二人の提督が異世界に着任したようですよ?   作:戦闘狂の道化師

3 / 3
二人の提督がいた世界のその後と箱庭に居る提督達の現在

新夜達が箱庭に呼ばれて一時間ほどたった頃、元々新夜達がいた世界ではとある騒ぎが起きていた。それを、大本営が知ったのはとある艦娘の新聞がきっかけだった。

 

平和の象徴 横須賀鎮守府謎の消滅!?

 

西暦××××年×月×日創刊号

 

深海棲艦との戦争の終結に大きく貢献した海堂 新夜提督と亜夜提督が指揮を取っていた横須賀鎮守府が消滅していることが分かった。これは偶然、横須賀鎮守府に燃料不足で燃料を、分けてもらおうと思ったとある艦娘からの情報なのだが....

 

話によると、航行中に渦潮に遭遇し燃料が不足したその艦娘が渦潮に遭遇した場所から一番近かった横須賀鎮守府に向かって航行しながら寄港と補給の要請をしたが、返答がなく不審に思い、横須賀鎮守府に急いで向かってみると、あった筈の鎮守府が工房や艦娘寮に執務室。全ての鎮守府の設備や建物が破壊の痕跡も残さずに消滅しており更にはその鎮守府に所属していた艦娘達の姿も無かった。今回謎の消滅をした鎮守府は艦娘との仲は良好で現場には破壊の痕跡が無い事から、艦娘の反乱や敵襲では無いと推測されいるものの大本営は現在、さまざまな可能性を考えて調査をしている......。

 

以上 とある鎮守府の艦娘 青葉の書いた新聞より抜粋

 

 

さて、そんな新聞が出回っている頃、箱庭では....

 

 

 

「あ、あり得ない。あり得ないのですよ。まさか話を聞いてもらうだけで小一時間も消費してしまうとは。学級崩壊とはきっとこのような状況を言うのに違いないデス」

 

「いいからさっさと始めろ」

一時間黒ウサギの耳を触ったりした十六夜達睦月は満足し新夜達も持ち物確認が終わったため黒ウサギからやっと箱庭の説明を聞こうとしていた。

ちなみに新夜と亜夜の持ち物は以下の通りである。

 

新夜

軍刀 一本

リボルバー 一丁

リボルバーの弾 30発

スナイパーライフル

スナイパーライフルの弾 40発

煙管

マッチ

 

 

亜夜

ナイフ 10本

爆弾 サイズは様々だが5個

リボルバー 一丁

リボルバーの弾 90発

軍刀 一本

大量の飴

 

黒ウサギは気を取り直して咳払いをし両手を広げて

 

「それではいいですか、皆さま定例文を言いますよ?言いますよ?さぁ言います!ようこそ箱庭の世界へ!我々は皆さまにギフトを与えられた者達だけが参加できる『ギフトゲーム』への参加資格をプレゼントさせていただこうかと召喚いたしました!」

 

黒ウサギが定例文を言った後は新夜、亜夜、大鳳に睦月は十六夜達に茶々を入れられながら説明をしているのをゆっくりと聞いていた。四人が聞いたことをまとめると以下の通りだ。

 

一つ ここにいるみんなには恩恵という名の特殊な力が有ること

 

2つ 箱庭と言う場所に呼び出された新夜らのような存在は必ず数多あるコミュニティと言う組織に所属しなければならない

 

3つ 主催者と言うギフトゲームを開催する者がおり彼等が示したクリア条件を満たせば新たな力を手に入れたり物が貰えたりと報酬が貰えると言うこと但しゲームに参加するにはこちらもチップを出さなければならず出す物は相手が納得すれば人や土地など何でもよく勝てば報酬が貰え、負ければ自分が参加前に提示したチップが相手に寄贈される

 

4つ ギフトゲームはありとあらゆる場所で行われており参加するには期限内に登録すればすぐに参加できる。

 

黒ウサギは一通りの説明を終えると懐から一枚の封書を取り出した。

 

「さて。皆さんの召喚を依頼した黒ウサギには箱庭の世界における全ての質問に答える義務があります。が、全てを語るには少々お時間がかかるでしょう。新たな同士候補である皆さんを何時までも野外に出しておくのは忍びない。ここからは我らのコミュニティでお話をさせていただきたいのですが......よろしいです?」

 

「待てよ。まだ俺が質問してないだろ」

ここまで静聴していた十六夜が威圧的な声をあげながら立つ。ずっと浮かべていた軽薄そうな笑顔が無くなっていることに気づいた黒ウサギは構えるように聞き返した。

 

「......どういった質問ですか?ルールですか?それともゲームそのものですか?」

 

「そんなのはどうでもいい。一つだけ答えろ....この世界は面白いか?」

 

「yes。ギフトゲームは人を越えた者達だけが参加できる神魔の遊戯。箱庭の世界は外界より格段に面白いと黒ウサギは保証いたします♪」

このとき黒ウサギは気がついていなかった。新夜と亜夜が自分を睨んでいたことを。二人は確かに理解していた。箱庭は自分達が過ごしていた世界より楽しいだろうと戦い続けた自分達にはなおさらそう感じるとということも。だが....

 

「亜夜....」

 

「分かっているわよ..」

二人は元の世界に信頼し、激闘を共に潜り抜けた艦娘達を置いてきてしまっていた。自分達がいるならある程度はどうにかなるが自分達が居ないことが知れてしまえば直ぐに鎮守府は解体され所属している艦娘達も解体されてしまうだろう。だからこそ早く元の世界に戻ると密かに心に決めた二人はこの時、横須賀鎮守府が謎の消滅をしていることはまだ知らない。その事実をを知ったのはこの後しばらくしてからの事だった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。