魔装探偵リリカルなのは(仮)(試作投稿(読み切り)) 作:偽作者(ハザードフォーム)
小説情報にもありますが「試作版なので読み切り版である」である事を踏まえてお読みいただける事を願います。
では始まります
Episode00「Memorys E」
ある所に一人の少女が居た。
その少女は何処にでも居り、誰もが知る普通の女の子であった。
異なる所があるとすれば、他の少女とは違って古い伝統を持つ家系で生まれた事、そして少女には特異的能力があった。
ーーそれは自らの先祖の記憶を自らの記憶として持つ事。いつでもまるで自分の記憶であるかのようにはっきりと思い出す事が出来る、異能とも言える能力を彼女は持っていた。
火片を散らし燃え盛る戦火の中で美しく失われる事のない金髪
見つめる慈悲に満ちた澄んだ
暖かさを感じる事が出来ない作られた
そして、見る度に浮かんで来る複雑で悲しみに満ちた感情
それは一人の戦場を生きた少女の姿であった。
だがそれが彼女が本来歩くべき道を外した要因となってしまう。心優しかった少女は自らが先祖の代わりとして彼の悲願を達する事を決心した。
少女は分かっていた。
自らがする事が無意味であると
先祖は既に1000年前に生きている歴史上の人物
だが優しい彼女は非情にはなり切れなかった。
それから拳と身体を鍛え続け、彼の求めた何かを探す日々、しかしその努力も空しくついに探し求めた物を見つける事は出来なかった。
ーーある一人の少女と出会うまでは
彼女は少女の求めた物を持っていた。彼女の姿は自分が持つ記憶に存在する彼が想いを持ち続けた《彼女》の姿と酷似していた。
だがそこには少女の求めた物はなく、只のごく普通の今を生きる一人の女の子としての姿があった。
格闘術を習う彼女とその二人の友と共に、大会へ出場し共に拳を鍛える日々、新たな出会い、そして喜び、少女は彼女と、仲間と、友と共に共に絆を深めていった。
少女が最初に求めた物ではなかったがそれでも後悔はなく、喜びと幸せを感じる日々が続いた。
だが長く続く事は無かった。ある日、彼女の求めていた物の一つが発見された。
それは少女の持つ記憶とは全く違う別の記憶の記された日記だった。
少女は怖くなった
少女の持つ記憶は自らの先祖が見た記憶であるがあくまで本人からの主観であり、それが全てではなかった。だが自らが裏切ったと思っていたかつての先祖の友が遺した日記を見て、彼の時代で生きた彼女の物語る一生忘れる事のない
彼女を守る事の出来なかった悲しみが、それを守る事の出来なかった自らへと来る嫌悪感、大切な物を守る事が出来ないという恐怖、強者たらんとする過去の記憶が少女を縛る。
少女は友から、仲間達から自らを遠ざけようとした。
それは過去を生きた先祖達の生き様を知ったから――自分は悲願を果たせれてなかったから
だが、絆は簡単に断ち切れる物では無かった。
翌日、試合という形で彼女は一騎打ちをする事となった。
そう、少女の求めた物を持っていた彼女の友――かつて自らの先祖であった守るべき者と似た少女は諦めなかった。
それはかつて――己を救う為に諦めなかった母との約束と共に、
拳を互いにぶつけ合う。
それは自らの想いを乗せた一撃
一つ、また一つと
最初は理解が出来なかった。彼女が何故ここまで強くいられるのか
そして少女は負けた――かつての守るべき者と似た彼女に
だが試合で負けてしまった後、少女は何故彼女が強くなれたのかを知った。
そこで少女は初めて笑った。その笑顔は今までの作られた偽りの笑顔とは違う――本当の笑顔
それから仲間と友の絆の力で記憶に打ち勝った彼女は仲間達と友と共に新たな道を進み始めた。
そう、もう過去の記憶には縛られず――今を生きる者の一人として、一人の女の子として
そして――友の一人として、仲間と、友と共に歩み始める。
――それから5年後、新暦84年12月24日…ある事件が彼女の人生を大きく変える事となる。
お読みいただきありがとうございます。
今回の話はプロローグに当たる部分です。まあ…誰のプロローグかはお気付きの方が居るかもしれませんが
今回投稿したこの小説「魔法探偵リリカルなのは」はひょんなある事で第97管理が世界「地球」から来た一般市民であり、高校生でありながら探偵をしている少年少女達が事件を解決しつつも、戦う物語です。
探偵であるのは今まで自分がからには「魔法剣士」、「魔法銃士」、「魔法戦士」、「最強の兵士」といった「なのは達よりも強力な力を持ち、戦闘に特化したヒロインを守る主人公」であると同時に「剣や銃の人」が殆どなので新たに探偵を入れてみたかったのと、緋弾のアリアとシャナ、メタルギアを視た事で「戦いの基本は格闘だ!武器や兵器に頼ってはいけない」という考えが出来てしまったためです。
強大な武器や敵を圧倒する兵器を持ったり、英雄と呼ばれた程未知数の力を持つロボットが主人公だったり、「ぼくのかんがえたさいきょうのデバイス」といった強力な武装を持つ事には自分としてもロマンがありますが、それに頼る戦いだと、主人公は只その武器や兵器の性能で最強と名乗る事になります。(それを使いこなす担い手は除きます)
元から才能を持っていたり、そんな武器やデバイス、魔法スペックに頼り続けるのは駄目だと判断しました。(ただし、最初に武器を持ってないだけで後に現地調達で手にする事は含まれない)
長くなりましたが、プロローグは再来週辺りに投稿しようかと思っています。
現在は試作=読み切りという形で投稿しているため、次の誰かのプロローグと始まりである1話で終わりますが
感想次第と読者の皆様からの反応を見てから、本編を投稿しようかと思っています。
長くなり申し訳ありませんが、何卒宜しくお願いします。