疲れた、本当に疲れた
そして、平均以下ばっかりorz
ーレキsideー
「ライフルをこっちに寄越せ、じゃなきゃ気絶させるぞ」
声が聞こえた時にはもう首筋に冷たい何かの感触があった。恐らくスタンガン辺りだろう
やっと、私の今置かれている状況を理解した。
比企谷八幡がいつの間にか後ろにいて、私は全く気付かなかったこと
……何であなたはそこにいるの?あなたは何なの?
そう思った。
とはいえ、ここでドラグノフを渡さないと気絶させられるのはわかりきっていた。だから、ドラグノフから手を離し比企谷八幡の方に置いた。
それを確認すると私に届かないように移動させて私の隣に座った。
そして、比企谷八幡は、
「あー、大丈夫そのライフル壊したりはしないから。カルテットが終わるまで俺が預かるだけだからな」
落ち着いた口調でそう言った。何だか優しい?人だと感じた。
「遠山と不知火、レキは抑えたから大丈夫だぞ」
「すいません、援護出来なくなりました」
2人は互いのチームに連絡した。
ーキンジsideー
*八幡がレキを抑える前*
ふー、トラックが来ないってことはまだ武藤は殺られてないな。今のうちにビルにでも隠れてトラックを無力化させるか。
と、考えていると携帯が震えた。確認すると、
………くそっ、武藤殺られたか。早く潜伏するビル決めないと。
その直後、
『遠山と不知火、レキは抑えたから大丈夫だぞ』
比企谷からの連絡が入った。
もしかして武藤が殺られたのはわざとか?流石比企谷だ。これであとはトラックから逃げるだけだ。レキの狙撃がなくなるだけで大分楽になる。
「遠山、了解」
ー理子sideー
「やったよ、レキュが武藤を仕留めた。次は遠山キンジだ。あいつを誘導してレキュの陣地に誘い込むよ皆」
「はいですの~」
「了解なのだ~」
ところで、比企谷八幡はどこに消えた?始まってから姿が確認出来てないのだが………。
『すいません、援護出来なくなりました』
と、突如レキュから連絡がくる。
………………え?
まさか比企谷八幡が!?
あのレキを抑えたの?どうやって?いくら隠密に優れているとしても、相手はレキ、Sランク武偵だ。
レキが素人に殺られたのか………。
いや、素人だからこそ?
素人だから武偵の風格を感じるこたが出来なかったのかな?
まさかここまでするとは、ますます君のことを気に入ったよ。
くふふっ。
ーキンジsideー
くっそ、レキが殺られたからか、なりふり構わずトラックが突っ込んで来る。しかも、運転手は車輌科なだけあってかなり上手い。
トラックを確認すると、峰理子がドアを開けて身を乗り出して拳銃を撃ってくる。
待って!駄目だ、その角度は………風でスカートがめくれて、し、下着が見えてしまう。
目を逸らそうにも俺はハニーゴールドの下着を目に焼き付けってしまった。
――――ドクン、ドクン。
血流が体の中心に集まる。この感覚はなってしまったな、ヒステリアモードに。
さて、逃げるのは女性に失礼だが、ここはビルに隠れさせてもらうよ。
ビルの3階に足を踏み入れて数分後に何かがこっちに来た。
『これは私、島苺と平賀文特製ドローンですの。覚悟するのです』
………なるほど、ドローンか。しかもこのドローン砲身が1機につき3つ付いている。こんな改造してよくカルテットに間に合わせたね。
『とーやま君覚悟ー』
スピーカーから平賀さんの声がした。
そして、
――――パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン、パン。
俺は走って物影に隠れた。
ふむ、なかなかの精度。俺の動くほうを予測して撃ってきている。結構厄介だ。
多分だけど弾は平賀さんと島苺ちゃんの分が入っている。なので残りの弾は91発、俺は24発だ。大分最初に使ってしまった。
でもね、ドローンは駄目だよ。島苺ちゃんは車輌科だ、ならドローンに頼らずに自分で操作すればいい。武藤みたいに。
その点でいえば比企谷が正解だったな。武藤が索敵させる時ラジコンにしたのはかなり良かった。そのおかげですぐにレキを見つけることが出来たからね。
いつもの俺なら手も足もでないだろう。なにせ至近距離に15丁もの拳銃があるのと同じだしね。
しかし、今はヒステリアモードだ。
いつでも最善の道を探すから、機械は動きが読みやすい。そこを利用するまでだ。
10分経って――――
結局ドローン全部破壊してしまった。
ドローンの砲身に弾を入れて破壊をしたのが3機、ドローンを誘導して、互いに衝突させて破壊したのが2機
ちょっとやり過ぎたかな?
時間を確認すると、残り5分。もうすぐ終わりだな
ー八幡sideー
*キンジがドローンと遭遇している時*
一緒に座っていたら、急にレキが
「質問いいですか?」
「アッハイ………。どうぞ」
急に声かけられた。びっくりした………。
「八幡さん、貴方はどうやって私の後ろに立てたのですか?いくら近づけたとしても、屋上のドアを開けた時に私なら気付けたと思うのですが」
何か名前で呼ばれたんですけど、
「あー、それはな、わざとお前に武藤を狙わせたんだよ。武藤に複雑な動きをしてくれって言ったから恐らく少しぐらいは武藤に意識向けてただろ?」
「はい、私はあの時、跳弾(エル)を使いました」
「え………る?」
何だそれ、初めて聞いたぞ。
「物に弾を跳ね返らせて相手を撃つ技術です」
……怖っ!Sランクはそこまで出来るのか。人間辞めてるな。
「そうですか、確かに私は跳弾を使うためにいつもより集中しました。そこを狙ったということですか?」
「結果的にそうなったってことだろ」
「お答え頂きありがとうございます。次からは周りにも気を使いながら撃つことにします」
「そ、そうですか………」
何かレキを強くしてしまったらしいぞ。味方なら頼もしいが、敵だと怖いな。
その後特に会話はなかった。
…………この雰囲気悪くない、むしろ好きだな。黙っていても、俺からしたら不快じゃない。
この静けさ、最高です。
ブ――――――――!!
街全体に終了のブザーが鳴った。
ふー、やっと終わったな。
結局遠山と不知火は時間までビルに隠れてこっちの勝利という形でカルテットは終了した。
なんかあっさり終わったな。……まあ、楽だったら別にいいけど。いや、俺はかなり大変だったな。
何でも平賀さんと島さんが作ったドローン兵器が何機か遠山を襲ったらしい。しかも15本もの砲身があったらしい。けど、遠山は試験の時みたいな強さを見せて撃墜したらしい。あとで映像を確認した。
……………遠山も人間辞めてるな
八幡の武偵生活やのにキンちゃんの戦闘シーン書いてよかったのかな?
あと、みなさんに質問です
台本形式についてですが嫌な方いますか?
1人でもいるのなら次の話は試しに台本形式をなしにしてみます