問題児たちと『黄金の回転』が異世界から来るそうですよ?   作:あかひ

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2.保証OK

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「―――あ、あり得ない。あり得ないのですよ。まさか話を聞いてもらう為に小一時間も消費してしまうとは。学級崩壊とはきっとこのような状況を言うに違いないのデス」

 

「学級でも何でもないんじゃあないか? そもそもの話」

 

「うっ、揚げ足を取らないで下さい!」

 

「いいからさっさと進めろ」

 

半ば本気の涙を浮かばせながらも、黒ウサギは話を聞いてもらえる状況を作ることに成功した。

 

先程三人が黒ウサギをいじっている間、ジョニィは近くの状況を観察していた。

 

(此処(ここ)には黄金長方形もちゃんとあるみたいだ。だが、馬だ。移動にも攻撃にも馬と(あぶみ)が必要だ・・・。どうするか)

 

と、黒ウサギの説明が始まりジョニィは思考を一旦止めた。

 

「それではいいですか、御四人様。定例文で言いますよ? 言いますよ? さあ、いいます! ようこそ箱庭の世界へ!―――――」

 

黒うさぎの言ったことを要約するとこうらしい。

・超能力を持った人間を『ギフトゲーム』なるものに参加させるために呼び出した。

 

・『ギフトゲーム』とは、神々から貰った恩恵、つまり超能力を使ったゲームのこと

 

・この箱庭では必ずコミュニティに属さなければいけない

 

・『ギフトゲーム』に勝てば提示された商品を手に入れることができる

 

・参加するためにはチップが必要。チップには、金品・土地・利権・名誉・人間など更にはギフトまでも賭けられる

 

だいたいこんなもんだった。

 

 

「さて。()()()()()()()()()()()黒ウサギには、箱庭の世界におけるすべての質問に答える義務がございます。が、それら全てを語るには少々お時間がかかるでしょう。新たな同士候補である皆さんを何時までも野外に出しておくのは忍びない。ここから先は我らのコミュニティでお話させていただきたいのですが・・・・・・よろしいです?」

 

「ちょっと待ってくれ、質問いいか?」

 

「はい、何の質問です?」

 

「まず第一に、例えば僕が今すぐ帰りたい。と言ったら帰れるのか?」

 

「いえ、今すぐは難しいですね」

 

やはり、とジョニィの予想通りの解答をした黒うさぎを見る。

彼女はさっき『皆さんの召喚を依頼した』と言っていた。つまり召喚したのは彼女では無く別の誰かだ。なら、帰るのもそいつに頼まなければいけないのかもしれない。

ジョニィはほかの三人とは違い、前の世界に未練がない訳じゃない、少なくとも親友の遺体を家族に届けなくてはいけない。

 

「次に、この世界には有りと有らゆる『ギフト』が存在しているんだよな」

 

「はいな、人造のギフトから神話に(のっと)ったギフトまで様々なものがあります」

 

次の質問もジョニィにとっては先の質問と重要度は同じだ。この箱庭に来る代償として失ったようなものなのだから。

 

「そのギフトは僕の脚を治せるか?」

 

「と言いますと?」

 

「僕のこの動かない足が治るのかって聞いているんだッ!」

 

「・・・それはわかりません。黒ウサギもすべてのギフトを把握しているわけでは無いので」

 

「・・・・・・そうか。じゃあ最後の質問だ」

 

「何でしょう?」

 

「あんたらは何者だ?」

 

「先ほど話したように、あなた達を箱庭に―――」

 

「あんたらは誰に雇われている? 大統領が保険として雇っていたのか? また並行世界から来たDioにか? それともそれ以外の誰かか?」

 

質問に答えようとした黒ウサギだが、それを新たな質問によって遮られる。

 

「・・・? 話の意図がつかめないのですが・・・」

 

「この世界はスタンドで創ったのか?」

 

「だから何を言っているのか」

 

「そうよジョニィくん。確かに疑うのも無理ないけど勝手に決め付けるのはどうかと思うわ」

 

「そうだぜ、ジョニィ。そもそも大統領とかDioって誰だよ」

 

「・・・・・・」

 

ジョニィは何よりも冷たい眼で黒うさぎを含めた四人をみた。

 

「まさかお前達ぐるなんじゃあないか!?」

 

「・・・ッ!」

 

久藤や十六夜の目が敵を見る目になったのに気付き、ジョニィは一度冷静になる。

 

「・・・・・冗談だよ、ウソ・・・落ち着けよ」

 

ジョニィは四人に言った後、自分に言い聞かせるように呟く。

 

「そう・・・落ち着けって・・・・・・僕の方がな・・・」

 

一度頭を冷し考えをまとめていく。

 

「四人は今出会ったばかりだ。グルの可能性は低い。そもそもこれがスタンドなら能力が一つじゃあない」

 

ジョニィは『とりあえず付いて行く』という結論に至った。

 

「すまない、さっきは取り乱した。まずあんたのコミュニティに行けばいいんだろ? 何か乗るものはないか? なんでもいい、馬とかそういうの」

 

「でしたら少し待っててください。森の中から連れてきます」

 

野生の馬を連れてくると言って森の中に入っていった黒ウサギ。ジョニィは、鎧が無い。と思ったが今は状況が状況なのでしかたがないと思う事にした。

 

 

数分後、黒ウサギが馬を連れてきた。

当然鎧も手網も鞍も無い。が割り切って馬に乗り込む。

 

「乗るの手伝いましょうか?」

 

「いや、大丈夫だ」

 

黒ウサギが親切で聞いてきてくれているんだろうが、今回ばかりは必要が無いだろう。

ジョニィは馬の頭に体を寄せそのまま体を回す。

 

「すごい」

 

春日部が驚嘆の声を上げる。確かに、こんな乗り方をする人などいないだろう。それ以前に足が動かないのに馬に乗るやつなんてジョニィくらいだ。

 

「僕はもう何時でも行けるぜ」

 

「で、では我々のコミュニティに

 

「ちょっと待てよ。まだ俺が質問してないだろ」

 

今度は今まで静聴していた十六夜が威圧的な声を上げて立つ。ずっと刻まれていた軽薄な笑顔が無くなっていることに気づいた黒ウサギは、構えるように聞き返す。

 

「・・・・・・どういった質問です? ルールですか? ゲームそのものですか?」

 

「そんなのは()()()()()()。腹の底からどうでもいいぜ、黒ウサギ。俺が聞きたいのは・・・たった一つ、手紙に書いてあったことだけだ」

 

十六夜は黒ウサギから視線を外し、他の三人を見回し、巨大な天幕によって覆われた都市に向ける。

彼は何もかもを見下すような視線で一言、

 

 

 

 

「この世界は面白いか?」

 

 

 

 

 

「――――――」

 

 

 

 

「――――Yes。『ギフトゲーム』は人を超えた者たちだけが参加できる神魔の遊戯。箱庭の世界は外界より格段に面白いと、黒ウサギは保証いたします♪」




IF〜ジョルノ〜


黒「それではいいですか、御四人様。定例文で言いますよ? 言いますよ? さあ、いいまs

ジョ「1度でいい事を2度ばかりか3度も言わないでくださいよ、黒ウサギさん。何度も言うって事は、無駄なんだ……無駄だから嫌いなんだ、無駄無駄……」

黒「話の腰を折らないでくださいっ!」


―――――――

どうもあかひです。

今回も原作が強かったんではないかと。
どうにかして変えようと頑張った結果がこれだよ・・・。

まぁ、んなことは置いておいて次回はジョニィをどっちに行かせるかで悩んでますよ、てか2000字軽く超えてるのに話が進まないという(当然)

とりあえず次回も楽しんで読んでくれたらこちらも幸いです。





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