元からだ気にするな。
今回寝不足で意識朦朧とする中書いたんで色々めっちゃくちゃかもしれません(笑)。後で自分で読んで確認します。
「桜!」
ライダーを捕縛し、結界が消え去ってから数分、先輩達が走って此方にやって来た。
ほんのちょっと別行動を取っただけなのに随分と必死な表情だ、やっぱり先輩も姉さんもとても
私は
「先輩、皆さん早かったですね」
「いや、早かったって云うか…桜も、随分仕事早かったな?桜が入っていってから結界が消える迄5分無かったんじゃないか?」
私と結界に囚われているライダーを交互に見て先輩が若干驚いた様子でそう話す。
先程行った情報交換に
そんな相手がこうもあっさりと短時間で、しかも
ほぼ完全にセイバーさんが独力で戦況をひっくり返したので実際の所私は漁夫の利を拐っただけですが。
「…令呪…使った…?」
未だ弱った様子の姉さんが短く問い掛ける。
「いえ、私が着くのとほぼ同時にセイバーさんが単独でライダーを仕留めていたので。私は魔術で拘束しただけです……やっぱり、姉さんが呼んだ
私がそう言うと
表情にこそ出ていないが不満気と云うか、如何にも納得いっていないという感じで、そこに少し焦りも混ざっている。
間桐の虚数使いである私は相手の『精神』を『吸収』する事が出来る、要するに何と無く相手の内心を察する事に長けているのだ。
ポーカーフェイスを装っても私には大して効果等無い。
そして察したからと云って優しい言葉をかけるなんてしてあげない。
私本気で怒ってるんだからねライダー。
先輩と姉さんを傷付けた罪は重い、本来なら蟲風呂の刑及び呪層界の刑に処しても尚足りないくらいだ、絶対に許さない、絶対にです。
「そっか……ありがと、セイバー」
「いえ、サーヴァントとして成すべき事を成しただけです。繋ぎ止めていただいたこの命を全て貴女に捧げる…誓いを
私の言葉を聞いた姉さんがセイバーさんに微笑みかける、それに対しセイバーさんも何やら意味深な言葉を返して。
空気を呼んだのだろう、相変わらず姉さんを横抱きにしているキャスターさんがそのまま屈んで二人の距離を近付ける。
すると二人は極自然に手を伸ばしてお互いの手を取った。
………うん?何だろうこれは…いや、普通に主従の美しき信頼関係と云った構図なのでしょうが……何か、こう、若干甘ったるい空気が漂っている様な、バックに花が咲き誇っている様な。
何でしょう、何かやけに妬ましい。
「───サクラ」
「───あっ、はいっ?」
考え事をしていたらセイバーさんに声を掛けられた、慌てて返事をする。
「傷の治療、ありがとうございます。外傷は大方塞がりましたし、一先ず場所を移しましょう」
「え、ちょ、そんな駄目ですよ。まだ始めて数分しか経ってませんし、文字通り外面を覆っただけです。今は動かずに安静にしていないと」
言い忘れていましたが、現在私はセイバーさんを魔術で治療している最中です。
同盟を組む予定の人を脱落させる訳にはいかないですからね。
「動いて支障が無い段階になるまで治療を続けていたら、幾ら時間が有っても足りません。先程迄の戦闘は、ライダーの結界をはじめとして少々目立ち過ぎた。新たに敵がやって来る前に場所を変えた方が良い」
「セイバーさんの言う通りですね。優先順位としては先ず安全な拠点の確保、確り腰を据えられる場所を得た後に諸々の備えをしていかなければ。魔術師も工房を築く時は先ず拠点を見繕う所から始めるでしょう?」
セイバーさんに引き続いてキャスターさんにも同じ意見を述べられる。
英霊二人にこう言われては
「…分かりました。それじゃあ行き先ですけど…」
「…やっぱ、俺ん家か?」
まあ、そうなりますね。
という事で移動開始。
私と先輩は自分の足で、姉さんはキャスターさんと交代したセイバーさんにお姫様抱っこされながら、ライダーは私の術式で緊縛されて動けないのでキャスターさんが背負って行く事に。
いざ振り返ってみると、順当に進めば何の
何とも、盛大な内輪揉め。
これで敵とエンカウントして全滅の憂き目にでも遭ったら悲惨を通り越してギャグだ、お願いしますからこれ以上余計なちょっかいかけないでください運命の女神様!
そんな風に内心で祈りながら私は皆さんと一緒に瓦礫の山と化した実家跡地から足早に立ち去った。
∵∵∵
20分程後。
「祈りは通じました」
「?何か言いました?」
「いえ、大した事じゃありませんよ」
駆け足で先輩の御屋敷を目指した結果、特に何事も無く到着する事が出来た。
安堵と共にぽつりと漏らした独り言はキャスターさんにしか聞かれなかった様です。
「それじゃあ取り決め通りに動きましょうか」
全員に聞こえる様ハキハキとした発声でキャスターさんがそう言うと、各々が異なる反応を示す。
反応が顕著なのはやっぱりというか先輩と姉さんだ、二人とも気不味そうに頬を紅くして明後日の方向を向いている。
取り決めというのはそのままの意味で、先輩の屋敷に着いた後それぞれがどうするか、どう動くかを移動中に話し合って
具体的にはこう。
先輩……一旦姉さんとセイバーさんと待機、キャスターさんの作業が終わり次第消耗したキャスターさんへ魔力供給()
姉さん……待機、安静にして体力と魔力の回復に努める
キャスターさん……残っている魔力で屋敷に結界を張って簡易的な工房にする、その後セイバーさんの治療、それ等が終わったら先輩からの魔力供給()
セイバーさん……キャスターさんが結界を張り終わる迄姉さんと先輩と待機もとい二人の護衛、キャスターさんが作業を終えたら治療を受けて貰う、引き続き姉さんの護衛
ライダー……お仕置き
私……ライダーへの尋問もとい私刑執行、キャスターさんの作業が全て終わった後、姉さんへの魔力供給。やったぜ
兎にも角にも姉さんをはじめ皆さんの消耗が激し過ぎるので今日一晩、状況と経過次第では明日も丸々使って回復に努める事となりました。
ライダーは簡単な尋問だけで一旦放置する事に。
地雷は早々に取り除いておきたいのは山々ですが、やっぱり優先順位というものは大切だ、先ずは陣地の機能を万全に戻さなければ他陣営から
満場一致で方針が決定され、各人の詳細な動きを詰めていったらこうなりました。
結果として先輩とキャスターさんは昨夜に続いて再びの魔力供給。
神は死んだ。
そして私は姉さんと魔力供給。
神は甦った。
これ等が決まった瞬間の私の心象風景はもう筆舌に尽くし難い、針山地獄で串刺しにされながら血涙流して無言でガッツポーズしてるみたいな、嬉しさと悲しさがグッチャグチャに混ざったカオスハリケーン。
漁夫の利というか災い転じて福と成すというか流れ弾というか…うん、まあ、今は置いとこう、いい加減冷静になりなさい私。
「では参りましょう。衛宮、案内をお願いします」
「ん、ああ…」
姉さんを抱えたセイバーさんを後ろに付けて先輩は屋敷の玄関に入っていった。
さて、私達も動こう。
「行きましょうキャスターさん」
「はい」
ライダーを背負ったキャスターさんと一緒に土蔵を目指す。
魔術師の工房はああいう隙間無く囲まれた密室に造るのが最適だ、キャスターさんとの共同作業でこれから土蔵をライダー専用の牢獄に改造する。
加減はするけど容赦はしない。
朝から昼にかけてのセクハラ、実家上空でのSMプレイ、溜まったツケはキッチリ払って貰うわライダー。
∵∵∵
「よし、取り敢えず此処で横になっててくれ」
「分かりました。さあ、凛」
「うん……ありがとセイバー」
切嗣があの時の拠点をそのまま住居にしていた事を少々意外に思う。
以前に比べて遥かに生活感溢れる屋敷の客間、その一つに私達を案内した衛宮は直ぐに布団を敷いて凛が休息を取れるよう計らってくれた、私も直ぐ様凛を下ろして支えながら横たわらせる。
「衛宮君も、ありがと」
「これくらい気にするなって。他に何かして欲しい事ないか?」
「そんなに気を遣わなくていいわよ…って言いたい所だけど…流石に今は甘えさせて貰うわ……随分と冷や汗掻いちゃったし、体を拭くタオルと…あと何か温かい飲み物が欲しいわ」
「了解、直ぐ持ってくるから待っててくれ」
凛の注文に衛宮は直ぐ様応える。
弱った相手に対し何の
そう云った感情とは別の所で私はほんの僅かな警戒心を懐き続けていた。
凛の屋敷で聞いた衛宮の過去、ライダーを相手にした際の二人の働き、凛やサクラが向ける彼等への信用……ほぼ間違い無く、絶対と断言して良いくらいに、二人は善人で、此方を害する様な
それでも、やはり、この世に
昨夜のランサー戦での失態に始まり、ライダー戦でも私一人では絶対に凛を守り切れていなかった場面が幾つも在る、それこそ未だ凛が外傷自体は皆無という事が信じられない程に。
何度も、何度もマスターを危険な目に遭わせている、こんな有り様でどうして最優等と名乗れるだろう。
もう二度と失態を犯す訳にはいかない、なればこそ何時如何なる時も、誰が相手だろうと警戒心を解く訳にはいかない。
極論だと解っている、取り越し苦労だと自覚している、なのに拭い切れない
衛宮とキャスター、あの二人から学んだ人の心を実践していきたい想いはあるのに。
(やはり、私は
前回の戦いの折、暴君に吐かれた台詞を思い出して自嘲する。
嗚呼、今は、それで良いとも。
この
──────綺麗で、哀しい決意を胸に秘めて、セイバーは士郎がやって来るのを静かに待った。
∵∵∵
「それでは、後はお任せします」
「はい……キャスターさん、私が出て来るまで、決して、中は覗かないでくださいね?」
「……か、加減はしてあげてください…ね?曲がり形にも桜さんを想っての行動だった…筈、ですから…」
「ええ、はい。加減はしますよ。
容赦はしないっつってんですよ。
(…ライダーさん、強く生きて)
キャスターさんが土蔵から出て行く、私は改めて目の前のライダーに向き直った。
土蔵を内と外の両面から魔術でガッチガチに固めて牢獄とし、ライダー自身にもキャスターさんと共に追加で何重にも束縛魔術及び拘束用魔術礼装をかけてギッチギチに緊縛した。
姿勢自体は楽な横座りにさせていますが、地面に描いた魔方陣の内側に封印しているのでそこから動く事は出来ない。
両手は前で束ねて手錠型、革型の礼装で拘束。
足は左右それぞれ足枷型、縄型の礼装で拘束。
他にも額、首、胸の上下、胴、太腿等全身のあらゆる所に礼装を繋げたり、魔力を束ねた紐状の光、染みの様な呪詛の闇、拘束の概念を秘めた魔文字の列等を纏わり付かせて徹底的に
これでは幾ら英霊と云えど微動だに出来ない筈だ、霊基の自壊覚悟で魔力を開放されたら流石に不味いと思いますが、私が逃げる、或いは令呪を使うくらいの間は確実に稼げる。
要するに今のライダー相手なら一対一でも安全だという事です。
元々がボンデージみたいな…というかそのまんまな衣装に目隠しと首輪を身に付けているのも相まって、今のライダーは完全に
流石にこんな過剰に拘束具をくっ付けたゴチャゴチャの有り様では色っぽさは感じられない。
秩序だったスマートさ・計算された美しさ等の魅せ方を欠片も考慮していない拘束では非人道的な倒錯さしか表出させられないのです。
……………私は決して
「ライダー」
さあ、始めよう。
特に何の考えも無く、漫然と名前を呼んでみるが毛程も反応は返ってこない。
それを少し悲しく思いながら続けて名前を呼び、質問を始める。
「ねえ、ライダー…どうして、あんな事をしたの?」
「………」
「やっぱり、不意討ちで殺されかけたから?」
「………」
「姉さんが告白してくれたわ、私達を宝具で不意討ちしたって…でもね、あれは勘違いだったの。あの時の姉さんとセイバーさん、余裕が無くて焦ってたらしくて、それで相手の顔を確認せずに攻撃しちゃったって」
「………」
「私も姉さんの事言えないけど、遠坂の人ってうっかりしてるっていうか、何かとポカをやらかす血筋でね…もし相手が私達だって判ってたらあんな事しなかったって、ごめんなさいって謝ってくれたの」
「………」
「嘘じゃないよ、姉さんはああいう事しない人だって私は知っているから。姉さんは先輩と同じ、誰よりも信頼出来る人だから……だから、ね?あんな事をする必要は無かったのよライダー」
「………」
「私を護ろうとしてくれたんでしょ?でも、その為に酷い事して欲しくはなかった……もう、大丈夫だから。誤解はちゃんと解けたから……だから…………お願い、ライダー…戻って来て。今度こそ同盟を組んで、もう一度、私と戦って───」
「そうではありません」
ふと食い気味に、黙りこくっていたライダーが急に、ハッキリと響き渡る声で否定の言葉を発した。
「そうではない……そうではっ、ないのですっ、サクラ…!」
「ライダー…?」
「同盟云々ではありません…彼等が信頼出来るか出来ないかでもありません…サクラ、貴女はもう、戦ってはならない」
血を吐く様な、絞り出した
震えるその声に宿っているのは怒り、憎しみ、哀しみ、悔しさ───そして、慈愛。
「───『同盟を組む事は最早関係無い』」
「!」
「『桜は聖杯戦争に参加すべきではなかった』『魔道を歩む限り桜は幸せになれない』…キャスターさんから、聞いたの」
ふと思い出したそれを口に出してみる、ライダーが僅かに顔を上げてくれた。
やっぱりこれだ、此処からライダーの行動目的を引き出さなきゃ。
「…どういう意味なの?」
「…」
「ライダー、貴女は一体どういうつもりでこんな言葉を…?私が気を失っている間に何があったの…?」
「…」
「お願いだから────答えて」
只管ストレートに懇願する。
これは尋問だ、口を割らせるだけなら他にもやり方は沢山あるけれど、今はまだしない。
此処で全てを精算したいから、主従として同じ方向を向きたいから────また、仲の良い姉妹みたいに笑い合いながら過ごしたいから。
だから、回りくどい方法は捨てて心一つで馬鹿正直に、余計な
でも、届かない様だ。
ライダーは押し黙ったまま。
それが、凄く悲しい。
だから、それを露骨に
「…っ…やっぱり、私じゃ駄目かなぁ…?」
「っ!!さ、く」
ボロリと、涙腺が決壊して両目から珠の様な雫が零れ落ちる。
動悸が激しくなる、熱い、吐息がじんわりと顔全体を茹だらせていく。
「つまりは、そう、いう、事でしょ…?同盟を組んでも無駄だって、私なんかじゃどうせ聖杯戦争は勝ち抜けないって、魔術師なんか辞めてしまえって…私の事、見限ったんでしょライダー」
これは意識が戻った時、本当に思った事。
私が情けないからライダーに見限られてしまったんだと、人なら誰しも持っている負の感情を
「ま、いや…いや!サクラ!あの…」
「そうだよね。あんな馬鹿な行動取って、ライダーにも、あんな酷い事言って…貴女は何時だって、私の為に、頑張って、くれてたのに…そんな貴女を突き放したのは、私、なん、だから」
以前もやった手法。
嘘ではなく、本心で相手の心に訴える。
それっぽい魅せ方でより此方の本音が伝わる様に、相手の感情に干渉出来る演出をする。
我ながら、屑だと思う。
実に最低な
そんな私の術に、ライダーは今綺麗に嵌まっている、目に見えて慌て出した。
「っ、サクラ…!」
「ほんとに、私、さいてー……最低で、だから…貴女の判断に文句付ける権利無い……………本当に、私が嫌いになったなら、それで…いい。契約は、解除するから」
「───」
ライダーが固まった、表情だけでなく精神も。
どんな感情に起因する反応かは判らないけど、構わず続ける。
魔術師としてのものに。
涙は乱暴に拭って無理矢理止める。
「でも、貴女がそれを選択したなら─────私は、ライダー、貴女を……自害させます」
「───」
「味方に戻ってくれないなら、残念だけど消えて頂戴。私はマスター権を放棄して姉さんと先輩達のサポートに回ります。これ以上敵を増やす訳にはいかない」
「…!」
「それに……貴女を、他の誰にも渡したくないから。他のマスターに奪われるくらいなら、私が殺します」
「……」
「選んで、ライダー。どんな選択をしても、私は貴女の意志を尊重する…貴女を恨んだりしない」
言葉を切って、ライダーの返答を待つ態勢になる。
要するに戻って来い、さもなくば死ねという事だ、酷い交渉もあったものです。
ライダーともう一度絆を結びたいのに、手を尽くせば尽くす程距離が離れていってしまう様な感覚を覚える。
もどかしい、でも後には退けない、今は只ライダーが本心で応えてくれるのを待つだけ。
十拍程置いて。
ライダーは全身を弛緩させ溜め息を吐くと、これでもかと云うくらいに苦々しい苦笑を浮かべてくれた。
「サクラ…それは結局、どちらにしろ運命共同体になれという事ではないですか」
ご尤もに過ぎるライダーの言葉に上手い返しが思い付かない、黙ったまま続きを促す。
「今貴女が述べた内容は、全て間違っています。私は貴女を見限って等いない」
「…本当?」
「ええ…ですが、貴女は一つだけ私の思惑の正鵠を射た」
「…それ、は?」
「──────私は、貴女に魔術師を辞めて欲しいと願っています」
「───」
そこか。
よりにもよってそこを当ててしまっていたか。
聖杯戦争から降りろとかそんな局所的な部分じゃない、根本的な部分を私はライダーに否定されていたんだ。
「……理由を聞かせて」
「…サクラ、私はパスを通じて、貴女の過去を見ました」
「─────」
私の、過去。
つまり、
あ…ヤバイ、どうしよう、恥ずかしいとかそんな一言で片付かない、私の人としての感情が逆巻き始める。
「……ぅ、ぁ…そ~れ~は……ごめんなさい、お見苦しいものを…」
「いえ、見苦しい等と…いや、そうではありません、そうではないでしょうっ。
「だ、だって。下手に悲し気と云うか深刻な雰囲気醸し出して気を遣わせたくないし。あの、あれ、これでも結構内心ショックは受けてるんですよ!?あんなの、知られないに越した事は無いんですから!」
空気とか諸々を誤魔化す様にわちゃわちゃと捲し立てる。
んもう、その辺はてきとーに流してよライダーの馬鹿!
「…やはり、シロウや遠坂凛にもその過去は伏せているのですね」
「それは、勿論よ。家の秘術を外部に漏らすなんて魔術師として論外だし……それを抜きにしても、あんな穢れた
「───そこまで自覚していて何故魔術師を続けるのですか貴女は」
ライダーの声が鋭くなる。
眼帯に隠された眼差しも心做しかキツくなった様な気がしないでもない。
それと同時に、悲しそうで。
「サクラ、貴女の精神は、酷く解離…いえ、矛盾しています。人としての普遍的な倫理観を持ち、家族を愛し他者を慈しむ…あの様な唾棄すべき汚辱に晒されて尚陰る事の無い、どこまでも慈愛に満ちた善性が貴女の本質です」
「ぅぇ?は、はい…?」
「だというのに貴女は、そんな自身の人としての要素を置き去りにして、魔術師としての価値観で己を
言葉を挟めない。
ライダーの分析は実に的を得ているから。
いや私の本質が善性云々は微妙だけど。
「何故ですかサクラ…何故貴女は自ら受難の道を往くのですか、何故貴女は己を醜悪の下に晒すのですか、何故貴女は自分一人で苦痛を背負おうとするのですか!」
「っ、ライダー」
気圧されそうだ。
ライダーの言葉に乗る私への想いが本物だと私自身の
本気で、私の身を案じ、私が不幸な目に遭う事を嘆いてくれている。
「ゾウケン、でしたか?幼い頃の貴女を苦しめていたあの畜生はもう居ない、他ならぬ貴女が殺したのだから。貴女は自身の力で逆境に打ち勝ち、地獄の底から脱却した。なのに!貴女はそれを喜ぶどころかゾウケンを殺した事に対し罪悪感すら覚えている!あんなっ、祖父と呼ぶ事すら忌避すべき
「───」
やめてライダー。
「やめてライダー」
「っ、サク───」
「お爺様を悪く言わないで。お願い…貴女を嫌いになりたくない」
語気を強めてライダーの語りを止める。
解る、解るんだ、ライダーの言葉と感情は至極当然で真っ当だと理解出来るんだ。
それでも────やっぱり、お爺様は私の家族だったから。
向こうは私を間桐を存続、繁栄させる為の
「───いえ、止めません。此処まで来てしまったのです。縦え貴女に憎まれようが怨まれようが言いたい事は全部言わせて貰う」
そんな私の激情を真っ直ぐ受け止めた上でライダーはそう言ってきた。
「サクラ、貴女は誰の手も借りず一人で邪悪を討ち果たし、自らを縛る破滅の運命を断ち切った。最早何に配慮する必要も無い、貴女は自由だ、幸せになる権利を、輝かしい未来へ続く道を掴み取った……────なのにっ!何故貴女は
「……」
「サクラ、貴女は昼間に言いました。姉を尊敬していると、魔術を通して姉と繋がっていると。貴女が自らを殺す気概で魔道を突き進むのは、詰まる所家族の為でしょう?─────くだらない」
「な」
く、くだらないって…。
そこまで言われなきゃいけないのこれ?
「その様な事する必要は無い。本当の家族なら、肉親なら、そんなややこしい
「ライダー…」
「故に私は壊します、殺します。貴女へと連なる魔の全てを。貴女の敵も、貴女の家族も、貴女の財産も、聖杯戦争という傍迷惑な馬鹿騒ぎそのものも。サクラ、貴女は光射す
そこまで言って、ライダーは口を閉じた。
何よそれ。
何なのよっ、それ!
「ふざけないでよライダーの馬鹿!!」
「な、え」
心底、腹が立った。
さっき兄さんに姉さんの悪口を言われた時と同じくらいに、腸が煮えくり返っている。
「馬鹿!分からず屋!あんぽんたん!私に何の相談もせずに好き勝手な事して言って!私そんな事して欲しいなんて一言も言ってないし思ってない!」
「っ!だからこそでしょう!さっきも言いましたがサクラ!貴女は自身の境遇に不満を持っていない!だから現状を変える気が無い!それでは一生貴女は奈落の底だ、それが私は納得出来ないし辛いのです!」
「別にいいじゃない!本人が良いって思ってるんだからそれで!余計なお世話よ!」
「ほらそうやって!自分一人で完結しないでください!貴女を大切に想っている人は大勢居る!その人達の心は貴女が傷付けば同様に傷付くのです!」
「その人達を殺そうとしたのは何処の誰よ!」
「ぁ、ぅ…」
「大体ブーメラン発言が多過ぎ!闇は全部自分が引き受けるとか、貴女だって一人だけで苦痛を背負おうとしてるじゃない!」
一番腹が立っているのがこれだ。
私の事となると過保護な癖に、自分の事を蔑ろにし過ぎてる。
ああもう、ほんと縁で召喚されただけはある。
私とライダーは
「あ、貴女と私では前提条件が違う!私は座に居る本体の
「そんなの関係無い!私にとっては目の前の貴女が全てなんだから!」
「サク───」
「サーヴァントもマスターも死人も生者も私にとっては価値の無い言葉です。私は、貴女と肩を並べて一緒に戦いたいの!貴女と二人で苦難を乗り越えていきたいの!」
ふと熱量の増大が止まった、言葉の残弾が切れてエネルギーの行き場が無くなる。
ハアハアと激しく呼吸をしながら無駄に力の入っていた腕の緊張を解いた。
結構、スッキリしたな。
やっぱり人間たまには大声で本音を出すべきだ。
「…………ライダー」
「……はい」
「ありがとう」
「は?」
きょとんと口を丸くして此方を見るライダー、やっぱりそういう仕種は可愛い人だ。
「ほんと…手段はハチャメチャだし、姉さんと先輩を傷付けたのは許せないけど……私の為を想ってくれての事だったっていうのはよく解ったから。だから、その気持ちにだけでもって。私の為に怒ってくれて、ありがとう」
ライダーは事ある毎に自分を怪物だ反英雄だって言うけど、根っ子の行動原理には大切なものを護りたいっていう想いを必ず持ってる。
それが有る限りライダーは英雄で、それを知ってるから私はライダーが好きだ。
…この場合、大切なもの=私なので自分で言ってて気恥ずかしいですが。
「…一個ずつ整理しよっか」
「…はい」
ライダーの本音は聞けた。
次は私が返す番。
「先ず私は魔術師を辞めるつもりはありません」
「……理由は?」
…いやそんなあからさまにムスッとした表情にならないでいよ、二の句が継げなくなっちゃう。
「概ねライダーの言う通りよ。代々研鑽してきた神秘を受け継ぐ義務。遠坂に生まれ、間桐を背負った誇り。お爺様から
「……」
「でも外してる所もあるよライダー。私は別に人としての自分を置き去りにしても殺してもいない」
「…私にはそうは見えません」
ライダーの静かな言葉に首を横に振る。
「これも大体はライダーの言う通り。私、普通の人の倫理観も理解してるつもりだから。確かにお爺様に課せられた修業は、一般人どころか魔術師の観点でも色々行き過ぎてたけど…
「…それ、だけ?」
「うん。お爺様の腕は凄かったわ、お爺様の言う通りにすればするだけ、魔力が高まっていくのがまだ幼かった頃の私にも感じ取れたから。調整による後遺症なんて欠片も無かったし、実質代償として支払ったのは
「────」
「要はスポーツ選手のトレーニングと同じです。目標に辿り着く為、自分を高めていく為には苦しいトレーニングを重ねて自分の心身を虐め抜く必要がある。でもそれ等は全部自分の為にやってる事なんだから。誇りがあれば、
私の持論を聞くライダーの顔がみるみる信じられないモノを見る表情に変わっていく。
うん、うん。
解りますよ。
常人の感性と比べて私の認識が狂人のそれだという事は。
その辺は自覚してますから私ホントホント。
「…サク、ラ…それは」
「うん、言いたい事は解るよライダー。極論だって自覚してる。でも魔術師はそういう極論を前提にして生き抜く人種だから」
そう、そもそもが『魔術師になる』という事は『己の人生の全てを無意味にする』という事と同義なんです。
根源に到達するには人一人の人生、その全ての時間を費やしてもまるで足りない。
少しずつ少しずつ積み重ねた研究成果を魔術刻印という形で後世に受け継ぎ、それを延々と繰り返していけばひょっとしたら辿り着ける
自分が生きている内に根源に到達するなんて事は絶対有り得ない、自分が生きている内に自身の研究成果が実を結ぶ瞬間を見る事は絶対に出来ない。
全く以て、徒労。
その徒労に自分の一生を捧げられるかという所から魔術師は始まる、これが狂人でなくて何だと云うのか。
だから自分の価値観が狂っていると客観的に自覚出来ている分だけ、私はまだまともに『人』だと思うんです。
「…それでは結局人としての部分を無いものとして語っているではないですか」
「うん?あれ?………あ、いや!違う違う!確かにやり方は常人のそれじゃないけど、理由はもっと別なの!」
ライダーの指摘に慌てて返す。
いけないいけない、確かに今の言い方だけじゃ勘違いさせちゃう、危うく堂々巡りになるところだった。
「ほら、人が何かを思って行動する時って、突き詰めれば絶対に自分の欲望に
「…と云うと?」
「うん、人に親切にするのは、周りから好い人に見られたいから。何と無く放っておくのが気分悪いから。助けた人の笑顔が見たいから……みんなそうなんです。物的な利益を得られない事でも、
「…貴女も、そうだと?」
「ええ、そうよ。私が魔術師を続ける、人としての理由」
────そう、私の欲は昔から変わらない。
私の求めるものは。
「姉さんに、褒めて欲しいんです」
別れの日に交わした誓い、色褪せない約束。
「私が養子に出される前日に、姉さんが約束してくれたんです。何時か私が立派な魔術師に成れたら、褒めてくれるって、本当の家族に戻れるって。凄いね、頑張ったね、偉いわ桜…………それだけを貰えたなら、私、他には何もいらない」
何時も私の先を行く
私の目指すべきものを照らし示してくれる
私の進むべき道を切り開いてくれる
私を導いて、救ってくれる
何時かあの
「あの
「いや重過ぎでしょう」
一言でぶった斬られた。
「バッサリですねドライですねゴルゴーンですねちょっと!!」
「重過ぎます、ほんと重過ぎます、超重ったいです神話級の重さじゃないですか引きますよ流石に。そんな陶酔した顔と声で語られても聞き手としては反応に困るんですよ」
「そ、そんな変な顔してないもん!」
「ほんと、何の惚気だったんですか今の……え、サクラ…貴女が好意を寄せている相手はシロウ…ですよね?え?二股ですかハーレム狙いですか相手同性ですよしかも血縁とか実の姉の事そんな目で見てたんですかうっわ私より節操無いとか最早神話級どころか魔法級ですよないわーマジないですわー」
殴った。
脳天に思いっきり拳骨を落とした。
今のは許される筈です、身動きが一切出来ない状態で相手を煽ったらどうなるかなんて子供でも分かる、調子に乗った向こうが悪い。
「話を元に戻そうか」
「あ、あい」
「…姉さんの事はそんな目で見てませんから」
「………」
ライダーの無言がキツイ。
ええい、軌道修正軌道修正!
「まぁ、ある意味ではそれもライダーの言う通りね。私には重みがあるの、抱えたものの重みが。そしてその重みを私は心地好く感じています。誇りも約束も、これ等は全部私のものだから。誰に何て言われようと手放す気はありません」
「魔法級のドM…」
「もう一発いく?」
ほんっっっとーーーに口が減らないわねこの
「…兎に角、これが私の本心で本音で、在り方です。変わる気はないのよライダー……いえ、そもそも変われない。私の
「っ、それ、は」
ライダーの表情が歪み、揺らぐ。
どうやら今私が述べた事実には思い至っていなかった様だ、余程冷静さを欠いていたらしい。
これは、後一押しか。
「ねえ、メドゥーサ」
クラス名ではなく、真名を呼ぶ。
より強く意識させる為。
「貴女は私が地獄の底で頑張り続ける必要は無いって言ったけど…貴女はそうした事無いの?」
「…どういう…まさか、サクラも私の過去を」
「ううん、私は貴女の過去なんて知らない。伝承の知識が少しあるだけ。だから、聞くの。苦しくても歯を食い縛って何かを為そうとした事が、貴女には無いのって」
これは本当、私はメドゥーサの過去をまだ観てはいない、ほんのちょっと知識を持っているだけです。
女神アテナの嫉妬を受けて怪物に変えられ、多くの人間を貪り殺した…それがギリシャ神話に伝わる魔物
私はその程度の表面的な概要しか知らない、召喚して実際に本人と接したのもまだほんの二日あまり、ライダーの心を十全に理解しているなんて口が裂けても言えない。
だからこそ聞くんです、女神の呪いと云う苦難に晒されたライダーが何を思いどう動いたのか。
「あったとして、その時貴女はどうだった?苦しかった?それとも辛かった?後悔はした?…したとしても、それをその時為さないという選択は有り得た?」
「……」
「生きるってそういう事です。縦えどれだけ理不尽な目に見舞われても抗わなければ死に行くだけ。痛くても苦しくても、その中で希望を見付けて進めるなら、それだけで上等じゃないですか」
「……」
「そしてその希望を掴めるのは、今この時。私はこの聖杯戦争で姉さんと戦える時を待ち望んでいた…ライダー、貴女の力が必要なの。私の夢の為にもう一度力を貸して」
心は全て曝け出した、口先だけで出来る事はもう無い。
これで駄目なら本格的に、
どうか、私の願いがこの女神に通じる事を───
「反吐が出そうですよサクラ」
───祈って、いたんだけど、なぁ…。
「嗚呼、本当、貴女の言う通りこの世界は理不尽です。神代よりはマシになったとは云え、未だ人の
「…ライダー…」
「─────ですから、私が貴女を手助けします」
え。
「────え?」
「貴女の在り方はよく理解出来ました。非常に…ひっっっっっじょ~~~に不本意ですが……いやもうマジで全然納得いってませんし貴女の家族や魔道に対する憎悪は欠片も減っていない、寧ろ増しましたが………それでも、貴女を護るならばそうするしかないのですね」
「ライダー…!」
「はい。────サクラ、今一度誓いを此処に。これより私は貴女だけを護る騎手となります。この手綱を以て貴女に降り掛かる災厄の全てを蹴散らし…────必ずや貴女を救う」
感極まって思いっきりライダーに抱き着いてしまった。
ああやっぱり、嬉しい、ライダー最高!
こういう所、こういう所なんですよもう!
そういう優しさがあるから、貴女は英雄なのよライダー。
私とライダーの体を所々で隔てる拘束具のせいで痛みを覚えたが、そんなのは一切合切無視して私はライダーをハグハグし続けた。
∵∵∵
まあそれはそれとして。
「それじゃあお仕置きを始めよっかライダー」
「待ってください待ってくださいおかしいでしょう!!数分前の流れと雰囲気からしてこのまま解放くらいの勢いだったじゃないですか何でノーブレーキで直角にターン!!?」
ほぼ微動だに出来ない肉体で唯一自由な口を全力で働かせ、ライダーは早口に喚き散らす。
もう、いやねぇライダーったら。
「いや~だってほら~、最初に言ったでしょライダー。加減はするけど容赦はしないって」
「後ろ半分は聞いてません!」
「そうだっけ?でも私ちゃんと心の中で言ってたから。
「でしたらサクラも私の心を汲んでどうぞ…!御慈悲を、マジでマ慈悲をおおおぉぉぉっ!!!」
「その申請は却下されました」
体が動いたなら即土下座していただろう勢いの懇願を私はさらりと切って捨てる、ライダーの顔がみるみる青褪めていった。
私は刻淫蟲およそ数十匹をライダーに仕掛ける為、自身の
「姉さんに魔力を供給する為に、貴女が姉さん達から奪った魔力を奪い返させて貰うわ。折檻も兼ねてこの子達に直接魔力を吸わせるから」
「いやー駄目なんじゃありませんかサクラ!そんな自分がされて嫌だった事を他人にしちゃいけないって習いませんでしたかちょっと!サクラ!貴女はもっと優しい娘の筈です!お姉ちゃんそんな娘に育てた覚えはありませんよ!」
「安心してライダー、私も育てて貰った覚え無いから。っていうか心配しなくても大丈夫よ。流石に私が昔された様な事するつもりは無いから。ちょっとガブガブヌラヌラチューチューしてあげるだけだから」
「サクラ!貴女のメンタル強度を基準に物事を考えてはいけない!普通はそれだけでトラウマ確定ですから!」
「貴女は英霊だから大丈夫よ~」
というかそれくらいじゃないと英霊相手にはお仕置きにならないでしょうに。
「どっちにしろライダー、貴女が姉さんと先輩達に害を為したのは事実よ。それは絶対に許さないから。寧ろこの程度で済ませてあげる私の恩情に感謝して欲しいくらい」
(これより上がある…だと!?)
「それじゃー観念して、レッツゴー」
「ちょ、ま───」
───ライダーの悲鳴が微かに母屋の方に届いたとかなんとか。
あとそれを捉えたキャスターは土蔵の方に向かって静かに合掌した。
∵∵∵
─────桜は少々勘違いをしていた。
ライダーは確かに桜の在り方を本当の意味で理解したし、頭を冷やした為先程の様な凶行に出る事はまず無い。
力を貸して欲しい、もう一度共に戦って欲しい、そんな桜の懇願にも首を縦に振った。
だがそれは飽く迄
ライダーは正しく理解した。
遠坂凛を殺したところで桜の
寧ろ亡き家族に報いる為にと、より深い奈落まで自分を堕としてゆくだろう。
ライダーは正しく理解した。
単純に桜を魔術の世界から遠ざけても意味は無いのだと。
類稀な神秘の素養を有する桜には幾らでも死が這い寄って来る、自分が幾ら殺しても潰しても壊してもキリが無い。
ライダーは正しく理解した。
桜は頑固者だと。
優しく狂いながらも芯は歪まず。
なまじ自身の異常性を正確に把握している分、どう言葉を重ねても彼女の在り方を変える事は出来ない。
ならば、戦うしかない。
桜が変わってくれない以上、死に向かって猪突猛進する彼女を自分が護り、サポートしなければならない。
聖杯戦争に勝利する。
そして獲得した聖杯で、
説得は不可、力付くでも一時凌ぎにしかならず、許容は最早論外。
ならば根本の
反英雄の性根、桜は未だ理解に至らず。
桜ちゃんは『良い娘だけどヤベー娘』と思ってください(笑)
そんなこんなで桜ちゃんとライダーさんに好き勝手喋らせてたら文字数が一万五千近くに膨れ上がっちまったぜ。後書きで解説したい事もいっぱいで大変だ(自業自得)
なんやかんや全員合流。ライダーさんだけ離脱させようかとも思いましたが桜ちゃんが勝手に捕まえちゃったので(笑)。結果的に綺麗な収まりに。
魔力ラインは繋がってるけど士郎君の魔術回路がストライキ中なので実はレッドラインすれすれだったキャスターさん。魔力供給二発目。信じられるか…こいつら昨夜も魔力供給してるんだぜ…。
桜ちゃん→凛ちゃんの魔力供給だぜヒャッホウ。PC版方式でがっつり絡んで貰うかレアルタ方式で雰囲気醸し出すだけに留めるかは検討中。
戦績が奮わなくて若干ブルーなセイバーさん。ぶっちゃけ凛ちゃんが未だに無傷な時点で充分過ぎる働きをしてると作者は思う←他人事
Q・拘束用の礼装どっから持ってきたの?
A・桜ちゃんが胸の谷間の虚数空間にしまってたやつ使った。リップちゃんと同じ四次元ポケットならぬ虚数バレー。
Q・刻淫蟲って何?
A・桜ちゃん作の淫虫と刻印蟲のハイブリッド。ハイブリッド?用途は爺ちゃんがやってたのと大体同じ。なんかこの二匹公式でも混同される事があるっぽくてややこしいので混ぜました。ええやろ別に(テキトー)
『貴女を護る騎手』→『貴女だけを護る騎手』
『貴女を聖杯の下へ導く』→『貴女を救う』
ライダーさんが幕間その1での宣誓と比べて微妙にニュアンス変えてきてるのがミソ。
桜ちゃん視点の臓硯さん
・どうしようもない鬼畜外道だという事は解ってたけど魔術に関しては真面目で誠実な師だから頼りにしてた。あと魂の最奥にある五百年前の理想の燃えカスの残滓の切れ端くらいを虚数で感じ取ってたし、なんやかんや家族だしで慕ってた。
実際
・胎盤としてしか育てる気無いし修行内容も半分くらい趣味入ってたから真面目で誠実とはとても言い難い。4話の後書きで臓硯さんを好い人と勘違いしてるって書いたのはこの認識の違い。断じて設定が甘かった訳ではない()。
もし桜ちゃんが胎盤云々を知ったらジジイと敵対ルート。そうなる以前にムシャムシャされたけどな!
こんなもんですね。作者は解説したい病患者なんです、すいませんorz
地雷は撤去出来た様で逆に新しいのが着々と埋め込まれていっている現状。爆発するかしないかは今後の流れ次第。次回もよろしくお願い致します。