八幡の武偵生活   作:NowHunt

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すいません
寝てたり、ネタが思いつかなかったり、LiSAさんのMV見てました


第12話

 レキと一緒に暮らすことになって俺がやることは1つ。早くあいつに飽きてもらうことだな、うん。

 

 女子といきなり暮らすなんか今の俺にはただの地獄イベントだ。いや、誰だってそうだろう。

 

 なんせ生きてきた経験上女子は苦手なんだよ。だが、今まで見てきた奴は表情等で大体考えていることは読めたりした。

 

 しかし、しかしだ!レキを見てみよう!可愛いが、無表情も無表情だ、完璧な無表情だ。趣味が人間観察の俺でも読めない。さすがアダ名がロボット・レキだな。

 

 あ、このアダ名は俺が寝たふりしている時に周りが騒いでいたのを聞いて初めて知った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 リビングにて。

 

「キンジさんは今外出中ですか?」

 

 あのあとレキは銃剣をしまった。俺は念のためファイブセブンとスタンバトンとコンバットナイフのフル装備で話を続けた。

 

「ああ、金曜まで旅行だとよ」

 

「そうですか、ならキンジさんが帰ってくるまでこちらでお世話になります」

 

 俺に拒否権は………ないですよね、わかります。

 

 しかしまあ、遠山が戻る前に何とかしないと面倒事になるな。いや、あいつの場合星伽さんがいるからいいのか?

 

 ………今思えば遠山いつも女子は苦手と言っていた な、何でだ?昔女子にひどいことでもやられたのか、俺みたいに。もしかして遠山の強さに関係……ないな。自分で言ってて意味わかんねーわ。

 

 でも、武藤にバレたら絶対鬱陶しいな。ずっと彼女欲しいー!って叫んでるもん。

 

「聞いていますか?八幡さん」

 

 おっと、現実逃避もここまでか。

 

「この部屋に泊まる話か?」

 

「はい、私は荷物を取りに戻ります、この部屋に空き部屋はありますか?」

 

「まあ、この部屋元々4人部屋だから余ってるけど」

 

「ありがとうございます、ではまた後程」

 

 そう言ってレキは出ていった。

 

 ここから俺はどう動くべきか?逃げても視力6.0がそれを許してくれないだろう。女子寮からここは2km圏内、逃げたら心臓に風穴が開く。やっぱり諦めるか

 

 いや、違うだろう比企谷八幡。どうやってレキに俺という存在をいかに幻滅させることが大切だ。

 

 ふむ、素っ気ない態度を取るとか?………いつも素っ気ねーわ、俺って。

 

 

 そう言えばレキは遠山が帰ってくるまでここにいるみたいなこと言ったな。

 

 と言うことは、レキのセリフからして最低金曜までは滞在する感じか。はい、死にました。

 

 

 

 あれから30分経ってレキが戻ってきた。それまで俺はソファでじたばたしていた。だって、黒歴史が新たに生まれたんだよ?誰だってそうするだろ?

 

「ではしばらくお世話になります」

 

 久しぶりに1人の楽しい楽しい休日を送る予定が………。

 

 ちくしょー!!

 

 

 

 

 

 時計を見ると、もう昼が近づいてきてる。

 

「昼飯食べるか?」

 

「お願いします」

 

 冷蔵庫の中身を確認すると昼飯は2人分はあるな。レキだって見方を変えると一応客だし、主夫希望の実力を発揮するか。

 

「何かリクエストあるか?」

 

 ふ、お前の次のセリフはわかるぜ。

 

 何でもいい、とかだろ?

 

「何でもいいです」

 

 はい、正解。

 

 

 

 適当にラーメンを茹でて、冷やして、卵焼きを切って、きゅうり、ハムも切り、めんつゆかけて出来上がり。

 

 まだ春だけど冷やし中華の完成。

 

 今は夏という突っ込みはなしだぜ?

 

 

「「いただきます」」

 

 食べている最中極力レキを見ないようにしていた。理由?そんなのレキが可愛いからだよ。緊張するしな、小町以外の女子と一緒に食べる経験なんてなかったし。

 

 

 食べてる音があんまりしないからふと、レキを見てしまった。そしたら驚くべき光景がそこにあった。

 

 なんと麺を1本ずつ吸っていた、しかも全く間隔がない。ものすごいスピードだ。俺だって男子高校生だ、それなりの量を作った。もしかしたら、女子なら食べ残しそうな量だ。

 

 なのに俺より速く食べている。………これは驚いた。まあ、文句無いし良かった。………文句なんて言わなさそうなんだが。

 

 

 昼飯を食べ終わり、レキといるのもアレだし本屋にでも行くか。

 

 

 

 

 

 と、思っていた時期もありました。

 

 予想していたけど、俺の横にレキがいます。

 

「別に本屋行くだけだし、ついてこなくて大丈夫だぞ?」

 

 八幡は、秘技!嫌そうな顔をした。

 

「構いません」

 

 が、レキには効果がないようだ。

 

 くっ、大概のやつは今ので察してくれるんだがな。「あっ……(察し)」みたいな感じで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとうございましたー」

 

 新作のラノベを3冊買った。本を探している間もレキが隣から離れなかった。

 

 普通男子がこういうの買ってたら興味ある女子以外には軽蔑の眼差しで見られるんだよなぁ。

 

 ソースは小町、昔小町と2人で本を買いに行った以降小町と一緒に行ったことがありません。

 

 表紙を見て敬遠するのではなく、中身は素晴らしい作品が多いのだからぜひ読んでその目で確かめてほしい。SAOとか普通に面白いから。

 

 ………あの時の小町の目一生忘れない。

 

 何もこんな趣味に対して文句無いし、あれ?案外レキっていいのかな?

 

 

 

 さて、晩飯はどうしようか?遠山がいないから外食でもいいんだが、もしかしたら俺の数少ない知り合いに会うかもしれない。

 

 スーパーである程度買っとくか、明日の夜の分まで。

 

「スーパーで買い物するから帰ってていいぞ」

 

「心配いりません」

 

 やっぱりダメか………。

 

 

 

 買い物している最中もレキが隣にいた。しかも周りに武偵高の奴らがいて、

 

「あれってSランクのレキじゃね?」

 

「うわ、ホントだ」

 

「隣にいる男誰だよ?」

 

「うそー、付き合っているのかな?」

 

「あんな目が腐ってるやつが!?」

 

「だからそもそもあいつ誰?」

 

「悔しいし、撃ってやろうか」

 

「ちっ、リア充が。ああ、結婚したい………」

 

 こんな会話が聞こえてきた、俺学校で認識されてないんだな。そりゃ冴えないDランク武偵だしな。

 

 あと、最後のほうに物騒な言葉を発した奴がいたけど、これが武偵高の中では当たり前なんだよな、おお、怖い怖い。

 

 

 

 

 

 

「ごちそうさまでした」

 

「あっ、うん」

 

 晩飯も適当に作って、2人同時ぐらいに食べ終わった。時間は、大体7時。

 

 寝るまで、今日買ったラノベでも読んでるか。

 

 

 

 しばらく読んでいるとレキが、

 

「すいません、今から銃の整備をするので空き部屋お借りしていいですか?」

 

 ま、その程度なら気にしない。むしろ俺から離れてくれる。

 

「おう、別にいいぞ」

 

「ありがとうございます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こんな感じでレキとの生活1日目が終了した。

 

 

 

 

 

 

 

 




レキとの話4日間ある予定ですが途中省略しようかな?

そして読者の皆さん!
もし暇ならLiSAさんの曲聞いてみてください!
おすすめはリスキー、Mr.launcher empty mermaid
believe in myself です

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