を放置すれば、すぐに難民キャンプと同様に軍閥ができる。支配がうまい悪党が多くの人を奴隷にし、争い、原理主義宗教で洗脳してテロを続けてしまう。

 それで分断統治するのも手だが、それはしなかった。

 警官を派遣するのは無理、人数がいない。

 だから、全員に小型の自律ドロイドを与えた。

 誰が誰に暴力をふるおうとしても、止める。武装勢力の長も、ストリートチルドレンのボスも、麻薬組織の殺し屋も。親子も、夫婦も、兄妹も。百年来の貴族と奴隷も。絶対に暴力を許さないだけの力が、わずか10キロのドロイドにある。常に貼りつき、すべてを見ている。

 水準が低いところから来た人には、尻の拭きかた、蛇口のひねりかたから教える。

 仕事を教え、読み書き数学を教える。配られる携帯端末の使い方を教える。

 水や食事を取りに行く場所を教え、奪われないように守り、奪う者を止める。

 トランスバール皇国のものは、手足が短いペンギンのぬいぐるみに似ている。ノーマッドという名であり、コンピュータ能力が桁外れに高い。

 ローエングラム帝国では、翼のある猫の姿を採用した。

 インコの姿かたちを選んだところもあり、テナガザルにしたところもある。

 

 

 人間サイズ……宇宙服やその延長、人間とともに艦内・開拓中の資源小惑星の鉱山などで働くための人型機も、需要は大きかった。

 艦内で動き回って重量物を扱い、真空や火炎地獄になっていたりするところでも構わず修理をする役割もある。

 特にダメージコントロールを重視するヤマト地球と、それを見たローエングラム帝国では強く求められた。また、機動歩兵の伝統がある時空でも、改良されつつ同じサイズの機体を求める声は大きかった。

 惑星上の大都市でも、介護や運輸、土木工事にも使われる。

 

 マッスルスーツはさらに改良され、もっとも安価に普及している。

 見た目は厚手の防寒上下・フルフェイスヘルメット・ブーツ・手袋・特殊な下着だけで、プロスポーツマンの数十倍の力を出せるし、高水準な宇宙服機能もあり、トイレすら解決されている。価格と装甲厚を優先し、パワーは最高のスポーツマンの5倍程度に抑えたものが売れている。

 まったく訓練の必要がいらない。脳直結もない。脳直結は無害だが怖がる人は多いのだ。

 

 だが、マッスルスーツで満足しては向上にならない。マッスルスーツを強化するのも難しい、むしろ弱くして安くしたほうがいいほどだ。

 まず人間の形とサイズである以上、どれほど力を強化できてもできることには限界がある。人間の形と大きさで地球を割れる力があっても、地面を踏んで巨岩を持ち上げようとすれば、地面を鉄板で補強しても足の面積が小さいので沈んでいくだけだ。

 また、大きいものを持ち運ぼうとすると、人間の腕が前方に向き目が前を向いている以上、前が見えない。二本の手と限られた長さの腕では、保持できる大きさや形の制限も大きい。生身で軽くて大きすぎる荷物を運ぶのが、事故の元となるように。

 だが、実際に作るには小さいほど、既存の人間が暮らす生活範囲で動けるし安いという長所が出る。大型化すれば、すぐに人間用設備での活動が無理になるのだ。

 さらに宇宙空間での運用を考えると、外宇宙の強い放射線に耐える装甲も求められる。沖田十三のような病人をこれ以上出しては大きな損失になる。

 それを考えると、「装甲厚40センチの鎧」は「正三角形の球」と同じように絶対に不可能だという問題が出てくる。人間の四肢のつきかたそのものが、幾何学のレベルで厚すぎる装甲を許さない。特に関節部は装甲が本質的に不可能だ。だが装甲は厚いほどいいし、全身を覆わなければならない。人間という脆い存在を、外宇宙の強烈な放射線から守らなければならないのだ。

 とかくに、人間が宇宙で生きるのは矛盾が多いのだ。

 

 根本的に「人間用設備で生活できる」には。

「マッスルスーツの着ぶくれを厚くし、大型のバックパックを背負う」

「立った人間のシルエットと、前から見た形・サイズが大体同じような何か」

「大型獣(大型犬が限度)」

 のどれかだろう。

 大型犬の場合、人間が中に入るのは無理がある。遠隔操作するほかない。

 多くの時空と国で、さまざまな試行錯誤が行われている。

 

 まず思いつかれたのがケンタウルス。

 だがケンタウルス型は梯子の上り下りが苦手でとても潜水艦勤務はできない。昔の潜水艦のように内部が狭い船、下水管などはまだまだある。そういうところでは、着ぶくれ防寒着程度のマッスルスーツでも実はかなりきつい。ケンタウルスが現実にあれば、頭の高さは三メートル近く、体重はトンに達するだろう。普通のオフィスビルや製鉄工場で階段を上り下りし、エレベーターに乗り、部屋に出入りするのはかなりきつい。

 

 特殊なパワードスーツも試作されている。本体は普通の、装甲だけを厚くしたマッスルスーツ。巨大なリュックを背負っており、モードを切り替えるとそれが四本の、細長い手足に変じ、マッスルスーツの手足は畳まれて固定される。

 細長い手足が伸びれば、手足の細い巨人となる。

 タカアシガニやクモのような印象だ。

 

 前方シルエットが人間と同じで厚みがある……体高二メートルほどと小さい象のような印象、鼻を二本にして両腕とするものも考えられた。

 だが、「内部に人間を収納して」「人間用施設で人間と生活する」のはかなり難しい。特に階段、狭い部屋の出入りなどが困難だ。

 人間用施設は、かなり条件が厳しいのだ。

 大蛇なら人間用施設で活動できるが、大蛇の中に人間入り棺桶を入れてしまうと、階段などの狭い部分を通るのが困難になる。

 

 訓練されていない人間が、長時間大パワーで船外作業ができるシステムとして、身長4.3メートルほどで、人間と変わらぬ動作ができる搭乗人型ロボットも人気が出てきた。

 登山用のような大型リュックと胴体が一体化しており、胴体+リュックの空間に胎児ポーズのパイロットを収納、脳直結で操縦する。

 生命維持装置や移動装置のサイズも大きく、装甲も厚くできるため、安心して長期間の船外作業ができる。

 人間が暮らす設備でも、かなり多くの仕事ができる。

 

 ちなみに白兵戦ではライトセイバーが、ゼッフル粒子という相性の悪い技術との邂逅で使いにくくなった。

 かわりに実体剣や、ジーニアスメタル……三種族やウィルの技術を加えたスマートメタル……ターミネーター2の液体金属のように、だが出力と演算能力は万倍する代物を用いるようになった。

 ライトセイバーが完成する以前、フォースを用いていた人たちが使っていた、特殊な塗料でフォースを伝えるようにした鋼の刀剣と同様に、フォース伝達物質が混ざっている。

 

 銃器もスタナー・神経破壊銃・強化デュオデック小型榴弾など新しい技術が普及し、ブラスター以上に使い勝手がよくなった。

 白兵戦火器は、目的が重要である。仮に小型化できても広島原爆や分子破壊砲を近衛兵が発射したら、守るべき要人も死ぬ。

 逮捕に適した非殺傷兵器が必要な場もある。ついでに強い催涙スプレーのような、バットで顔面を殴ると同様な苦痛と衝撃を与えて人を奴隷化する効果が重要な非殺傷兵器も求められる。

 だが、時にはマッスルスーツのような装甲歩兵と戦うこともある。そして、惑星破壊級の兵器を持ってこいと言いたくなる怪物を敵に回すこともあるのだ。

 特にテロが多いローエングラム帝国では、都市ごと麻痺させる大型スタナーがかなり活躍したものだ。

 

 

 やや大きいサイズの民間用では、風呂・洗面所・トイレ三点+ミニキッチンつきのワンルームを内蔵した、大きさも形も大型トレーラーのような小型宇宙船の人気が上がっている。それ自体からもいくつかの細いアームが伸び、宇宙空間で作業が可能。

 また、その中の人が脳とコンピュータを直結させ、アバターと言われる人間と同じサイズの機械体を動かすこともできる。その作業中には、本人にとってはアバターが実質的に体になっている。表情・目の動きも人間と同等であり、また表情・目を読むことも同じようにできる。

 無線でエネルギーと情報を、本体の入ったカプセルとやり取りすることもできる。有線でつなげばより心配は少ない。

 問題はシステム全体が少し高価だ、ということだ。脳直結と生命維持装置、両方のコストがかかる。逆に装甲はいくらでも厚くできるが。

 

 機動歩兵は、前からあるスーツを大きさを変えないまま中身を改修すること、そして馬と鳥を作ることを選んだ。

 スーツのまま乗れる、生身の馬よりやや大きい機械馬と、スーツごと持ちあげて飛ばしてくれる機械鳥。

 艦も訓練も何もかも、従来のスーツのサイズで作られている。簡単には捨てられない……別に大型の人型機や戦闘機の部隊も作っているが、本来の機動歩兵の目的、惑星破壊のかわりに小規模な、コントロールされた痛撃を与える戦闘には、あのサイズが一番適しているのだ。

 ただ出力を高めスピードを上げ、通信を便利にし、装甲を厚くシールドを加えた。貴重な機動歩兵を一人でも多く生きて名誉除隊させ、良き市民として人類を導く有権者に、そしてもっともよい家庭人・社会人・地域人にするために。

「ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムやヨブ・トリューニヒトを出さないために。ラインハルト・フォン・ローエングラムを必要としないために」

 も、彼らの間では合言葉になっている。

 

 

 戦闘機サイズの人型機……特に、メガロード01は可変機に愛着がある。マイクローン化されていない、巨人のままのゼントラーディの海兵隊員も多くおり、人間から見れば中型人型機サイズのパワードスーツで船外活動をしている。

 以前からメガロードやバラヤーでは、A-4スカイホークをガウォーク化して細い腕をつけたような高技術機や、VF-1バルキリー・VF-4ライトニングの中身改造機も用いられている。やや大型だが、特にゼントラーディ艦船では便利だ。

 またローエングラム帝国には、最低限近代化改修されただけのゼントラーディ艦もまだ多くある。払い下げられた民間船も多い。それに合うサイズの人型機の価値は高い。

 

 

 ヤマトの時空では、頑固に人型機は採用されなかった。

 この時空では以前より、空母と戦闘機が充実している。

 ヤマトは多数の艦載機を運用してきた。特に土方ドクトリンと非公式に呼ばれる、艦載機で敵の本拠要塞に強行着陸し、白兵戦で敵要塞の動力炉などを破壊する戦術が、実戦で結果を出している。死亡率は高いが、なすすべもなく全滅する艦隊戦よりもましだ。

 ガルマン・ガミラス帝国でも空母は重視されていた。駆逐艦隊の充実・新兵器・大艦巨砲主義にもこだわりがある。

 技術を吸収された白色彗星帝国・暗黒星団帝国・ディンギルも、強力な戦闘機や水雷艇を運用していた。

 またヤマト地球は伝統的に波動砲艦にこだわる。ただしさすがのヤマト地球も、ディンギルにカウンターをもらったことからヒットアンドアウェイが可能な艦を作り始めている。

 ヤマト地球もガルマン・ガミラスも、人型機のかわりに、大気圏機動力の高い翼のある戦闘機が高度に発達している。それらも、10メートルの小型機に搭載できるハイパードライブとバーゲンホルム、波動炸薬やハイパー放射ミサイルの装備で戦力は大幅に増している。

 そして60メートルサイズ、量産型紋章機水準の大型戦闘爆撃機も増えている。

 船外作業や白兵戦はマッスルスーツを用い、また多数の腕を備えた小型宇宙船を利用することが多い。

 ヤマトは白兵戦強化のため、ディンギルが運用した機械馬なども使えないか研究している。

 人間が生活するための要塞の通路は、せいぜい人+台車程度しか通れない。小さければ小さいほどいい。

 バイクから変形する、というのも重力があるかどうかわからないのでリスクが大きい。むしろ、飛べるエンジンがついた大きい盾のほうがまだ使える。

 

 

 ローエングラム帝国は帝国のワルキューレ、同盟のスパルタニアンが長らく腕を競い合っていた。帝国からはケンプ提督が出、同盟ではオリビエ・ポプランはじめ四枚のエースが伝説を築いた。

 どちらも60メートルと、戦闘機・人型機動兵器に比べれば大型である。それだけにペイロードに優れ、運がよければ大型艦を撃破するに足る火力もある。

 また、これまでいくつもの問題があり装甲宇宙服以上の強化歩兵はなかったのだが、それも技術革新で大幅に変化することになる。

 

 テロが多い帝国は、大艦隊と同時に小艦隊を細かく運用し、素早く惑星に降下する技術が求められる。

 エンジェル隊の概念に近い少数艦隊、同一速度の輸送艦を随伴、主な火力は大口径砲を持つ小型艦と個人機の複合戦術が訓練されつつある。

 地上で運用できる必要もあり、実際に人型機も求められている。

 

 艦の主砲として、ローエングラム帝国は面白い解を出した。首長竜のような形の戦艦をつくり、長い首の先についた口を波動砲・デスラー砲とした。艦の進行方向と無関係にどの方向にも発射でき、すれ違いざまに切りつけるような撃ち方に適している。

 また、黒色槍騎兵の、パラトロン・バリア同様に当たった物を別時空に飛ばすネガティブ・クロノ・フィールドを前面に展開して体当たり、という無茶な戦術も結果を出した。

 

 従来の個人戦闘艇パイロット用に、100メートルサイズ……ヤマト地球の駆逐艦サイズの小型無人艦に最低限のクロノ・ストリング・エンジンとハイパードライブ・バーゲンホルムをつけ、機動性を高めて個人戦闘艇とした機体がまず量産された。

 操縦感覚がワルキューレ・スパルタニアンに近いが、単独で超光速航行が可能、艇内に部屋+トイレ+シャワーがあり行動期間ははるかに長い。

 さらにそれに、サソリのように尾部のクレーンと多目的な細い腕が増設され、船外作業能力も手軽に付与される。

 増築だらけ温泉旅館の弊はあるが、使い慣れたものの延長なのでパイロットの評判はいい。

 

 ローエングラム帝国軍が人型機として量産を始めたのは、26メートルの人型機+直径32メートル程度に「巻いた」波動エンジンの組み合わせだ。ラインハルトの天才的な思い付きである。輪を伸ばせば100メートルぐらいあり、なんとか波動エンジンが入る。

 楽器のホルンを大きくしたような、身長より直径が大きく太い輪をかついだ人型機。波動エンジンの出力が脚部の大型スラスターに伝わりスピードもあるし、普通に駆逐艦級の波動砲も発射できる。シールドを「輪」全体に張れば大きい円盾ともなる。

 

 

〔UPW〕は驚いたことに、人型機と主砲を統合した。よみがえった『虚憶』のなかに、最終戦争で破滅し再建されていく世界の知識があった。遠くから伝送されるエネルギーを背中のアンテナに受け、巨砲でコロニーを粉砕するガンダムの姿が。

 母艦からエネルギーをデュートリオンビームで受け取り戦い続ける別のガンダムの姿も。

 

〔UPW〕は、第一次タネローン攻防戦では波動砲をもつ小型無人艦を随伴させたり、波動砲を装備する大型無人紋章機を運用したりした。

 その設備をある程度使う新システムを作った……人型機だ。

 クロノ・ストリング・エンジンを内蔵する、ある意味量産型紋章機と言っていい、高さ55メートルの巨大機。

 人身竜頭。大きなワニやティラノサウルスを思わせる、体に比べても大きな頭部。

 身体は胴体がかなり太って見える。両足の膝から下が異様なほど大きい。両肩に大型の推進器があり、自在にあらゆる方向に力をぶちまける。優れた技師なら鈍重なシルエットに似合わず、機動性を追求しているのがわかるだろう。

 左腰に、柄が長く鍔が大きい剣を佩いているように見える。だが刀身に当たる部分がない、巨大な「T」字だ。

 大型の機関銃を手にしている。本体の巨大さに見合うサイズで、二連装の砲身からショックカノンを連射する。大きい弾倉を持てば、波動カートリッジ弾を連射できる。動き回れる防空機関砲の役割もこなす。さらに内部にはシャルバート式の対空砲も内蔵しており、対空戦能力はすこぶる高い。

 高い索敵能力もある。

 だが、その本領は。人型機の大きな胴体も、量産型紋章機規模のパワーと計算力も、波動砲の膨大なエネルギーを受け止めるためだ。

 母艦の波動砲薬室に圧縮された膨大なエネルギーが、応用された魔法といくつかの超技術の総合で、人型機の大きい胴体にある薬室に瞬間移動する。ほんの一天文単位程度が限度だが。

 エネルギーを受け取った人型機は、ふたつの動作を選択できる。

 ひとつは竜のような口が開かれ、波動砲を収束・拡散を選択してぶちまける。

 もうひとつは、腰の剣を抜き、波動砲一発分の全エネルギーをライトセイバーのような輝く刀身に集約し、敵を叩き切る。

 もちろん複数の超光速航行能力があり、敵のすぐそばに転移し、ぶった切ってすぐに離れることも容易にできる。

 問題はデザインに好き嫌いがあることだが……

 特にアカデミーで学んだジェダイが搭乗し、ライトセイバーを使うように波動砲光剣を用いることが期待されている。

 

 母艦の近くで波動砲のエネルギーを受けて、艦の方向・構造と無関係にあらゆる方向に発射する……反射衛星砲にも近い。だが反射衛星砲は、通信妨害に弱い、反射能力以上の威力を出せない……特に時空崩壊は反射できない、反射鏡に自衛能力がないなど欠点も多い。

 一時的にエネルギーを貯めて動き回ることができ、高い自衛力もある大型人型機は、それらの欠点をなくしている。元となったガンダムXも、エネルギーを受け取って発射する砲に自衛力を持たせるため、高性能の人型機の形に発達したのだ。

 もう一つ大きいメリットがある。普通に艦から波動砲を発射するシステムだと、発射準備中に狙撃されたら艦ごと、下手をすれば近くにいる僚艦まで爆散する羽目になる。人命・物量共に極端に被害が大きい。機体なら、発射準備中に狙撃され爆発されても、ましだ。

 

 

 トランスバール皇国の量産人型機として、『虚憶』で用いられた〈ワーウルフ〉を最新技術で強化した機体も作られ始めた。

 ワーウルフはコンビニおにぎりのような分厚い、角丸三角ボディを戦闘機形態とする可変機。背中の四つのエンジンが外れ、細長いアームで体から離れて、四つの腕足となった。

 小型だが、四つの腕足すべてに推進器・機関砲・三本指などがあり、汎用性が高かった。

 それを人間型全高さ32メートルほどに大型化し、変形機能も廃した。

 卵型のシンプルなメインボディ。肩から肘・太腿が細く、肘・膝から先が太い形。外見を重視する特機思想とも、空力を重視する可変機とも大きく異なる。四つの手足すべてに推進器・機関砲・三本指などがあるのはワーウルフと同思想。

(見かけで敵を圧倒する……)

 ビアン・ゾルダークの思想とは逆に人間とはかけ離れた形だが、ヴァルシオーネ、ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン、ヴァイサーガの方向性……人体と同じ挙動ができることを最優先している。

 その大きさで、人間がパンチを伸ばしてひっこめるのと同じ時間で同じことができるのだからその出力もわかるというもの。

 惑星大気中でも、推進力と多層シールドだけで十分に極超音速飛行・高機動戦闘がこなせる。

 

 マジークとセルダールは、むしろ魔装機神を目標に人型機を共同開発している。魔法を使い、かつ魔を断つ剣も使える、半神を内包した人型機を。

 

 また〔UPW〕おひざもとで、その協力を受けて最高水準の人型機を追及しているのが、鋼龍戦隊である。

 少数精鋭。特に神々水準の超技術を持つ、半ば生きている機体もいくつも保有している。何度も神々・魔神と言っていいような敵と戦ってきたため、際限なしに高い技術を求めている。

 基本的には人間と同じ姿で、生身と同様に動けるように。

 その枠の中で、少しでも強力な武器、特にシールドを貫けるもの、強力な魔力をぶつけられるものを……恐竜的巨大化を避けつつ、最高水準の戦闘力を。あるいはさまざまな方向で極限を追及して。

 

 

 兜の緒は締めている。だが、さまざまな勢力が暗躍している。

 目隠しをつけた競走馬のように支配を目指し続ける、国家にとらわれた怪物も多くいる。




考えてみるとこの作品って、好き放題「ぼくのかんがえたさいきょうの」をやれるという面もあります。
嫌う人もいるでしょうけど書いてて楽しい。

特にヤマト(旧)が戦果を挙げたのは、「コスモタイガーで敵基地に強行着陸、白兵戦で敵中枢を破壊」です。
生存率がすごく低いのは措いて。
それを強化するためには……でも、ロボットだと小型MSどころかスコープドッグでも通路を通れない可能性が高いです。
オートバイから可変するパワードスーツがあれば結構便利かも。

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