雪の軌跡・リメイク   作:玻璃

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 旧172話のリメイクです。ある意味残酷な描写なのかもしれないので注意。
 薬物ダメ絶対。

 では、どうぞ。


深入りの代償

 次の日。アルシェムは寝不足でぼんやりした頭を滅多に呑まないコーヒーで覚醒させた。否、本来であれば寝不足と表現すべきではないのだが、アルシェムは先日ティオに告げたことを守るつもりもなければ駒に成り下がる予定もなかった。それが、彼女にとってどういう意味を持つのかを分かっていながらも。故に、その気配を霧散させるべく脳にカフェインを送り込んだのである。

 無論、カフェインを脳に送り込んだ程度ではその気配が霧散することはないのだが、気休めにはなる。心の中で溜息をつきながら、アルシェムはその日二杯目のコーヒーを呑み干した。途端にカフェインを取り過ぎた胃がきりりと痛む。こうなることが分かっていてなお、アルシェムは敢えてコーヒーを飲んだのだ。その痛みによって気を紛らわせるために。

 そんなアルシェムの前では、若干甘酸っぱい空気が漂っている。ほとんどうわの空でアルシェムは聞いていなかったのだが、エリィとロイドが何やら楽しく夜の会話をしていたらしい。そう言えば昨夜頭上に気配があったな、と思い出したアルシェムはその会話を普通にスルーした。関わる理由も無ければ茶化す理由もないからだ。正直に言って、今のアルシェムにはそこまで余裕がなかった。

 故に――珍しくも、アルシェムは他人の話を完全に聞いていなかった。

「……アル? 聞いてるかしら?」

「……何か言った、エリィ?」

 そのアルシェムの返答にティオが微かに眉を顰める。寝不足か何かでぼんやりしているのかもしれないとでも思ったのだろう。いぶかしげに目で問うてくる様子は、とても先日のあの言葉を覚えているようには見えなかった。それが余計にアルシェムを苛立たせる。

 それを察することなくエリィが憤然とアルシェムに返す。

「だから、支援要請の件でどれか任されてくれないって言ってるの」

「テスタメンツのけいことか論外だし魚なんて釣る前に逃げられるのが関の山だし聖ウルスラ医科大学に関しては今関わったら何するか分かんないからヤダ」

 アルシェムは立て板に水を流すかのように一息にそう言い切った。実際アルシェムがいっていることに何ら嘘はない。テスタメンツのけいこに関してはレベルが違いすぎる故に繊細な力加減が必要になるが、アルシェムにはその余裕がない。魚釣りに関しては少々殺気立っている今のアルシェムの状態では恐らく近寄っても来ないだろう。今の状態では聖ウルスラ医科大学に赴いた時点で、全てのシナリオをブッ飛ばしたうえで壊滅させかねない。故に、その返答だった。

 すると、ランディが茶化すように声をかけて来た。

「おっ、もしかしてお嬢に妬いてんのか?」

 あくまでも、場を和ませるための発言である。ロイドとエリィがいちゃいちゃしていたという会話がなければそもそも出てこない言葉だ。もっとアルシェムに余裕さえあればその意図に乗ることも出来ただろう。だが、今のアルシェムにはほとんど余裕がない。一度発散させるなり何なりしなければ本日も調査には赴けないというのに。

 故に、アルシェムのとる行動は一つだった。おもむろに立ち上がったアルシェムは、ランディのすわる椅子の背を掴んで引っ張り上げた。

「うえっ?」

「あ、思ったより軽ーい。投げて良い? ランディ……」

「え、遠慮しとくぜ……」

 アルシェムの声に狂気を感じたランディは、大人しく降参することにした。むしろ投げて良いと肯定した時点でランディは大変な目に遭っていただろう。ギャグ時空ならば壁にめり込む程度で済んだだろうが、リアルではそれに派手な血のエフェクトがつくという意味で。

 《銀》からの依頼も来ていたようだが、アルシェムはそれを意に介することはなかった。アルシェムがそれを調べれば確実に《銀》を確保することは出来るのだろうが、それではロイド達が《銀》に邂逅することが出来ない。□□□にとって、それは赦されないことだ。故に、アルシェムはロイド達と《銀》が接触するその瞬間までは何も手が出せないのである。

 取り敢えずそういう形で支援要請を一つも受け持たない形に持って行ったアルシェムは、一度自室に戻って大きく溜息をついた。本来ならば支援要請を手伝うなり何なりしなければならないのだろうが、日に日に大きくなっていくある一つの違和感がアルシェムにそれを赦さない。それはまるで、地の底で何かが這いずりまわっているような奇妙な感覚だ。あるいは、誰かに見られているような。

 アルシェムは本能に従って自室からある場所へと向かった。彼女自身にも目的地は分かっていない。だが、確実にどこかを目指していることだけは確かだ。その足取りには迷いも無ければ揺らぎもなかったのだから。目指す先を、アルシェムは本能的に悟っていた――ジオフロントだ。クロスベルの汚職の象徴にして、□□□を《□□□□》へと至らせる魔法の一端。

 その、ジオフロントの奥深くに彼はいた。その身から碧い気配を漂わせ、魔人となる一歩手前の状態まで来ている。それが一体誰であるのか、アルシェムは視認した瞬間に諦念と今まで抱いていた違和感を肯定することが出来た。そう、彼は――

「……ほう?」

「……もっと他に方法だってあったと思うんだけど、何だってソレを使ってまで市長を殺したいわけ? アーネスト・ライズ」

 クロスベル市市長秘書、アーネスト・ライズ。彼こそが、アルシェムの探し求めていた人物である。そして、今回の件の実行犯でもある男だ。アルシェムは、その男が手にしている物体を見て全力で眉を顰めざるを得ない。何故なら、それは――忌まわしき、碧いあの薬だったのだから。

 アーネストは眉を寄せてアルシェムに問う。

「君はこれが何だか知っているのかい?」

「知ってるよ。でも、今更ソイツに関わらなくちゃいけないだなんて考えたくもなかった」

 アルシェムはさも嫌そうにそう返した。だが、無論それは本心ではない。アーネストの手にしている碧い薬を、今度こそ破滅させるためにアルシェムはクロスベルに来たのだから。知らないはずがなかった。関わらない方法など、あるはずがなかったのだ。彼女が『アルシェム・シエル』であり、《星杯騎士》『エル・ストレイ』である限り。

 思えば、ずっとあの薬に関わらなければならないというヒントはどこにでも転がっていたのだ。リベール王国で散々盛られたあの人を操る薬は、碧い色をしていた。関係がないはずの場所で、ティオに再会した。何よりも、恐らくはアルシェムがその薬に関わったことそのものすらがヒントだったのだ。いずれ、この薬と相対しなければならないという意味で。

 アーネストは興味深そうな顔でアルシェムを見る。

「今更、ということは前にも関わったことがあるということだね」

「そりゃーね。むしろ、それ以外で知ってたら普通にそっち側にいると思わない?」

「……違いない」

 アルシェムの答えを聞いたアーネストはくつくつと嗤った。確かにそうだ。彼はまだ偉大なるあの方から全容を聞いてはいないが、この薬の流通については多少の手を加えていた。薬の出所をわからなくするために、自分の口座のみならずエリィの両親の口座までも利用してミラの流れを加工する。それがどういう意味か分かった時にはもう既に遅かったのだ。その時には、彼はどっぷり薬に浸かっていた。

 アーネスト・ライズはそもそも優秀な方ではない。秀才でもなければ、鬼才でもない。天才でもなければ、偉大になれるような器も持ち合わせてはいなかった。ただ他人よりも努力の方法がうまかっただけで、凡庸な男だったのだ。それを変えたのがアーネストの信奉するあの方であり、薬であった。

 その薬を抜く方法は、自然の流れに任せるしかない。アーネストはそのことを知っていた。故に、余裕。この薬さえあればどんな人間でも組み伏せられるし、他人の機微も良く分かる。たとえば、今目の前で冷たい目でにらんでいる女の内心すらも手に取るようにわかる。冷静なように見えて、アルシェムが激昂していることすら彼には分かっていた。

 それを理解されていることを分かった上でアルシェムが問う。

「その薬を手放し、自首する気は?」

「あると思うかい? この《真なる叡智》を手放すことなど、誰にも出来るはずがないよ」

 この薬さえあれば、アーネストは憧れていたものになれる。権力をふるい、自分の意のままにクロスベルを操ることも、それ以上のことだって――いとも簡単に出来てしまうだろう。故に、アーネストは薬を手放すことはしない。手放すことなど有り得ない。彼は一般人とは違うのだ。《真なる叡智》に選ばれた、トクベツなニンゲン。それが、今のアーネストを支えているものだった。

 それをアルシェムは鼻で笑う。

「ハッ、ばっかじゃねーの? んなもんに選ばれてニンゲンを超えたところであんた達はどうせ傀儡なのに?」

「持たざる者の遠吠えにしか聞こえないとは思わなかったのかい? いくら吠えたところで、選ばれていない君にはニンゲンを越えられないというのに」

 彼は知らない。かつてアルシェムがその《真なる叡智》と共に在ったことを。そして、誰よりもそれに近いことを――知らない。これからも、知ったところで利用することなど出来ないのだ。何故ならアーネストは、ただの駒だから。そういう意味では皮肉にもアーネストはアルシェムに近かった。彼女もまたただの駒で、決められた予定調和の通りに動かされているだけなのだから。

 それをアルシェムは既に自覚している。そして、その頸木から抜け出そうとしている。ただし残念ながらそれが叶うとはだれも保証しない。もしもその望みが叶うことを知っているものがいるとするならば――それは、□□□以外にはありえなかった。ここは□□□の支配する場所であり、□□□の望んだとおりに全てが動いているのだから。

 そして、□□□は――望んだ。願った。祈った。それこそが□□□の考える最高の未来に通じていると分かっていたから。故に――

「――残念だよ。君は、知り過ぎた。ここで消えて貰おう――!」

 アーネストはスーツのズボンの中に仕込んでいた大剣を取り出してアルシェムに向けて突進した。無論、アルシェムもその大剣を甘んじて受けるようなことはしない。どう考えても今のアーネストの膂力に勝てる道理がなかったからだ。今のアーネストはドーピング状態で、アルシェムは全くの素面なのだから。大剣を振り抜いたアーネストが壁にめり込む前に止まる。

 どうせなら壁に突っ込んでくれればいいのに、とひとりごちたアルシェムはアーネストから距離を取った。今はアーネストから薬を抜くことしか出来ない。とっておきの裏技もないわけではないが、恐らくそれをする前にアルシェムは止められるだろう。そうしてしまえば、□□□の望みは叶わないから。ただし手がないとは言っていない。アルシェムにもまだ出来ることはあるのだ。

微かに構えを変えたアルシェムに、アーネストは再び大剣を振り翳したまま突進してくる。

「――ッ!」

 今度は、ギリギリだった。髪をかすめて通り過ぎたアーネストは、しかしやはり壁にはぶつかることはない。完璧にその力を使いこなしていると言っても良い。だが、アーネストは細部まで気を遣っているかと言われると――そうではなかった。アルシェムの手に握られたモノに驚愕して声を上げる。

「な、それは――ッ!」

「はっは、こんな手段とかマジ使いたくなかったんだけどねー……そうしなきゃいけないんだってさ。全く……」

 透明の瓶に入れられた、碧い薬。アルシェムはそれを一錠取り出し、躊躇なく口の中に放り込んだ。残った薬は効き始めたドーピングの腕力に任せて粉々に粉砕する。ついでに瓶も粉砕したので若干手から血がにじんでいるがそれだけだ。これで、アーネストとアルシェムの条件はほぼ同じ。後は元々の素養と実力がものをいうことになる。

 思考がクリアになる。アーネストの思考が、はっきりとアルシェムにも分かる。敵意、懐疑、忠誠心。そんなものが渦巻き、そこに若干の恐怖が混じったところで――アルシェムは動いた。地面を陥没させてしまうような威力で地を蹴り、アーネストの懐に入り込んで無防備なみぞおちに拳で一撃。その手には何も握られていないが、それで十分だ。アルシェムは素手でも十分強い。

 内臓まで潰れそうな一撃を受けたアーネストは直前に地面を蹴って後退していたのだが、威力を減衰させることに失敗していた。突っ込んでくるのは分かっていたが、予想以上の速度で懐に入り込まれてしまったからだ。辛うじて内臓が潰されるのは避けたのは良いものの、嘔吐感だけは堪えられそうもない。アーネストは敢えて咳をすることで血を吐き出し、嘔吐の欲求を満たした。

 そしてアルシェムから距離を取りつつも大剣を中段に構えなおし、問いを投げかける。

「……随分、この薬に慣れているようだね。君は一体、どこの《拠点》にいたんだい?」

「素直に答えると思ってるの、アーネスト・ライズ。もしそーだとしたら随分とおめでたい頭だ、ねッ!」

 アルシェムは返答を終える前に動いていた。風を切る音と共にアーネストの背後に回り込み、意識を断ち切ろうとする。だが、アルシェムがアーネストの行動を察せるように、アーネストも彼女の行動を察せるのだ。成功するはずがなかった。アーネストは最小限の動きで振り返る動作と連動させて下から斬り上げてアルシェムの手刀を大剣で受け止めようとする。無論、そんなことをすればアルシェムの手が切れてしまうのは明白なわけだが、アルシェムはそれをも読んで大剣の軌道とは逆にしゃがみこんで足払いを掛けていた。

 彼女は強い。アーネストは足払いを掛けられてバランスを崩しながらそう思った。目の前の女は《真なる叡智》に耐性があり、なおかつ利用できるだけのポテンシャルを秘めている。ならば、アーネストという忠実なる僕としてはアルシェムという駒を利用すべきなのだろう。自分から摂取したとはいえ、保険をかけておくに越したことはない。万が一アーネストが動けない事態になったとしても、あの方にとって有用な駒は残しておくべきだ。

 地面に片手を突き、大剣を持ったままバク転をしたアーネストは迫り来るアルシェムにカウンターを入れようとはしなかった。その代わり、大剣の腹でアルシェムの拳を受け止めたのである。

 それを見たアルシェムは、眉を顰めて距離を取る。

「……何のつもり?」

「何……君も、こちら側に来ないか思ってね」

 殊更にゆっくりと言葉を吐きだしたアーネストは、息を整えつつタイミングを計り始めた。彼の目的は、今のところたった一つに収斂されている。アルシェム・シエルを《真なる叡智》の中に沈める。ただそれだけのために、アーネストはタイミングを計っているのだ。アーネストの生活基盤の一つとして組み込まれたこの場所――ジオフロントの最奥には、地面の下に隠し部屋を備えているのである。その隠し部屋には、《真なる叡智》が満ちているのだ。

 しかし、アルシェムにはアーネストの意図が読めない。

「絶対に嫌かな。むしろ、叩き潰してやりたいと思ってるよ」

 眉を顰めたままアーネストに向けて突進したアルシェムは、しかし彼に攻撃を加えることが出来なかった。思わぬ方向から飛んできたアーツに気を取られ、彼から目を離してしまったからだ。目を離しただけ、と言えばそれまでかも知れないが、今この時に関してのみは悪手にしかなりえない。アーネストの狙いは、まさにアルシェムが目を逸らすことに賭けられていたのだから。

 アルシェムが目を逸らすことによって死角になった場所から手刀を繰り出すアーネスト。その手刀は急所をわずかに逸れながら、それでもアルシェムの背中へと叩き込まれる。

「カッ……は、あッ!」

 背中に叩き込まれた手刀によって息が一気に吐き出されたアルシェムは、それでも抗うように地面に手をついて足払いをかけようとする。だが、痛烈な一撃を貰った時点でアルシェムの負けは決定していた。否――この戦いを始めた時点から、こう終わることは決められていた。軽々とアルシェムの足払いを避けたアーネストは、アルシェムに接近するや否や体勢を元に戻す前に床に叩きつけた。そして――

「あ゛、がっ!?」

 肩甲骨を押さえつけながら、右腕を思い切り引っ張られたアルシェムは、関節を外されたのを感じた。浮かび上がる冷や汗と激痛を懸命にこらえながら抵抗しようとするが、もう既に遅い。ネクタイとベルトを使って完全に拘束されたアルシェムは、ジオフロント内のアーネストの隠し部屋へと連行された。その部屋には、お香もかくやと言わんばかりに甘ったるい匂いが充満している。

 その匂いに心当たりがあったアルシェムは、痛みをこらえながらアーネストに言葉を叩きつける。

「こんな、濃度の……!」

「クク……まあ、ゆっくりと堪能してくれ」

 部屋の中を横切ったアーネストは、奥にしつらえられた扉を開けてそこにアルシェムを投げ込んだ。思っていた高さで地面に叩きつけられなかったアルシェムは、そこが部屋として利用する場所でないことを悟る。アーネストの足よりもなお下へと掘り下げられたそこに満ちていたのは、碧い水。つまりそこは《真なる叡智》の風呂であった。

「心変わりを祈るよ。君は――こちら側に来るべき人間だ」

 そう告げたアーネストは、浴室の扉を施錠してそのまま隠し部屋から出て行った。それを無駄に鋭敏化された感覚でアルシェムは感じ取る。このままでは本格的にマズい、と思ったアルシェムは、取り敢えず浴槽の壁を利用して起き上がった。

「……後で絶対ぶっ飛ばす」

 アルシェムはそう吐き捨て、左手を一気にネクタイから引き抜いた。濡れたことによってネクタイが若干ゆるんだのだ。右手からもネクタイが滑り落ち、アルシェムはそのまま浴槽の壁に右肩を押し付けて関節を入れた。

「……っ、絶対……ぶっ飛ばす……!」

 自分をそう叱咤しなければ、アルシェムはそのまま力尽きてしまいそうだった。水の中に手を差し入れ、まだうまく動かない手を動かしながら足の拘束もほどき、立ち上がる。アーネストの誤算は、アルシェムにまだ動く気概があることを理解していなかったことだ。そして、《真なる叡智》漬けにされたことがあるという経験を舐めてかかっていることにある。

 息を吸いこみ、扉に左手を叩きつける。扉は歪んで吹き飛び、アーネストの隠し部屋を荒らした。それを追うようにして部屋の中心まで這い上ったアルシェムは、その背に《聖痕》を浮かび上がらせて《真なる叡智》を凍結し、圧縮して懐に入れる。

 そして、アルシェムはその部屋を後にした。後で調査に入るべきなのだろうが、今はその気力はないので。


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