では、どうぞ
こうして俺こと比企谷八幡は東京武偵高校の入学が決定した。
だが、問題が一つある。それは、
「えー………なんで寮生活しなきゃいけないんだ?」
武偵高から新しい家までわりと距離あるけど、通えないこともない。お金かかるし家から通うもんだと………。
「だって毎日拳銃をぶら下げて帰ってこられても困るし。変な噂たてられると、そのせいで小町に迷惑かけるだろ?お前だってそれは不本意だろ?」
「ぐぬぬ………」
確かに武偵高では、どうやら拳銃と刀剣の携帯が義務付けられている。こんな校則で小町に迷惑かけるのは千葉県の兄として(今は東京)許されない行為だ。
だが、キング・オブ・ボッチの称号を持つ俺としては誰かと暮らすなんて不可能に近い。相性の良いやつじゃない限りな! だから、可能性は0じゃない。
「それに、やっぱり武偵って世間じゃ評判良くないんだよな」
そうなのだ。やはり、武偵は常に拳銃など持ってるし、全体的に学力が低いから世間じゃ落ちこぼれ扱いらしいのだ。気持ちはわからんでもないがな。
なので、仕方なく仕方なく寮生活する事にした。家から学校近いし、すぐに帰れるからね。なんなら毎週帰るし、小町を毎週愛でるし、別に拗ねてないんだからね。……拗ねてない!
つーことで、せっかくの新しい家を追い出され、俺がこれから住む寮にやって来た。
話を聞いたところ四人部屋なのに俺とあともう一人だけ住む予定だ。そこはグッジョブ。さあ、部屋のドアをオープン! そ~っと開ける。イケメンや怖い人は嫌だなあ~。
廊下を歩いて、同僚が見えた。
確かコイツはあれだ、試験の時に滅茶苦茶な強さを見せたやつだ。俺は詳しくは知らんけどな!
それにしても、なんかあの時と雰囲気変わってるな。あれだわ、第一印象はネクラだな。いや、俺も人のこと言えんけどな、目腐ってるし。
などと声をかけるタイミングが分からずに1分ボーッとしていた。しかし、気付かれない。
いや、いい加減気付けよ。泣くぞ! 俺泣いちゃうよ! 泣いてもいい……?
すると、ようやくこっちを向いて
「うわっ! 全然気付かなかった、影薄すぎだろ……。あんたがルームメートか、宜しk………ん? お前……どこかで………ってそのアホ毛はあの時の試験で隠れてたやつだよな?」
驚きすぎだろ、俺なんて試験でなんもしてないのにオーバーリアクションってやつだろ。
駄菓子菓子、
「俺のアホ毛はデフォだ、気にすんな。後、その解釈で合ってる。一応自己紹介しとくと俺は比企谷八幡だ」
「俺は遠山キンジだ、改めて宜しくな比企谷」
ネクラそうだが、俺より社交性があるな。ネクラそうだが!←ココ重要だぞ。
「俺はネクラじゃねーぞ、比企谷こそ目濁っているぞ?」
「さらっと心読むなよ、ちなみにこの目もデフォだ」
人のこと勝手にディすりやがってネクラのくs「人の悪口は止めろ」……だから心読むんじゃねーよ
でも、俺の苦手な人種じゃなくて、良かった。
「なあ、俺どのくらい気付かなかった?」
遠山が興味深そうに聞いてきた。
「1分以上はボーッとしていたぞ、少しも気付いた素振りも無かったな」
その時の遠山の表情はなんつーか驚愕?みたいな感じだった。何をそんなに驚く?試験が終わった時もそうだが、ただ影が薄いだけだろう。
「すまんが、下に親父の車に荷物あるから、取りに行ってくるわ」
「あ、ああ………」
ーキンジsideー
比企谷が荷物を取りに行った後、少し考え事をした。
俺こと遠山キンジが比企谷八幡という男を初めて知ったのは試験が終わった頃だった。
試験中はある幼なじみのせいでHSS――別名ヒステリアモードになっていた。
このヒステリアモードとは俺が性的興奮して、どうちゃらこうちゃらで所謂、超人になるものだ。
厄介なことにこのモード中では女の前でナルシストみたいな行動をとってしまう。
要するに俺はヒステリアモードには成りたくないのだ。後でかなりの自己嫌悪に襲われるからな。
だが、ヒステリアモードで試験を受けてしまい、他の受験生や奇襲してきた教師も倒した。しかし、比企谷には全く気付かなかった。
もしあいつが素人ではなく、技術があったら、俺はヒステリアモードでも気付けずに簡単に殺られていただろう。その確信がある。
比企谷が部屋に入ったときもあいつの気配が解らなかった、あそこまでくれば才能か?
戦闘スキルを習得したら不意打ちに関しては最強になるんじゃないか、一般中でどうやったらあんなに気配を消せるのか、と頭の中で考えを巡らせていた。
ー八幡sideー
遠山と部屋の割り振りや金の管理など色々と話終わった頃にはもう夕方の4時になっていた。
ここは東京だからマッ缶がない! なので、ノーパソでマッ缶を一箱申し込んだりしていると、遠山が、
「今日の飯当番比企谷だろ?冷蔵庫今空だから、何も作れないし、適当にコンビニ弁当にするか?」
ふむ、確かに引っ越したばっかしだしどうしようか………などと迷っていると、
――――ピン、ポーン。
と、お上品なかんじにインターホンが鳴った。すると、遠山の体がビクッと震えた。えっ、なにそれ面白い。
俺も玄関まで付いていき、遠山が恐る恐るドアを開けるのを見る。すると、そこからまさしく大和撫子みたいな美人な女子が来た。
「おじゃまします、キンちゃん、さっきは本当にありがとうね」
「別にいいから帰って帰って」
ワースゴイブッキラボウダー。……つーか遠山あんな美少女なのに対応適当すぎんだろ。あいつはリア充かよ、死ねばいいのに。俺の敵だ!
「そんなこと言わないでよ、キンちゃん」
メッチャ涙目。
「くっ、とりあえずリビング上がれ」
「ありがとうキンちゃん。引っ越したばっかしだと思ってね、今日ね、お弁当作って来たの」
遠山が美少女と言い合いしながらリビングに来たよ。あ、今の俺はソファーの隅っこでノーパソをいじっている。
美人な大和撫子は俺に気付かずに隣に座ったよ。あれー?本当に気づいてないの?どれだけ影薄いの?泣くよ?
「キンちゃんと一緒のルームメートはどこなの?」
遠山は気まずそうに、
「白雪………お前の隣にちゃんと座っているぞ」
「えっ……きゃああああ!!」
やっと気付いてくれたよ、この反応今日2回目だよ。悲しい。
「ごめんなさい!えっと……お名前は」
「比企谷八幡だぞ、白雪」
「比企谷さんにもお弁当どうぞ」
最初から2人と聞いていたのか、俺の分もある。
「一応紹介しとくぞ、コイツは星伽白雪。幼なじみってやつだ」
「こちらこそ宜しく。ほ、星伽さん」
危ねーわ、なんとかきょどらずに言えたよ。
それから何十分か経ってキンジと星伽さんがずっとイチャイチャしているのは端から見ていながら、飯を食べています。やっぱり遠山リア充だろ、爆発しろ!
………もういいや、部屋戻ろう。にしても星伽さんの飯美味しかったな。
ヤバイよ、なにがヤバイってレキと理子が出てこない
結構先になりそうで怖い
なんかすいません!
後、前回で言ったことだが、亀更新より更新不定期のほうが合ってるかな?