投票結果を実現するため、色々と忙しいことになる。
何よりも、サマルトリアと名づけられる、サマリエル第二王子を幼王、ゴッサを摂政とする新しい国を作る。
そのために、さまざまな人材を、どちらも機能するように振り分けていかなければならない。
樽作りや鍛冶屋、藍染職人などあらゆる職人たちの、独立のあてがなかった者が次々に独立し、サマルトリアに向かう。似たようなことはローレシア建国のときにも起きた。
率いるゴッサは〈ロトの民〉の若き指導者であり、アロンドが行ったいくつもの事業で〈ロトの子孫〉も含めて重要な立場を務めてきた。〈ロトの民〉〈ロトの子孫〉問わず強く信奉されている。
瓜生に故郷で医者がやれると太鼓判を押されたサラカエル、最高の武闘家の一人ムツキの夫婦、ほか冒険を共にした精鋭たちを中心に組織を作る。
遊牧民の血を誇りながらも狭い島で水田稲作をしていた〈ロトの民〉にとって、いくらでも遊牧ができるサマルトリアの広大な草原は天国そのものだ。〈ロトの子孫〉にとっても最高の耕地はたくさんある。
竜にまたがるゴッサが常に懐に幼い王子を抱いて野を駆け、そこに毎日のようにローラ王妃やアロンドも訪れる。
瓜生はアロンドに個人的に属しているので、サマルトリアも瓜生の資材を利用できるかどうか議論となった。
「サマルトリアにも、本や情報は惜しまない。必要な物資があればローレシア同様に出す。
ただし、ローレシアと同じ条件をつける。
何が必要なのか、国民が参加する政治で承認すること。税金を取り、それも同様に国民議会の議決を受けること。
私的財産権を守ること。
それがないところに物資を出したら、ざるで水を汲むよりひどい」
そうゴッサに言うと、早速サマルトリアの城と決まったところに、超巨大書店の在庫全部を出して図書館とした。
同じ、大量の本のセットは大灯台の島にも、ローレシア王宮にもある。
ローレシア・大灯台の島・元鬼ヶ島も、それまでのアロンド独裁制から議会制立憲君主制に着地するため、さまざまな組織変革が行われる。
計画はできていたからこそ、迅速・的確に。
王立病院のトップだったサラカエルがサマルトリアに移ったのは痛かったが、ベルケエラは残っていたし、他にも瓜生の故郷の医師免許模擬試験に合格点を取れる医師は、多数育っていた。
また、レグラントが王立病院の食事・清掃・人事など管理面をやるようになり、病院はとても快適で清潔、瓜生の故郷と違って常に病院食がうまい。
彼女の夫ロムルは、孤児・心身に障害を持つ者・犯罪者など特に弱い立場の人たちの世話を引き受け、妻のレグラントと息を合わせている。
一人で全員を助けていたらきりがないが、助けが必要な者の周囲に助けるよう命じ、しかも助ける人の得になるようにする。さらに虐待や奴隷化もしないように周囲に監視させる。
精神的にも、人を世話することで世話する者も助けられるように、よく見て配分している。強い者にも心には穴があり、それは他人を無条件に世話することで埋まることがよくあるのだ。世話を押しつけられて怒っている者が、半年後には笑顔で感謝することもよくある。
そのあたりの、人間の善も悪も知り尽くす苦労人ぶりは孤児のリーダーあがりだけはあり、豊かに暮らしてきた〈ロトの子孫〉〈ロトの民〉の部下も信服している。
アロンドの生活はそれほど変わらない。立憲君主の立場に下がり、魔術的儀式をすることもあるし、元老院議員として議論に加わることもあるが、それらの仕事は最小限。
ローレル王子がいるローレシア都・サマルトリアの、サマリエル王子が育つゴッサのテント・大灯台の島の客船などを、ローラ王妃を連れていつも飛びまわっている。
学校、工場、開拓農地、土木工事現場、鉱山、豪華客船や空母の施設……あらゆる場所に顔を出し、誰彼なしに話す。その点では、サマルトリアもおかまいなし。
時には姿を変え、身分を隠して働くこともある。
誰か困っている者がいれば、すぐにロムルに言いつけ、彼とレグラントの夫婦が素早く助けてくれる。
宮廷にあまりとどまっていないから、多くの廷臣が寵を争い利権をあさることもあまりない。元々、仕事と利権の配分は、アロンドは大灯台の島から、いやアレフガルドに閉じこめられ竜王と戦っていたときから、うまく人に任せていた。
生活そのものは、王らしい豪華さとは無縁で比較的質素にしている。尻は自分で拭く、宮廷の人数はごく少ない。
王制は常に、尻を拭いたり着替えたり、あらゆることを専門とする、実質不労所得者である廷臣が増えてしまい、費用が暴走して重税になっていくものだが、それはやらない。誰もが家事使用人を増やすより新しい道具を買い、忙しく働いている。
ラダトーム王宮で王女育ちのローラも、竜王に閉じこめられて極限生活も経験しており、そんな生活にも不満はない。
時々は豪華客船で贅沢が楽しめるし、外交や国事の時には、瓜生由来の最高ブランド品や莫大な黄金で装う。
それは母国やムーンブルクの王室の誰もが、想像もできないほどの贅沢ばかりだ。それを見てはキャスレアたちも文句の言いようがない。
また、あちこちに用意されている夫婦の私室には、発電機と、それぞれ別々の最高級オーディオやホームシアターがあり、音楽やブルーレイを存分に楽しんでいる。
楽しみと言えば、アロンドとローレルは時々何日も激しい修行をすることがある。
国有の富といえるものも膨大だ。
大陸開拓の最初に、瓜生が主導で大規模重機を用いて開拓した、十平方キロメートルにおよび大量の化学肥料と農薬、最新改良種で莫大な収穫を得た水田。それが王家の、最初の富だった。少人数で耕作され、その莫大な余剰は開拓の原資にもなるし、飼料として家畜を大量に増やすこともしている。
あちこちに、空港や環状線など将来必要となると思える地域、国立公園にすべき地域を確保し、それは用途を限定して国有化している。
ローレシア王宮の近くに、規模の大きい植物園と動物園も作られ、それは学校も兼ねている。この〈下の世界〉、〈上の世界〉から瓜生が持ってきた動植物など、多くの生き物が暮らし研究されている。
アロンドは以前から、主に瓜生から得た莫大な財産で銀行のような仕事もしている。
ガブリエルや〈ロトの民〉などにも銀行機能を果たしていた商会はあるが、瓜生の資金があるアロンドの銀行も規模が大きく、さまざまな発明や大規模工場などに投資している。その運営は孤児時代の仲間や〈ロトの民〉の商才がある若者にほぼ任せていた。
それがまた常に多くの金を産んでいる。
銀行も、アロンドが立憲君主となるにつれて公有にしようとはしているが、法整備など色々難しい。
さらに、アロンドは瓜生に、アメリカの金準備高の何百倍もの黄金や、銀・白金・銅・バナジウム・ニッケル・タングステンなど価値の大きい金属の地金などを与えられ、分散して埋めている。
他にもジジ・キャスレア・ジニ・ゴッサなども、莫大な量の富を与えられている。ジジやキャスレアは秘密工作や外交に、ジニは研究・教育・工場整備に、常に大金を必要としている。
まあ、埋めている貴金属を除いてもアロンドはこの〈下の世界〉で、桁外れに一番の金持ちで地主だ。
その王国分裂は、それまで協力して開拓をしてきた多くの村人に、決断を迫ることにもなった。
何年かの猶予は与えられたが、一人一人がどちらに属すか決めなければならない。
まだ大陸より多くの人口が暮らす大灯台の島の住民も厄介だった。元鬼ヶ島も多くの人口がある。彼らは元々独立国のようなものであり、自治権を与えられてどちらにつくでもない、という立場だったが、両国の法が整備されればどうなるかはわからない。
一人一人にとって、自分がどちらなのかを考えるのは辛いことだ。
そして、親が決めるのに従うしかない子供はもっと辛い。
「ほっとけばよかったのに!」ケエラがルーラで学校に着き、怒りながら早足になる。
「卵をよく産むペッカーだぞ。塩水を飲ませて吐かせて、なんとか助かったが……トリカブトやキョウチクトウ、ワラビやドクツルタケを平気で食うあれを、どうやれば」ダンカは本気で不思議がっている。
「うるっさいわね、ちょっと今朝料理してあげようとしただけじゃない!で、においが変だったから、もったいないから」ケエラは怒っている。
「たべ、てた」最後まで言おうとしたディウバラをにらんで黙らせ、彼の教室に突き入れて、自分の教室に急ぐ。
「学校でピオリムを使うな!」と、通りがかりの上級生が怒鳴りつけた。
ケエラとダンカが教室に駆け込むと、「ウリエル先生は急病につき課題図書を筆写」と板書があり、それぞれの机に本と紙束が置かれていた。
そして、二人での遅刻にクラスメートがからかいの声をあげる。ただし、見ている上級生が銃を構え、呪文を唱え始めているので暴力はありえない。
それに同じ開拓村の男女がクラスメートなのは珍しくもない。すぐ静かになる。
「お見舞いに行こう」と、ダンカ。
「そうね。一言いいたいこともあったし」とケエラ。(こんなふうにからかわれるのも、もうすぐ終わりかもしれない)と思ってしまうと、妙な怒りも沸いてくる。
空母の病室で、瓜生は点滴を自分で打って寝ていたが、ケエラとダンカ、ディウバラの三人が入ってくると目だけ開けた。
「だいじょうぶですか」と、ダンカ。
言葉が出ず、泣きそうになって何か鼻歌を歌いそうになるのを自制するディウバラ。
「失敗した。ケエラ、昨日の魔法の授業でやったはずだな。マヌーサやメダパニなど、精神に関わる魔法の勝負で負けるとどうなる?」
「実力を、全部知られてしまう。だから極力、マヌーサとメダパニなどでぶつかるのは避けろ、よね」ケエラの口調には怒りがこぼれている。
一息、沈黙し、
「なんでこんなことを許したんですか。王国を、二つに分けるなんて」
怒りの理由、(せっかくダンカと一緒に暮らしていたのに)は、意識にのぼすことはできないまま。
「すまないことをしたな」と、そこにアロンドが突然出てきた。ケエラたちは慌てて敬礼する。
「これによって本当の最悪は避けられた、〈ロトの子孫〉〈ロトの民〉が分裂し争うことは。今回は両方が混在共存を保っているからな」
と、アロンドが静かに言う。瓜生が目で発言許可を求めて引き継ぐ、
「それに、一つの帝国は抑圧をしやすい。いくつも国があれば、イノベーションを封じるのが難しくなる。
おれの故郷で、ひとまとまりにやりやすい中国は発明や大航海を、皇帝がだめと言えば完全に止められた。
だが、川とか山とかでバラバラになりやすく統一が難しいヨーロッパでは、ある王にだめと言われたら別の国に逃げて提案でき、それでケプラーやコロンブスは成果を挙げられた。当人は不幸に終わったがね」
と瓜生。ケエラは少しずつ瓜生の世界の歴史も学んでいるが、やはりよくわからない。アムラエルらが必死で本を読みふけり、こちらでのカリキュラムを作ろうとしている。
「魔法勝負、って誰と」ダンカが聞くのを、瓜生とアロンドは顔を見合わせて苦笑した。
瓜生が苦しそうに眠ってしまうのを、アロンドが軽く額を拭いてやってから、ケエラたちも連れ出した。
王国の分割で上層部は忙しいが、開拓民はほとんど変わらず開拓や建設を続けていた。冬は農閑期だからこそ、家や工場を建てたり新しく田畑を切り開いたりできる。
手間のかかる水田を谷間などに作り、水を引いて水道兼用の上射式水車も作る。
新しい大陸の北部はかなり寒く、ビタミンCもジャガイモとトウガラシ、また松の葉をすりつぶしたとてもまずいジュースが頼りになる……自給自足にこだわれば。
南方の元鬼ヶ島やテパ近くのゴム園からは十分新鮮な、ビタミンC豊富な赤い果物が手に入る。
またローレシア王宮より南は、ほとんど雪が降らない亜熱帯に近い気候で、真冬でもケールなどが収穫できる。
温室があれば真冬でも新鮮な野菜や果物が得られるが、大量のガラスが必要なので高価だ。そして、南方とルーラで交易することが今の時点でできる。
土木工事では、この冬は道路や運河も拓きはじめている。
〈ロトの民〉は海が近い島暮らしだったので、陸運の必要は少なかった。〈ロトの子孫〉はもとより隠れての暮らし、怪力任せに背負える以上の量は必要なかった。
だがこの大陸は広く、道路の必要も大きい。
ただ、人数が少ないこともあり、あまり徹底した舗装はまだできない。騎馬を重視し、広く牧草地を兼ねた大地に馬を走らせることが多い。
ルーラの圧倒的な速度も競争力が大きい。魔法使いが多数おり、通勤通学にすら使える。運べるのはせいぜい、四人で持ち上げられる最大重量だ。だが、特に船ごとルーラの速度・重量・体積は圧倒的を通り越している。特殊な聖木が必要なので量産は難しいが。
だが、運河がどうしても作れないところで大荷物を一度に運ぶには、どうしても家畜が引く車が必要だ。
まず起伏が多く重要な道に、ユニークな道路システムが試作された。瓜生とジニを中心に多数の技師たちや、実際に地を耕している人たちが協力して実地でさまざまな工夫をしてのことだ。
山がちなローレシア北方では、山や谷川に隔てられた小さな集落適地も多く、舗装道路はあまり現実的ではない。
だが、ケーブルカーなら事実上地理を問わず、鉄道に近い輸送能力もある。
道に沿って、二本の木を寄せて植え、その間に帯を渡し、そこから吊り縄とS字金具をつけて乗り越えレールを短く作り、そのレールの間を太い縄で結ぶ。
荷物はS字の上向き支柱に、丈夫な滑車をつけた籠に積む。見た目とは違い、車よりも楽に曳ける。
水力や、ハムスターが回す輪の大きいのに小型竜馬を入れて回す動力も急な坂を上るところなど、補助的に使われる。
それも今は、瓜生の物資に依存している。高品質鋼のケーブルや高精度のベアリングは、まだこちらでは量産できない。だが明白な目標を見て、リバースエンジニアリングを続けている。
そして瓜生が、これは〈ロトの民〉が大灯台の島に入植したときからだが、近代的な馬の呼吸を妨げない馬具を教えていたからでもある。
また今はまだ試作だが、竹を枕木に、長く割れる石に溝を彫ってレール代わりにするのもやってみているところがある。曲がる部分はセメントを利用する。竹や木材もある程度はレールになる。
鉄はまだまだ普通の刃物や犂などの需要が圧倒的に大きく、建材やレールに使えるほど生産量の大きい製鉄所はまだだ。
レールを用いるには車輪と車輪の間隔を統一する必要もあるが、車そのものが少なかったので比較的簡単だった。
また、色々なことを統一するという発想にも、瓜生が前に残した本を受け継ぐロト一族は慣れていた。
物を運ぶ箱、コンテナのサイズ。管の太さ。そしてメートル法の度量衡。それに車の標準軌が加わるだけだ。
アレフガルドでもムーンブルクでも、度量衡の統一など程遠い。ムーンブルクとムーンペタですら枡の大きさは違う。
勇者ロトのおかげでザハン大神殿が復活してから、再び各国を指導しようとしているが、武力が乏しいためできていない。
また、できる限り運河を掘り、水路で移動するようにしている。大量の物を輸送するのに、鉄道やトラックが本格的に実現してさえ、水運以上の方法はないのだ。
ケエラたちの村では、移動は今は主にルーラ、それに川を利用して底の浅い船や木材輸送を兼ねた筏に頼っているが、より水運を安定させるために水深の深い運河を作ろう、という計画がある。
村の中でも、森から木炭を運び出す、きれいな湧き水のある泉から居住地に水を引く、高いところから高低差を保って水を運び水車に使うなど、いくつも必要な土木工事が計画され、集中的な測量に子供たちも狩り出されている。
順調なことばかりではなく、うまくいかないこともある。
特に外交は多難だ。
ロト一族の荒れた手が、外国の貴族には馬鹿にされ、対等に扱われないことが多い。
長身と美貌、きらめく歯と身のこなしは、見ればだれもがほうっとなる。絹や高級な竹綿の美服を身につけ、黄金や宝石も豊富に持っている。
だがそれでも、手が固いことに対する軽侮が、常にある。
ロト一族が残虐な楽しみをしようとせず、むしろ禁じるように訴えるのも異質扱いされる。食事やダンス、歌や踊りなどでは一応同じ美的感覚があるのに。
法制度も生活習慣も、あまりにも異質だ。特にムーンブルクの、半ば教団となっている宮廷医師や貴族の一部は、清潔やワクチン、死体解剖に対して激しく反発し、ロト一族を滅ぼせとしょっちゅう叫んでいる。
もちろんデルコンダルは相変わらず鎖国を守って交渉を拒み、そして旅の扉でつながっている、ローレシア南西部の半島に静かに入植し広がっている。
リレムが時々デルコンダル王宮でのたくっているが、それも外交らしい成果にはつながっていないようだ。
「デルコンダルの鎖国は筋金入りですからね、こうして情報を得てくれるだけでもありがたいですよ」などとハーゴンは言っている。
医者としては高く評価されているが、医者以上の、対等な国という関係ではない。
ムーンペタは、ムーンブルクをはばかりそれほど関係を強めようとしない。だが、経済的な関係が深く、若い医者や商人、職人を何人もローレシアに留学させている。
ベラヌールはむしろ例外的に、アロンドらロト一族への恩を公言しているが、逆にベラヌール内部の権力抗争から、ロト一族に反発する派閥もある。だが、特に元鬼ヶ島は重要な貿易先であり、互いに相手の存在が欠かせない。
ルプガナは、アロンドが旅をしていた頃は、貴顕たちもアレフガルドの通商再開や瓜生による高度な治療を素直に喜んでいた。だがロト一族が国家を作ってから、そのあまりの力を恐れていたように見える。
ペルポイは今は、再び穴から出て都市を再建するのに忙しい。瓜生たちが邪神教団を一掃したことが、感謝されていると同時に恨まれ恐れられてもいる。何より、〈ロトの民〉は彼らが捨てた病人の子孫であることが公開されてからは、それゆえにさげすみはばかる世論が強い。
そのほかの小さい都市は、ロト一族との交易が恐ろしく儲かることを徐々に学びつつある。ただし、近くの大きい国や都市をはばかる思いも強い。
ラダトーム王宮は、ローラやキャスレアの存在もありローレシアとの関係は深い。
リムルダールやメルキドなど南方都市は内向きな態度で、あまり関心がない。むしろ、さげすまれる仕事ではあるが欠かせない存在だった、下水道関係などの仕事をする〈ロトの子孫〉の多くが禁断大陸の開拓のため姿を消したことで、奇妙な衛生状態の悪化に惑っていた。
マイラやガライは元々、〈ロトの子孫〉との縁が深い。だが逆に、彼らを異物として魔女狩りのように狩り立てよう、という動きもある。