八幡の武偵生活   作:NowHunt

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もうさ、エリートバーバリアンとホグライダー滅べよ。

あ、デレステのアーニャ、可愛いよね?




第41話

イ・ウー短期留学が始まり、日本ではもう2月半ば。

 

あと、1ヶ月で帰れる。

 

やった。これであの超人達からおさらばできる。…………まあ、武偵高にも超人いるんだけどね。

 

何かあったっていったら、カツェという魔女に会ったくらいだな。

 

ちなみに魔女はジャンヌも魔女の部類に入るらしい。

 

しかも、そのカツェはナチスに属しているらしい。……あのはた迷惑な組織復活してたのかよ。

 

俺とカツェの相性は最悪だった。もうあいつはただのガキ。生意気。何だよ眼帯って。中二病かよ……って突っ込みたいけど俺も真っ黒のコート着ているから人のこと言えなかったりするんだけどな。

 

 

他には………理子に意識を逸らすコツを教えてたり……してました。コイツ飲み込みが早い。俺や校長とはいかないが、殺気の抑え方は大分学んだらしい。

 

才能あるねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大分できるようになってきた。八幡の超能力はこれでほとんど完成。あとは精度を上げる練習をする」

 

1ヶ月ぶりにセーラに会い、ジャンヌや理子から超能力のコツを教えてもらい、最高で、半径4m、風速17.6m/s使えるようになった。

 

使えるようになったのはいいが、まだ安定して使えない。なんか他に、意識を持っていかれ集中できないことが多々ある。

 

集中には自信があったけど、勉強に集中する…みたいな感じではなく、中々難しい。

 

「セーラは上手く使う為にどうしてた?」

 

「私の場合、思いっきり使う時には、技名を口に出す。超能力はどれだけ早くイメージを固めるかが肝になる。その為にあらかじめ決めとく」

 

な、なるほど。その考えはなかった。

 

「なんなら、今八幡の技名決めようか」

 

「えっ、ちょっと待って」  

 

「はい5……4」

 

「いや待ってって」

 

「3……2」

 

「えーっと………じゃあ、……烈風で」

 

パッと思い付いたのがこれだった。

 

「ふーん。わかった。なら、八幡はそれを口に出すか、心の中で思って早くイメージを固める。できれば口に出す方がいい」

 

うーん。あまり口には出したくないな。恥ずかしいし。……でも、そうも言ってられない。多少の恥ずかしさは我慢するか。

 

「はい。……あ、ちなみにセーラはどんか技名?」

 

「教えない」 

 

セーラは自分のことをあんまり教えてくれないんだよな。少しくらいいいのに。

 

 

 

 

 

腹が空いたので、食堂に行き、適当に作ろうとする。

 

材料は、野菜多いし、野菜炒めにでもするか。ブロッコリーと玉ねぎ、それと……あ、豚肉ある。これも使おう。

 

「ねぇ、私にも食べさせて」

 

一緒に着いてきたセーラが席に座り、飯を要求してくる。

 

「仕方ない」

 

まあ、別にいいか。多めに作りそうだったし。せいぜい3人くらいの分量かな?

 

「ねぇねぇ。理子にも食べさせてー」

 

「八幡、私にも頼めるか?」

 

バン!と勢いよくドアが開く。理子とジャンヌが入ってきた。そして、図々しくこいつらも飯の要求をする。

 

よくて3人分しかないのに、俺が食べれなくなるだろ。………ダメ、絶対。

 

断ろうと口にしようとする。

 

「すまんが、材料がそんなにな……」

 

「ハチハチ~。もし断るなら、東京にもどってからあらぬことをレキュに言うからね」

 

お前、……理子よ、それが友達に向かって言う言葉か。ふざけるな。俺も飯食べたいんだよ。

 

………とはいえ、レキュ…レキに言われても特に問題ないんじゃね?

なら大丈夫。理子の飯はなしにしよう、そうしよう。

 

「ちょっと無理かなー」

 

素直にそう口にする。

 

「八幡、気にするな。理子には私の分を渡す」

 

諫めるようにジャンヌが言う。ホント、ジャンヌはオカン、マジオカン。

 

「えーー!つまんなーい」

 

「理子は作ってもらう立場だ。文句言うな」

 

「ぶーぶー」

 

まるで悪ガキを嗜めるオカンだ。

 

 

 

 

 

「いただきます」

 

「やっふー」

 

「すまないな、八幡。では、いただきます」

 

上から、セーラ、理子、ジャンヌ。

 

俺も続けて食べ始める。元々3人分でギリギリの量だったからかなり少ない。これでも一応は男子高校生。それなりの量は必要だ。……まあ、あとでMAXコーヒーでも飲んでおくか。

 

「八幡」

 

「なんだ?」

 

無表情で野菜炒めをモグモグ咀嚼しているセーラ。

 

「おいしい。また作って」

 

少しだけ、ほんの少し笑う。

 

「お、おお」

 

良かった。まあ、セーラには好評みたいで。

 

「ずるいー。理子にも作ってーー」

 

こいつはうるさい。はっきりわかんだね。

 

「気が向いたら」

 

「それ絶対しない言い回しでしょ!」

 

……チッ。理子にはバレるか。

 

あ、もちろん師匠であるセーラには恩も含め作ります。 

 

「自分で作れ」

 

「えーー、面倒。ハチハチ作って?」

 

上目遣いであざといポーズをする理子。

 

「あざとい」

 

「何よそれー。あと、ハチハチ、セーラには作るって言ってなかった?」

 

「そりゃまあ、師匠だしな。そのくらい」

 

「じゃあ友達の私にも」

 

「あの毒野郎にでも作ってもらえ」

 

と、こんな感じですごいムダな応酬を繰り広げていた。その間のセーラとジャンヌは……………、

 

 

「ところでセーラ」

 

「何ジャンヌ?」

 

「八幡はどのくらい使えるようになったのだ?」

 

「……本人に聞けば?」

 

「いや、まだ八幡は超能力に疎い。詳しいセーラに聞いた方が得策だ」

 

「…………そう。八幡はもちろん私に比べたら弱い。多分まだ鎌鼬も出せないし、空気のクッションも作れない。Gが低いから長時間使えるのがメリットかな。……でも、八幡はすぐ集中が乱れる。私やジャンヌみたいにまだ安定しない」

 

「ふふっ。手厳しいな。気に入ったのか、八幡を?」

 

「………………別に」

 

この会話は俺の耳に全く入ってなかった。

 

 

 

 

 

飯も食べ終わり、一旦解散となった。みんながそれぞれどこかに行くなか、俺は食器を洗っていた。……あいつら、洗ってくれよ。

 

食器を乾燥機にかけて、俺は1人訓練場に来た。そこにある人型のサンドバッグが目当てだ。

 

軽くストレッチをし、サンドバッグの目の前に立つ。

 

そして、集中。追い風を吹かせるイメージだ。

 

ーー数秒後。

 

「羅刹」

 

 

ズドン!!

 

 

と、サンドバッグが壁に激突する音がする。……ただサンドバッグが転がっただけだ。カナのような威力はない。追い風の威力も小さく、タイミングがてんでバラバラだ。

 

カナが羅刹を打ったら、サンドバッグはかなり凹んだ。俺は全然凹んでない。

 

うーん。難しい技を2つ一緒にやるのはタイミングがシビアだな。まだ満足に超能力も使えないし、先に超能力の練習をするか。

 

早く自在に超能力を操りたいな。……………言ってることが普通の男子高校生ではなくなってきたな。

 

 

 

サンドバッグを立たせて、俺は3mの間をとる。

 

目を閉じ、すぐに開ける。

 

「烈風」  

 

そう口に出し、俺の周りが風に包まれる。サンドバッグはぐるぐる俺の周りを回っている。

 

風速7m……9 ……13……15。

 

徐々に風速を上げる。この間、6秒。

 

そして、一瞬で風を止める。サンドバッグはそのまま前方に飛んでいった。ドスンと音をたてる。

 

「これだけなら何とかなるんだけどなぁ…………」

 

 

今度は…………。

 

一瞬だけ追い風を起こすイメージ。

 

「ーー烈風」

 

ブワッと突風が起こる。風速は10m。

 

「はぶっ!」

 

俺はそれに合わせて跳躍したが、タイミングは合わずに転けてしまう。数秒寝転んで、立ち上がる。

 

 

 

俺が今、挑戦しようとしているのはいわゆる「合わせ技」だ。

 

合わせ技はその名の通り複数の技を合わせることだ。

 

前提として、まず合わせる技を完璧にできないといけない。例えできたとしても、複数の技が合わなかったら1つの技より格段に威力は落ちる。かなりリスキーなものだ。

 

ソースは火の丸相撲。あれ面白いよね。

 

 

俺はまず1つ技ができない。当面の目標は1つの技の精度を上げる。

 

羅刹よりも烈風を先に仕上げるか。

 

「はぁーー。先は長いな」

 

 

 

 

あのあと何回か追い風の烈風を練習した。上手くできた試しないけど。

 

それで、まあ、疲れた。さっき色々食べたけど、腹が減ってきた。………そうだ、MAXコーヒー飲もう。いや、なんでそうなる?………だがしかし、MAXコーヒーは俺の血肉ともいえるもの。

 

 

 

「あら八幡」

 

「…………カナ」

 

もう1回食堂に行こうと廊下を歩いていたら、全く気配を出さずに横から声をかけられた。遠山の兄であり姉であるカナだ。

 

意味がわからなかったらアリアのwikiを見よう。

 

 

「何か用?」

 

「いえ、見かけたから声をかけただけよ。ところで羅刹は上手に進んでるかしら?」

 

「いやさっぱり。風と合わせるのが難しい。そもそも羅刹も上手くできないのに」

 

「………そう。まあ、努力あるのみよ。集中するのは得意なのよね?」

 

「さあ?」

 

「そこは自信を持ちなさい。……あ、用事1ついい?」

 

…………カナが俺に用事とは珍しい。

 

「何だ?」

 

「日本に戻ったらキンジに女装させてくれる?」

 

「………………………はあ?」

 

急に何を言い出すかと思えば…………はあ?

 

「キンジにね女装させるととても似合うと思うの。……見たいと思わない?」

 

「全く思いません」

 

いつもはタメ口で話していたが、この時だけは敬語になる。仕方ないよね?いきなりルームメイトを女装させるって……バカなの?

 

「もちろんあなたは武偵。私も武偵。依頼という形で。報酬は………MAXコーヒー1年分用意するわ」

 

「やっ……」

 

危ない。いつもみたいに即答するところだった。

 

考えろ。例え何でもやる武偵だからといっても仕事を選ぶことはできる。何が悲しくてこんな仕事をしないといけない。報酬は魅力的だが、ここは断ることにするか。

 

「断ります」

 

「あら、残念」

 

と、本当にそう思ってるのか疑問に思うほどあっけらかんとしている表情で答える。

 

「じゃあね」

 

「あ、ああ……」

 

嵐みたいな人だな、ホント。

 

 

 

食堂に着いた。

 

扉を開ける。……………と、コーヒーを優雅に飲んでいるシャーロックがいた。何やらタブレットを片手に。

 

「やぁ。八幡君」

 

「どうもー」

 

確か冷蔵庫の端の方にMAXコーヒーを冷やしてたはず………っと、あったあった。

 

カシュとプルタブが開く。そして、俺の喉を潤す。やはり美味しい。イ・ウーのみなさんには不評だけど。

 

飲みながらチラッとシャーロックを見る。

 

真剣そうな顔つきでタブレットの画面を見ては、何かを書き足している。……と思ったら、今度はスクロールしている。

 

こっからは中々見えない。

 

「何だ、面白い動画でもあるのか?」

 

「八幡君。君は理解しているのかな?私は1秒動画を視聴しただけで先の展開を推理してしまうのだよ」

 

「あ、そーですか」

 

心底どうでもいい愚痴を聞かされた。

 

「最近君の私に対する扱いが酷くないかな?」

 

「さぁ?」

 

心底どうでもいいな。

 

「それで、君はこれに興味があるのかな?……いや、君はこれに興味がある。こうした表現で用いる言葉は……俺のサイドエフェクトがそう言っている…かな?」

 

タブレットをヒラヒラさせるシャーロック。

 

あとそのセリフ止めろ。それを言うならせめて青色のジャージを着ておけ。

 

 

「そりゃ、あんたがそんな熱心に見ているからな。自然と興味も湧く」

 

「そうか。私はもうここを出ていく。好きにこれを閲覧してもいい。その代わりと言っては何だがこのカップを洗っといてくれないか」

 

机にタブレットを置いて、流し台でカップをざっと洗う。……いや、そのまま洗えよ。と思ったのも束の間。いなくなったよ、シャーロック。

 

ハァー、仕方ない、洗うか。

 

 

 

 

 

 

 

部屋に戻り、早速タブレットを見る。パスはかかっていない。誰でも閲覧可能らしい。

 

………ファイルは1つだけ?

 

 

『緋色の研究』

 

 

……か。何だそれ?

 

 

えーっと、

 

『この地球には色金と呼ばれる金属がある。

色金には意思がある。自立した意思が……』

 

はいちょっと待て。

 

何だよ意思があるって。金属に意思?………えっ金属がしゃべるの?

 

嘘だと言ってよ、バーニィ!

 

……続きを読もう。

 

『色金は三種類存在する。緋緋色金、璃璃色金、瑠瑠色金。

この中の緋緋色金を取り上げる。

緋緋色金はその名の通り緋色である』

 

だから緋色の研究なのか。

 

比企谷八幡、ここでオーバーヒートしそうです。……超能力と考えれば理解…できるはず。

 

 

……ここで話を変えるが、俺のMAXコーヒーは自分の借りてる部屋と食堂に置いてある。

 

何が言いたいかと言うと……MAXコーヒーを飲みたい。さっき飲んだのに一気にMAXコーヒーの成分を消費したみたいだ。

 

 

 

ふぅー、続きを読むか。

 

 

『緋緋神。それは緋緋色金に宿る意志』

 

『人間の情熱、恋心と闘争心に魅入られている』

 

『その意志は「一にして全、全にして一」である』

 

『色金は実体は無く、人間に憑依することで活動する』

 

 

 

……全然頭に入らない。

 

えーっと、要するに、あれだろ、良太郎にモモタロスが憑依するってことだろ。……そう考えれば理解できる。

 

まあ、最後まで読むか。

 

 

 

『緋弾のアリア』

 

 

 

 

アリア……独唱?

 

 

『緋弾のアリアとは、超々能力者(ハイパーステルス)。通常の超能力を遥かに凌ぐ、世界を変える力を持つ』

 

 

 

……

 

………

 

…………

 

 

 

 

 

 

 

 

じっくり40分ほど読み込んだ。

 

纏めると

 

色金には、緋緋色金、璃璃色金、瑠瑠色金がある。

 

色金はそれぞれ独立した意思があり、緋緋色金は……緋緋神は人間の恋心と闘争心に魅入られている。……あとの2つは知らん。

 

人間の体に緋緋色金が埋め込まれることよって、緋緋神がその人間の意思を乗っ取ろうとする。

 

しかし、それを退けることができたなら、超々能力者として緋緋色金の力を自在に使えるようになる。

 

緋緋色金………現在では銃弾に加工して、呼び名は緋弾となった。緋弾を継承させるには3つの条件がある。

1つは情熱的でプライドが高く子供っぽい性格であること。

1つは心理的に成長すること。

1つは能力を覚醒させるまで最低でも3年緋弾と共にあり続けること。

 

 

そして、1番の問題はこれだ。 

 

『緋弾のアリア』

 

シャーロックの推理では今年中にそのアリアが現れるらしい。しかもそのアリアにもう緋弾を埋め込んで3年経っている。

 

そして、超々能力者になれる素質、性格を持っている。

 

 

………他にも色々書いてあるけど、特筆すべき点はそこかな?

 

 

 

あ、あともう1つあった。

 

 

星伽さん……あんた何者だよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、お願い」

 

「こちらこそだな」

 

「どっちも頑張れー」

 

今、俺はジャンヌと模擬戦をするところだ。

 

ルールは、俺がナイフ、ジャンヌは大型の剣。手に持つ武器はそれだけ、あとは自由。

 

観客に理子がいるけど。

 

 

「じゃあー、始めっ」

 

理子の合図でどっちも動き出した。

 

始めの距離は5m。その距離を埋めるために俺は一気に走り出す。

 

相手が長い武器、棍棒や斧、槍に、そしてジャンヌの剣などと戦う場合は、相手の間合いの内側にどうにかして入るのがコツだ。それも先手必勝で。モタモタしているとすぐにヤられる。

 

何回もジャンヌと模擬戦をして、向こうも俺の戦法はわかっている。だから、それよりも速く。

 

ブゥン!とジャンヌが勢いよく剣を上段から振り下ろす。当たったら死にそうな勢いだ。

 

ーーでもな、武偵高で鍛えた目がある。

 

ガリガリッと金属同士がぶつかる音がする。

 

俺は走ると同時に重心をやや右方向に向けて走った。ジャンヌは真っ直ぐ来ると思い、そのまま振り下ろした。それに対し、ナイフの刃でジャンヌの大剣を返す。

 

この戦法は何度かジャンヌとの対戦で使用した。けっこうパターン変えたが。

 

返した勢いで前に倒れ込み…………ジャンヌの下半身に近づく。そのままナイフを持ってる左手で大剣のグリップを狙う。

 

ジャンヌは俺が倒れ込んだ瞬間後ろに跳び、その流れで剣道での引き面を放つ。

 

上からの攻撃の方が強力であり、下から放った俺の攻撃はジャンヌの攻撃とぶつかり、押し負ける。

 

ナイフが大きく弾き飛ばされる。

 

「くっ!」

 

だが、これは使っていい武器はナイフ、ジャンヌは大剣なだけあって、別にこのまま戦っても問題ない。

 

ジャンヌが着地した所を狙い、俺も跳ぶ。ジャンヌはほんの一瞬動けない。

 

ガシッ。

 

ジャンヌの手首を掴めた。

 

………ジャンヌの肌、冷たい、スベスベ。

 

って、そうじゃない。

 

俺はまだ体勢はほとんど屈んでる状態。だから、ジャンヌの手首引っ張り起き上がる。それと一緒にジャンヌの足を払う。

 

ーーーーが、それを察知してかジャンヌは俺の掴んでない手で大剣を床に突き刺し、足払いに耐える。

 

「きゃっ!」

 

「うお!」

 

かと思いきや、無理に耐えたせいか足を滑らせ、ジャンヌは思いっきり俺の方に倒れてくる。

 

ドスン!

 

「ひゃ!」

 

ジャンヌが高い声で叫ぶ。

 

 

 

…………………状況を説明する。俺は地面に背中をついて倒れている。その上にジャンヌが乗っかっている。はい説明終わり。

 

 

「うおっほー、これはまさかのリトさん!?」

 

「うわっ!目が!」

 

「いってー」 

 

理子、ジャンヌ、俺がそれぞれ反応する。

 

あ、そんなに俺の目って酷い?最近言われなかったから………ね?傷付く。

 

「す、すまない八幡」

 

「気にすんな」 

 

ジャンヌが少し離れたところで思う。

 

それにしても、

 

「こいつはこいつで可愛いな」

 

ボソッと呟く。

 

「か、可愛い!?」

 

ジャンヌが顔を赤らめる。

 

あ、聞こえてたのね。恥ずかしい。

 

「あ、ハチハチー、ジャンヌだけじゃなくて、私にも可愛いって言ってよー!」

 

「……うるせぇ………」

 

「か、可愛い……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




書きたいこと詰めまくった………。


何かおかしな描写、わかりにくい描写があれば教えて下さい。

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