やはり俺がボーダーなのはおかしいのか?   作:ライとも

6 / 8
はい。今回はオリジナル回です。
戦闘描写難しいっす…チ───(´-ω-`)───ン

では、どうぞ!


第5話 「彼はいつの間にか対戦させられている」

 

 

俺は今、玉狛支部でゆっくり、マッカンとお菓子を食べたり飲んだりしながらくつろいで居る。いやーやっと完治したよ。何なの?あのゲテモノチャーハンと、ダークマターは!?おかげで学校3日休んでそこから完治するまで1週間近くかかったぞ…その間はボーダーにも顔出しできなかった。する元気がなかったのだ。あぁ…模擬戦しよーぜーとか誰か言ってくるんだろうなぁ…嫌だなーめんどくさいなーはぁ…誰もいないこの空間が至福すぎる…

あっ、誰か来る…お願いだから小南以外で頼む!!

 

「あ、比企谷先輩こんにちわ」

 

「良かったぁ…烏丸だぁ…」

 

マジで良かった…これで小南だったら死んでたわ…

精神的にも肉体的にも…

 

「そういえば小南先輩、比企谷先輩がいない間凄く寂しそうでしたよ」

 

「あの小南が?」

 

「はい。比企谷先輩がいない間」

 

なんだ?『比企谷先輩のいない間』をやたら強調するな…何でだ?全くわからん。

 

「その代わり凄く模擬戦で三バカ相手に無双してました」

 

「うへー…そりゃ大変だな。見つからないようにしよっと」

 

「そうですね。でも、もうそろそろ来ますよ?」

 

「マジで!んじゃちょっとブース行ってくるわ」

 

「また後でー」

 

絶対小南とだけは模擬戦したくない。三バカ相手の方がまだマシだ。したくはないけど…あれ?今日はブースに人があんまりいないな…当たりの日か?

 

「あ!ハッチ先輩!久しぶり!」

 

「あ、比企谷先輩お久し振りです」

 

緑川はまだいい…何で木虎いるのぉ…別にいいけどさ、めんどくせぇ…

 

「おう、久しぶりだな」

 

「ねぇねぇ!ハッチ先輩!また模擬戦しようよ!」

 

「またかよ…そんなにしたいなら那須隊相手に勝ってから来いよ」

 

「…比企谷先輩、それはさすがに那須隊の皆さんに失礼ですよ」

 

「そーだそーだ!」

 

「うるせ。言っとくけど那須隊と比べたら俺1人の方が強いんだぞ?」

 

まぁ地形とか、スタート位置が完璧だったらの話だかな

 

「え!そうなの!」

 

うん、知ってた。このバカの子はすぐ信じるって。さて、木虎の反応はいかに

 

「…じゃあ烏丸先輩としたらどっちが勝ちますか?」

 

ほう…難しい質問をするじゃあないか木虎くん

 

「う〜ん…多分10本勝負して、6-4もしくは5-5だな」

 

「そうですか…」

 

あれ?落ち込んだ?ごめんね俺が烏丸より強くって。

まぁしたこと無いからわかんねぇけどな

 

「でもまぁあれだ。したこと無いからわかんねぇよ。小南とならしたことあるけど」

 

「小南先輩の場合はどうですか?」

 

「えっと…通常トリガーで互いに1点差で勝つか引き分けかだな」

 

「玉狛支部って皆さん強いですよね。」

 

「まぁな」

 

「比企谷先輩は知りませんけど」

 

あれ?俺にだけ冷たい…ん?緑川どこいった?あ、三バカ集まって遊んでるわうん。放置放置

 

「そうかよ…ところでさ誰か暇そうな人知らねぇか?2週間ぐらい体動かしてねぇから動かしたいんだけど」

 

「小南先輩とはしないんですか?」

 

「嫌だね。また死にたくないから」

 

「ははは…」

 

小南とは今一番会いたくない。次は迅さんかな?

 

「よう、比企谷久しぶりだな」

 

げっ…よりにもよってこの人かよ…それにしても餅好きだなこの人…

 

「お久し振りです、太刀川さん。ではまた」

 

この人とも戦いたくない。だって強すぎるんだもん。

同じ弧月使ってんのか?って疑っちゃうレベル。

 

「待て待て。模擬戦相手探してんだろ?ならやろーぜ」

 

「嫌ですよ」

 

「じゃあ俺と引き分け、もしくは勝ち越したらマッカン好きなだけ買ってやる」

 

(; ・`д・´)ナン…ダト!?好きなだけだと…

 

「やりましょう!」

 

「よし、本気で来いよ」

 

「分かりました」

 

よーしマッカンのために本気出すぞ!でもあれは使わないようにしよう。てか、木虎。うわぁちょろ過ぎとか言うんじゃねぇよマッカンだぞマッカン!乗るしかねぇだろ!

 

「トリガー起動」

 

よし。とりあえず10本勝負だから気楽に行くか。

 

『太刀川 対 比企谷 10本勝負始めビィ-』

 

始まった瞬間グラスホッパーで太刀川さんを探し出す。太刀川さんとする時は短期決戦じゃないと絶対に死ぬ。

そう考えながらビルの屋上に止まり、バイパーとハウンドを組み合わせ、サラマンダーを作り出す。そして、それを保持したまま、またグラスホッパーで探し出す。

 

「お?太刀川さん見っけ」

 

太刀川さんの事だからどうせ旋空使ってくるかホッパーしながら旋空使うかぐらいだからと予想し、サラマンダーを放つ

 

ドドドドドドッ

 

ん?もしかして1本取った?

 

「旋空弧月」

 

うげっ…やっぱりホッパー使って旋空だったか。でも手負いだから相打ちだな

 

「ぐっ…」

 

「なっ!」

 

ドドドドドドドッ

 

良かったーバイパーの弾道を俺の元に戻って来るように設定して正解だったな。1本目、結果は引き分けだけど、勝ったな

 

『2本目始め』

 

次も俺から行くかバイパーとメテオラ合成っと。弾道的には俺を中心に全方向に発射。あれだな那須の鳥籠の逆だな。これで太刀川さんが来てくれると嬉しいんだが

 

お、太刀川さんがホッパーしながら来たぞ。手負いじゃないってことは既に近くにいたってことか…さすが太刀川さん。でも、

 

「アステロイド」

 

簡単に取らせませんよ

 

ガキキキキン

 

「なっ…」

 

「旋空弧月」

 

くそっ…やられた…太刀川さんがシールド使うなんて滅多にないから予想に入れてなかった…

 

そんなこんなで現在、3勝4敗2引き分けしていて、負けている。いや、ソロランク1位にこれだけの成績は結構奮闘してるよな…ラスト10本目。近距離戦で勝ってやる

 

『10本目始め』

 

右手に弧月、左手にスコーピオンを持って、太刀川さんを探し出す。

きっと太刀川さんは、弧月二刀流で来るのだろう。はっきりいって二刀流の時の太刀川さんはマジでやばい。頑張ろっと

 

やっぱり弧月二刀流だった。あれは広範囲の攻撃もできるようになるからなかなか欠点がない。ん?欠点あるか?まぁいいか。

 

グラスホッパーを使い、太刀川の懐に入りスコーピオンを振るうがやはり弧月で防がれ、もう片方の弧月で追撃されるがこちらも弧月で防ぐ。

 

俺が太刀川さんの懐に入ったから旋空は使えなくしたが俺も使えないんだよな…だけど、この状況なら機動力はスコーピオンを持っている俺の方が高い。このまま行けば勝てる!

 

ガキキンキンッ

 

くっそ…全然押しきれねぇ…さすがアタッカー1位だな…しかもすげぇ冷静じゃねぇか…

 

すると太刀川は弧月を1つだけにし、グラスホッパーでバックステップをし始めた。

 

やばい、距離をとられた…こうなったら

 

「『天地』起動!」

 

天地を起動すると、弧月の持ち手の部分が長くなる。そして刀身も長くなる。ただそれだけ。それだけだが機動力がかなり上がる。

 

まずは持ち手の刀身から一番離れた所を持ち、グラスホッパーを使って斬りかかる。そして、

 

「旋空弧月」

 

遠心力を使って初速度を上げた旋空を放ち、相手に攻撃のスキを与えないように次は天地を短く持つ。よーするにあれだ、銀魂でいえば沖田総悟のような戦闘スタイルだ。ただ単純に人を狩る。そんなスタイル。

 

太刀川も最初は驚きはしたが、凄く楽しそうにしている。もう完全に斬り合うつもりなのかいつの間にか二刀流にしている。

 

「旋空弧月」

 

そして遂に使ってきた二刀流での旋空弧月。火力はあるし、範囲は広いし、マジチート。だから俺もやってやる!

 

「月〇天衝!」

 

天地を腰の所に用意し、旋空の約4倍のトリオンを消費して抜刀する様に振るう。

 

スドォォォォン

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

結果、最後のは引き分けだった。うわぁぁぁぁぁぁ!!

あと1勝していれば…畜生…だし惜しみしなければ勝てたのに…

 

「比企谷、最後のアレなんだ?普通の旋空じゃないよな?」

 

「そうっすね。俺のオリジナルトリガー、天地に旋空のだいたい4倍ぐらいのトリオンを流し込んだらあーなるんですよ」

 

「なるほどな…まぁそれでも俺の勝ちだがな」

 

「くっ…じゃ、じゃあまた模擬戦しましょうよ次は勝ち越すんで」

 

「おう!いつでもいいぞ」

 

くっそー…次はぜってー勝ってやる…あの餅モンスターめ…ていうかよく考えたら太刀川さんにはメリット何もないじゃん…ただのバカで優しい先輩じゃん…

 

あ、小町…じゃなくて小南!?小南じゃなくて小町に会いたい…

 

「あー!!比企谷!あんた体調大丈夫なの?!誰が毒盛ったの!言いなさい!そいつ殺してくるから!」

 

「お、おい落ち着け落ち着け。とりあえず俺の体調は大丈夫だ。んで、犯行宣言やめろ」

 

「そんなことはどうでもいいのよ!早く誰が殺ったか言いなさい!」

 

「おい、別に俺は死んでねぇよ。勝手に殺すな」

 

なんだこいつ?マジで怒ってる?ていうか何で怒ってんだよ…わけわかんねぇ…

 

「ご、ごめん…」

 

「いったいどうしたんだ?」

 

「いや…比企谷の事が心配で…ンンッ比企谷がいなかったから暇だっただけよ!」

 

「いや、意味わかんねぇよ」

 

「…もう、しらない!」

 

えーどっか行っちゃったよ…なんか怒っちゃった…なんか勝手に暴走して消えてったよ…

 

「…!比企谷くん!身体大丈夫?」

 

「お!那須か。あぁ大丈夫だ。心配してくれたのか…その、なんだ…ありがとな…」

 

「う、うん…」

 

誰か助けて…また気まずい雰囲気だよ…カモン!くまちゃん!

 

「誰がくまちゃんだ…ほんとに比企谷大丈夫なの?」

 

マジできたし、心読むなよ

 

「ほんとに大丈夫だよ。どんだけ信じてもらえないんだよ」

 

「それだけ心配してんのよ。玲も私も」

 

「お、おう…」

 

なんか人の優しさをだいぶ久しぶりに受けたから涙でそう…なんだか天使に見えてきた…那須と熊谷は天使だな…」

 

「「え?!」」

 

ん?どうしたんだ?なんか2人とも顔が赤いな…熱か?2人同時に?大変だなぁ…

 

「そ、それじゃ帰るから、またね比企谷くん…」

 

「れ、玲待ってよ!じゃあ比企谷また!」

 

「お、おう…」

 

なんか顔真っ赤にして走っていったな…お大事に

 

 

 




頑張った…うん。頑張った…
かなり時間が…⊂⌒~⊃。Д。)⊃

6話今日中に出せたらいいなぁ…
では、次は6話で会いましょー!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。