戦姫絶唱・テイルズ・オブ・シンフォギア   作:にゃはっふー

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まだ話のストックがある、なら俺はまだ走り続けられる。
そんなバカな精神でまだ進みます。
ついに装者、オリ主、そしてディセンダーが顔合わせします。


救世主と歌姫

この世界に帰還して、初日から色々あった。目が覚めた俺は最初にそう思った。

「・・・日本か・・・」

 まず始めに、弦十郎、もとい司令官達が一時基本部にしている施設へ来たあと、色々疲れがあったり、用意もあるため、飯食って寝ることにしたのだ。

 その際、立花はカノンノとセレナとかなりうち解けていた。どうやらあちらは問題ない様子で、俺は安堵する。

 問題があるのは、いまだ自己紹介していない装者の三人だが、そのうち二人は妙だった。

 セレナを時折見ていた。少なくても分かる範囲ではそう言う印象だ。

 あとは時間になり、家がある装者達は帰り、俺達は仮眠室で寝る。むろん、すぐ隣だが、同室ではない。

 昼下がりの光を感じながら、俺はセレナへと振り返る。

「おはようセレナ、間髪入れずに殴ろうとするやめて」

「早起きしないリュウが悪いんだよ」

 そう満面の笑みで、俺は手ひどい一撃を食らう。ひでぇ。

 

 

 

「あっ、やっと起きたんですね龍さんっ」

 立花がカノンノと仲良く話している頃、俺はセレナに起こされ、朝食を抜いて現れた。

「ねむい・・・」

「なんでいつもそうなの・・・」

「あっははは・・・」

 カノンノは苦笑しながら、立花が施設を案内する。強制的に起こされなかったところを見ると、まだ急ぎの用はないようだが、

「いま外国にいる翼さん達と連絡して、もうそろそろでしたから、なんかみんなして話があったそうです」

「立花は?」

「私はセレナやカノンノに、この世界のことを教えたりしてましたっ」

「ヒビキに教えてもらってね、装者の二人、あいどるなんだって」

「リュウは知ってる?」

「俺はそう言うのはな、こっちにいる時は、寝るか働くか飯食ってるかだから」

「えぇ~翼さん達を知らないんですかっ!?」

 そんな話をしながら、俺達は司令室前へとたどり着いた。

「師匠~龍さん達をつれてきましたっ。連絡、は・・・」

 なぜか司令室は、険悪な雰囲気に包まれていて、立花は声の声も弱々しくなる。

「リュウがいつまでも起きないから・・・」

「はあ・・・」

 申し訳なさそうにする二人だが、そうじゃない気がする。

 とくに三人は、俺を意識してない。俺が悪いのなら、俺にそう言う感情向けているはずだ。だが、そんな雰囲気はない。

「おほん、いま呼びに行くところだった」

 指令がそう言い、俺はモニターに映る女性達と眼鏡の男性を見る。

「君達からまず紹介してくれないか、おそらく、前戦で肩を並べると考えられるからな」

「あ、はいっ」

 カノンノ、セレナ、俺は自己紹介をする。立花にしたときと同じ、アドリビトムのことや、ディセンダーのこと、ゲーデのことを付け加えること以外、かわらない挨拶だ。

 今度は装者、立花が自己紹介する。響って呼んでくださいと言っていたが、仲良くする理由はないので無視する。というよりよけいな情報は多い。

「ほらほらっ、クリスちゃん達も自己紹介自己紹介っ」

「・・・雪音・クリスだ」

「暁、切歌デス・・・」

「・・・月読、調」

 赤い子は雪音、鎌の子は暁、ピンクの子が月読と名乗り、俺を睨んだ。

「よろしく、私のことはセレナって呼んでねっ」

「「・・・」」

 セレナの問いかけに、なぜか妙な沈黙をする二人。

 複雑な環境で、よくわからない。そして今度はモニターの方の装者、青い髪の装者が話しかけてくる。

「私は風鳴翼、天羽々斬の装者で、いまはロンドンにいる。モニター越しですまないな」

 その問いかけに、カノンノ達は元気よく挨拶する。俺は風鳴より、気になるのは、さっきからこちらを見続ける。もう一人だ。

「・・・」

 その人はしばらく沈黙したが、視線の先になぜかセレナがいる気がした。巨大モニターのため、確証は得られない。

「マリア」

 そう、やっと言えたような、そんな声で、

「マリア・カデンツァヴナ・イブ。よろしく・・・」

 そしてあとは、オペレーター達など、裏方の人達自己紹介が始まるのだが、妙な雰囲気のため、少し気後れしている二人。

 そんな様子に咳き込む指令、腕を組みながら俺達を見る。

「とりあえず自己紹介と顔合わせを終えたところで、本題に入ろう」

「はい」

 俺はそう返事をして、お互いの状況確認をし始める。

 まずは俺達、異世界側の事情だが、

「悪い、俺だけだから行き当たりばったりでいいやって思って、精霊達には異変が起きるとしか聞いてない」

「ずいぶん気楽なこったな」

 雪音が悪態を付いてくるが、まあ仕方ない。

「ルミナシアの仲間、このことを知っているメンバーには色々と調べたりすることを頼んでる。全部終わったあと帰ることも考えていたから、向こうは転送装置やら、連絡装置を用意してる話になってる。しばらくすれば向こうから連絡するらしい」

「詳しく話しなかったの?」

「してたらお前らお節介ズが参加するから、詳しく話せずに来たんだ。向こうもどうやってするのか聞きたかったが、大丈夫って言ってたから、大丈夫だろう」

 カノンノを睨みながら俺はそう言い、セレナは嫌な顔をする。

「私たち、邪魔?」

「この世界にはノイズって、触れただけで即死するもんがいたんだ。ゲーデの力使える俺じゃなきゃ、対処できないと思うし、セレナも平気だろうが、俺とセレナだけってのは色々問題があるんだよ」

 セレナはなんで?と首を傾げているが、カノンノは納得してくれた。まあ本当に納得してくれているのか不安ではある。

「まあ、実際異変にはあった。ジルディアの民みたいな、鉱石の身体を持った人形」

「ふむ、それが装者、響くんを暗殺しようとしたことだな」

 それに立花が驚くが、指令の言葉に納得する。カノンノ達も驚き、確認してくる。

「本当にジルディアの民だったの?」

「ああ、正確にはそれに近い別のもんだ。命の輝きはなかった」

「命の輝き?」

 立花は疑問に思い首を傾げ、それにはセレナが答える。

「リュウや私は、人の心、その輝きが少しだけど分かるんだ。だから生き物かそうでないか、少しだけね」

「あれは確かに人形だ。まあ、自我があったから、殺したって言うのは正しいがな」

 複雑そうにするカノンノ達。それに対して、その話にまずはある確証だけだが、こちらの意見を伝えることにした。

「指令達には悪いが、俺達はこの件にジルディアの民が関わっているとは思っていない。むしろ悪用されていると思っている」

 理由としては、ただの希望論ではあると付け加えておくが、それでも、

「ジルディアの民はもう、誰かを傷付けるのを率先するはずはない」

 セレナ、カノンノもそう信じて欲しいと言う視線に、指令は考慮してくれるだろう。

 むろん、彼の立場では完全に捨てきれないが、それでもこちらの意見を聞いてくれる。正直本当に無茶な行動できないな。

「まあ、事情はここまでだな。装者の命狙われるのだって、考えれば対処できるのがシンフォギアだけだからっていう理由で説明がつく」

「ああ。調べた結果、ハッキングなどの足跡ははっきりしているのに対し、何者かがしたか、それだけは分からずじまいだ」

 それに重々しい雰囲気になる。つまるところ、敵がはっきりしていない以上、後手に回るしかない。

「まあ仕方ない。いまはなにがあっても対処できるように、情報の交換などを欠かさず、警戒するしかない」

「わかりました」

 カノンノ達全員も頷く中、ああそうだと指令が、

「龍くん、悪いがカノンノくんとセレナくんに、メディカルチェックを受けるよう、話をつけてくれないか?」

「ああ、はい。ですね、ケガした際の対処とか必要ですし」

「そういうことだ。君も受けておくといい」

「了解です」

「あっ、僕が案内しますね」

「ありがとなエルフナイン。カノンノ達を癒すマスコットになってくれ」

「ふえっ!?」

 意味がよく分からないことを言い、エルフナインという少女と俺達は、医務室へと移動する。

 

 

 

「・・・リュウ、メディカルチェックって、ドクメントを確認するの?」

「どくめんと?」

「簡単に言えば、魔法でDNAを視覚化する技術のことだ」

「でぃーえぬ?」

 カノンノのエルフナイン、二人と会話しながら歩いている際、ふと、セレナに振り返る。

「どうしたセレナ」

「・・・」

 なぜか黙り込む救世主。セレナは少し考えてから、首を振る。

「なんでもない・・・」

 そう言われるが、セレナだけは光が邪魔してよくわからない。だが、

「・・・」

 セレナの頭を撫でながら、そうかと伝えておく。カノンノもまた、セレナがなにか隠しているのかわからないが、安心させるため、手を握りほほえむ。

 まあいまはほほえましいのだが、まず先になにするか二人の前で血液検査する。青ざめる二人がいるのだが、それはエルフナインをだきしめて癒してもらおう。

 途中で男女に分かれて、検査を受ける。

 

 

 

 ロンドンのとある一角、マネージャーである緒川と共に見守る。

「マリア、少しは落ち着いたらどうだ」

「落ち着いているわ、私は」

 そう言いつつ、彼女はずっと部屋の中をぐるぐる歩いている。モニターで彼女の様子を仲間達もくもった顔色であり、響もまた事情を聞き、そわそわしている。

「結果出ました」

 その言葉に、モニターにかぶりつくマリア。他の装者達もまたモニターを見る。

「それで結果は」

 指令の言葉に、オペレーターは静かに、

「・・・現在医学の結果では、セレナさんは間違いなく、セレナ・カデンツァヴナ・イブさんと、同一人物です・・・」

「嘘よッ」

 それに叫ぶマリア、それでもエルフナインもまた協力して調べているが、間違いなく同一人物と出ているうえ、

「マリアさんとも関係があります、異世界人だからとは言え、この結果は・・・」

「うむ・・・偶然の一致、にしては、だが・・・」

 全員が困惑する中、マリアはまだ叫ぶ。

「あの子は見た限り、14歳くらいだわッ。あの子がもし生きていたのなら、もっと年上よっ」

「そ、そうデスよっ、マリアの言うとおりデス」

 そんな騒ぎの中、謎や不可解な点だけが増していく。

(異世界の救世主が、シンフォギア装者と全くと言っていいほどの同一人物、いや)

 よく考えればそれだけでなく、すでに龍と言う、異世界のイレギュラーがこの世界で起きている。

(彼のことだ、自分についてなら嘘は言わないだろう。むしろ気にしてないから詳しく調べていないと見ていい。だが)

 セレナのことと言い、異世界のゲーデと言う転生者がこの世界と関わりがあると言う事実を見過ごすことはできない。

(彼の話では、いずれルミナシアの仲間から連絡が来るそうだが、できれば早い段階で連絡したいな)

 そう考える中で、装者達の同様もまた、彼にとっては悩みの種になり、モニターの緒川と目が合う。

 お互い頷き合い、目を光らせるしかない。

 

 

 

(あり得ない・・・)

 そう言い聞かせるように、言葉を続ける。

(あり得るはずは、ないっ)

 

 だが、

 

 声が、仕草が、反応が、

 

 心の奥底から、彼女のことを

 

(違う違う違う違う違う違うッ)

 モニター越しから見た瞳、そのまっすぐな瞳を見て、龍と言う男の後ろに控えている彼女を見れば見るほど、

 セレナと、涙を流してしまいそうになる。

 間違いなく妹、セレナ・カデンツァヴナ・イブ。

 そう感じている、思っている、考えている。

「・・・」

 頭を抱え、黙り込むマリアに対し、みな言葉が詰まる。

 

 

 そのとき、

 

 

「えっ」

「・・・・・・・」

 息をのむマリア、それは静かに扉を開き、セレナ達が現れた。

「~~~♪」

 セレナは楽しそうに、歌を歌いながら、お菓子を持ってきた。

「すいません、勝手に台所借りました」

「しっかし、セレナ、カノンノ。ここはギルドじゃねぇんだから、おやつ食べたいってだだこねるなよな・・・」

 龍は呆れながらそう言い、いくつかのパイらしき焼き菓子を持って現れた。

「仲間から教えてもらったピーチパイですっ、みなさんの分もありますからどうぞっ」

 そう言い、セレナはまた歌い出す。

 龍は頭をかきながら、何かに気づく。

「どうした?」

「・・・」

 何人かはお菓子のにおいで和んだはずだが、ある一人の人間の反応に、固まっていた。

 マリアが、信じられないものを見る目で、こちらを見ている。

「その歌」

「えっ?」

 そんなマリアが口にしたのは、

「その歌はどこで覚えたのっ!!?」

 マリアの言葉に、セレナは龍の後ろに避難してしまう。視線が龍に突き刺さるが、龍は気にせずに、かわりに答える。

「この歌って、セレナの歌?」

「セレナの癖だよね? 暇なときとか、料理するときから、いつも歌って、みんなを笑顔にしてるんだよ」

「そうだな・・・って、ん?」

 カノンノの言葉に頷くセレナ、そのときに龍は首を傾げた。

「そう言えばセレナ、お前なんで歌覚えてるんだ?」

「どういうことデスかっ!?」

 くってかかるように、切歌達も話を食いつく。それに疑問に思いつつも、龍は答える。

「本来ディセンダーは、世界に危機が訪れた際現れ、危機を退けたあと、世界樹の中に眠り付く。その際、記憶をリセットするらしいんだ」

「そう言えば、セレナ、その歌ってどこで覚えたの?」

「えっ、知らないけど・・・」

 それに、カノンノ達はあれ?と言う顔になる。

「・・・そう言えば、ディセンダーだって分かる前、セレナは記憶喪失の子として、過ごしているとき、歌と名前で身元探してたな」

「だけど、セレナがディセンダーなら、どうして歌を?」

「ん~戦うことと一緒に、必要だから?」

「いや違うだろそれ」

 彼らもわからない顔をしている。

 その中で唯一、顔色が悪い者が居た。

「マリア・・・」

 調がそう呟いて、やっと我に返るマリア。

 それに龍達も気づく、そのとき、

 

 

 

 セレナと目が合った。

 

 

 

「・・・ごめんなさい」

 そう言って、連絡を切り、その場に座り込んだ。

「マリアっ!?」

 翼が駆け寄り、顔色を見る。よほどひどいのか、青ざめていた。

「・・・あの歌は、いったいなにがあった?」

 翼の問いかけに、マリアは、

「・・・あの歌は」

 静かに、

「・・・セレナが私によく聞かせてくれた、歌よ・・・」

 今後こそ、全員が静かに、黙り込むしかなかった。




いつアドリビトムのメンバーだそう。それより・・・ちらっ

ジュード達の世界


・・・いやいやいやいや。

未プレイのスレイ達

いやいやいやいや。

仮面の戦士、ライダー達。

それはダメですね、はいわかってます。この作品はシンフォギアとテイルズだけにします。
少し調子に乗りましたすいません。ここので読んでいただきありがとうございます。
ではまた次回、よろしくお願いします。
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