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ありがとうございます!
新幹線からの投稿です。
それで思ったのですが、キンジって新幹線の上で戦ったことがあるんですよね。怖すぎだろ
この声は・・・・・・、
「もしかして、レ、レキか!?」
『はい』
この援軍は心強い。
「悪い、助かった。それで、レキ、お前はさっき何したんだ?」
『簡単なことです、キンジさん、私の銃弾で八幡さんの銃弾を弾きました』
それは昔兄さんが見せてくれたことのある、銃弾弾き(ビリヤード)という技と同じ原理か。まさか、レキが出来るとは思わなかった。しかも狙撃で。
というより、簡単って言うなよ・・・。
『キンジさん、不知火さん。今なら、人質を解放出来ます。先に比企谷小町さん、八幡さんの妹を解放してください。恐らくあの子ならきっと八幡さんを・・・・・・』
そうか、あの子は比企谷の妹だったのか。あいつは確かシスコンだったな、納得。
レキの言葉の意味は・・・。考えるのは後だ。
「ああ、わかった。不知火、行くぞ」
「うん、わかったよ」
もう犯人たちはほとんどが気絶しているし、人質は簡単に解放出来た。
まず、最初にレキが言った通りに比企谷妹の所に行く。不知火は他の人質の所に行く。
見渡したが、比企谷妹以外の他の人質は気絶している。
・・・・・・比企谷妹はスゴい泣いている。まあ、実の兄が殺す直前までいったからな。
俺のバタフライナイフで猿ぐつわされている部分をとりあえず切る。
「大丈夫か?」
「は、はい。でも、お兄ちゃんが・・・・・・」
そこで、チラッと比企谷の方を見る。
今はまるで機能停止した機械みたいに動いていない。じっと窓が割れた方を、恐らくだがレキがいる方を見ている。まだ殺気は解かずに。
比企谷妹のトラウマにならなければいいが・・・・・・
比企谷妹の猿ぐつわは完全に外し、他に拘束されている場所も外す。他の人質は不知火に任せて、比企谷の方に向かおうとする。
が、比企谷に撃たれそうになった犯人が拳銃を拾って、
「て、テメエ!ふ、ふざけんじゃねえ!!!!」
構える。
マズイぞ、もし撃たれたら、あの弾は比企谷に当たる。まず間違いなく。
なぜなら、犯人はもうヤケクソなのか無駄に冷静だ。
対して比企谷はまだ、我を失っている。ちゃんと状況判断が出来るかわからない。しかも今は機能停止状態だ、オマケにさっきから動いてない。
と、同時に、
「お兄ちゃん!!!」
比企谷妹が叫んだ。
ガン!
それともう1つ、犯人の持っていた銃が弾かれた。・・・レキの狙撃か。
比企谷妹の声で比企谷の意識が復活したのか、比企谷は比企谷妹の方へ振り向く。
その時、比企谷の表情が変わったような気がした。
今までの比企谷の目はまるで光が無い、暗闇のような目、全ての光を飲み込むような感じだった。
しかし今はいつもの腐った目に戻っている。
・・・自分で言ってて思ったが、腐った目って言ってごめん。
『キンジさん、今から私はそちらに向かいます』
「わかった。ありがとうな、レキ」
なんだかんだ言って、レキも比企谷のことが心配なのか?
「くそったれ、死ねええぇええぇええ!!!!」
今度は犯人の方に目を移す。もうこいつは比企谷を殺すことしか考えてない。もう数秒したらこいつは確実に撃つ、その前に止めないと。
レキの援護がない。くそっ、俺はベレッタを構えて援護しようと試みるが、間に合うか・・・・・。不知火はまだ人質を解放中だ。
比企谷がどうなっているか見ようとするために、比企谷の方に目を戻したが・・・、
比企谷から目を離したのは時間にして1秒ぐらいだろう。
だけど、
いない、比企谷がいない。
え?
・・・ひ、比企谷が消えた・・・・・・?
それは比喩とかではなく、全く視認出来ない。
もしかして外に出たとか?
いや、違う。足音はそんなに多く聞こえなかった。
・・・どうなっているんだ?
犯人や不知火や比企谷妹、当然俺も戸惑っている。
「ぐわぁ!!」
ドサッ
ガチャ
急に誰かが叫んだと同時に、倒れる音がした。それと何かがおちる音も。
音の発生源を見ると、犯人が倒れていて、ファイブセブンが落ちている。そして、その後ろには、スタンバトンを持った比企谷がいた。
「制圧完了・・・」
比企谷がそう呟いた。
戻った、比企谷が元に完全に戻っている。
はあ~、良かった。これで一件落着だな。
ー八幡sideー
犯人の確保が終わって、今は連行されている。あいつらはしばらく警察でお世話になるな。
連行される時、俺を見て、スゴい怯えていた。実際俺は記憶飛んでいたから、よくわからん。でも、人を殺しそうになったことは覚えている。なんつーか、ゴメン・・・。
今俺は何をしているかだって?
「遠山、不知火、レキ、小町。本当にすいませんでした!!!」
絶賛土下座中です。
あ?武藤?知らん。
レキがいるけど、どうやら俺らを手伝いに来て、俺がさんざん迷惑かけたらしい。
「まあ、全員無事で何よりだよ」
「こっちこそ何も出来なくてごめんね」
「大丈夫です、八幡さん。私も間に合って、あなたが無事で良かったです」
「本当に怖かったんだよ!!・・・次から止めてよね、小町心配するから。・・・・・・お兄ちゃんが小町のせいで犯罪者にならなくて安心だよ。そうそう、また、家に帰ってきてね、お母さんたちに報告するから、たっぷり怒られてね」
「お、おい。俺は!何もないのか!?」
上から、遠山、不知火、レキ、小町、・・・ついでに武藤。
「八幡さん、謝るより言うべきことがあると思います。」
「そーだよ!お兄ちゃん!みんなに言うことは?」
謝罪より言うことって・・・
ああ、俺がほとんど言ったことのない言葉か・・・・・・
「えーと、あ、ありがとな・・・・・・」
は、恥ずかしい。
こうして、この事件は幕を閉じた。
あと、もうすぐで人を殺しそうになった、取り返しのつかない所だった。
そこで俺は助けて貰った。
俺は今まで自分の事は1人でやっていたが、武偵は違う。こんな俺を助けてくれる物好きがいる。
だったら、俺も誰かを助けてあげれるように、もうあのどす黒い感情に染まらないように、力を正しく使えるように・・・。
武偵憲章1条
仲間を信じ、仲間を助けよ
か、最初聞いた時は思いっきり鼻で笑ったけど、武偵では必要な事なんだな。
1人の力なんて、たかが知れているから。だから、これからは仲間が必要ってことか。
さて、明日はどうせ先生たちの説教が待っている。早めに寝るか。
ーキンジsideー
俺はベッドに寝転びながら、考えていた。
・・・比企谷が消えた現象についてだ。まあ、厳密には消えたではなく、見えなくなったが近いと思うが。
とある考えが1つ浮かんだ。
それは殺気のある、つまり存在感のある比企谷を見慣れてしまったことだ。
元々比企谷は存在感はないほうだ。だが、俺たちはそれが比企谷の普通だからそれに慣れていた。まあ、たまにというより、結構見失うけど。
しかし、あの時の殺気を出しまくっていた。だから、比企谷はあそこで誰よりも存在感があった。全員があいつを見ていた。
そして、レキや比企谷妹の助けであいつは元に戻った。いつもの存在感のない比企谷に。
比企谷が元に戻った瞬間は犯人が叫んだから、全員そっちを見ていたと思う。そこで俺はもう一度比企谷を見ようとした。
だけど、さっきまで、存在感のある比企谷を見ていたから、いつもの比企谷を見ようとしても見つからなかった。
犯人は銃を構えるのに意識が向いていて、あいつがいつ移動したのがわからなかったとかだろ。それともう1つ、あの時のファイブセブンを使って上手いこと相手の視線を誘導したのだろう。
今回俺は何も出来なかった。比企谷を止めることも、犯人の確保も。
それが悔しい。とてつもなく悔しい。
今度こそ、今度こそは、守れるくらい強く。
俺はそう思いながら、眠りについた。
これで一学期は終わりです。
ここで皆さんに質問です。
夏休み、二学期から俺ガイルのキャラクターを出そうと思います。設定とかは作者が考えるのでどのキャラクターを出したいかご意見のほどお願いします。
5人以内にするつもりです。
活動報告に意見よろしくです。
夏休み編が終わるまで受け付けます