八幡の武偵生活   作:NowHunt

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これからテスト勉強があるのでどのくらいの頻度で投稿できるかわかりません

すいません


第21話

 

時間は今4:30俺はレキと武偵高の購買部に来ている

 

 

 

武偵高の購買部には色んな装備が売っている。拳銃や刀剣はもちろん、超能力者用の手錠等々・・・・・・

 

ん?超能力者か・・・。超能力者とはその名前の通り超能力者だ。炎や氷等を操る超能力と思ってくれて構わない

 

さらっと言っているが、俺は実際星伽さんが炎を何もないところから出したのを見たからな

 

ここでは超能力を扱う場所をSSRと呼ぶ。星伽さんに許可を貰って遠山と見学に行ったかとがあるが、一言言うと呪われそうで怖かった

 

 

 

 

 

 

レキがライフルの部品を確認している中俺はナイフや拳銃の手入れ道具を見ていた。いつもは装備科のやつに見て貰っているが、自分で手入れ出来て損はないからな

 

 

5分ほど辺りを物色していると

 

「買い終わりました。八幡さん」

 

レキが買った荷物を俺に渡してくる。それを受け取って

 

「おお、わかった。これで終わりか?」

 

「すいませんがまだです。平賀さんに銃弾の仕入れを頼んでいるので、付き合ってもらっていいですか?」

 

平賀さんか・・・。あの人に最初メンテナンス頼もうとしたけど、値段が高すぎたから止めた

 

「校内に今いるのか?」

 

「はい、先ほど確認したところまだ校内にいるとのことです」

 

レキの後に続きながらスマホのメール画面を開く。そして、あるやつに連絡を取る。・・・どうやらあいつも校内にいるのか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所変わりここは装備科。

 

俺たちは平賀さんの元に行く。いつ見てもここは男心をくすぐる物ばかりだ

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・何やら機械の山に頭から突っ込んでいる小学生がいる。これが平賀さんである

 

俺らの足音に気付いたのか山から抜け出してこっちを見てくる

 

「おおー、待ってたのだ。レキさん、これ、頼まれた銃弾70発なのだ」

 

あれ?俺ってば気付かれてない?レキには気付いているから俺も気付いているよね?

 

脳内でそんなやりとりをしつつ、レキが金を出して銃弾を受け取るのを見ながら

 

「平賀さん、材木座いるか?」

 

「やあ、比企谷君!材木座君なら隅っこでバーナーとかを扱っているようなので待ってくれなのだ」

 

この平賀さんと俺がいつもメンテナンスを依頼している材木座とはかなり仲が良い。材木座は中二病だけどな・・・・・・

 

平賀さんは不思議な顔でキョロキョロしながら

 

「ところで、レキさんと比企谷君はどうして一緒にいるのだ?もしかして出来てるのか?」

 

ふっ、予想通りの質問だな

 

「違う。俺がいいように使われているだけだ」

 

完璧な回答をするがなんかレキがジト目で見てくるのだが、なぜに?  

 

「これは面白いネタになるのだ。早速、情報科に・・・」

 

「おいこら、止めろよ」

 

俺の平穏なぼっちタイムが脅かされる。それだけは阻止せねば

 

「冗談なのだー」

 

本当だろうな・・・・・・

 

「第一、比企谷君を知ってる人って少ないのだー」

 

悲しい、スゴい悲しい。

 

「・・・じゃあ、ちょっと材木座のとこに行くわ」

 

逃げるように去りながら材木座の所に行く

 

 

 

 

 

 

 

 

「よう、材木座」

 

バーナーから手を離し、汗を拭き取る材木座に声をかける

 

「むむっ、八幡ではないか!して、連絡はあったが何か用であるか?」

 

「ああ、この前のメンテの料金を払いにきた」

 

この材木座、メンテの料金は安いし、なかなかの腕で固定客が多い。さすが中等部からやってるだけある

 

「にしても、材木座。お前その料金で大丈夫なのか?」

 

普通に頼んだ時の2割ぐらいの料金しか受け取らない

 

「八幡よ、そしたら我の客が減ってしまうだろ」

 

り、理由が悲しい・・・・・・

 

 

「そしたら、平賀殿には負けてしまうではないか。それに客は結構多いのでな。お主が気にすることではない」 

 

自慢気に言う材木座

 

だったら、たまに改造するのを止めろよ。平賀さんも改造して問題起こすんだし・・・。いいライバル?いや、似た者同士だな

 

「ん?あれはレキ殿ではないか。ほほう、あれがSランク武偵。くっ、平賀殿にあれほどの客がいるとは・・・。確か遠山殿も平賀殿に頼んでいると・・・・・・」

 

目に見えて落ち込むな、お前

 

「大丈夫だって、お前はサインを彫らなかったり、変に改造しなかったら信用されてんだからさ」

 

「八幡・・・・・・」 

 

涙目で見てくる材木座

 

「ま、それがあるから客足伸び悩んでんだけどな」

 

後ろにガーンって見える位びっくりする材木座

まじ、っべーわ、こいついじるの楽しいな

 

「じゃ、俺はこれで」

 

「うむ、ではまた!!」

 

相変わらず、声でけーよ

 

 

 

 

 

 

 

「八幡さん、終わりましたか?」

 

「ああ、終わった。じゃあ、行くか」

 

「はい」

 

「またねなのだ、比企谷君にレキさん」

 

俺たちは平賀さんに会釈して去る。この時

 

「八幡!!まさかお主レキ殿と一緒にいるではないか!!!この!リア充!!裏切り者ーーー!!!!」

 

と、聞こえた。・・・まあ、気にしない気にしない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は歩きながら

 

「なあ、レキ。どこまで運べばいいんだ?」

 

尋ねた。もう女子寮に近い。このままだと嫌な予感が・・・

 

「私の部屋まで運んでください」

 

はい、的中しました

 

「運んだら、すぐ退散するからな」

 

せめてもの抵抗を試みる

 

「はい、ありがとうございます」

 

・・・・・・あっさり俺の抵抗が成功したな

 

 

 

 

 

 

 

こっそり女子寮に入って、レキの部屋に今日の荷物を置いて、すぐさま去る

 

武偵になって女子と関わる機会は増えたけど(ほとんどレキ)、さすがに女子の部屋は慣れるとは思えない

 

「じゃあ、俺はこれで。またなレキ」

 

「今日はありがとうございました。ではまた」

 

軽く挨拶を交わし、俺は今度こそ帰る

 

レキの部屋って想像以上になにもなかった。家具もなかった。あれでよく退屈しないもんだな

 

 

 

 

 

寮に帰り、遠山と星伽さんがリビングでイチャイチャしていたから、気配を最大限消して部屋に戻る。俺も成長したな。ここまで悟らせないとは

 

そのまま2時間ほど課題を済ました

 

リビングから星伽さんの声がしなくなった。少しリビングを覗くと遠山がぐったりしている。一体何があった?

 

 

 

 

時間はもう9時に近い。遠山も今回は星伽さんからの晩飯を食ってなさそうだから簡単に料理するか。冷蔵庫に材料は・・・。卵とほんの少しの野菜たち・・・・・・だけだった。ご飯はちゃんと炊いている。チャーハンにするか

 

チャーハンを作った後、遠山を起こして晩飯を食べた。その後はシャワー浴びてそのまま寝た

 

今日の感想を1つ、疲れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーレキsideー

 

ここ最近、私は八幡さんといるときが多い

 

コンビニであの人、八幡さんと出会って、風が警戒しろと言った

 

その理由がわからず、八幡さんを何度か尋ねた

 

八幡さんは雑な対応をしながらも私と接してくれた。他の人達はあまり話しかけてこなかったが、八幡さんは違った

 

そこが、嬉しいと思った

 

 

 

・・・嬉しいとは感情の1つだ

 

前までの私は風が感情を好まないから、感情を持たなかった

 

でも、最近は少しだけ感情を持ち始めた

 

だが、そのせいで風から声が少し届かなくなった。もし、感情をもっと持ってしまったら、完全に聞こえなくなるかもしれない

 

八幡さんなら、今の私にどう言うのか・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




材木座の口調が難しいです

なんか急展開でごめんなさい

早くアリアの新刊を読みたいです

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