戦姫絶唱・テイルズ・オブ・シンフォギア   作:にゃはっふー

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作者は考えた。あとがきでどうするか物語を来ます。
いまは本編をどうぞ。


自由の灯火

 ユーリは辺りを静かに見つめる。切り傷だらけ、鉱石でではたバルバトス。

 頭から血を流し、気絶している女の子が、年下の子二人に見守られている。

「カノンノ、頼むな」

「うん」

 カノンノも駆けつけ、クリスに回復魔術をかけているのを見て、次に格闘家らしき子と、我らが救世主を見る。二人ともボロボロだ。

「こりゃ、ホントリュウには見せられないぜ」

「というわけだ二人とも、後ろに下がっててくれ」

 格闘家の子はなにか言おうとするが、その前にセレナとともに下がり、殺る気のバルバトスを見る。

「・・・」

 その姿、様子を見て、ニヤリと笑う。

「よし、セレナの作戦でいくぜフレン」

「ああ」

 そして二人はかけだした。

 

 

 

「・・・デス?」

 切歌は驚いていた。

 なぜならば、目の前で無謀にも、よくて鎧を着ているだけの男達が、バルバトスと互角に戦っていた。

「これってなんなんデスか?」

 それには調達も驚き、クリスも、意識を取り戻してみている。

 セレナ、僧侶の力と、カノンノの治癒のおかげだ。

「どーなってやがる」

 攻撃が当たらなければいい、そんなことをしているとしか思えないほど、攻撃をよけているだけだ。

 ユーリはスピードを、フレンは技を駆使して、攻撃をかわしている。

「ヌッオォォォォォォォォォォォォォォォオ」

「ハッ、さすがに凶戦士ッ」

「だが、魔神剣ッ」

 バルバトスが放つ、炎の固まりや、暗闇の槍。それらをはじく、フレンの剣や魔術。その隙にユーリが畳みかけている。

「それでも軽いデスッ」

「致命傷にはなってない・・・」

 調の一言には納得できる。だが、

「大丈夫だよ」

 カノンノはほほえみながら、

「私は、私の仲間を信じる」

 そしてもう一人、彼もまた、来る。

(・・・だから)

 早く倒して、そう願い、彼らが持ってきた木箱を側に置く。

 

 

 

「ちっ、やっぱり前より堅いなおいッ」

 ユーリはそう言いながら、バルバトスは笑う。

「なかなか楽しいが、この程度か」

「・・・なら」

 ユーリは剣を構え、そろそろやばいと思い、力を増す。

「そろそろ終わらすかッ」

 その瞬間、彼は消えた。

「デデスッ!?」

 切歌が驚く中、コンベアを始め、周りにある足場を使用して、彼は光速で斬りかかる。バルバトスはすぐに、目などの箇所だけの防御態勢に入った。

 

「開け、鮮烈なる刃ッ。無辺の闇を鋭く切り裂き、仇なすモノを微塵に砕くッ」

 

 そのスピードは、装者達ですら捉えられないほど速く、鋭く、凄まじい。

「前よりあがってる」

「ユーリ」

 セレナ達も驚く、ユーリが知らないうちに、力を増している。

 でやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁという叫びを聞きながら、バルバトスを刻む。

 

「きまった『漸殻狼影陣』」

 

 前よりも多くの斬撃のあと、その剣は光り輝き、それをバルバトスへと投げるが、

「まだだッ」

 その一撃を片腕ではじき、笑うバルバトスだが、

「僕がいるぞ」

「!?」

 フレンもまた、追撃を始める。

 

「炎よ、この剣に宿れッ」

 

「「!!?」」

 二人は驚く、フレンが見たこともないほど、炎を刃に宿らせた。

「紅蓮剣っ!? けど熱量が違う」

 

「焼き尽くすッ」

 炎の斬撃を放ち、そして放つ。

「『炎覇鳳翼翔』ッ」

 紅蓮の炎の鳥、鳳凰が放たれるが、フレンはまだだと言わんばかりに、剣に光を集め、放つ。

『光竜滅牙槍ッ』

 無数の竜が迫るが、バルバトスはその一匹を掴み、食いかかる竜同士を、ぶつけた。

「くっ」

「なかなかおもしろぉぉぉぉぉいぃぃぃぃぃぃぃぃぃいッ」

「そうかいッ」

 すでに剣を取り戻し、剣撃を放つユーリ。

「おもしろいッ、面白いぞお前らッ」

「・・・」

 バルバトスのその反応に、

「お前、気づかないのか」

「なに・・・」

 それにニヤリと笑う、それは、

「うちの救世主がピンチになるとな」

 蒼破刃を、木箱に放つ。それが木箱だけを破壊して、中身を空へと取り出す。

「なんのまねだ」

 バルバトスもわからないユーリの行動。だが、無視して続ける。

 

「世界の悪意が牙を向けるんだよッ」

 

 空中で、誰かが空気を蹴った。

 

 それは木箱から出てきた愛剣を手に取り、そして、

 

「殺す」

 

 それは不適に笑った。

 

「「リュウ」」

 

 二人の少女の叫び、空から突如現れたそれに、バルバトスは驚いた。

「オラオラオラオラオラオラオラオラァァァァァァァァァァァァァァァ」

 剣撃の嵐だった。紅蓮、雷撃、疾風、凍傷による剣撃の嵐。

 技という技、剣技と言う剣技を放つは、なぜかいる龍であった。

「どこから来たゲーデッ」

「空飛んで来たんだッ」

 全ての攻撃手段を剣へとかえた男はそう叫び、叫ぶ。

「閉ざせッ『ネガティブ・ゲート』」

 地面に剣を刺すと、闇の球体がバルバトスを捉える。その瞬間を逃さない。

「一気に決めるぞフレンッ」

「ああッ」

 龍はすぐに紅蓮剣を放ち、その炎で姿をくらます瞬間、二人は剣を地面に刺し、魔法陣を展開。

 それに捕まったバルバトスに斬撃を繰り出し、空高くへと飛ぶ。

 

『『武神双天波』』

 

 二人から放たれる衝撃波は、巨大な光へとかわり、バルバトスを貫く。

 

 はずだった。

 

「ふんッ」

 

 身体に力を込める。身体に亀裂が走ることを無視して、そして、

 

「武神双天波がッ」

「防いだかッ」

 ユーリ達はそう叫び。二人の技が二つに裂け、バルバトスは耐えているが、

「「読み通りだ」」

『ウオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ』

 そのバルバトスで、暗闇を纏う龍がいた。その姿はゲーデそのものだった。

「!? 貴様、耐えると見込んで後ろにいたかッ」

『殺ス殺すコロス殺すッ』

 口のない口が開き、刃へと噛みつく。

 それを引きずるように刃を無理矢理、負の力で研ぐ龍。

 刃には、邪悪な、禍々しい力が宿る。

『魔竜・滅神剣ッ』

 ただそれだけで斬りつける。だがその刃には禍々しい、命が触れただけで穢れ、壊れ、砕かれる負が宿った刃の斬撃。

 それを後ろから斬りつけられた。

 バルバトスは背後から闇、真正面から光の一撃を食らいながらも、耐えていた。

「この程度で、俺を殺せ」

 だが、バルバトスは気づかなかった。

 三人はすでに、別の攻撃のために、体制を整えている。

「きさっ」

「本命は」

「ここ」

「からだッ」

 三人は同時に、多方面から、

「「「爪竜連牙斬」」」

 フレンは剣技の冴えによるもの、ユーリは格闘術を混ぜたもの、龍は荒々しい斬撃の嵐を放つ。

「グアァァァァァァァァァァァァァァァ」

 それにバルバトスは放たれるが、三人は同時に背後を見せる。

「まずいデスッ」

 だが、三人は笑う。

 バルバトスはすぐに片腕を振り上げたが、それに気づく。

「ナニ!?」

 それは、亀裂が入りすぎて、斧を持つ腕が砕け散った。

「これは、ナン、ナンダあぁぁぁァアァ」

「君の身体は、すでにセレナによって耐久力を失っていたんだ」

「そこに、俺らの大技を連続で食らったんだ、そりゃ、砕けるってもんよ」

 その言葉通りに、足や、身体、ありとあらゆる小さな亀裂が大きくなる。

 まるでそうなるように傷を付けた、いや、

「うちの姫様、なめちゃ困るぜ」

 ユーリが得意げに言い、刀をさやに収めた。

 セレナは始めから、こうなるように攻撃していたのだ。彼らはそれに、拍車をかけただけだった。

 バルバトスはただ、砕けていく身体で叫ぶ。それだけで崩壊が早まる。

「おのれ・・・オノレェェェェェェェェェ、覚えた・・・覚えだぞォォォォ、お前達の顔、しかとオボエタゾォォォォォォォォォォォォォォォォォオ」

 バルバトスはそう叫びながら、砕け散った。

 

 

 

「チッ、もう少し早く来れないのかユーリ、フレン」

 龍は苛立ちながらにらみ、アア?とにらみ返すユーリ。

「俺らはリュウ大先生がいるから、安心してたが、お前こそなにしてたんだよ」

「俺は外国にいたんだッ、これでもゲーデの力使って、無理矢理飛行してたんだよバカッ」

「それはまずくないかい? この世界でも、外交があると思うんだが?」

 ユーリと怒鳴り会う龍。フレンは深く考え込むが、そちらは報告していたので問題ないと付け加える。返事待ちはしてなかったが。

「俺らなんか、異世界だぞ異世界。ついさっき、こひなた? って子とカノンノと一緒にいたところ、いま来たんだよ」

「未来のことですね」

 響にカノンノがうんと頷き、龍は愛剣を見ながら、全員の様子を見る。

「とりあえずフレンも回復回れ」

「わかった、君達、傷を見せてくれ」

 切歌と調へとしゃがみ込み、治癒術を使用し出すフレン。

 彼らはシンフォギアらしい装備はなく、自分の能力だけで戦っていたことに、全員が驚いているが、いまは気にしない。

「セレナ、悪いな、遅く」

「リュウっ」

 うれしそうに龍にだきつくセレナ。カノンノがなにか言いかけたが、いまは見逃すのか大人しく、治癒術をクリスに使い続けた。

 龍はあーと呟きながらも、

「バルバトスに亀裂入れたの、よく思いついたな、えらいえらい」

「うん、確実に、誰も傷付かないように勝ちたかったから・・・だけど」

 少し沈むセレナ。それにだきしめながらこつんと叩く龍。

「仕方ないだろ、相手は相手だ。気にするなとは言わないが、教訓として糧にしろ」

「・・・うん」

 うれしそうに龍に頭を撫でられるセレナ。その様子にユーリはにやにやしながら、

「ま、なにはともかく」

「ここからがアドリビトムの本格活動だな」

「むろん、協力するよ、リュウ」

 フレンやユーリが、龍に接するたび、クリス達は少しだけ顔を曇らせる。

 仲間から強い信頼を得ている龍。だが、彼はこの世界に対する態度。

 なにより、

(・・・なにもできなかったデス・・・)

(あの人達が来なかったら、今頃・・・)

(・・・くそ・・・)

 装者達は険しい顔をしながら、こうして一つの戦闘が終わりを告げた。

 

 

 

「・・・」

 そして誰もいないところで、ぐったりしているところに、弦十郎がやってくる。

「なるほど、ゲーデの力も、使いすぎればこうなるのか」

 龍はなにも答えず、道路の上で意識があるが無言でいる。ユーリもフレンもいて、ああと同意する。

「まったく、いくらなんでも使いすぎだよ。カノンノやセレナは気づいているけど」

「けどま、セレナがこの世界の住人、ねえ・・・」

 ユーリもフレンもつい先ほど話を聞き、険しい顔になる。

「お前といい、セレナのこと、無関係じゃないな、すぐに連絡するか」

「できるのか?」

「君が持っていた通信機や、僕らが渡された通信機を弦十郎氏に渡した。あとは彼らが調整すれば」

「エルフナインくんがいま作業中だ。必ず異世界と交流できるようにする」

 それを聞き、まだ回復しきっていないが起きあがる龍。

 いまだ謎が残るなか、その顔にユーリが食いつく。

「なに考えてる?」

「敵さんの行動理由と、俺とセレナのこの世界の関係性」

 ユーリの問いかけに答える中、龍は考えている。

「・・・セレナは間違いなく、マリアの妹だ」

「なぜそう思う?」

 弦十郎が疑問に思うが、龍は静かに、

「・・・俺がこの世界にいて、この世界の住人が、ゲーデを滅ぼす存在、ディセンダーだから。じゃ、まだ弱いか?」

 それでも、ゲーデである自分がささやく。そう言っている。

「世界は何を考えている」

 その問いかけには誰も答えない。

 ユーリもフレンも、ただ一つ言えることは、

「いくら命尽きる人だったとはいえ、異世界の子を救世主にするのは、僕は納得できない。むろん、君が負の感情の転生体だから、滅びるべきものとも思っていない」

「同感だ。ま、その辺も暴いてやろうぜ。お前もそうだろ?」

 悪い笑みを浮かべるユーリに、まあなと同意する。

「俺はいい、俺はもう害悪だろうがなんだろうが、気にすることじゃねぇが」

 ただ一人、救世主として仲間と共に、笑顔の未来を目指す少女。

「彼奴らの笑顔を曇らせる気なら、その名の通り、世界を滅ぼす害悪になるだけだ」

 それに苦笑するフレン。同意するユーリ。

 その様子を見ながら、彼らの絆を見ながら、弦十郎は決意する。

(俺もまた、気を引き締めなければな)

 こうして、異世界の戦いは、幕を開けた。




というわけで、次回からアドリビトムと交流して、敵と戦います。
そこで感想を聞きたいです。
エクシリアとエクシリア2を出すか。
攻略本がある、ゼスティリアを出すか。
それともマイソロだけのコラボで終わらすか。
マイソロには出てない、カロルとか出すか。すいませんがよろしくお願いします。
返答は、物語にして答えるつもりです。
わがまま言って申し訳ございません。それではここで、ありがとうございます。
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