もう、すごいの一言です。最高でした。
そこでエアガンのショップを見たのですが、予想以上に大きかったです
ベレッタ、デザートイーグル、ガバメント等々見ました。迫力がすごい
残念ながら、ファイブセブンは無かったです
第20話
さて、今は夏休みだぜ
夏休みとは宿題さえ終われば、だらだら出来る最高の長期休暇だ
そう、今までだったら
しかし、武偵はそうはいかない・・・
なぜなら、1ヶ月以上もサボってしまえば、銃の腕が落ちる、体力無くなる等とデメリットがあまりにも多いからだ
だから、不本意、不本意だが定期的に訓練をしなければならない。少しでも怠れば、2学期に苦労するのは目に見えている。そうなれば、蘭豹に殴る、蹴る、撃つというオシオキフルコースが待っている
それが本来の武偵(強襲科)の場合だ
でも、俺は違う
午前10時
「さあ、補修の時間や、小僧」
「まあまあ、蘭豹先生・・・。というより、君は比企谷君を連れてきたわけだしもう帰っていいですよ」
「そうでしたね、わかりました。校長先生。では私はこれで。」
「はい」
と、目の前で繰り広げられる光景をぼんやり眺める。
敢えて言おう
どうしてこうなった?
いやまあ、理由は簡単なんだけど
この前の事件で俺が色々やらかして、終業式の日に蘭豹からの3時間続いた説教(暴力あり)が終わったあと、夏休みの2週間俺だけ特別補修すると言い出したのだ
しかも、補修講師が校長らしい。蘭豹ではなくなぜにこの人選なのか
「さて、比企谷君、君にはこの2週間で私の元で君自身の武器を伸ばしてもらいます。それには、私が適任というわけです」
俺の・・・武器?
俺の武器はコンバットナイフとファイブセブンとスタンバトン何ですけどそれは・・・・・・
「恐らく君が今考えているのは君が持っている銃剣の類いでしょう」
「アッハイ。・・・違うのですか?」
えっ、違うの?俺の武器ってそれだろ
「違いますよ。比企谷君。君の最大の武器は、優れた隠密、特にその存在感の無さです」
そう言って校長は微笑む
・・・誉めてるの、それ?
唐突だが、ここで、我が校の校長の話をしよう
緑松武尊(みどりまつ たける)
東京武偵高校の校長
通称「見える透明人間」
日本人の平均的な顔立ち、身長をしている。その他にも何もかもが平均的。そのことにより、逆に相手に全く覚えられないとい特徴を持つ
だから、気をつけていても、気づいたときには既に遅い状況になるらしい
普段は優しいが本気になると殺気や気配すらも消えて、そこにいることを判別することさえも困難になるという。教師陣すら恐れる東京武偵校で最も危険な人物だと
と、校長室に連れていかれる前に蘭豹に忠告された
何そのチート野郎。あの蘭豹ですら恐れるのかよ、どれだけヤバイのか。入学式の時は少しバカにしたけど、マジて凄い人物と改めて認識した
その話題は一旦終了
と、この校長が言うからには、俺のその力とやらは本物なのだろう
で、問題は・・・
「実際問題どうするんですか?それって、ぶっちゃけ先生の才能ってことですよね?俺が真似しようとしても出来ないですよ」
そう言うと、校長は微笑んで、
「才能・・・ですか。確かにこの世界では才能と呼べるものですね。ですが、考えてみてください。もし私やあなたが元の安全な世界にいたとしたら、さぞかし苦労することでしょう」
それは・・・・・・・・・確かにそうだが・・・
校長は話を続ける
「しかし、ここでは君は必ず役に立ちます。そして、蘭豹先生からこの前の話を聞きました。次はあなたの大切な者たちを守れるように私の技術を教えれるだけ教えましょう」
「お、お願いします」
こうして、2週間の補修が始まった
午後4時
「はい、明日も同じ時間から開始ですよ。お疲れ様です」
「ありがとうございました」
つ、疲れた~。まさか休憩が30分だけとは。かなり鬼畜だわ、この校長先生
にしても、実演で校長がマジで消えた時は驚いた。なんつーか、カメレオンみたいに風景に溶け込んだ感じだった
自分の存在感を圧倒的殺気で薄れさせることが重要と習った。そして、その殺気でさえ風景に紛れ込ませると・・・
今回の目標はあの時の殺気を通常時でも、どんな状況でも放てることだ。そして、自分の力でコントロールすること。それをこの2週間で叩き込むらしい
正直に言おう。キツイです、かなりキツイです
しかも射撃訓練や他の訓練もある程度こなさないといけない
ああー、早く休みたい・・・
30分ほど射撃訓練して今日は帰ることにした。時間はもう5時に近い。家に帰ったら課題もしなければ・・・・・・。やることが多いよーー、嫌だよーーーー!
俺は夕日に向かって、そう叫ぼうとしたが・・・
なんか周りから可哀想に見えてしまいそうだから止めることにした
俺は体を伸ばしながら
「よし、帰るか・・・」
そう呟いた。しばらくして後ろから
「八幡さん、少しよろしいですか?」
俺の名前が聞こえた
少し立ち止まる。この声、そしてこのデジャヴな感じは・・・
「・・・・・・レキか。何か用か?」
振り返ると予想通りレキがいた。その表情は・・・・・・わかるわけないんだよなぁ
「はい。この後八幡さんは暇でしょうか?」
「俺は疲れたので、このまま部屋に帰って、課題を片付けなければいけないので超忙しいです」
間髪入れずに答えた、一息で
「なら、大丈夫ですね」
あれ~、話聞いたのかな?俺忙しいって言ったんだけど・・・
まあ、どうせ長くて数十分ぐらいだろ。その位ならいいかな?・・・・・・いや、良くないな、うん
「で、どこに行くんだ?」
少し話を聞くことにした
「私のドラグノフの部品の買い換えたいのですが、色々と重いので、付いてきてください」
えーっと、要するにただの荷物持ちってわけですね、わかります
「ちなみに断るって言ったら・・・」
「あなたは私に借りがあると思います」
「借り?」
「はい。この前私はあなたと小町さんを助けました。だから手伝ってください」
そうだな。・・・そう言われると何も言い返せない
「わかったよ。付いていきますよ、お嬢様」
もう諦めてレキに付いていくことにした
「では改めてお願いします、八幡さん」
無表情で答えるレキ。ほんの少し位表情変えてくれませんかねぇ・・・
俺はそう思った
しかし、レキが数mm単位、わずかに微笑んだのをその時の俺が気付くことなんてなかった
中途半端で切ってすいません
ところで、活動報告を見たのですが、もう決定したので設定を作ろうと思います。
ありがとうございました