双月の世界、月の勝者   作:ベイカーズ

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第三話 魔法とは、才能とは

 アルヴィーズの食堂。貴族が利用する食堂としてふさわしい構造と空間を生み出しているそこは、提供する料理もまたゴージャス。出来立てのパンに温かいスープ、飾り付けられた鳥のローストに透き通ったワインがこちらの空腹を過剰に刺激する。テーブル、椅子、グラスなどの調度品までもが一級品で揃えられており、目に見える形で示されたことで貴族と平民の違いを実感させられる。

 ルイズは貴族で自分と才人は平民。それはもうはっきりとしている。さっきも確認した。

 

『偉大なる始祖ブリミルと女王陛下よ。今朝もささやかな糧を我に与えたもうたことを感謝いたします』

 

「ささやかなのはこっちだろうが」

 

「本当にな」

 

 だから自分たちの朝食が硬いパン一つだけというのは仕方のないことだ。そして椅子ではなく床に座らされているのもまた仕方のないことだ。これでもまだ温情があるほうだというのだから泣けてくる。自分たちは召喚されてから今まで何も口にしておらず、そんな状態の中パン一つだけで空腹が満たされるわけがない。朝からこんな豪華な食事にありつけるのかと思った少し前の自分に言いたい。期待するなと。

 

「ルイズ。さすがにこれはいかがなものか。いくら俺たちが平民だからと言いてパン一つはもはや虐待じゃないか?」

 

「そうだ。日本のペットでももっといいもん食ってるぞ。ボイコットすんぞコラ」

 

「私はご主人様であんたたちは使い魔なのよ? 屋根のある場所で食事を恵んでもらえるだけありがたいと思えないの? 恥ずかしいからキャンキャン吠えないで」

 

 自分たちの不平不満が一蹴されるのは自然な流れで。もはや今後の食生活は絶望的だった。

 

「白野。なんでかこのパンしょっぱいよ……」

 

「始祖ブリミルからの糧だ。味わって食べよう……」

 

 豪奢な空気に晒されながら男二人の初めての食事はわずか五口足らずでなくなり、あとはご主人様の食事風景を見上げるだけで終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 学院ということなので当然ルイズたち生徒には授業を受ける義務がある。どんな授業内容なのか知らないが魔法を中心に扱うであろうことは想像に難くない。才能がないといえど魔術師の端くれである自分にはとても興味のある授業だ。

 

 ルイズに伴って石造りの講義室に入ると先に入っていた生徒の全員が振り向いた。そして誰もが小さく笑っている。自分たちがおかしな格好をしているならばまだしも彼らは自分たちを、というよりルイズを見ただけであざ笑っている。

 以前にも見た光景。何が彼らをそうさせるのか。ルイズは性格にほんの少し難はあるが、集団に嘲笑される人柄でもないと思う。ならばルイズが何かしらの失態ないし恥を晒したと思われるが……。

 数多の視線に不快感を覚えながら生徒たちの間を縫うようにルイズの後をついていく。

 

 その際に猫やフクロウ、サラマンダーにバジリスクと多種多様の使い魔が目に映る。されどエネミーでさえも見たことがない生き物もいるわけで疑問に思う。才人も同じ考えなのかルイズに質問していた。

 

「あの目ん玉のお化けなに?」

 

「バグベアー」

 

「あの、蛸人魚はなに?」

 

「スキュアー」

 

 不機嫌を隠すことのないルイズの返答も気にせず才人は尋ね続ける。その会話を聞きながらあることに気づいた。

 

「なぁ才人」

 

「ん?」

 

「俺たちも使い魔ってことはあの異形たちと同じカテゴリーってことだよな」

 

「うわっそれ聞きたくなかった。マジか。俺らあんなのと同類かよ」

 

「私はあんたたち平民なんかじゃなくてもっといいのと契約したかったわよ。カエルとかネズミでもよかったのになんで平民なんかを……」

 

 婉曲にカエルやネズミ以下と言われる自分たち。ルイズは心底そう思っているようだ。

 一つの席に着席したルイズの隣に才人も座る。自分も座る席を探そうと辺りを見渡しているとルイズから睨まれた。

 

「あんたどこ座ってんのよ」

 

「どこって椅子だよ」

 

「あ……。ここでもか」

 

「ここでもってなんだよ? ……ってもしかして」

 

「ここは貴族の席だから使い魔は座るな。そういうことだなルイズ?」

 

「あら察しがいいわね。そのとおりよ。本当なら床に座らせとくんでしょうけど邪魔だから後ろに立ってなさい」

 

 まるで授業中の罰のような命令を下される。だが悲しいかな、養われる身としては逆らうことも許されず、苦言を呈したとしても聞き入れてくれないことは実証済みだ。ここはおとなしく下がっていよう。

 

「んだよ。俺たちには人権すらないのかよ」

 

「貴族と平民の差っていうのは大きな。これから先何をしても平民だからと扱いがどんどん悪くなっていくことも考えられるぞ」

 

「これより悪くなるとか勘弁してくれよ」

 

 才人の嘆息に同意を返す。されど現状を嘆いたところで改善策が降って湧いてくることはなく、ただただ教室内を俯瞰するしかできなかった。

 才人と雑談しながら時間が過ぎるのを待つ。教室内の生徒がおよそ三十人ほどになり席がほぼ埋まったところでふくよかな中年女性が入ってきた。その風貌は紫のローブに同色の烏帽子といかにも魔法使い然としたものだ。

 

「あのおばさんも魔法使いかな?」

 

「おそらくそうだろうな。でも割と呑気そうな人だ。魔法使いだからと言って殺伐としたものじゃないのか。コルベールが特殊なのかあの人が特殊なのか」

 

「コルベール? 誰それ?」

 

「たぶんここの教員。俺たちが召喚されたときにいた長身のハゲだ」

 

「ハゲ……あー、いたような気もしないでもない」

 

 あのとき感じた警戒心はただならぬものだった。眼下にいるこの女性もコルベールと同じく先生でありそれなりの実力を保持しているのだろうが、その脅威性は彼と比べるまでもないと思う。

 

「少なくともコルベールはかなりの修羅場をくぐっているはずだ。才人も周りの人間には注意したほうがいいよ」

 

「なんでそのハゲテールが修羅場くぐってるってわかるんだよ」

 

「そこのお二人は何を話しているのです。授業の妨げですよ。そもそもあなたたちは誰なのですか?」

 

 しまった。少々声が大きくなっていたか。 

 二人そろって叱責されたところで教室中がどっと笑いに包まれる。公衆の面前で叱られた自分たちは羞恥によってうつむいたが、主であるルイズはうつむいているうえ体を痙攣させていた。その理由は羞恥か憤怒か、またはその両方か。とにかくルイズは自分たちのせいで何かに耐えているいるのは間違いない。

 

「ミセス・シュヴルーズ! そこの二人は『ゼロ』のルイズが召喚した『平民』の使い魔です!」

 

「いや召喚したのも怪しい! 召喚魔法(サモン・サーヴァント)ができないからってそこら辺の平民を連れてきたに違いない!」

 

 自分たちに、とりわけルイズに向けられる侮蔑を含んだ声。槍玉にあげられたルイズは上質な陶磁器のようなその手を机に叩きつけ怒りを露わにしている。

 

「違う!! ちゃんと召喚したのにあいつらが来たのよ!!」

 

 ルイズの叫びは誰にも響かず返されるのはクスクスとした笑いだけ。お前は『ゼロ』だと全員がルイズを卑下し、バカにしていた。

 ゼロであるがゆえに同じ生徒から見下されているルイズ。『ゼロ』っていうのはどういう意味だ? 話の流れからして蔑称なのは確かだろうが。

 いや、そんなことよりも今は―――

 

「ここにいる生徒は……」

 

 まさか自分が口を開くと思っていなかったのであろう、教室内の喧々諤々とした様子は鳴りを潜めた。自分を注視するおよそ六十の瞳。驚愕、当惑、無関心。様々な感情がその表情から読みとれる。

 

「ここにいる生徒は全員、貴族だと聞いている。女の子一人を吊し上げ、あしざまに罵ることが貴族のやることなのか」

 

 彼女を守らなくては。

 

 そう思っての発言だった。

 

「彼の言う通りですよ。お友達に対して悪口など言ってはいけません。みんな仲良くやりましょうね」

 

 シュヴルーズの朗らかなその言葉をきっかけに生徒たちはざわめきながらも黒板の方へと向き直った。だがルイズだけは見開かれたその鳶色の瞳を自分に向け続けている。そして目が合ったと思えばすぐに逸らされゆっくりと席へ座った。

 

「あの空気の中でよくあんな皮肉が言えたな。白野って学級委員とかやってたの?」

 

「学級委員はやったことないけど生徒会には所属してたよ」

 

 注意された反省から小声で話しかけてくる才人。月の裏側でレオ会長率いる生徒会の末席に就き、最後には会長職を引き継いだが才人の想像する生徒会とはそのあり方は大きくかけ離れているだろう。

 

「やっぱりな。お前って義務感強そうだけど正義感も強いんだな」

 

「義務感はそうかもしれないけど正義感はどうだろうな」

 

 彼女のことを慮っての正義感ならば口にするのは責める皮肉ではなく、庇う一言であらねばならなかった。あの時点でのアイロニーなどそれこそルイズを白眼視する者たちと同じだ。一番傷ついているのはルイズだとわかっていながら彼女を守らず相手を攻める。彼女を守らなくては、と直情的な義務感には駆られたが、執った方法は内心の真逆。

 結果として場は治まったがそんな矛盾の上に成り立った結末が最善であるはずもなく、一部の生徒の反感を買うことになった。幾人かが自分のことを忌々しげに睨み付けていたのがその証左だ。罠にかかった獣のような苛立ちと憤りがその顔つきからありありと伝わってきた。

 

「まあ白野がどう思ってるかは別としてさ、結局はあいつを守ったんだからそれでいいじゃん。否定的になるなよ」

 

 確かにいつまでも悲観的になるのはよくない。自虐をしても変わらないんだから。起こってしまったことをまっすぐに見つめ、挑む。やることはいつもと同じだ。

 

「そうだね。ありがとう才人」

 

「とりあえずどういたしまして。なんでかわかんねえけど」

 

 そう言う才人の顔はついさっきまでの憂い顔から一変して落ち着いたものだった。なにかしらの考えに思い至ったのだと思われた。

 やることも話すこともなくなり、静まり返った教室の中唯一響くシュヴルーズの授業に耳を傾ける。

 

 火・水・風・土の魔法の四系統。失われた系統の虚無。下からドット・ライン・トライアングル・スクウェアという魔法使い(メイジ)のランク分け。

 粛々と進められる授業の中で気になったのは魔法が現代の科学技術に相当する位置づけにあることだ。

 

 ウィザードである自分に深い造詣はないが、メイガスにとっての魔法とは根源に至るという目的だとラ二から聞いたことがある。対してメイジは生活するための手段のようだ。

 代替不可能な結果。代替可能な道具。そもそもの定義にこれほどの差異があるのだから同じとして考えるのはそれこそ不可能。

 

 貴族が平民に勝っている決定的な点は魔法が使えること。しかしその魔法は代替が可能だ。火で燃やすならマッチを使えばいい。水を扱うなら川から引けばいい。風を吹かせるなら扇げばいい。土から金属を生み出すのなら加工すればいい。

 よってこの世界での魔法がもたらす結果は貴族でしか成しえない奇跡ではなく、平民よりも効率よく得られる成果だと解釈できる。

 その事実に彼らは気づいていないのだろう。

 そして想像できないだろう。今まで格下に見ていた平民がその科学力をもって魔法社会を衰退させ、魔法使い(貴族)の時代を終結させる可能性を。地球という星では魔法の悉くが魔術に格下げされた過去(実例)を。

 

「ではさきほど私がやった錬金を……ミス・ヴァリエール」

 

「? はい」

 

「あなたにやっていただきましょう」

 

 シュヴルーズが投げた一石は教室中をざわめかせるに足る威力を有していたようで、あのルイズでさえその余波によって石像のように固まっている。

 シュヴルーズが行使したのは土系統の魔法である錬金。石ころを輝きある金属へと変える基礎。トライアングルというだけあってただの石を不純物のない金属に変えたその技量に感嘆を禁じ得ない。新時代の錬金術師であるラ二もできるんだろうか。

 

「やめておいたほうがいい!」

「危険だ!」

「考え直してくださいミセス!」

 

 周囲の警告を無視しルイズが立ち上がる。その姿には凛々しさを感じるが他の生徒にしてみれば絶望的に映っているらしく、いたる所でため息がこぼれ顔面を蒼白にしている。

 

「あなたが努力家であることは他の先生方からもうかがっています。さぁ、ミス・ヴァリエール。気にしないでやってごらんなさい。失敗を恐れていては、何もできませんよ?」

 

 隣に並んだルイズに優しく語りかけるシュヴルーズはまさに母親を想起させるものだが周りの様子は落ち着くどころか更に混沌と化す。しまいには机の下に潜り込む始末だ。

 

 緊張を隠せない顔のまま手に持つ杖を振り上げる。その時自分と視線がかち合った。こちらを一瞥した後、視線を横にずらし才人を見る。自分も才人も何も言わない。への字口をしている主をただ見下ろすだけ。

 そして意を決したルイズが呪文を唱え杖を振り下ろす。その結果―――

 

 

 

 石ころが机ごと爆発した。

 

 

 

 阿鼻叫喚。

 そうとしか表現のしようがないほどに教室が荒れる。皆が連れてきた使い魔が爆発に驚き騒ぎ、更なる被害を巻き起こしている様はまさに世界の破滅(ハルマゲドン)。使い魔をなだめようと主たちが奔走するも落ち着く兆しはなく、それどころか使い魔に襲われている者もいる。

 そんな地獄絵図を生み出した元凶であるルイズはというと、

 

「ちょっと失敗したみたいね」

 

 軽い口調とは裏腹に涙を目じりに溜め、身体を震わせながら立ち尽くしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 散らかった机やら椅子やらの片づけを命じられてから数十分が経っただろうか。三人がかりでの分担作業の甲斐もありなんとか教室の体裁を保てるぐらいには修復できた。

 だが、自分が役割指示を出してから三人ともが無言のまま仕事をこなしていき、ここまでで聞いた音といえば備品を立て直す音と息遣いぐらいだ。

 途中才人が何かを言いたげにしていたが結局口を開くこともなくもくもくと作業していた。

 雑用しかも力仕事のため使い魔二人に仕事を命じ、自分は何もしないと思っていたルイズも黙ったまま自主的に作業に加わっている。その表情は無表情でいつもの勝気な顔も今は見受けられず、その姿も爆発の影響ですすけており制服の所々が焦げついている。

 無駄話どころか会話も一切ないままに時間は過ぎていきやっと教室の修繕が終わった。大変な仕事であったにもかかわらず達成感が胸に去来することはなく、疲労感が残っただけだった。

 

「やっと終わったな。それじゃあ早く戻ろう。特にルイズは着替えないといけな―――」

 

「これでわかったでしょ」

 

 自分の提案を遮ってルイズが呟く。

 

「サイトが聞いてきた『ゼロ』の理由。これがそうよ。魔法成功率(ゼロ)。だから私は『ゼロ』のルイズなのよ」

 

 小さく、消え入りいそうな声は震えていて、彼女の独白は自分の耳を静かにつんざいた。

 『ゼロ』と揶揄される彼女はそのあだ名通り、四系統の魔法全ての成功率が0%だった。火も水も風も土も出せない何ら平民と変わらない貴族の少女。

 それがルイズが『ゼロ』と呼ばれる所以だった。

 

 才能とは人と競争する上で最も信頼できる強さだ。もともと備わっている自力の優劣によって競い争う前から結果が見えることも多々ある。才能があることで努力する時間と労力を減らし、才能がない者との間に厚く高い壁を設ける。

 無論、無いよりも有る方が断然いい。しかしながら、それゆえに才能は残酷なのだ。いくら努力しようとも越えられない壁、追いすがれない背。何人もの人間が苦渋と辛酸を舐め、夢と志を諦める。

 

 今目の前で肩を震わせている少女もまた才能がないゆえに自身を嘆き、打ちひしがれている。エリートが集うこの集団の中でただ一人魔法の才を持たない落ちこぼれ。

 

 だがそれでも諦めず足掻き続ければ、悩みながらも進み続ければ、手が届く。

 

 そのことを自分は―――岸波白野(最弱のマスター)は知っている。

 

「ルイズ。確かに君は魔法が使えないことで『ゼロ』と呼ばれている。才能がないせいでみんなからバカにされている」

 

「……」

 

「でも君はそれで終わっていない。負けじと頑張り続けている。それは無駄ではないし、なによりそのあり方はとても美しいものだ」

 

「月並みな慰めは止めなさい」

 

「事実俺もそうだった。才能がなく最弱だった俺は逆境でも抗い続けてなんとか生き残った」

 

「え……?」

 

 今まで沈んでいたルイズの顔から幾ばくかの負の感情が取り払われていく。浮かんでくる期待感、そしてどこか救いを求めるような視線を受け言葉を紡ぐ。

 

「俺と似た境遇にある君に送るとすれば、かつての俺の仲間が言った言葉がある」

 

 

 

 

『凡俗であるのなら数をこなせ。才能が無いのなら自信をつけよ』

 

 

 

 

 かの英雄王が説いた道理は少女にとって意義のあるものだったようだ。

 憑き物が落ちたように、彼女の顔は晴れやかなものとなっている。

 

「あんたの言う通りね。この程度のことでくよくよしてられないわ」

 

「つーかさ、お前って俺たちを召喚したんだろ? だったらまるっきり『ゼロ』ってわけじゃねえだろ」

 

「そ、そうよね。そういえばそうよね」

 

「だから……その、手伝ってやるよ。白野のセリフを借りるんなら、お前が数をこなして自信つけるのをさ」

 

「もちろん俺も手伝うぞ」

 

「サイト……。ハクノ……」

 

 ルイズの瞑った瞼から涙が溢れ出す。

 

「君には俺たちがついている。君は独り(ゼロ)じゃない」

 

 自分の言葉を引き金にルイズはうずくまり赤ん坊のように泣いた。

 流す涙は同じでも、そこに込められた意味は違う。

 支えていこう、このか弱い(マスター)を。

 『ゼロ』と呼ばれなくなるその日まで―――。

 




原作一巻を密林で買いました。ゼロ使ってもうほとんど店舗に並んでないんですね。
 
原作を買う金も悩ましいですが、白野の口調も大いに悩ましいです……。
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