八幡の武偵生活   作:NowHunt

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初めて書きました、拙い文章ですが宜しくお願いします。


1年 1学期
ちょっと長めのプロローグ


 オッス、オラ比企谷八幡‼

 

 ………うん、キモいな。今俺の周りでは銃声や爆発音が聴こえているぜ☆

 

 いやいや、どうしてこうなった………。

 

 

 

 ー時を遡ること3カ月前ー

 

 

 中3の冬受験シーズン真っ最中のころ、俺こと比企谷八幡は高校を決めている最中だった。

 

 中学で黒歴史を増やしてしまった俺は、なるべく他の同級生と同じ高校を選ばないように、パンフレットとにらめっこをしていた。

 

(総武か、結構いいかもな………)

 

 と、思っていると、

 

「八幡、2週間後に学園島の近くに引っ越しな」

 

 急に親父がとんでも発言を言い出した。

 

「……は?」

 

 学園島ってあれだろ?悪名高い武偵高があるところだろ?マジでか。

 

「と、いうことで八幡、お前武偵高校受験しろ」

 

「いやいやいや、なんでそうなる。俺は嫌だぞ」

 

 なんであんな危険な連中に好き好んでならなきゃいけねーんだよ。

 

「ふむ、強襲科(アサルト)がいいかもな、八幡」

 

「人の話を聞け!!」

 

「だって、近くの高校レベル高すぎてお前の学力じゃ通らないぞ。偏差値60越えばっかだかんな」

 

 確かに厳しいかもしれないけど………。

 

「だからって、なんで武偵なんだよ」

 

「自分で小町をもしもの時に助けれるようにな。武偵って何でも屋なんだろ? ま、死んだら墓は建ててやるよ。それに、面白そうだしな」

 

「後者が本音だろ………。つーか死ぬの? 俺」

 

 さらっとなんか怖いこと聞こえたぞ。

 

「知らないのか? 武偵高の殉職率3%だぞ」

 

「ふざけんな!!」

 

「ちなみに、お前に受験させようとしている強襲科(アサルト)だけだぞ。他は割と安全と聞いた」

 

「なら、そっち――「もう願書出したぞ」……仕事が早い! さすが社畜だな。……俺は働きたくないんだよ。武偵とゆーことは働くってことか。ゼッテー嫌だね」

 

「なら浪人だなー」

 

 高校浪人は嫌すぎる。

 

「クソがっ。ならせめて安全な科に変更出来るか?」

 

「御愁傷様です! いやな、お前が2年になったら出来るぞ。そうなったら、同級生との実力差が開いているんだろーなー」

 

 逃げ道なしか。詳しくないけど、1年も離れてたらキツいだろうな。

 

「ちっ、分かったよ。強襲科(アサルト)で3年間生き抜いてみせる。死んだら化けて親父を殺してやんよ」

 

「よし、決まりだな。小町は任せろ!!」

 

 我が親父ながらうぜぇな。よしこうなったら、この事伝えてやるぜ。

 

「母ちゃーん、親父のベッドの下見てみろ。色々あんぞ」

 

 しばらくするとお袋がリビングに顔を出して、手に色々持ちながらニッコリ笑顔で現れた。

 

「あらまぁ、本当だね。……お話ししましょうね、お父さん」

 

「八幡、貴様裏切ったな!……落ち着いてお母さn「隣の部屋に逝きましょう」待って、なんか漢字が違うよ」

 

 震えている親父は放っといて、にしても武偵高か~~。試験内容はっと、あれ?現地で発表か……なんか嫌な予感がプンプンするぜ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~回想終了~

 

 

 朝は愛しのマイシスター小町にあざと可愛く「いってらっしゃい」と、言ってもらったが、正直このクソゲーはクリア出来そうにないわ。

 

 試験内容は拳銃、グレネード、ナイフで5階建ての廃ビルで約30人もの受験生のバトルロワイヤルだな、ざっくり言うと。

 

 制限時間は1時間。

 

 まず俺は拳銃なんて今日初めて持ちました。種類は知らん。他の受験生は中等部とかで扱い慣れているらしいけど、俺は無理!脳筋すぎんだろこの学校。

 

 つーわけで、人の来なさそうな4階の隅っこで大人しくしています。

 

 バレませんようにバレませんように………。

 

 ただひたすら祈っている。

 

 時折聞こえる銃声や爆発音を聞きながら、ステルスヒッキーを発動していると終了のブザーがビル全体に鳴り響いた。

 

 ビルから出てみると、立っているのは一人だけだった(俺を除いて)。

 

 ふむ、どうやら武偵高の教師が抜き打ちで受験生を攻撃したらしいが、一人で教師を含む受験生を倒したらしい(俺を除いて)。

 

 ビルから出てきた俺を見てその受験生と試験官はかなり驚いた顔だった。いやぁ、すいませんねぇ~。驚かして。

 

 試験官に俺がどのように1時間過ごしたか説明すると、その場にいる全員叫んだ。

 

 中には「教師だって武偵なのに気配を感じさせないなんて」やら「そこは一回通ったが、気づかなかった」などなど、意外にも好評だった。あんまり褒められたことないから、なんか嬉しい。

 

 

 家に帰って1週間。試験が終わって、引っ越しした新しい部屋でゴロゴロしていると、

 

「ドア開けるよ、答えは聞いてない!」

 

 いやどこの仮面ライダーだよ、なんて脳内突っ込みしていると、

 

「お兄ちゃん! 合格だって!! いやぁ~良かったよ、これでお兄ちゃん専業主夫にならずにすんだよ。あ、今の小町的にポイント高い!」

 

 合格通知を突きつけられる。

 

「最後は余計だ。え、マジで合格したのか。……なんもしてないのに。えーと、〈あなたは強襲科Dランク武偵になりました。〉……か。わー、ホントダー。…………これで働かなきゃいけないのか。ハチマンウレシイナー」

 

 こうして、俺こと比企谷八幡の武偵生活が始まろうとしている。

 

 




批判はホドホドにしてください。おれが死にます。次はいつになるか解りません。アップされたら、こんなんあったな~、程度でいいですので
では、ばいちっ

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