俺の青春がスポコンになるなんて間違っている。   作:nowson

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1年以上ご無沙汰しておりました。

言い訳になりますが、去年の3月にPCが壊れてしまい書き貯めしていた台本が全部パーになってしまいました。

仕事のデータ管理と違い、小説はバックアップなぞしておらず、一気にモチベが奪われてしまい。年が明けるまで仕事以外でワープロを使わない有様。

久しぶりにログインしたら感想やら評価やら頂いており、このままお待たせさせたままエタらせるのは人としてイカンと思い、かなりのブランクを経て復帰しました。


ただブランクもある上に、当初の作品と違う文章や流れになってるかもしれませんが完走するまでシコシコ書きつつバックアップとっていく事にします。



※今回の話はネタバレになりますがある意味いつも通り腐らしい?ネタあるのでご注意を


一難去って……

「今何時だ?」

試合の疲れで帰って横になるなり寝落ちしたしまった八幡。寝起きのせいか、はたまた地なのか分からない腐った目をゴシゴシしスマホを探し時間を確認する。

 

時間は深夜1時半、普段不規則である彼ならこれから就寝する時間だが今は違う。

 

 

スマホのブルーライトに刺激されて徐々に目が冴え、次第に覚醒していく意識とともに試合での疲労、ケガや筋肉痛の痛み、空腹、尿意が感覚として脳を刺激する。

 

 

「何か通知かなり来てるけど、まずトイレ、そんで何か食うもんだな」

そう呟くと八幡は筋肉痛で痛む体に逆らうように反動を使い起き上がり、痛めた足に気を遣うように立ち部屋を後にした。

 

 

 

トイレで用を済ませ食べ物を漁ろうとキッチンへ向かうべく居間の戸を開ける。

 

「あ、コレ」

ふと目に入ったテーブルに置かれたラップをしているオムライスの入った皿と隣の紙。八幡は何かを書かれた紙を手に取り文字を読む。

 

 

“試合お疲れ様!チンして食べてね  貴方の愛する小町より”

 

 

「……小町」

何とも言えないうれしさが心に響く。

 

 

「裏にも何か書いてんな」

 

“このイベント小町的に超ポイント高い!!”

 

(最後のなかったら八幡的にもポイント高かったんだけどね)

紙の裏を見て複雑な表情を浮かべ、書置きをポケットに入れ、オムライスをレンジに入れ温めインスタントの味噌汁を作り、それらをテーブルに持っていく。

 

 

作りたてと違いフワフワとは言いにくいオムライス。噛み心地のある大きさの鶏肉、適度な火の通り方をした玉ねぎの具、食が進みやすいように心持ち濃い目の味付け、小町が兄のために心を込めて作った料理。

 

チキンライスを包むオムレツのバターの香りとコク、味の軸であるケッチャプの甘味、塩味、酸味がバランスよく調和されている。八幡が何度も食べてきた小町の味。

 

そして口飽きしそうな時に味噌汁。インスタントとはいえ日本人のDNAに安心感を与える味。

 

 

疲れている体と心、その両方にじんわり響く味わいに八幡は笑みを浮かべ、空腹を満たすべく夢中でそれを食べた。

 

 

 

 

 

 

「寝れねぇ」

早い時間に寝落ちしてしまったせいか再び床につくも寝れない。

 

寝ようとして目を閉じる……が頭に浮かんだ事が消えず寝れなくなる。

 

 

 

「バレーボール……か」

思い出される今回の試合。

 

『比企谷』

 

『何?』

 

『本気、出してくれないか?』

 

 

「あの試合で俺の出来るバレーは全部出し切ったんだけどな」

これが最後。そう思ったからこそ彼は海浜との試合で自分のバレーを全てぶつけた。

 

 

彼は十二分にやり切った。持てる実力を出し切り自分のバレーをし、そして勝った。

 

 

 

「何でだ?」

 

それなのに頭に次々浮かんでしまうのは“出し切ったとは違うもの”

 

 

今回はこんなフォーメションだったけど、こんなやり方はどうだろう?

 

あの時ミスしたレシーブ。もう少し早く位置取りできてたら。

 

七沢の高速Bからの連携、今回はこれしかできなかったけど、まだまだ幅が広がる。

 

長谷は手の振りはコンパクトに振れていたから、セミ打たせて時間差のコンビを増やすのも面白い。

 

温水はセットアップも予想以上にできていたから、自分が前衛の時あえて攻撃に加わり連携するのはどうか?

 

飯山は後半、明らかに動きが変わった、それを軸に使ったらどんなバレーになるのか?

 

稲村の変則は確かに海浜に通じた、攻撃もレフト、センターどちらでも対応してみせ、スパイク自体はライトからではさらに強かった事が分かった。

 

このメンバーを試行錯誤して練習してチームとして鍛えたら……。

 

出し切ったから終わりではない、出し切ったことで生まれたもの。否応なしに頭に浮かぶのは“今回”ではなく“次回”のこと。

 

 

 

『……お前みたいな奴は、さっさとこっち側に来い!敵とか味方とか関係ない、またバレーしよう!』

思い出される山北の言葉。

 

 

「俺は……」

そう呟くと頭に浮かぶバレーとは別のこと。

 

「雪ノ下……由比ヶ浜」

今度は奉仕部の二人が頭に浮かぶ。

 

「何がしたいんだろうな俺」

要はバレーがしたい&美少女二人と仲良くしたいという事なのだが、いまいち分かってない八幡。

 

 

 

 

 

 

 

爆発すればいいのに。

 

 

 

 

 

 

 

-そして月曜日-

 

目覚ましが鳴る時間より前、八幡は目を覚ました。少しの間とはいえ朝練に出て、放課後も部活をやり帰宅して直ぐ寝ていた彼には、すっかり健康的な早寝早起きのリズムが刻まれたようだ。

 

時間を確認しスマホの目覚ましを切り再びベッドに横になるその時だった。

 

突如なるスマホ、画面に映る文字。

 

 

“平塚静”

 

 

「げっ」

彼の直感が告げる。嫌な予感しかしない!

 

だがこの電話を取らなかった場合……思い出される夏休みの恐怖メール。朝からホラーも嫌だ……八幡は意を決し数コールで電話に出る。

 

「も、もしもし」

 

「おはよう比企谷」

 

「おはようございます。何すか、こんな時間に?」

 

「なに、朝のモーニングコールをかけただけだ女性からのモーニングコールだうれしいだろ?」

もちろん羨ましいです。

 

「いや、若い子の方が―――」

 

「―――何か言ったか小僧?」

 

「いえ、何でもありません」

電話越しに伝わる殺気に恐れをなしたのか八幡は慌てて否定する。

 

 

 

「……それはそうと、どうだね脚の調子は?」

釈然としないが、あまり突っ込むと心に傷を負いかねない、そう判断した静が話題を変える。

 

 

「いやぁ、歩けないくらい悪いんで出来れば2週間は休みたいくらいっすね」

ただの捻挫なのに、いけしゃあしゃあと言う八幡。

 

「そうか……それは残念だが仕方あるまい」

 

「(えっ?イイの!?マジで?)」

冗談半分で言ったのにまさかの返答に八幡感激!だったのだが

 

「奉仕部の活動でのケガだ、これで君の勉学に遅れが生じたらご両親に申し訳が立たない。先生方にお願いして2週間の勉強分として、がっつり宿題をお願いしようではないか」

 

「あんた無茶苦茶だ……」

そんなの学校に行った方がはるかにマシである。

 

「ふん可愛くないやつめ。それでどうする?脚の調子がイマイチなら特別に迎えに行っても良いが」

 

「小町の分もお願いできますか?」

 

「妹君もか……良いだろう早めに行くから準備しておきたまえ」

 

 

 

 

―総武高 校門前―

 

 

「では私は車を回してくる、ここで降りたまえ」

 

「ありがとうございます」

なんだかんだ言って普通に通学するより、はるかに楽だった。なので、ちゃんとお礼を言い捻挫した脚をいたわる様に重心の軸をずらし車から降りる。

 

始業開始より30分以上前、普段と違い早い為か同じ景色でも違って見える、不思議な感覚になりながら下駄箱へ向かう、その時だった。

 

「ん?」

 

「あ、来た来た!」

 

「脚は思ったより大丈夫そうだな」

 

「大事なくて良かった。てかライン返信しろよ」

 

「……何だよお前ら」

八幡の前に来たのはバレー部の面々。各々が八幡に朝の挨拶の言葉を送ると整列し前に立つ。

 

「ああ、まだやり残してる事があってね」

 

「まだ何かあんのか?」

 

「簡単な事だよ」

七沢は少しだけクスリと笑い真面目な顔に戻し一歩前に出て大きく息を吸い込む。

 

「ありがとうございました!!」

 

「「「「ありがとうございました!!」」」」

 

「っ!?」

やり残した事、それは“ありがとう”という言葉。

 

 

「な、何だよ急に」

当たり前の言葉なのだが八幡にとっては予期せぬ事なのだろう、その言葉に戸惑いを隠せない。

 

 

「そりゃあお前のおかげでウチは念願の試合できたんだ」

 

「しかも海浜に勝つことができただけじゃなく全員が成長できた。ここで礼を言わないと礼儀に欠く」

何を不思議がってる?そういわんばかりに飯山と稲村が言葉をかぶせる。

 

「……(何か言うことは)」

ごめんなさい。こういうときどんな顔すればいいかわからないの。状態の八幡

 

 

 

『バレー楽しいよな』

ふと頭に過ったのは清川の言葉。

 

 

(そうだよな)

それは単純な事。それでいて八幡が強く痛感したもの。

 

「その……」

だからこそ八幡は俯きかけた顔を上げ、自然に出た心からの笑みで言う。

 

「バレー楽しかった」

 

「ッ!!」

不意打ちに近い突然の笑みと言葉にドキリとするバレー部一同。

 

 

「おはようヒッキー!」

 

「おはよう比企谷君」

「おう、おはよ」

そんな状態の中、声をかける奉仕部の二人。もう少し早く来てればレアなものが見れたのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(そういや奉仕部の依頼で礼を言われたのって……)

 

『……比企谷くん、だからその……ありがと』

戸塚の依頼の後、思わず抱きしめたくなるような言葉を思い出す八幡。

 

(つまり戸塚は天使!)

他にもお礼を言った人は結衣とか沙希とか葉山など当然いるのだが八幡の頭は戸塚でいっぱいだった。

 

 

 

―ちょうどその頃―

 

「……ふぅ」

ため息をつきながら運動着を脱ぎ、均整のとれた引き締まった上半身を露わにした一人の男

 

(何でだろう何か、今とても複雑な気持ちになったぞ)

急に襲ってきた感覚に戸惑う葉山隼人の姿。

 

「隼人君どうしたっしょ?早くしないと遅れるべ」

こちらは丁度着替え終わった戸部。

 

「ああ、すぐ着替えるよ」

葉山はそう言うと戸部に遅れないよう、そそくさ制服に着替えた。

 

 

 

―総武高昇降口―

 

「大変であるぞ同志八幡!」

 

「あ、おはよう材木座」

 

「朝から何の用だよ材木座」

七沢はいたって普通に八幡はめんどくさそうに挨拶をする。

 

「掲示板にお主の事が書かれてて人だかりができておるのだ!」

 

「……は?」

なんで?どうして?その場にいたメンバーは頭に?マークを作りつつ掲示板へと向かった。

 

 

登校時間という事もあり、人が多い時間帯なのだがこの日は違った。生徒たちがザワザワしながら掲示板を眺めている。

 

 

その中で注目を集めている一つの記事。

 

“男子バレー部が千葉代表校の海浜に勝利”の見出し。

部員が足りないバレー部が助っ人を一人加えて海浜に勝利した。

 

確かに話題性ドラマ性ともに申し分ないだろう、フルセットでの勝利に加え校内での試合という事で見ていた生徒も多いが何より話題になっていたのが……。

 

 

「ファッ!?」

その記事をみて変顔になりながら困惑する八幡。

 

無理もない、その記事に書かれていたのはバレー部はもちろん助っ人の八幡の事が大半だったのだ。しかも目が腐っていないモードの試合中の写真、それどころか中学時代の過去から試合中の事まで描写されている。

 

そして何より

 

『……俺はまだコートに立ちたい。色んなものが詰まったあのコートに最後まで立っていたい!だから頼む』

 

『俺を最後までコートに立たせてくれ!!』

 

その場にいた人でないと分からないであろう台詞の数々までもが赤裸々に書かれてた。はっきり言って超辱められている。

 

 

一部から黄色い声と、それを見て口から魂出してる奉仕部の二人。

 

 

 

「何が起きて……ん?」

突然の事に混乱しながらも持ち前の理性で情報収集を怠っていない八幡は文章を見てふと思う。

 

“そこで我々は彼をよく知る同じクラスの人物、偶然にも話題の彼と同じイニシャルのHH、葉山隼人君へコンタクトを取った。”

 

「彼は僕にとってライバルです」

という言葉から始まり、聞かれた事に素直に答えた内容で辱めにとどめを刺していた。

 

 

「あの野郎」

 

「大人気じゃないか比企谷」

 

「葉山……てめぇ」

突如後ろから声をかけてきた葉山を睨む八幡。

 

「おっと勘違いしないでくれ、俺はただ聞かれた事に答えただけだよ」

そう、内容そのものは質問に答えただけ。本文にある文章におこされると恥ずかしい台詞に関係してるようには見えない、何よりあれはコートにいて初めて聞き取れるもの、だが八幡は腑に落ちない様子。

 

「……前に言わなかったかい?『君は自分の価値を正しく知るべきだ……君だけじゃない、周りも』って。少なくとも君という人間を周りが知るにはいい機会だったから協力したまでだよ」

 

(余計なことすんじゃねぇよ)

口に出して葉山に反論しようとした八幡だったが、それは出来なかった。というのも周りから“はやはち?朝からはやはち!?キマシタワー”といった視線がちらほら感じていた為、奴らに餌を与えてなるものかと口を閉じていた。

 

「じゃあ先に教室に行ってるよ」

それは葉山も感じたのだろう、避難しなければならないと判断しスタイリッシュに教室へと向かった。

 

 

 

「あれ?飯山のやつどこ行った?」

そんな中、自分たちの事だと喜々として記事を見ていたバレー部たち、異変を感じた稲村が口を開く。

 

「下駄箱まで一緒だったけど、どこだろ」

七沢もあたりをキョロキョロさせて探す。

 

「やあ君たち、どうしたんだね?」

何故かドヤ顔の飯山が登場。

 

「バレー部が校内新聞に乗ってんだよお前も見てみろ……ってなんだよその顔」

 

「ああ、さっき下駄箱を開けたらこんな物が入っていてね!」

飯山がてにしていたのは可愛い便箋、それを見た稲村が震えながら口を開く。

 

「お前……それはまさか!」

 

「俺もチェリーズを脱退することになりそうだよ稲村君」

そう、それは俗に言うラブレター。

 

「た、大変だ!比企谷そっちにいないでこっちに来い!」

 

「何だよ」

今はそれどころじゃない、そう言いたげな八幡だったが

 

「飯山がラブレター貰いやがった!」

 

「ファッ!?」

本日二度目の驚愕。

 

「本当にラブレターかどうか見せろ!」

稲村が飯山の手からラブレターを奪い取ると、手を震わせながら手紙を広げる。

 

「な、何てかいてあるの」

「まじでラブレター?」

七沢と八幡も気になるのか一緒に覗き込む。

 

そこに書かれていた文章は、さほど長くない文章でこう書かれていた。

 

 

“この前の試合、通りかかった時あなたを偶然見ました。貴方を見ていたら溢れんばかりの男を感じました。こんなに男を感じた事は初めてです。叶わぬ恋とは分かっています。それでもこの迸る想いを届けたい!放課後校舎裏で待っています。貴方の大きな心と体ならきっと自分を受け止めてくれると信じて”

 

 

「……」

「……」

「……」

それを見て無言になる三人。

 

「おいおい、そろそろ返したまえ」

にやけ顔でラブレターを回収する飯山。

 

「なあ、もしかして今日、逝くのか?」

とてつもなく嫌な予感がする中、稲村が口を開く。

 

「ん?何を当たり前の事を言っているんだ?」

 

「その、相手の事調べてからで良いんじゃない?ほら……名前も書いてないし」

七沢が非常に建設的な意見を言う。

 

「きっと奥ゆかしい人なんだよ」

 

「いや、ほら、その野獣……みたいな先輩かもしれないぞ?」

さすがセッターの八幡、打ちやすいトスを上げる。

 

「野獣?イイじゃないか!俺はワイルドな人も好きだし年上は大好物だ」

残念、Bクイックを上げたハズだが彼はDクイックに跳んだようだ。

 

 

「まあ、これで俺も一つ上の男になれるってことだろ!……おっと予鈴が鳴ったな、今日は練習休みだし俺は大事な使命が出来た。話ならまた今度にしてくれたまえ」

 

「なあ、あれって」

「言うな……夢は覚めるまでが夢なんだ、今は寝かせてやれ」

「とりあえず教室行こうか」

八幡が口を開くがチームメイトの二人は自分にできることは無いと諦め、教室へと向かうことにした。

 

 

 

「Noおおお~~~~!!!!!!」

 

その日の放課後、校舎に悲しい叫び声が響いた。それは一体何だったのか、真実を知るのは一部のみとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―とある場所―

 

「プッ……プハハハ!!比企谷君のポカーン顔からの変顔」

双眼鏡持ちイヤホンを耳につけた一人の美人さんが机をバンバンさせている。

 

そう、その情報を流したのは雪ノ下陽乃。

おそらく、寄贈したベンチに見た目は子供頭脳は大人な探偵のように何かを仕込んでいたのだろう。

 

「性格悪いぞ陽乃」

あきれ顔の美人教師がため息をつきながら口を開く。

 

「あ、静ちゃんいたんだ」

 

「呼びつけたのは貴様だろうが」

 

「まあね~」

あっけらかんと答えると、イヤホンを外し静へ向き合う。

 

「例の話、考えてくれた静ちゃん?」

何を考えているかわからない仮面をつけたまま陽乃は静へと問いかけた。

 




実は書いてる途中


「バレー楽しかった」

「ッ!!」トゥンク!!

と書いてしまい慌ててバックスペースしました。


次回の更新は未定です。

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