愛魂~らぶたま~   作:うみのすけ

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チャラララーラララチャッチャッチャ♪(銀魂のあのBGM)

神楽「前回までのあらすじアル。」

夏休みに入って金髪になった高校デビュー少年。
ヤンキーの視界に入らないように人混みを避けながら秋葉原へ向かったのだが、あっけなく体育教師に補導され、坊主にされる。

新八「え、何?何の話?いきなり坊主にされるって今のご時世大問題だぞ!?」

怒りに震えた高校デビュー少年は部屋にこもり、親父が隠し持っていた憂木瞳のビデオを見て抜きまくってやろうと思ってデッキに入れたらVHSテープが中で絡まって切れちゃって、テープで引っつけてそっと隠し場所に戻したけど数日後、親父に見つかって問い詰められてなんか気まずい雰囲気になるのだった。(作者の体験談)

新八「実話かよォォォ!!」
神楽「ねぇねぇ銀ちゃん。憂木瞳って誰アルか?抜くって何を抜くネ?」
穂乃果「スクールアイドルのビデオを見て息抜きって事?」
銀時「知らないお子様は親御さんに聞いてみよう!」
新八「やめろォォォ!」

-------------キリトリセン--------------


何事もノリとタイミング

希『もう〜少し会わない間にウチの声も忘れてしもうたん?』

 

穂乃果「希ちゃん!」

 

電話の声はハメック星に旅行中の東條希だった。

部室内がざわつき始める。

 

穂乃果「電話できるようになったんだ!みんな心配してたんだよー!」

 

穂乃果はスマホをスピーカー通話に切り替える。

 

海未「にこやエリーは無事なのですか?」

 

希『心配かけてごめんなぁ。にこっちもエリチも無事よ。携帯電話は宇宙乱気流のせいで全然使えへんのよ。』

 

ことり「えっ?じゃあ今電話してるのって·····」

 

希『現地のハメック星人と仲良くなってな、テレパシーで通話してるんよ。頭の触覚を握って。』

 

希(新八)「突然SF要素ぶっ込んできたァァ!頭の触覚握って····どんな絵なんですかね·····」

 

希『肩車してな、両手で触覚握ってるんよ。ロデオスタイルやね♪』

 

希(新八)『ロデオスタイル·····大丈夫なの?それ。』

 

希『ん〜?なんかウチの声がすると思ったら·····あぁ、源外さん力になってくれたんやな♪やっぱりウチのタロット占いは怖いくらい当たってまうなぁ·····今回ばかりは外れて欲しかったけど·····あはは』

 

声なく笑う希。

静かに聞いていた真姫が身を乗り出して喋り始める。

 

真姫「あははじゃないわよ!んもう!まったく·····希にはお見通しだったってわけね·····」

 

希『ごめんな〜真姫ちゃん。色々心配と不安もあったやろ?』

 

真姫「いいわよそれは·····それよりそっちの状況はどうなってるの?」

 

しばらくの沈黙の後·····

 

にこ『真姫!』

 

真姫「にこちゃん!」

 

真姫がさらに身を乗り出す。

 

にこ『にこがいなくて半べそかいてたんじゃないのー?』

 

真姫「な、何言ってるのよ!バカじゃないの!」

凛「真姫ちゃん鼻水垂らして泣いてたにゃ!」

真姫「もう!あれはそういうので泣いてたんじゃ·····穂乃果たちが何も説明しないし·····ってそんなことよりそっちの状況は!?」

 

絵里『それは私から説明するわね。』

 

絵里が低いトーンでゆっくり話し始める。

 

ことり「絵里ちゃんも元気そうでよかったー」

 

絵里『ことり。ごめんねみんな、心配かけて。今は現地の最長老様の家に泊まらせていただいてるの。』

 

絵里(神楽)「クリリンたちの能力を引き出した最長老様アルな。」

希(新八)「熱烈なDBファンしかわからないネタを言わないで神楽ちゃん。って、ん?もしかしてロデオスタイルで話してるのって·····」

 

希『最長老様よ♪』

 

希(新八)『最長老様にロデオスタイルして話してたァァァ!色々と大丈夫なのそれ!?』

 

希『ん〜ウチも遠慮してたんやけど、意外とノリノリやったよ♪』

 

希(新八)「最長老様がいい人でよかった。」

絵里(神楽)「私も乗りたいアル!」

希(新八)「神楽ちゃんが乗ったら触覚引きちぎりそうで怖いよ。」

 

絵里『意外と頑丈なのよ触覚。少しヌメヌメしてるけど。しかしその声·····ホントに私と話してるみたい。ビックリだわ。』

 

絵里(神楽)「Какой у тебя ужин на сегодня?」

希(新八)「どこでロシア語覚えたの神楽ちゃん。」

 

絵里『Сегодня вечером карри』

 

希(新八)「ロシア語で返したァァ!」

海未「今夜はカレーなのですね。ハメック星のカレーでハメカレーってところでしょうか。」

希(新八)「海未ちゃんはロシア語理解できるのね普通に。って何の会話だよ!ハメカレーって言うのやめて!」

凛「ロシア語かぁ〜ハメック星の言語かと思ったにゃ·····ハメカレー凛も食べたいにゃ!」

花陽「お米とハメルーのコラボレーション·····たまらないです。」

希(新八)「ハメルーって言うのやめろォォォ!」

 

絵里『最長老様によると、宇宙乱気流が今まで経験した事のない強さらしくて·····宇宙船が足止めされてしまった私たちをここまでハメック星の方たちが案内してくれたのよ。今のところ、帰る見込みは立たない状況ね·····』

 

花陽「やっぱりまだ帰れないんだ·····」

希(新八)「でも、この宇宙乱気流っておかしくない?去年100年振りとか騒いでたのに2年連続で発生するなんて·····しかもハメック星の最長老様も経験したことのない強さって·····」

 

ガララッ

 

突然部室のドアが開く。

 

にこ(銀時)「何やら裏で手を引いてるヤツらがいるみてぇだな。」

 

希(新八)「銀さん!戻って来てくれたんですね!」

にこ(銀時)「小便してきただけだ。」

海未「にこの姿で下品な言葉を発さないでください。」

 

にこ『うげ·····ホントに私が二人いるみたいね』

 

にこ(銀時)「おっ、本物のにこちゃんか。色が緑で頭がお尻の形の。ん?にこちゃんってハメック星人?」

 

にこ『それはニコちゃん大王よ!確かに触覚生えてるけど·····って違ーう!』

 

穂乃果「銀さん、ネタが古すぎだよ!」

海未「ネタがわかる私たちも大概ですが。」

 

·····そこは読者のみなさんもツッコまないようにしよう!

 

にこ(銀時)「あれってトイレはやっぱり頭から·····」

希(新八)「まだアラレちゃんネタ引っ張るんかィィ!」

 

ドカッ

 

海未に思いっきり殴られる銀時。

 

にこ(銀時)「ぶったね!父さんにもぶたれたことないのに!」

海未「·····今度変なこと言ったらタダじゃすみませんよ。」

 

銀時に笑いながら語りかける海未の目は全然笑っていない。殺意すら感じる。

 

にこ(銀時)「なんか·····すみません。」

 

にこ『私じゃないけど殴られるとなんか複雑だわ·····』

 

希(新八)「銀さん、それよりも裏で手を引いてるヤツがいるって·····」

にこ(銀時)「今はまだ憶測の範囲でしかないが·····この宇宙乱気流は人為的に引き起こされてる可能性があるってことだな。」

穂乃果「誰がなんの為にそんなこと·····」

にこ(銀時)「断定するのはまだ早い。今はまだ憶測に過ぎねぇ。俺たちには今できることをやるしかねぇってこった。」

 

希『みんな、こっちはこっちで帰れる方法を見つけるから、今は万事屋さんの力を借りて頑張ってほしいんよ。』

 

真姫「でも·····」

 

にこ『にこ達は必ず戻ってみせるわ。それまでにμ'sを·····ライブをやり遂げて欲しいの。』

絵里『お願いみんな。これは私たち3年生の願いでもあるの。』

 

真姫「·····」

 

少し考え込む真姫。しばらくして意を決した表情で喋り始めた。

 

真姫「わかったわ。そのかわり·····必ず戻ってきてよ。」

 

にこ『あったり前よ!私を誰だと思ってるの?宇宙ナンバーワンアイドルの矢澤にこよ!』

 

ことり「文字通り宇宙ナンバーワンになれそうだね♪」

 

にこ『ハメック星人もみーんなにこの魅力にメロメロよ!』

 

凛「タジタジの間違いじゃないかにゃ?」

 

にこ『何よ!』

 

部室内が笑いに包まれる。

 

絵里『こっちは大丈夫よ!心強い人たちも一緒だから!』

 

ことり「心強い人たち?」

 

希『·····そろそろ時間みたい。長い時間のテレパシーは体の負担が大きいみたいやから·····』

 

希(新八)「最長老様結構無理してたァァ!」

 

絵里『絶対間に合うようにこっちも色々頑張るから·····それまで·····お願いね。穂乃果。』

にこ『会場を温めとくのよ·····にっこに·····』

 

ブツッ

 

ツーツーツー

 

希(新八)「通話の切れ方に悪意ありすぎでしょ。」

穂乃果「心強い人たちが付いてるって言ってたし·····大丈夫かな?」

海未「誰なんでしょう·····」

 

花陽「ふふっ·····不安なのはにこちゃんたちのはずなのに花陽たちが元気づけられちゃったね。」

凛「ホントだね!凛たちの出来ることをやろう真姫ちゃん!」

真姫「·····希たちに任せられたらやるしかないじゃない。それで海未、どうするの?」

 

すると神楽が突然机に飛び乗り叫ぶ。

 

絵里(神楽)「真姫ちゃんちの別荘でバーベキューちかァァ!!」

 

希(新八)「なんでだァァ!!」

ことり「合宿だね♪神楽ちゃん!」

絵里(神楽)「そうヨ!親睦を深めながらスクールアイドルの特訓もできて一石に蝶アル!」

希(新八)「それじゃ石に止まった蝶だよ神楽ちゃん。一石二鳥ね。」

凛「楽しそうにゃー!」

花陽「残された時間も少ないし·····いいかもしれないね!」

穂乃果「あはは!いいね合宿!それしかないって感じ!」

海未「私は最初からそのつもりでしたが。」

真姫「ちょっと!勝手に話を進めないで!合宿はいいけど何で私の別荘なのよ!」

 

するとことりが少し上目遣いで瞳を潤ませ見つめながら真姫に語りかける。

 

ことり「お願い·····真姫ちゃん。」

にこ(銀時)「お願い·····にこっ。」

 

真姫「にこちゃんの顔でお願いするのは反則よ!」

 

それに合わせるように全員、拾われた子犬のような目で真姫を見つめる。

 

真姫「ちょ·····」

 

無言で見つめる子犬たち。

 

真姫「んもう!わかったわよ!やればいいんでしょ!いいわよ·····別荘使っても。急で他に泊まれる所もないだろうし·····」

 

全員「ヤッター!」

 

絵里(神楽)「肉は100人前お願いアル!」

真姫「どれだけ食べる気よ!」

にこ(銀時)「遊びに行くんじゃないんだぞ神楽·····酒もお願いします。」

海未「高校生はお酒は飲めません。」

穂乃果「水着も持って行かなくちゃ!」

ことり「穂乃果ちゃん·····遊びに行くんじゃないってみんな言ってるのに。」

穂乃果「冗談だよーことりちゃん!」

希(新八)「μ'sのみなさんと合宿なんて·····緊張するなー」

絵里(神楽)「ニヤけてマジキモイアル。」

花陽「美味しいお米があるから持ってくるね!」

凛「凛もお菓子いっぱい持ってくるにゃー!」

 

真姫「·····あぁ疲れるわ。」

 

つづく




-------------キリトリセン--------------

ハメック星の希や絵里、にこの説得で新生(?)μ'sとして特訓を始めることになったμ'sと万事屋。
しかしこれから始まる地獄の合宿の幕開けであることを、誰もまだ知る由もなかった。

·····最長老様にロデオスタイルでテレパシーするって、3人がそれぞれ最長老様にまたがってたんだろか·····なんて想像したら最長老様になりたい人生だった。

次回より地獄の合宿編スターティン!
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