俺の青春がスポコンになるなんて間違っている。   作:nowson

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注意

・今回、少し腐りかけてますが気にしないでください。

・平塚先生キャラ崩壊の恐れあり。

・原作の設定で分からないところがあるため、オリジナル設定入るかもしれません。



比企谷八幡はその誘いを断る

昼休み

昼食も兼ねるため長めに設定された休憩時間、そのため学生、社会人問わず待ち望む人が多い。

 

2年F組でボッチな八幡とは言えこの時間は例外ではなく楽しみにしている。

 

そんな八幡が、いつものベストベストプレイスに向かうべくラノベとパンを持って席を立とうとした時だった。

 

 

「ヒキタニ、ちょっといいか?」

クラスメイトが声をかける

 

 

普段彼に声をかける人は少なく、大抵戸塚か結衣のどちらかなのだが今回は普段まったく絡まない人物。

 

珍しさもあってかクラスの注目が集まる。

 

 

 

 

「……何の用だ七沢?」

 

 

 

「あまり回りくどく言うのは好きじゃないから単刀直入に言う……」

 

 

 

固いながらも笑顔だった七沢は真面目な顔つきになり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前が欲しい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっ…?」

何やら後ろの席で女の子のキマシタワーな叫びとかオカンな子の擬態しろしとか聞こえるがそれどころじゃない。

 

 

ちなみに結衣、戸塚、川崎、葉山の4人は顎外れそうなくらい口をあけて2人を見ている。

 

 

 

「ごめんなさい!!!!俺、ノンケだから他あたって下さい!!!!」

体の一部を引き締めながら答える。

 

 

「ちがう!!俺もノンケだ!!」

 

 

「じゃあ何だよ?」

 

 

「つまり、お前にバレー部に入って欲しいんだ」

「断る。」

その返事はコンマ0.1秒の世界だった。

 

だが七沢も食い下がる。

 

 

「頼むから入ってくれよ」

「だから断る」

 

 

「なんで?」

「興味ない!」

「興味はやってから持てばいい!」

 

 

 

「動くのやだ!」

「動かずにはいられない体になるから!」

「余計いやだ!!」

 

 

「そんなこと言わずに頼むよ!」

「無理なものは無理!!」

「人助けだと思ってそこをなんとか!!」

 

 

「……いくら言われてもすでに部活入ってるから無理だ」

人助けという言葉に若干反応したがすぐ否定する。

 

 

「お前が部活とか嘘つくなよ!!」

「嘘じゃねえよ!!」

そこだけ否定され若干傷つく八幡

 

「じゃあ何部だよ!?」

 

「……奉仕部って部だ」

 

「似合わないボランティア活動じゃなくてバレーやれよ」

 

「残念ながらボランティアじゃない」

 

「はあ?」

 

「うちの部は、ボランティアというより、依頼者に対してサポートしてやり方を教え自立を促すのが理念なんだよ、ようは“自立”への奉仕活動だ」

その言葉に赤髪のショートがビクンと跳ねる、その姿はモグラ叩きのようにピコピコハンマーで叩きたくなる事請け合いだ。

 

「お前の自立支援はスポーツを通じて俺が何とかするから入ってくれよ!」

 

「何で、俺の自立支援の話になってるんだよ!?」

最も、彼の孤独体質改善も奉仕部の依頼であるため、あながち間違いではないのだが。

 

 

「いいからバレー部に入ってくれ」

「断る」

結局振出しに戻る

 

「とにかく無理なものは無理だ!俺は飯にさせてもらう」

すたこらサッサーサーのーサー♪と八幡は逃げ出した。

 

「アッ!」

 

慌てて教室を出て追いかけようにもすでに八幡の姿はなかった。

 

 

 

「お前じゃなきゃダメなんだよ……ヒキタニ」

七沢はうつむき下を向く。

 

(どうにかしてあいつをバレー部に……何かいい方法はないか!)

 

 

そして。

 

 

(閃いた!!)

 

「待ってろよ…ヒキタニ!」

七沢はにこやかに笑いながら教室に戻る。

 

 

 

なお、昼休みのやり取りのせいで彼にホモ疑惑がかかるのはまた別のお話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして放課後

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒指導室

一般的に生活態度の悪い生徒への指導や、何かやらかした生徒を呼び出し指導するようなイメージのある部屋だが、それ以外にも学生生活に不安のある学生や悩みを抱えた学生などに相談やカウンセリングも実際は受け持つ。

 

そこで生徒指導の担当をしている一人の美人女性。

 

 

 

平塚静(独身)

若手が少ない総武高校において“若い先生”であり。(←ここ重要)

生徒と距離が近く、それでいて美人である彼女は生徒からの信頼も厚く、そのサバサバした物腰からそれに比例して人気も高い。

 

※プライベートに関しては黙秘権を行使します。

 

 

八幡の所属する奉仕部の顧問でもある彼女は相変わらず悩んでいた。

 

 

(何かきっかけが欲しい……依頼が来て空気を変えれば何とか……いや!……!!)

 

(いずれにせよ依頼が来なきゃ始まらん!どうでもいい時は依頼が来るくせにこんな時ほど来ない……)

 

 

 

「……マーフィーの法則か」

(昔流行った言葉を反芻する、昔はよく友達と歌ったものだ……そういえば鼻から牛乳も歌ったな、嘉門達夫好きだったな)

 

考えごとをしていたはずがいつの間にかノスタルジーに包まれ昔を懐かしむ。

 

 

 

 

 

 

(……ブリトラの青のりもいいが、やはりコミックソングは嘉門達夫だよな、つぼいのりおはちょっと古いし…そういえばカラオケで最近歌わなくなったな)

 

すっかり過去を懐かしんでいる静

 

 

 

 

 

 

 

その時事件は起きた!!

 

 

 

 

 

 

 

ガラガラ!!

 

 

 

 

 

「失礼しま~『ちゃらり~♪鼻から牛乳~♪』……す」

 

 

 

 

 

 

「……」

ドアを開けたまま固まる七沢。

 

 

「……」

ちゃらり~♪鼻から牛乳~♪状態の静。

 

 

※マーフィーの法則とは

「落としたトーストの。バターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」

といった「なぜこんな時に限って!!」といった感じの法則。

 

 

そんなマーフィーの法則発動中の二人が思った事。

 

 

 

 

((今度からちゃんとノックしよう……))

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく、ザ・ワールドによって時が止まっていた二人、先ほどの事件を無かった事として頭の中で処理を施す。

 

 

……そして、時が動きだす。

 

 

「せ、先生に相談があって来ました」

 

「う、うむどんな相談だ?言ってみろ」

 

 

 

「実はバレー部の事なんですが……」

 

「バレー部?たしか荻野先生の所じゃないか、顧問じゃなくて私のところに相談とはな……」

目を閉じ何かを考えるようにつぶやく。

 

 

「相談事は部員のことなんであまり顧問に言いたくなくて……」

 

「そうか、とりあえず私に言ってみたまえ」

 

「実は……」

そこで七沢は語る。

 

 

三年生の5人が受験の為夏の大会を最後に引退したこと

その為、現在は部員が二年生3人、1年生2人しかいないこと。

部としての存続人数は足りてるが、試合は6人制である為試合に出ることはできないこと。

2年生はともかく1年生は高校に入り始めてバレーを始めた為、せめて練習試合でも組んで慣れさせたい。

しかし、有望そうな生徒は基本的に運動部に所属している、かといって一定のレベルに達していない生徒の中で、参加してくれそうな人にに頼んで試合しようものなら穴が大きすぎて試合にならない。

 

顧問に相談しようにも、部員もそろわないような弱小である総武高校において顧問はあまりやる気ない。

 

どうしようもなく生徒指導部に頼ったらとのこと。

 

 

「なるほどな……八方塞がりで、たしかに頭が痛い案件ではある、つまりバレーのできる助っ人もしくは新入部員が欲しいということか」

 

その言葉に七沢は頷く。

 

 

「君の言うレベルがどの程度を指すか分からないが、運動部に所属してなく、そのレベルでバレーをできる生徒というのが難しい。仮に運よくそんな生徒がいたとしても入ってくれるとは限らないしな……」

 

「たしかに、さっきも勧誘したんですが断られましたよ(苦笑)」

 

その言葉に静は目を見開く。

 

「ほう、運動部に所属してなく君の言うレベルに達している生徒がいるのか」

 

「ええ、うちのクラスのヒキタニですがね、彼は部活があるから無理と言ってましたよ」

 

(ヒキタニ?比企谷のことか?たしか七沢も比企谷もF組だったはず……)

 

「そういえば、ヒキタニは奉仕部って言ってましたが先生はご存知ありませんか?」

 

「ああ、というか私が顧問だ」

 

「マジすか!?やった!!他の人に奉仕部を聞いても皆知らない言うから困ってたんです」

 

「と言うことは、やはり比企谷の事だったか」

 

「……え?ヒキタニじゃないんですか?」

 

「それはあいつのあだ名だ、あいつの名は比企谷八幡だ、勧誘したいのなら覚えておけ」

 

「俺ずっとヒキタニだと思ってた……」

そうだったのか、と七沢はヒキタニと呼んでいたのを心で詫び、顔を上げ。

 

「平塚先生!彼を……比企谷を僕に下さい!!!」

 

「比企谷はうちのだ!!あげるわけないだろ!!」

 

「……じゃあ貸してください」

 

事情を知らない人が聞いたら修羅場である。

 

 

 

「まあ、比企谷をやるわけにはいかんが、依頼になるかもな……」

(この依頼で比企谷が一旦奉仕部から離れ、お互いを見つめなおす機会になるかも…、最悪の事態がおきそうな場合フォローしつつ導いてうまくいくかもしれん、いずれにせよこの場面で待ちに待った依頼だ)

 

「つまり君は助っ人が欲しいということで奉仕部に依頼したいという事だな?」

七沢の目を射抜くように見つめる

 

「本当は彼が欲しいのですが、背に腹は代えられません」

待ち望んだ人材が目の前にいる以上、ほんとは部員としてほしいが仕方ない。

 

「わかった、とりあえず奉仕部に案内しよう、話はそれからだ」

静はそう言うと、席を立ちグイッとブラックコーヒーを飲み干す。

 

 

「ついてきたまえ」

 

 

奉仕部へと足を踏み出した。




脱線しまくりの中、何とか奉仕部につなげる事が出来ました。

奉仕部の話に行ったらしばらくはバレーの話が続きます


昔やったグルメブログと違って展開考えなきゃいけないって、想像以上に難しいと実感しています。


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