これ以上はしつこいのでここまでにし、これからも物語をよろしくお願いします。
さて、一番の危惧は言った。あとは誤字に気を付けつつ、進んでいきます。
手始めに、新たな来訪者達との情報交換、それによる新たな謎との対面です。
どうぞ、楽しんでくださいませ。
司令室で弦十郎達は彼らを歓迎し、みんながみんな、彼らを見る。
「貴方がゲーデ?」
12~3くらい、銀髪のショートの子、服装はふりふりなどが目立つが黒を基調にしたワンピース姿。だが腰にナイフと拳銃を下げた少女が話しかけてきた。
「ああそうだぜ、グラニデのディセンダー」
「私の名前、ノワール」
ほっぺをふくらませる少女。ディセンダーの輝きはセレナと全く変わらず、本能が近づくなと二重の意味で言っている。
ノワールはしばらくしてから、腰に張り付いてきた。
「なっ、こら放せ」
「知ってるゲーデに似てる、友達になるっ」
「はあ? 断る離れろディセンダー」
「や」
ゲーデとしてディセンダーに近づくなと言う勘と、身に降りかかる理不尽な勘が働く。もうすでにセレナとカノンノ(ルミナシア)が、不機嫌モードに移行しつつある。
「だ、だめだよノワールっ、そうくっついちゃ」
「ゲーデ、逃げる。名前聞くっ」
「俺の名前は別にいいだろゲーデで」
「あっ、この人は龍さんって言うんだよノワールちゃんっ」
「立花ぁぁぁぁぁぁぁぁ」
勝手に名前を教えられ、ノワールはリュウと認識して頬スリし始める。イヤハートも苦笑するが、カノンノとセレナは少しだけ睨みを龍へと向ける。
響は響と呼ぶようにと、周りにつきまとうようになり、話が脱線しかけている。
弦十郎がそれを止める中、ノワールは龍にはりついたままだが、話を進めることにした。
「えーそれでは、異世界側の、君達の話を詳しく聞かせてくれ」
「はい」
それに白衣を着た青年が前に出て、やっと本格的な話が始まる。
ある世界に、精霊が住まう世界、人が住む二つの世界。この三つが共存する世界がある。自分達はその世界の出身者であると説明した。
その世界の、精霊達の王もとい、原初の精霊『オリジン』がいる。
彼は時の精霊『クロノス』と共に、負を押さえ込む責務をしていたらしい。
「らしい?」
「本来なら、負を抑えているはずのオリジンが、僕らの前に現れたんです。『負が盗まれた』と言って」
彼らは、ジュード。アルヴィン。レイア。エリーゼと、他にもいる仲間達にテレパシーのようなもので話しかけ、まとまったところでその話をしたらしい。
「世界にとって、あんたらってどんな奴だ?」
「まあなんていうの、厄介ごと片づけたもんとか、精霊に知り合いが多いとか、んなとこかな?」
「友達なんだよ~」
アルヴィンがそう言い、エリーゼの人形のティポが喋りながら説明。龍は気にせずに、負の感情について考えた。
「負に関してはなら、押さえ込むんじゃなく、浄化したほうが早いだろ。テメェら精霊にとって、俺らは邪悪でしかないんだから」
「そう言う言い方、知ってるゲーデみたい・・・やっぱ、リュウとも友達になるっ」
だきつく力が強まりつつ、ジュードはそれに首を振る。
「君の言いたいことは分かるけど、オリジンはそれをよしとしなかったんだ。僕らのためにね」
「はっ、他の世界じゃ一目置かずに害悪なんだがな。変わり者だなあんたらの原初の精霊は」
オリジンは人の、魂の昇華を期待している。だがオリジンの話を聞く限り、無駄だと龍は言う。ゲーデとして、そんなことはあり得ないと否定する。
「お前、自分のことなのに否定的だな」
「世界が変わろうが、人の本意はかわらないのを知ってるからな。俺ら負は害悪、それ以上でも以下でもない。それが絶対でかわらない事実だ、人は人のままだ、無駄骨だよオリジンって言っておけ」
そう言うが、それにジュードはこちらを見て、まっすぐな瞳で龍を見る。その瞳に負は感じず、内心感心している。
「確かに、魂の昇華なんてことはどうなるかわからないよ。けど、世界をよくする、僕らがすることはそれだけだよ。その思いだけはなにがあっても、ゲーデである君に否定されても変わらない」
「・・・」
腕を組み、なにも言わない。弦十郎は咳をして、話を戻す。
オリジン、クロノスが言うには、何者かが一つの世界に、負を集め始めていると言う、次元、時間、空間、世界。考えられる可能性という可能性を飲み込む準備をしているとわかるらしい。
「そういえば、妙なことも言っていたな、オリジン達」
アルヴィンがひげに触れながら考え込む。翼はそれに首を傾げながら聞く。
「妙なこと?」
「ああ、負の原初がいないというのに、誰がそんなことをしたのかわからないってな」
「負の原初」
そのとき、一瞬考え込む龍。まさかと思う。
胸に顔を埋めるノワールが気づき、顔を上げた。
「どうしたの?」
「奴らは俺のことを、最も純度の高い負と言っていた。まさか原初の負は俺のことかなって思ってな」
それを聞きながらリタ達も考え込むが、まだ憶測であり、だからどうしたというのも事実。そのままジュードは話を続けた。
「ともかく、僕らはオリジンから、近くの世界に出向いて、この事態がなんなのか調べて欲しいと言われて、まずはグラニデに来訪しました」
「まあ、そのときからも、俺らの世界で、妙なもんが現れたから、無関係って話じゃなかったんだ」
「それって」
カノンノの言葉に、レイアは頷く。
「うん、鉱物でできた人間・・・ううん、人形。いま他の仲間、ガイアス達が討伐してるんだ」
「言葉もなにもない、ただの石です・・・」
「ボリバー怖かったよ~~」
その言葉を聞き、ルミナシアメンバーは複雑な顔、ユーリと龍だけはあからさまな怒りを見せた。
ジルディアの民、それを利用した行動。彼らの逆鱗に触れるには十分すぎる。
「そのあと向こう、グラニデのアドリビトムの方々と出会うことができまして」
「それで、ニアタから貴方達や、彼女のことを聞いて、来ることにしました」
「彼女? ディセンダーのあのこのことか」
「はい」
ジュード達は頷く中、そこはわからないままであり、そう言えばと、
「そう言えば、ちっこいのと、猫はどこだ」
なにがしたいわけではない。
ゲーデを消せ。
それ以外を求めた。
ゲーデを滅ぼせ。
それはもう、偽りの使命だと分かっている。
ゲーデを討伐しろ。
違う、やめて、それは私の意志じゃないッ
この世の負の原因である、彼を殺せッ!!!
それは、間違っている。
殺せ、剣崎龍、ゲーデをッ。
「・・・」
彼女はつたない手で、調理室で鍋の中、スープを煮込んでいる。
なにも考えていないと、頭の中で彼を殺すことが何度もよぎるため、なにか手を動かしたく、こうして手を動かしていた。
なんとなく味見をして、食べられるものだなと思いながら、これをどうするか考えている。
そのとき、がちゃと扉が開き、な~お~と鳴き声が聞こえた。
「ねこ?」
「・・・」
小さな少女が、猫と共に現れた。こちらを見てびっくりしていたが、彼女は首を傾げていた。
「小さい子って、エルフナインって子以外、いないんじゃ? アドリビトム、他の子? まあ、ここの関係者なのは間違いないわね」
「・・・」
なぜかびっくりしている少女。どうすればいいのか考える彼女。
部屋に引きこもっている間、人間関係と言うものがわからなかったため、文字を教えてもらい、本やテレビなど見たりしているが、やはりどうすればいいかわからない。
「とりあえずスープ作ったから食べる?」
それが彼女の考えた末の答えで、少女はそれに、
「食べるっ」
満面の笑みでそう言って、すぐにテーブルに座った。それにため息をつきながら皿に移したスープを渡す。
「熱いから気を付けなさいよ」
「エル、そこまで子供じゃないよっ」
「にゃ~お~」
「あなたはミルクね・・・」
子供のお世話をしながら、エルと言う少女はスプーンのスープを、ゆっくり食べていた。うれしそうに、泣きそうな顔で、
「どうしたのよ」
「・・・大好きな人と、同じ・・・」
泣きそうな顔でそう言われ、彼女は困惑する。この場合どうすればいいかわからない。自分の中には、あとで付け加えた知識以外、ゲーデを消すこと以外ないのだ。
「ちょ、待って泣かないで」
「エルは泣かないよ、我慢するっ」
「泣きたきゃ、泣けばいいんじゃねぇかいまは」
そう言いながら現れたそれを見て、一瞬近くに刃物がないか探す自分。すぐに我に返り、それを見た。
「ゲーデ」
「よおディセンダー」
「・・・あなたも、ディセンダー?」
「その腰のは?」
「グラニデのディセンダー」
「ノワール」
そう言いながら、エルとルルも挨拶する。そこにみんな現れ、挨拶する。
正直、武器を見るたび、それで龍を殺せと頭の中に声が響く。
「・・・あなた達は、なにもないの?」
「「!?」」
二人のディセンダーにはなにもない。ということはやはり、
(私の方がまがい物・・・)
その事実にふさぎ込む彼女に、龍は無視してエルを見る。
「とりあえず、敵さんも負の感情を集めてる。お前のことはともかく、情報が断片しかなさすぎるな」
「なら、負を消せばいい、あなたを消せば世界を救える・・・」
だが彼女からその気はない。言葉からそう感じながら、響達装者、ジュード達、グラニデのメンバーも黙る。
「そんなのだめだよっ」
「負は害悪でしかない。命を蝕み、人を狂わせ、輝きを汚す。ディセンダーである貴方だって」
「それでも、それは人の心」
ノワールはそう言って、龍にだきついていた。
「私は、ゲーデとは戦わない。絶対、だって、一緒にいられるもん」
「うん、ノワールの言うとおりだよっ。負の、ゲーデとだって、平和な世界を作れる。私達グラニデは、自由の灯火は諦めないよっ」
イヤハートはそう言い、ノワールはうれしそうに龍にだきつく。
ほほえましいが、セレナとカノンノが不機嫌な、そんな負を感じる(ディセンダーはいまいちわからないが)し、マリアはそんなセレナを見て、こちらを見ている(目が笑ってないし、光もない)
そして彼女は短く、そうと呟く。
「・・・そう言えば、ディセンダーさんは名前なかったんですよね、このままでいいんですかっ」
響が突然そう言い、ジュード達に少しだけ何か言いたいこと、言いたくとも言えないという、状態への苛立ちの負を感じる龍。
(なんだ?)
内心そう思うだけにして、彼女はといえば、
「好きに呼べば」
そう短く返答した。
それに響はみんなを交えて考え出す。当本人はどうでもいいと言わんばかりに椅子に座り、その様子を見ながら、龍にすら求め出す響。それには嫌そうな顔をする彼女だが、龍は少し考えて、
「なら『ミラ』でいいんじゃね?」
そのとき、逃さなかった。
ジュード達が、驚愕するという顔を見逃さず、内心疑問に思いつつも、
「ミラ、恒星から取ったのかしら?」
「さすがだなマリア、ラテン語で不思議なって意味だ」
「ふん、身元のわからない私にとっていい名前ね。それでいいわよ」
こうして不思議なディセンダーこと、ミラはそう言うが、正直不思議なのはジュード達の反応であった。
(・・・とりあえず、ノワールが少しずつ上ってくるのを何とかしたい)
そんな感じで、今日はお開きになり、龍に至っては外出を禁止された。
「敵の狙いは君である以上、異論は認めんぞッ」
弦十郎の言うとおりなため、仕方なく龍は奧へと幽閉された。アドリビトムメンバーが牢屋に入れろ、手錠しろ、身体を拘束しろと言って来るため、どこの重罪人だろうという状態であったが、隙を一瞬見ては逃げだそうとしたため、装者達はなにも言わなくなった。
「さて、あほは拘束したし、私たちは響のパワーアップの件を調べて、少しでも戦局をよくするようにするわよ」
と研究者チームは意気込み、セレナ達は暇になる。
むろん、単独行動はしないが条件であり、連絡も絶やさないことになっている。
そんな中、マリアは少しだけ行動を起こす。
「せ、セレナ」
「はい?」
セレナにある場所に行くので、貴方も来るか聞く。切歌も調も用事があると言う話し合わせはしていたため、セレナははいと頷き、町へと出かけた。
途中で花を買いながら、セレナはその様子を見ながら、歌手で有名人のマリアは変装していて、その様子を見ながら、
「これからどこにいくんですか?」
「・・・」
少し黙り込み、そして静かに、
「マム、私や切歌、調にとって、母のような人よ・・・」
貴方にとっても、そう言えずに、彼女をマムのもとへと連れて行く。
人気が無くなり、静かな場所へとたどり着き、セレナも自前で花を用意して、マムの墓にたむけていた。
「始めまして、セレナです。異世界で救世主してます」
きっとマムも驚いているだろう。マリアはそう思いながら、微笑む彼女見る。
何もかも、仕草や好き嫌い(向こうで改善したらしい)も同じであり、いつも口紡ぐ歌は、セレナがいつも歌う、あの歌だ。
心から、逃れられないほどに彼女のことを妹しか見られない。
そう思いながら、マリアも花を置きながら、それを聴いた。
「~~~♪」
それは、当時、あの実験施設にいたとき、いつも歌っていた、あのとき、フロンティア事変でも自分に勇気をくれた歌を歌う。
涙があふれそうになる。セレナだ、この子は間違いなく妹のセレナだ。
止まらない、止められない。もう、自分は、
「マリアさん」
それに正気に戻る。
マリアは何を言おうとした。彼女にとってはいい話ではない。
勝手に死んだ妹と重ねて、妹扱いなんてできない。そう思い、すぐに我に返る。
「なにセレナ」
だが、セレナは、
「・・・」
次の瞬間、彼女は、
「貴方は私を知ってますか?」
彼女の思いを壊すには、十分な一言だった。
拘束されているオリ主(仮面ライダー龍騎の蛇さんみたいです)
仲良くなりたいディセンダー登場。助かったと思うオリ主。
ディセンダー思いっきり、顔に頬スリしたり、動けないことをいいことに仲良くなろうとスキンシップしてくる。オリ主はうなる。
カノンノ(ルミナシア)登場。
ユーリ達、修羅場から距離を取り、見守る。
いま裏でこんなこと起きてます。
お読みいただき、ありがとうございます。