今回投稿が遅れてしまいすいません!
これからも度々遅れてしまう事もあるので、ご理解の方宜しくお願いします!
では、本編どうぞ!
第3話 月は語る
暗「だから、私は、人間が嫌いです。自分勝手な人間は嫌いです。殺してやりたいです。怨んでやりたいです。あなたも…人間でしょ?」
永「えっ?」
少し間が空いたあとに。
暗「私は…人間だった自分が嫌いです。憎いです」
暗呪は何かを感じ取ったかのように…
暗「誰ですか?」
永「?」
「永琳様、そちらの…ッ!
なぜ、そんな奴と!そいつは、我々の仲間
殺したんですよ!」
永「そうなの?暗呪…」
暗「確かに、殺しましたね…ですが、それはあなた方から襲ってきたので、呪ってやりました」
「ふざけるなッ!」
永「ちょっと、二人とも止めなさい」
暗「これは、失礼いたしました。自分はこれで失礼します」
永「ちょっと、まッ!」
暗呪の姿が砂のように溶けて消えた…
○
あれから、3週間…
暗「都市の方が騒がしい…そろそろか…」
幽「そうですね…」
暗「これから、結界をはるから少し待ってくれ」
幽「分かりました」
「呪力結界:籠女」
すると、怨霊亭の周りに黒い結界が張られた。
ふと、暗呪は空を見て呟いた。
暗「今日は、満月か…」
そして、幽魔も同じく
幽「今宵は満月ですね…」
どこか、その二人の声には力なく
暗呪は何かを思い
幽魔は何かを悲しむかのように
まっすぐに空の向こうを見た。
○…夕暮れ…○
幽魔は何かを考えていた。
幽「はぁ…暗呪様…また、あの時のように…」
そう、暗呪は昔、幽魔と出会って一年が経つ頃…
森の中に二人で散歩していた途中。
暗「あの、すいません…もう出会って一年になると言うのに…なぜ敬語なのですか?」
幽「暗呪様も私に敬語で接するではありませんか、おたがいさまですよ。」
と、幽魔はクスクスと笑った。
それもそうですね…と、心の中で思いつつ…
暗呪は何かを感じた。
何かがこちらを狙っている⁉︎
こっちか!
すると、茂みの方から銃声が鳴った…
暗「幽魔!」
幽「えっ?」
バシュッ!
バタッ…
幽「あ、暗呪さ、ま?」
暗呪様が私を庇った?
私のせいで…
暗「幽魔…大丈夫?」
幽「それより、手当を…!」
「呪銃:幽弾」
「呪力結界:籠女」
ダンッ!ダンッ!
これで、敵は…
暗「ぅあッ!あッ!」
幽「大丈夫ですか⁉︎暗呪様⁉︎いま、何をしたのですか?」
落ち着いた暗呪が話し始めた。
暗「呪力結界だよ…これなら弾丸も簡単に通らないから大丈夫だよ」
幽「そういうことではありません!」
少し暗呪はためらいながら…
暗「自分の記憶を消して使う技なんだよ…その時に少し脳に痛みがくるだけだよ…」
幽「なんで其処までして…⁈」
暗「なんでだろうね…忘れちゃったよ…何かしなきゃいけないのは、分かってるんだけどなぁ」
幽「ぅ…すいませんッ…!」
暗「泣いてはいけませんよ…」
そして、すぐに暗呪はこう言った…
暗「僕はもう幽魔から離れないから…きちんと…守るから…大丈夫ですよ」
幽魔は何かが吹っ切れたかの様に泣いた…
○
暗「幽魔?」
幽「あっ!はい、なんでしょうか?」
暗「もう、夜ですよ?」
幽「え?あ、本当ですね。すいませんすぐ食事を」
暗「いや、少し散歩しよ、二人でさ」
幽「散歩ですか?分かりました」
幽霊移動中…
暗「やっぱり、夜の外は気持ちがいい」
幽「そうですね…」
暗「幽魔…僕は君に迷惑しか、かけてないよね」
幽「いきなりどうしたんですか⁈」
暗「幽魔…本当にごめん…心配ばかりかけてさ」
幽「なにも悪くありませんよ。大丈夫ですよあの時、暗呪様は言っておられたではありませんか、「僕はもう幽魔から離れないから…きちんと…守るから…大丈夫ですよ」って…だから大丈夫ですよ」
暗呪は心の中で「ありがとう」と、呟いた…
暗「月が綺麗ですね」
幽「そうですね」
暗呪様を守りたい…
幽魔を守りたい…
人は違えど思いは同じ。
月明りに照らされ
二人はそう思うのであった。
次回、幽魔と暗呪
ここまで、読んでいただきありがとうございます!
では、次回で会いましょう!